Web事業部LP
Web事業部LP
2015.07.03
第5回
新人ディレクター向け講座

Web制作における要件定義で心がける5つのポイント

なかみー

3. ベンチマークの準備

なにかを作ろうとしたとき、類似サービスや競合が存在している場合も多いと思います。ですから、要件定義のときにベンチマークするサイトやサービスを出してあげましょう。
その際、下記のようなことを下調べしておけば、より話も進みやすいと思います。

  • 成長プロセス(PVや会員数などの推移やそのきっかけ)
  • 実装されている機能
  • ユーザのレビュー
  • 金額や価格帯
  • 強み・弱み
  • 今後の成長予測

これらを準備しておくと自ずと指標もできるので、良い機能はより改善できたり、同じ轍を踏まずに済んだりもします。

4. システム化することが最善なのかどうか

必ずしもすべてのものが、システム化される必要はありません。システム化=効率化と言い換えることが多いように、システム化するのであればそこには絶対的な意義が必要となります。
全ての工程でシステム化を望む方もいらっしゃると思いますし、僕らはWebサービス・システム開発をすることでお仕事がもらえるので、多くのものをシステム化することに問題はないように見えます。
しかし、ユーザの立場から見たときに有用な機能になるとは限りませんし、配送や物流など最終的には人の手を介する必要性も出てきます。ですから、なにかをシステム化する要件が出てきそうになったら、費用対効果の評価軸で考えるようにしましょう。

つまり、“その機能を実装することで、どのくらいコストが下がるのか”ということ。
この軸が最もシンプルで確実です。

膨大なお金と時間を使って機能を実装しても、運用が複雑になってしまったら全く意味がありません。投資に対しての費用対効果を、仮に予測でもクライアントに提示することで、その機能がシステム化するべきかどうかがわかります。
ときには運用でカバーした方がコストは低く済み、正確性も担保できる場合があります。メリット・デメリットを考えることに近いですが、きちっと定義することが大切です。

5. 納期の意識付け

要件定義が進むに連れ、システムの全容が見えてきます。
すると、「あ、これは間に合わない」といった状況に陥ることもありかと思います。こうなってしまうと、クライアントもクリエイターもお互い不幸になってしまいますよね。
気づくのが納期に近ければ近いほど、クライアント側も社内調整が進んでしまって引き下がれない場合があります。そうならないために、リリース日や納期を常に意識しましょう。
新たな仕様・要求・問題点・課題が出たときに、間に合うのかどうかをその都度で判断できる状況にしておくのが重要です。

仕様が決まっていく過程において、「今の状況であれば◯◯日にリリースで問題ないです」と一言を伝えてるだけで、お互いに納期の意識がグッと高まると思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
要件定義という工程の中では、なかなかシステム・サービスの仕様が決まらずに長期化してしまうことも少なくありません。しかし、プロである僕らがいくつかの指標や判断軸を提示してあげることによって、それらはより早く確実なものとなっていきます。
制作工程の中で非常に大事なポイントなので、うまくコントロールして良い物を作りあげましょう!

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