シルバーウィークなので遠藤周作と谷崎精二のゆかりの地を巡ってみた

シルバーウィークなので遠藤周作と谷崎精二のゆかりの地を巡ってみた

うらら

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こんにちは、LIGブログ編集部のうららです。みなさんは、シルバーウィーク楽しんでいますか? せっかくの長期休みなので、せっかくならまとまった時間がとれる日にできることをやりたいですよね。

ということで、私は気になっている小説家の聖地巡りをすることにしました。
受験する大学のために読んだ『沈黙』に感銘を受けて以来、好きな小説家の一人となった遠藤周作氏。今回はGOGO台東区の特別編として、遠藤周作氏の随筆『心のふるさと』に登場する場所と、エドガー・アラン・ポーの訳者である谷崎精二氏のゆかりの地を巡ってみました。

Shūsaku_Endō 遠藤周作(1923年〜1996年)
芥川賞、新潮社文学賞、谷崎潤一郎賞、他にも多くの賞を受賞している、日本の小説家。代表作は『海と毒薬』『沈黙』『侍』『深い河』など。キリスト教を主題にした作品からユーモアまで幅広く執筆し、200冊以上の本を出した。
man 谷崎精二(1890年〜1971年)
エドガー・アラン・ポーの翻訳『ポオ小説全集』をはじめ、小雪家や英文学者としても活躍した人物。早稲田大学の教授でもあった。谷崎潤一郎の弟。

随筆に登場する場所は、LIGのある台東区からもほど近い神保町のスポットです。それでは、シルバーウィーク特別企画として好きな小説家の随筆に登場する地を巡った様子を紹介します(偏っていると思うのですが、暖かく見守っていただければ幸いです)。


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ランボオ(現:ミロンガ・ヌオーバ)

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 「ランボオ」もまた戦後文学を語るのに、なくてはならぬ店である。
 なぜなら、この店は戦後派作家の溜り場所で、武田泰淳、梅崎春生、埴谷雄高、佐々木基一のような戦後派の代表作家や評論家がいつも集まって文学論を闘わしていたからである。(中略)学生だった私はこれら華々しい群れを店の一隅から見ては、憧れと野心で胸いっぱいにした。いつか自分のあのような小説家の一人になりたいと思ったのである。

引用元:『心のふるさと』遠藤周作

まず始めに訪れたのは、遠藤周作氏が当初憧れていて、のちに足繁く通っていた「ランボオ」という喫茶店・酒場。
昭和28(1953)年に開店してから50年以上も変わらずに営業しており、現在では「ミロンガ・ヌオーバ」という名称に変わっています。昔、文豪らが飲んでいたお酒は今では発売されていなかったので、かわりにお店特製だという珈琲酒を頼んでみました。

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珈琲とアルコールの香りが上品でした。普段飲む珈琲と同じように、ミルクや砂糖を入れて飲むこともできます。

営業時間 平日:10:30~22:30、土・日・祝:11:30~19:00
アクセス 東京都千代田区神田神保町1-3
神保町駅・A7出口より徒歩2分

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