半袖半パン便所サンダルでリクルーティングを行っていた意味
7月・8月にリクルーターとして面接に臨む際の姿は、恥ずかしながら半袖半パンに便所サンダルでした。特に小汚い格好をしようと思っていたわけではなく、「飾らずに普段の自分を見てもらおう」という意図によるものです。(つまり、いつも基本的に半袖半パン便所サンダルなんです……)
その格好を見て「なんだ、この面接官は……!」と思われたら、おそらく企業カラーがマッチしないのでしょう。逆に「自由でいいなー」とか「色々な人がいるなー」と思ってもらえたら企業カラーに合うだろうと判断しています。弊社には、昔から大事にしてきた「多様性を許容する」という文化がカラーとして存在しているからです。
相手がスキルの高い有望な人材だったとしても、半袖半パン便所サンダルで面接に臨みます。それで弊社に来てもらえなくなったとしても全然かまいません。リクルーターの目的は、マッチングを見極めることにあるわけですから。お互いが不幸にならないようにするためならば、どんなことでもやっていきます。
マニュアルに頼らず、自然体の姿を見せてほしい
もちろん、最低限のマナーや礼儀などは必要になりますが、面接合格マニュアルといった類のものは無視してしまって問題ありません。
ぜひ、自然体で面接に臨み、思っていることをそのまま伝えることを重視していただきたいです。それで行きたかった企業に入れなかったとしても、「相性が合わなかっただけ」と考えて、次に進みましょう。
ただ、自然体を見せるということと、何も考えずに行くということは同じではありません。たとえば、あなたが「話すことが苦手」だとしたら、面接でそのまま「苦手です」と伝えることもいいでしょう。しかしながら、話すことが苦手だからこそ面接当日にしっかりと話せるように一生懸命に練習するという姿勢は、大切にしなければなりません。
わたしたちもリクルーターとして、どうしても来てもらいたい人がいて、その人の心が揺れているときなどは、飲みの席や面談の機会を設けます。わたしたちの企業で働くことがその人にとっても、自分たちにとっても幸せなことだと信じているからです。
ただ、その際にもお互いがお互いの姿を誇張したりはせず、飾らないスタイルでマッチングを見極めていくことができたら本望です。そして、そのような採用活動が世の中に溢れてくれたらとも思っています。
もし、この記事を「就活の面接で絶対に聞いてはいけないNGワード」を知るために開いたという方がおられましたら、そんな情報を探すのはもうやめて、自然体の姿を堂々と表現していっていただけたら嬉しいです。