エンジニア採用セミナー
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2020.04.05
第25回
比較してみた

LINEの類似サービスはどれ?世界のインスタントメッセンジャーアプリ比較まとめ

えいち

こんにちは! 旅をしているとき以外はインドア派のライター、えいちです。皆さま、休日はどのように過ごしていますか?

私は1人で本を読んだり映画を見たりマレー語を勉強したりしながら、休みを満喫する友だちに「Facebookでいいね!を押す」「LINEでスタンプを送る」を繰り返しています。ソーシャルネットワークの発達を実感するこのごろです、はい。

さて、先日ですが、以下のような調査を見かけました。

LINEの利用率は、全年代で82.3%(前回調査75.8%)。利用率が8割を超え、引き続き最も利用率が高い。
引用:平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

ちなみに20代の利用は98.1%にもなるそうです。こちらは総務省調査の結果だそうですが、98.1%という数字には圧倒されますね。

LINEをはじめとするメッセンジャーアプリに関するニュースは過去にもいろいろとあって、

  • LINEよりも世界シェアが大きいメッセンジャーアプリ「WhatsApp」をFacebook社が190億ドル(およそ1.9兆円)で買収
  • 楽天がヨーロッパ、中東・アジア・中南米などに約3億人のユーザを持つViberを買収

などが話題になりました。ということで、今回は海外で利用されている主要インスタントメッセンジャーアプリをご紹介します。

※ この記事は、2014年5月8日公開の記事を最新の状況を踏まえて再編集したものです。



LINEだけじゃない! 世界のインスタントメッセンジャーアプリ比較まとめ

LINE

LINEhttp://line.me/ja/

日本の皆さまはもちろんご存知でしょう。繰り返しますが、日本の20代の98.1%が「LINE」を使用しています。台湾、タイ、インドネシアを合わせると、1億6,400万人の月間アクティブユーザーを有します。

ただし、これらの地域には後述する「WhatsApp」を使う人も多いので、シェアを二分しているといったところでしょうか。

私個人は、LINEアプリをMac PCに入れて利用しています。PCだと過去のやりとりが一定範囲までしか見られなかったりしますが、軽いアプリなので複数人分のチャットを一気に進めるときなどは便利です。

ちなみに、英語圏には日本ほどのシェアがないLINEは、とある英語記事のなかで、”which is huge in Japan, and capitalizes on insanely cute stickers”(「日本で非常にシェアが大きく、正気とは思えないほど可愛いステッカーによって収入を得ている」)と紹介されていました。笑

こういう機会があると、日本を客観視できるのでいいですよね。

WhatsApp(ワッツアップ)

WhatsApp(ワッツアップ)http://www.whatsapp.com/?l=ja

こちらも冒頭でちょっと言及した「WhatsApp」。英語の”What’s up?”(調子どう?)という挨拶と、Application(アプリケーション)をかけたネーミングです。2014年に買収されFacebookの傘下となりました。

全世界のユーザー数が20億万人に達する世界最大のメッセンジャーアプリ。最大マーケットはインドで、約4億人が利用しています。情報は古いですが、2013年の統計では、ラテンアメリカを含めたスペイン語圏で90%以上の圧倒的な支持があることがわかっています。他にもカナダで18%、オーストラリアで49%など、LINEのシェアが数%の地域でも多くのユーザを確保しています。

WhatsAppは、Android、iPhone、BlackBerry、そしてNokiaなどでも使える、まさに国際コミュニケーション向けのメッセンジャーアプリといえます。Yahoo!出身のブライアン・アクトン氏とジャン・コウム氏が開発、LINEよりかなり以前にリリースされており、いち早く欧米諸国のシェアをつかみ、現在までトップを走っているといった様相です。

しかし、なぜかiOSではiPhone限定で、iPod TouchやiPadではダウンロードできないようになっているんです。動作の速度なんかいい評価を良く聞くのですが、残念。

以前は2年目から有料でしたが、2016年からは永年無料で使用可能になりました。

参考:
WhatsAppのユーザー数が20億人に、2年前から5億人増 | TechCrunch Japan
Reality check: Asia-made messaging apps are not taking over the world

Kakao Talk(カカオトーク)

Kakao Talk(カカオトーク)http://www.kakaotalk.jp/

お隣の国、韓国ではこの「Kakao Talk(カカオトーク)」が主流。LINEもカカオトークも韓国発信のアプリではありますが、なんと韓国国内でのシェアはカカオトークが9割以上、LINEは1割ほどと圧倒的にカカオトークが大きいのです。理由はカカオトークのほうがわずかにサービス開始が早かったから、という見方もあるようです。こうして見ると、やはり日本のLINE一強は特別な事例ということになりますね。

機能として特徴的なもののひとつが、最大5人まで同時通話できる機能です。また、「ボイスチェンジャー」なる機能があると聞いて、そそられています。

WeChat(微信)

WeChat(微信)https://www.wechat.com/ja/

中国では、WeChat(微信)が主流。前回の記事「Facebookだけじゃない!世界のご当地SNSまとめ」でも取り上げた「Q Zone」と同じ、Tencent(テンセント)社が作っているアプリです。

もともとQ Zoneと関連のQQというメッセンジャーアプリが人気でしたが、近年はTencent自体がWeChatに力を注いでおり、ユーザがWeChatに移行しているそうです。WeChatの登録者の多くが中国国内ですが、2019年12月時点の月間アクティブユーザーは11億人を超えるとか。恐るべし中国の層の厚さ!

WeChat内で使用できる「ミニプログラム(小程序)」という軽量アプリにより、ショッピングやタクシーの予約ができるだけでなく、ミニゲームなどを楽しむこともできます。このゲーム機能により、ユーザ1人当たりの使用時間が長いこともわかっています。

日本語のLPがあることからもわかるとおり、多言語化も完了しており、いよいよ世界へ。中華系の民族は世界各地にいますから、そのコミュニティを通じて波に乗れば、あっという間に世界を席巻することも考えられますね。私は北京と内モンゴル在住の友人と、このアプリでやりとりしています。

参考:テンセント2019年第4Q、売上高は単四半期最高の1.6兆円 WeChatのMAUは11.6億人に | 36Kr Japan | 中国No.1スタートアップメディア日本版

Viber(バイバー)

Rakuten Viber(バイバー)https://www.viber.com/ja/

Viberはイスラエル人の開発者がはじめた、キプロス共和国に本社を(登記上の関係らしい)、ベラルーシに開発拠点を置く、欧州発のメッセンジャーアプリ。現在全世界で10億人のユーザを集めています。

2014年の2月に楽天が9億ドルで買収したことでも話題になりました。楽天の傘下になったことで、サービスの正式名称は「Rakuten Viber」となっています。メッセージを送ると楽天ポイントが貯まるキャンペーン(2020年5月12日15時00分まで)を開催したりしているのは、楽天ならではですね。

参考:Viber(バイバー)で楽天スーパーポイントキャンペーン!:楽天グループの無料通話&メッセージアプリViber(バイバー)

Kik(キック)

Kik(キック)https://www.kik.com/

メッセンジャーアプリはほかにも、Hangout by Google、BlackBerry Messenger (BBM)、Facebook messengerなどなど、と挙げればきりがないのですが、最後に。私の独断と偏見により、アメリカをはじめとして若者の間で流行っているアプリ「Kik」を紹介したいと思います。

 
kik.instagram.ex_

カナダ発のKikは、登録に電話番号やEメールアドレスが必要ではないため、その手軽さが若者の間でウケているよう。そして、Instagramをはじめ、TumblrやTwitterでKikのIDを公開し、新しく知り合いを作り、親しくなるために使われているようです。

「card」という簡単な絵を指先でかいて相手に送る機能もあり、他メッセンジャーアプリとの差別化が図られています。

ユーザー数は2億人を超えるなど若者を中心として支持を得ていましたが、2019年にトークン販売に関する米国証券取引委員会との訴訟問題により、一時閉鎖が報道されました。しかし同年10月にWhisperやDatpiffなどのメディアを所有する持株会社MediaLabに買収され、サービスは存続することになりました。

このようにメッセンジャーアプリの買収のニュースは多く、たびたび世間を騒がせているようです。まさに群雄割拠の世界ですね。




まとめ

さて、これまで世界的に有名どころのメッセンジャーアプリをご紹介してきました。日本ではLINEが圧倒的なシェアを誇っていますが、世界ではまた状況が違うということがわかりましたね。

最近ではもう同じような機能のアプリケーションが氾濫しているといえるほどたくさんあるのです。どのアプリも機能的にはほとんど足並みを揃えており、利用者の違いは国ごとのマーケティングやサポートによるところが大きいと思われます。

それぞれのアプリのシェアや機能はどう変化していくのか、今後も観察していきたいところです。それでは、また!