WordPress SEO by YoastプラグインでSEO対策をしよう〜基本機能編〜

WordPress SEO by YoastプラグインでSEO対策をしよう〜基本機能編〜

段田

段田

あけましておめでとうございます。
年末年始はネイマールのCMがうざったいと思っていた段田です。ブーシャシャブシャシャ

今回は、「WordPress SEO by Yoast」プラグインにスポットを当てたいなと思います。以前、WordBench東京でLIGで使用しているWordPressプラグインを発表した際にも紹介していますね!

「WordPress SEO by Yoast」について

yoast

「WordPress SEO by Yoast」は、多機能で、さまざまな設定を細かく簡単にできるWordPressプラグインです。画面上の設定以外にフィルターも用意されていて、カスタマイズもできるし、とても便利です。

あと作者のイラストがめっちゃ全面に出てきます。

インストール

  1. WordPress公式サイトのプラグインページからダウンロードしたら、ファイルを解凍し、pluginフォルダに設置する。
  2. 管理画面のプラグインページから「WordPress SEO」を有効化にする。

または、管理画面プラグインページの新規追加より「WordPress SEO」で検索すると「WordPress SEO by Yoast」が出てくるので、「いますぐインストール」ボタンをクリックしてインストールする方法もあります。

各画面に追加された設定項目

インストール完了すると管理画面内の投稿画面、カテゴリー(分類)設定画面、ユーザープロフィール画面にSEO設定項目が追加されます。それぞれ見ていきましょう。

投稿画面

seo12

投稿画面、記事エリア下に設定項目が追加されています。(赤枠部分)
seo1

タイトル、ディスクリプションの設定。
seo2

robotsタグ、OGPの設定。
seo3

TwitterCardの設定。
加えて、リダイレクト設定もできるんですよ。素晴らしい。

カテゴリー(分類)設定画面

category

カテゴリー(分類)一覧ページにおける、「タイトル」「ディスクリプション」「robotsタグ」の設定ができます。

ユーザープロフィール画面

user

作者一覧ページにおける、「タイトル」「ディスクリプション」「XMLサイトマップへの出力有無」の設定ができます。

基本機能

それでは機能の説明に移りたいと思います。
プラグインインストール後、管理画面メニューに「SEO」メニューとサブメニューが追加されます。今回は、このサブメニュー毎に紹介させていただければと思います。

基本機能の説明、目次

  1. ダッシュボード
  2. タイトル&メタ
  3. ソーシャル
  4. XML サイトマップ
  5. パーマリンク
  6. 内部リンク
  7. RSS
  8. インポート&エクスポート
  9. Edit Files
  10. Extensions

1. ダッシュボード

dash

  • トラッキング

プラグイン側でプラグイン開発に必要なデータをトラッキングさせるかどうか、チェックボックスで設定できます。

  • セキュリティー

SEO設定の設定の一部を管理者権限以外設定できないようにするかどうか、チェックボックスで設定できます。

  • ウェブマスターツール

その名の通り、ウェブマスターツールの設定タグを挿入することができます。有名なGoogleウェブマスターツールの他、Bingなども用意されています。

2. タイトル&メタ

titlemeta

一般的な設定

  • タイトルを強制的に書き換える

ページのタイトルの書き換えを強制する必要があるかどうかをプラグイン側で自動検出します。
チェックボックスで設定できますが、デフォルトではチェックは外れています。

  • タイトルセパレーター

後述するセパレータータグを利用した際に何を表示させるか設定できます。

  • アーカイブのサブページを noindex にする

設定を有効にすることで、一覧ページの2ページ目以降でメタタグのrobotsタグに対してnoindexを自動挿入してくれます。

  • メタキーワード(meta keyword)タグを使用しますか?

このプラグインはデフォルトではメタタグキーワード設定はできないようになっています。利用する際はこちらで有効にする必要があります。
Googleはメタキーワード自体は重要視していないそうで、「私にはなぜメタキーワードを使用したいのか知りませんが、使用したいなら、このチェックボックスをオンにしてください。」とあります。

  • サイト全体に noodp meta robots タグや、noydir meta robots タグを追加します。

設定を有効にすることで、メタタグのrobotsタグに対してnoodp、noydirを自動挿入してくれます。Dmoz、ヤフーカテゴリーへの説明文引用を拒否できます。(でもヤフーカテゴリーの説明文ってもう使われてないですよね・・・?)

  • head をクリーンアップ

WordPressではheadタグ内に自動で出力されるタグがあるのですが、それが不要な場合ここで非表示に設定することができます。

ホーム

home

ホーム(TOP)ページのタイトルタグとディスクリプションタグの文言を設定できます。

投稿タイプ

post

投稿記事ページ、カスタム投稿タイプ記事ページ、固定ページ、メディアのタイトルタグとディスクリプションタグの文言を設定できます。

分類

tax

カテゴリー一覧ページ、タグ一覧ページ、カスタム分類一覧ページのタイトルタグとディスクリプションタグの文言を設定できます。

その他

sonota

404ページや検索結果ページ、作者一覧ページ、日付一覧ページのタイトルタグとディスクリプションタグの文言を設定できます。
タイトルとディスクリプションは、プラグインで用意されている専用タグでサイト名などを出力することができます。

下記に、プラグインヘルプに記載されているタグ情報を一部記載します。

%%date%% 投稿/ページの日時に置き換えられます
%%title%% 投稿/ページのタイトルに置き換えられます
%%parent_title%% 固定ページに親ページが有る場合、親ページのタイトルに置き換えられます
%%sitename%% サイト名に置き換えられます
%%sitedesc%% サイト説明文(キャッチフレーズ)に置き換えられます
%%excerpt%% 投稿/ページの抜粋(または存在しない場合は、自動生成されます)に置き換えられます
%%excerpt_only%% 投稿/ページの抜粋(自動生成はしません)に置き換えられます
%%tag%% 現在のタグに置き換えられます
%%category%% (カンマで区切られた)投稿のカテゴリーに置き換えられます
%%category_description%% カテゴリー説明文に置き換えられます
%%tag_description%% タグ説明文に置き換えられます
%%term_description%% ターム説明文に置き換えられます
%%term_title%% ターム名に置き換えられます
%%searchphrase%% 現在の検索語に置き換えられます
%%sep%% タイトルセパレーターに置き換えれます。先ほど紹介した設定箇所で文字は制御できます。
%%pt_single%% 投稿タイプのシングルラベルに置き換えられます
%%pt_plural%% 投稿タイプの複数ラベルに置き換えられます
%%modified%% 投稿/ページの更新時刻に置き換えられます
%%id%% 投稿/ページの ID に置き換えられます
%%name%% 投稿/ページの作成者の ニックネーム に置き換えられます
%%user_description%% 作成者の紹介文に置き換えられます
%%userid%% 投稿/ページの作成者のユーザー ID に置き換えられます
%%currenttime%% 現在の時間に置き換えられます
%%currentdate%% 現在の日付に置き換えられます
%%currentday%% 現在の日で置き換えられます
%%currentmonth%% 現在の月に置き換えられます
%%currentyear%% 現在の年に置き換えられます
%%page%% ページ番号に置き換えられます
%%pagetotal%% 現在のページ数合計に置き換えられます
%%pagenumber%% 現在のページナンバーに置き換えられます
%%caption%% 添付ファイルのキャプション
%%focuskw%% 現在の投稿フォーカスのキーワードに置き換えられます
%%cf_custom-field-name%% 現在の投稿カスタムフィールド値に置き換えられます。
custom-field-nameはカスタムフィールド名で設定してください。
%%ct_custom-tax-name%% カンマで区切られた投稿のカスタム分類に置き換えられます。
custom-tax-nameはカスタム分類名で設定してください。

3. ソーシャル

Facebook、Twitter、Google+の専用メタタグを設定できます。

Facebook

facebook

  • Add Open Graph meta data

OGPメタタグの出力をするか設定できます。

  • Facebook インサイトと管理

管理者のFacebookアカウントを登録することで、fb:adminsタグを追加することができます。追加ボタンを押すことでそのWebブラウザでログインしているFacebookアカウントが管理者として登録されます。

  • Facebook Page URL

FacebookページのURLを設定できます。

  • フロントページ設定

ホーム(TOP)ページのタイトルやOGP画像、説明文を設定できます。

  • デフォルト設定

シェアされている投稿/ページに画像が含まれていない場合の、表示するOGP画像を設定できます。

Twitter

twitter

  • Twitter card のメタデータを追加

TwitterCard用のメタタグの出力をするか設定できます。

  • サイトのTwitterユーザー名

メタタグに出力させたいTwitterユーザー名を設定します。

  • The default card type to use

カードの種別をSummaryかSummary Card with Large Imageから選択することができます。

Google+

google

  • Add Google+ specific post meta data

Google+メタタグの出力をするか設定できます。

  • Google Publisher Page

Google+ページURLを設定できます。

4. XML サイトマップ

sitemap

XML形式のサイトマップを出力することができ、こちらではその設定ができます。機能として最初から有効になっています。

  • Disable author/user sitemap

作者一覧ページの出力を停止する設定です。

  • Yahoo!やAsk.comにPingを通知

指定検索エンジンにPingを通知するか設定できます。

  • 投稿タイプを除外

サイトマップに含めたくない投稿タイプを設定できます。

  • 分類を除外

サイトマップに含めたくないカテゴリー・分類を設定できます。

  • ページあたりのエントリー

サイトマップに出力させる最大エントリー数を設定できます。

5. パーマリンク

permlink

  • カテゴリーのURLからカテゴリーベース(通常の /category/ )を取り除く

WordPressではカテゴリ一覧ページのURLにcategoryが含まれるのですが、それを除去してくれる設定です。

  • すべてのカテゴリーとタグのURLの末尾に、強制的にスラッシュを追加する

URLの最後にスラッシュを追加する設定ができます。(使う場面は限られてくるのではないでしょうか。)

  • Remove Stopwords From Slug

URLにスラッグが含まれる場合、不要な箇所を取り除いてくれるそうです。(長ったらしいスラッグとかですかね。)

  • 添付ファイルのURLを、親投稿のURLへリダイレクトします。

添付ファイルのURLにアクセスした際、添付ファイルのある投稿ページのURLへリダイレクトさせます。

  • ?replytocom変数を削除する

GETパラメーターでreplytocomが含まれる場合は除去し、コメント用アンカーリンクに置き換えます。

  • ごちゃごちゃしているURLを、きれいなパーマリンクへとリダイレクトします。

現在は説明文に「この機能は今現在メンテナンスしていますが、いくつかのプラグインを中断させることがわかっており、このプラグインをインストールした後、問題が発生したときに無効にするべき最初の機能であることを気に留めておいてください。」と記載されているので、そっとしておくべきかもしれません(笑)

  • カノニカル設定

カノニカルタグのURLを、http/https固定に設定することができます。

6. 内部リンク

pankuzu

こちらは現在パンくずリストの設定ができるようになっています。

<?php if ( function_exists('yoast_breadcrumb') ) {
yoast_breadcrumb('<p id="breadcrumbs">','</p>');
} ?>

上記PHPコードをテンプレートファイルに書き込むことで、設定した内容でのパンくずリストを表示してくれます。

パンくずリストの設定

設定できる内容は下記になります。

  • パンくずリストを有効にする
  • パンくずリストの間の区切り
  • ホームページ用のアンカーテキスト
  • パンくずリストのパスの接頭辞
  • アーカイブのパンくずリストの接頭辞
  • 検索ページのパンくずリストの接頭辞
  • 404ページのパンくずリスト
  • パンくずリストに表示するための分類

7. RSS

rss

RSS項目では、RSSフィードの上部と下部に文言とリンクを挿入できます。
がっつりRSSをいじれるわけではないので、簡易的な機能と見ていいかと。

8. インポート&エクスポート

import

その名の通り、設定した内容のデータのエクスポートとインポートができます。
こちらはAll-in-One SEOプラグインなど、競合プラグインのデータも取り込むことが可能です。

9. Bulk Editor

bulk

プラグインが用意した各記事のタイトルとディスクリプションの一覧表示および編集ができるエディターです。

10. Edit Files

editfiles

この設定項目では.htaccessとRobots.txtの編集が可能です。便利ですねー。

11. Extensions

extensions

拡張機能、プレミアムサポートの案内ページです。まあ、興味ある方向ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?
他のSEOプラグインに比べ多機能ですよね。

多機能すぎて記事書くの正月から心折れそうでしたよ。今も相棒再放送見ながら書いてますよ。赤いカナリアの話面白いなあ。内山理名かわいい。

次回は、WordPress SEO by Yoastプラグインで用意しているAPIを紹介できればと思います。こちらも覚えておくと複雑な条件での設定もできるようになるので便利です。

それでは、また次回!
ではではー。

 

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