反省と振り返り
この度、アイキャッチ制作業務を新米デザイナーのんちゃんに引き継ぐことになったので、その反省と振り返りを少しだけ。
気をつけたこと
僕は元々大のLIGファンで、本当に本当に昔のアイキャッチもなくてテキストも100字程度しかない記事まで遡って見返すくらいにはLIGが好きです。それもあって、これまでのLIGブログを築いてきた社員や外部ライター、ファンの方々には本当に尊敬の念を抱いています。
昔から地道に作り上げられてきたLIGらしさを損なわず、より洗練されたクリエイティブにすること。
LIGブログに対する内部からの目、同業からの目、読者からの目や実際の声、過去の記事やSNS投稿、果ては社長や社員が個人的にやってるブログなどからヒントを拾い、「LIGらしさ」を作り上げることに一番の注意を払ってきました。
もう一つは社員のブランディングです。
これは今でも研究中ですし、正解がわからず外部ライターや社員の方々には大変不快な思いをさせてしまったこともあります。自分が時間をかけて書き上げた記事のアイキャッチがイメージとズレてたりイケてなかったらそりゃあ嫌ですよね。
社員数も増えてきて、より難しくなってきましたが、上記にあげた方法でヒントを集めていくことで、社員をもっと知っていかなければならないと考えています。
大変だったこと
やはり、時間との兼ね合いです。
よく「時間をかければ誰だっていいモノを作れる」と言いますが、逆に能力がない内は時間をかけないといいモノは作れないとも思います(時間をかけたからっていいモノが絶対作れるわけではありません)。
「アイキャッチ制作にかけていい時間は2時間」という教えを破って、コソコソと時間をかけて1つのアイキャッチを作り、まだまだ浅い考えしかできていないであろう自分でも、深いところまで考えて作ったときは1つのアイキャッチを作るのに最低2時間はかかってました。
時間がかかっても、1つのアイキャッチ制作からなにか糸口を見つけたり思考のフローを体に覚え込ませることによって、少しずつですが時間の短縮が可能になりました。
改善したこと
まだまだ経験の浅い僕ですが、それでも制作を続けるにつれて制作時間が短くなってきました。時間を短縮できたことによって少しですが余裕ができます。その余った時間を使い、過去に作成したアイキャッチと僕が入社する以前のアイキャッチの見直しをおこないました。
今見ると「これ何も考えられてないやん」と突っ込みたくなるようなデザインが多々あり、その記事をもう一度読み直してリデザインするという地道なことをやってました。
アイキャッチ制作から得られたもの
2年間のアイキャッチ制作業務から得られたことを振り返りのためにも書き起こしておこうと思います。
Photoshop技術
一番身についたのはPhotoshopの技術力じゃないかと思います。
これは前任者の王さんがPhotoshopマスターだったこともあり、彼の過去制作物のPSDをいじりまくったり、無茶振りに応えるためにPhotoshopの機能を駆使しまくったりしたおかげかなと思います。(いつかPhotoshopの機能&実例技術本を書きたいです)
個人ブランディングの重要性に気づいた
入社当初は「ブランディング」という言葉をあまりわかっていませんでしたが、個人としてブランディングをやることの重要性を学ぶことができました。
LIGには個人をメディアとして考えブランディングしている人が多数います。
そこから仕事につなげる人もいれば、やりたいことをやれる環境作りを可能にしたり、LIGというブランドの中に個人としてのブランドを構築し、より自分の生活を豊かにしていく人もいます。LIGの理念でもある「Life is Good」を自分で生み出し、周りにも影響を与える、そんな場面を多々見てきました。
客観視することの重要性に気づいた
僕自身、内部外部へのアンテナは張ってる方でLIG関連のエゴサもめちゃくちゃやります、ほぼ毎日やります。そんなことばかりやってると、否定的な意見が出てくることも多かったりもします。
しかしそれは本当にありがたいことで、自分では気付けなかった、自分に足りない部分を埋めていくための今後の指標にすることができるということを学びました。
自分自身が作ったもので「これはいいだろう」と自信満々に作れたものは正直1つとしてなくて、逆に他人の作る制作物にはすぐ尊敬の念を抱いてしまい、劣等感ばかりが溢れてしまいます。
ただこれも自分自身の制作物を客観視し分析をおこない、他人の制作物にも同じような考え方で見ることができれば、すべて自分へのプラスの要因として働くのではないかと思いました。
まとめ
「アイキャッチってなんだろう?」と思ってから2年が経ちました。
どんな記事なのかパッと見でわかればいいんじゃないのかな、とも思っていましたが、アイキャッチ制作を経験し、まわりの方々からアドバイスをいただくことで、アイキャッチに対する考え方に幅広さを持つことができました。
今後もLIGブログの監修としてデザインに携わったり、1ファンとしてLIGブログを楽しみつつ、アイキャッチのクオリティに日々疑問をふっかけていければと思います。ダラダラと5000字ほど書き連ねてきましたが、ただの1デザイナーの拙い文章をここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
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