フルサイズとAPS-Cって?
知っている方も多いと思いますが、ここでそもそもフルサイズとAPS-Cとはなんぞや、ということに少し触れます。
フルサイズ:36×24mmのイメージセンサー。35mmフィルムと同寸。
APS-C:24×16mmのイメージセンサー。多くのデジタル一眼で採用されている。
センサーが大きいとより多くの光を取り込めるため、ノイズの少ない高感度な写真が撮れます。また、同じ設定でもフルサイズの方がよくボケ、立体感のある写真を撮影することができます。
同じレンズを使用し、同じ場所から同じ設定で撮影しても実際に撮影できる写真の画角にはこのような差が生まれます。
ちなみにミラーレスはAPS-Cよりもさらに小さいです。が、ミラーレスの魅力は「安い・小さい・軽い」ことですから、普段使いには充分すぎるほどです。旅行先にフルサイズ一眼を持っていくのは一苦労なので、カメラもTPOによって長所・短所の見極めが必要なのかも。
レンズを買う際は要注意
APS-CにFXレンズの場合は使用可能ですが、フルサイズにDXレンズをつけると端っこが切り取られてしまいます。大は小を兼ねるというわけですね。先にも触れましたが、D600にLIGのDX魚眼レンズは使えません……というより、使うとこうなります。
- D600
- Tokina AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5(魚眼レンズ)
- 10mm/F3.5
で撮影しました。
レンズの形がくっきり。これはこれで味があるというか面白いんですけどね。
ちなみに
- D600
- DXレンズ
- 望遠マックスの17mm
だとこうなります。
ひろびろ広角部分の楽しみは減ってしまいますが、使えないというわけではありません。
また、D600には画角をクロップするDXモードもあるので、APS-Cからフルサイズに買い替えた場合でもDXフォーマットのレンズを使うことができるのは、かなり有り難いです。ちなみにこのモードはCanonにはないので、Nikonならではの強みですね。
魚眼で撮影した写真はアクセント的に各所で使うため、レンズ価格を落とすためにDXを選びました。ここは価格と相談して妥協した点です。
NikonとCanonフォーマットの名称は以下の通りです。
Nikon | Canon | |
フルサイズ | FX | EF |
APS-C | DX | EF-S |
(おまけ)レンズ名の見方
まるで呪文のようなレンズの商品名、一体何が何を指しているのかはじめはさっぱり分かりませんでした。……が、分かってくるとレンズ名でおおよそどんなシーン向きか見えてくるのでちょっと楽しくなってきます。
また、どのレンズにも焦点距離と開放F値の記載はされているので割愛します。
Nikonの場合
- AF-S:オートフォーカス&超音波モーター。ボディ内モーターがない機体の場合、必要になります。
- NIKKOR:ニコンのカメラに装着できるレンズ。
- G:GのほかにDもあり、Gは絞りリング未搭載、Dは絞りリングがあります。Gの場合は絞りはカメラ本体で調整します。
- ED:特殊ガラスを使用しており、ある程度の値段以上のレンズにはおおよそ搭載されています。
ちなみにDXレンズの場合はAF-S DX NIKKOR〜のように、表記が入ります。今回のレンズは記載がないのでFXということが分かりますね〜。
最後にVRの記載がある場合はレンズ自体に手振れ補正が付いています。LIGの新しいレンズにもVR付いていますよ!
Canonの場合
Nikonよりシンプル!
- EF:EOSシリーズは全てEFが付いています。キヤノンマウントの証。
- Lレンズ:高くて綺麗で明るいレンズ。Luxuryの頭文字とのこと。なるほど……。
- USM:超音波モーター