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2015.09.09

「脱いだら家族になれた」写真家ヨシダナギがアフリカの裸族を撮り続ける理由

ナッツ

こんにちは、ナッツです。

突然ですが、あなたは「今日も生き抜いた」という感覚を持って普段生活をされていますか? 恐らく、日本においてはそういう状況下に身を置くこと自体が難しいかもしれません。

そんな日本を飛び出し、アフリカという地へ飛び込んだひとりの女性がいます。
裸族を撮影するために自ら服を脱いだことで注目を集める写真家、ヨシダナギさん。

 

ヨシダナギ

 

通訳でさえ理解できないローカル言語が飛び交い、色が白いというだけで受け入れてもらえない、それでもアフリカの少数民族の写真を彼女は撮影し続けます。なぜ彼女はアフリカに惹かれたのか。そしてなぜ彼女は裸族の写真を撮り続けるのか。

ヨシダナギさんが見てきた世界、ぜひ本インタビューを通じてご覧ください。

 

ヨシダナギ ヨシダナギ
1986年生まれのフォトグラファー。
独学で写真を学び、2009年より単身でアフリカに渡り、幼少期からの憧れであった彼らの写真を撮りはじめる。アフリカの裸族と共に裸になったことが注目を集め、またその奔放な生き方と写真が評価され、多数メディアで紹介。
▼10月3日にトークショー開催
http://peatix.com/event/113035
▼LIGのECサイト「LIG LIKE」でナギさんの作品を購入できます
http://ec-liginc.com/

 

「泥の上に洗濯物を干す」日本とは考え方がまったく違う

アフリカで裸族を撮り続ける写真家ヨシダナギさん

— なぜアフリカに興味を持つようになったのですか?

保育園のときにテレビでマサイ族を見て、素直に「かっこいい」と思ったのが原体験です。それから、いつか肌の色も選べるものだとずっと思い続けていて。小さいころの夢は「アフリカ人になること」でした。だけど親に「あなたは日本人だから彼らみたいにはなれない」と言われて本当にショックを受けましたね。

— 初めてアフリカへ行くことになったキッカケは何でしたか?

中学のときに勉強を諦めちゃって、ずっと引きこもりをしてたんです。家でひたすらインターネットを見るような生活をしていて(笑)
そしてイラストレーターとかも目指したのですが限界を感じて、発展途上国を旅しようと。日本にいるよりも刺激的だし世界観も変わると思っていたから。日本にいて驚くことがないんですよね、喜怒哀楽がない。もうちょっと驚きたいなって。それで途上国をまわっている中で「お金はかかるけど、次はアフリカに行くしかない」と思って、23歳のときに初めてアフリカに行きました。

実際にアフリカへ行ってみてどうでしたか?

考え方の違いには驚かされましたね。たとえば、アフリカの人たちって綺麗好きが多いなって。
洗濯とかも毎日一生懸命にするんですけど、汚い川の水で洗うし、泥の上に衣類を干すんですよね。その矛盾というか、「これ、洗う意味あるのかな」と思ったりして、日本人とまったく考え方が違うなと。

— 他に驚いたことはどういったことですか?

これはなかなかないんですけど、ホテルに泊まったときにゴキブリが140匹くらいいたりとか(笑)
あと川で体を洗ったりしていたら、バクテリアに感染しちゃって。体中にフジツボみたいなのができて、痛みと高熱で動けなくなっちゃいました。
でも、それくらいじゃないとアフリカに行った気がしない。「今日も生き抜いたな」って思えるんですよね(笑)
日本にいたらそんなこと思わないじゃないですか。アフリカで今日はこんな生きる術を学んだ、というのが嬉しいですね。