Pooleリーダーの鮫島です。
競合、丸裸にしてますか?(ライバル視しているサイトの、アクセス数やどこからトラフィックがあるのか、どういったキーワードを選定しどのくらいの検索数があるのかなど、SEO周りの対策を分析していますか?)
私は、主に提案資料を作成するときや、サイト設計をするときなどにします。
そういうときは、競合分析ツールを使うと効率的に情報を取得することができます。
というわけで、今回は私が普段使用している競合分析ツールを厳選して7ツールご紹介します。
無料で使える! 競合サイトを分析できる7つのツール
1. Dockpit(ドックピット)
https://www.valuesccg.com/dockpit/
最近、認知度が高まりつつある競合分析ツールです。
機能の一部が無料で使えるのがかなり助かりますね。
無料登録で取得できる指標はざっと下記の通り。
- 自社サイトと競合サイトのアクセス数・ユニークユーザー数
- 新規ユーザー率・セッション数・PV数・直帰率・平均滞在時間
- 訪問者の属性(性別・年齢・居住地・職業・家庭状況・年収ほか)
- 流入キーワードと流入経路分析
- 流入元となったWebサイトのランキング
- 人気コンテンツ
- 自社サイトと競合サイトの併用率
Dockpitの特徴は、訪問ユーザーの性別、年齢、エリアなどもグラフィック情報で取得できる点にあります。この情報は、モニター登録に同意した国内の約250万人のネット上での行動データを元に算出されているもの。
最大5サイトの結果を一括表示できるようです。競合サイト調査以外にも、検索キーワード分析や業界単位のサイト分析機能もあります。
無料で利用できる体験版でもかなり細かく調査できますので、試してみてはいかがでしょうか。
実際にどんなふうに使えるかについては、『Dockpit(旧名eMark+)』を使ってみた記事をご覧ください。機能の一部は無料で利用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
2. SimilarWeb(シミラーウェブ)
知る人ぞ知る、競合丸裸分析ツールですね。
私もこのツールを使って競合の全体像を把握することがあります。
有料化するとデータをCSVでダウンロードできたり、より詳細な情報を取得することができます。
主に分析できる項目としてはこんな感じです。
- アクセス数/平均滞在時間/平均ページビュー数/直帰率
- トラフィック(流入経路)
- 閲覧国
- 参照サイト分析
- 検索キーワードと検索エンジンの割合
- ソーシャル流入の割合
- 類似サイト
- サイトランク
競合分析に必要な概要がある程度把握できます。
もちろん正確な情報かと言われれば多少の誤差はあると思いますので、あくまで参考程度に見たほうが良いでしょう。
ちなみに、どのような手法でデータを集めているかと言うと、世界中にいるSimilarWebのモニターがいて、そのモニターからの調査データを分析しているとのこと。
私たちは1000を超える様々な情報源を持っており、それによってデータの質を比較・評価することで、データに基づいた正確な判断を可能にしました。私たちは、業界随一の制御装置によって得られたクリックストリームデータと、月間10億ページを分析するクローラーによって得られた情報を統合し、Web上のユーザーの軌跡を得ます。
引用元:私たちのデータについて|SimilarWeb PRO
3. MORE SITE LIKE
URLを入力するだけで、似たようなサイトを教えてくれるツール。
競合サイトを探すときなどに役立ちそうです。ただし、精度は検索するサイトによってかなり差があるので、参考程度にしましょう。
4. SEOチェキ
競合サイトのURLを入力するだけで、以下のSEO情報を取得することができます。
- title/meta description/meta keywords/h1タグ
- 内部リンク数/外部リンク数
- 最終更新日時/ファイルサイズ/読込時間
- Googleページランク/Alexaランキング
- Google/Yahoo!の被リンク数/インデックス数
- 利用ホスト/ドメインの登録年月日
- ソーシャルサービス系のシェア数(Twitter/Facebook/Google+/はてブ)
- キーワード検索順位チェック
- キーワード出現頻度チェック
競合がどんな設定をしてSEOをしているのかがわかるので、見ているだけで興奮してきます。(*´Д`)ハァハァ
5. Googleキーワードプランナー
http://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner/
競合調査ツールではないのですが、ご存知キーワードプランナーを使えば、競合サイトで検索されているキーワードの抽出ができます。
やり方は簡単で、「ランディングページ」という入力項目に競合サイトのURLを入力するだけです。キーワード設計をするときに、競合はどんな設計をしているのかが推測できるので、ぜひご活用ください。
6. Page Speed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
検索順位を上げるには、Webサイトの表示スピードも大事な要素になってきます。
このツールを使えば、サイトの表示スピードがわかるので、競合サイトとの比較に使用できます。
何より素晴らしいのが、「なぜこのスピードなのか」「どのようにしたら解決できるのか」などの改善案も明確に提示されるので、すぐにでもスピードアップの施策をたてられるところです。
7. Wayback Machine
URLを入力すると、過去のサイトデザインが時系列で選べ、閲覧できます。
画像切れなどがあるので完璧な状態ではありませんが、どのようなデザインリニューアルをしてきたのかと、いつからサイトが存在しているのかなどの調査ができます。
ちょっとした小技をご紹介
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「site:http://◯◯◯(任意のURL)」を入力してみてください。
すると、インデックスされているページのみが検索結果にでてきます!
つまり、サイトのインデックスページ数や、サイト内で検索が強いページがわかるのです。また、検索結果の表示も確認できるので、タイトルの調整/改善ができるわけです。知っておくと便利です。
相手を知る前にまずは己を知れ
いや、なんか言いたかっただけなんですけど、要するに隣の芝生は青く見えるというか・・・。
よそはよそ! うちはうち! みたいなことだと思っています(´・ω・`)
もちろん提案資料でデータが必要な場合は必須の作業ですが、サイト設計を考えるとき、まずは自分で考えてみて、アイデアに困ったらうまく競合調査を利用すればいいと思っています。
なんでもかんでも競合の真似をするというよりは、Don’t think.Feel!(考えるな、感じろ)ですよ。
なんか疲れてきたみたいです。今日はここまで!
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