2018秋の無料相談会
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2015.07.15
LIG PR

「法廷画家」ってどんな仕事?始め方、1日のスケジュール、仕事のコツを聞いてみた

ヨシキ

こんにちは、株式会社LIGの広報担当ヨシキです。皆さんは「ETOPICA(エトピカ)」というWebサービスをご存知ですか?

まだご存知ないですよね。そういうわけで宣伝します。

世の中の話題をイラストに – ETOPICA(エトピカ)

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https://etopica.com/

「ETOPICA(エトピカ)」は、世の中の話題を絵で表現するイラスト投稿サービスです。

イラストを通して世の中の話題を知ることができ、話題をイラストとして投稿することで、ユーザー同士の交流もできます。有名漫画家やイラストレーターも多数参加。あなたの投稿で有名クリエイターたちを巻き込んで話題を盛り上げることができます。

そこで今回は「世の中の話題をイラスト化する人に会いに行こう!」というわけで、この方に会ってきました。

法廷画家に会ってきた

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ono_ico 人物紹介:おのまちこ
デザイン系専門学校卒業後、DTPオペレーター、Webデザイナー、漫画家アシスタント、デザイン専門学校非常勤講師などを経て、現在フリーランスイラストレーター、法廷画家。
ウェブサイト:「ILLUSTRONICS LAB」

法廷画家のおのまちこさん。おのさんは「有吉反省会」など数々のテレビ番組にイラストを提供しながら、法廷画家として裁判の絵も描いている方です。

テレビや新聞でよく作品を見ることはあっても、描いた本人はあまり表に出てこないのが法廷画家という職業。今回はその知られざる実態について、おのさんに聞いてみました。

*おのさんは顔出しNGのため、すべて見えないように撮影しています。

法廷画家ってどんな仕事ですか?

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─ 法廷画家の1日のスケジュールは、どのようになっているのでしょうか?

おの:まず、新聞社やテレビ局などから法廷画を描いてほしいと依頼がくるので、その裁判がある日の予定を空けておきます。

当日は、裁判が始まる2時間ぐらい前に裁判所に集まりますね。新聞社だと腕章があって優先的に入廷できるので、もっと時間に余裕があるんですが、テレビ局だと傍聴券を当てなくちゃいけないんです。だから、1枚当たったらレポーターが、2枚当たれば法廷画家が入り、3枚ならディレクターも入ります。1枚も当たらなければ、その場で解散することもあります。

 

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─ え、その場で解散なんてことがあるんですね。

おの:そうなんですよ。入廷時にはコピー用紙と筆箱を持ち込み、時間がある限りラフ画をいっぱい書きます。判決だけなら30分で終わるときもありますし、逆に午前と午後に分かれてお昼休憩が入るほど長いときもあります。

裁判が終わった後は、そのラフを依頼元に見てもらい、どのカットを使うのか決めてもらいます。枚数は新聞社なら1枚、テレビ局なら複数枚ですね。

裁判所内には記者クラブがあるので、新聞社の仕事の場合は、そこへ移動してスケッチブックに清書し、絵の具を塗っていきます。法廷画家ってだいたい新聞社ごとに1人ずついて、ベテランも新人もみんな同じ部屋で仕上げをしているんですよ。テレビ局の仕事の場合は、テレビ局の会議室を借りて、そこで仕上げますね。

新聞の場合、翌日の朝刊に間に合わせるため締め切りが16時とか17時に設定されるので、忙しいですね。テレビの場合、たとえば翌朝の放送なら夜に送っておけば大丈夫なので、家に帰ってやったりもします。ただ、事件の中継が入る場合などは当日に必要なので、スピード勝負になりますね。

 

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─ そもそもどうやって法廷画家になったんですか?

おの:10年前、イラストレーターの勉強会で、法廷画家をやっている人と知り合ったんです。元々スケッチが好きで、絵の具を使った描写ができるのが強みだったので、話を聞いてるうちに自分にもできるんじゃないかな、と。

それでその方にアドバイスを頂き、自分のWebサイトに「法廷画もできます」と書いておいたんですね。そしたら、雑誌の企画で「法廷画っぽいイラストを描いてくれませんか?」というお仕事の依頼がきて。

で、それをポートフォリオとして載せていたら、テレビ局から依頼があって、本当に法廷画家としてデビューしたという感じです。確か2007年ごろのことですね。ちなみにイラストレーターをやる前はWebデザイナーとして仕事をしていたので、デビュー直後は「法廷画家」で検索したら上位に表示されるようにSEO対策をしたりしてました。

昔から法廷画家はメインの仕事ではなく、ピンチヒッターとしてやることが多いですね。年に1、2件の事件を請け負い、それぞれの公判が4、5回ずつあります。仕事の依頼はWebサイトの問い合わせメールからくることが多いですね。

 

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─ おのさんは今後も法廷画家をやられていくのでしょうか?

おの:そうですね。法廷画家の仕事がきっかけでテレビのイラストの依頼がくるようになったというのもありますし、依頼がくる限りは続けようと思っています。裁判を傍聴することで背筋が伸びますし、気持ちがシャキッとするところがありますからね。またいろいろなことも考えさせられます。

おのさんが過去に描いた法廷画

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過去の作品を拝見させていただきました。白黒なのがラフ、色が塗られているのが完成品です。

 

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おのさんの場合はラフに1枚15分、仕上げに1枚1~2時間ほどかかるそうです。1日ですべてをやるのだから大変ですね

 

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絵柄の指定は特になく、法廷画家次第になるそうです。おのさんは法廷画を描く際は「リアルさ」と「臨場感」を重視しているそうです。

 

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ちなみにギャラは枚数ベースでもらえるのだとか。興味深いですね。

仕事道具を見せてもらいました

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これが法廷画家をするときに持ち歩く仕事道具だそうです。筆箱、コピー用紙、スケッチブック、絵の具など。

 

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忘れ物をしないようにリストを作っているんだとか。「トレース台」があるのは、コピー用紙に描いたラフをスケッチブックにトレース台で写しているからだそうです。

 

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鉛筆は削ったり、別の鉛筆に持ち変えたりするのにかかる時間を省略するために、両端を使えるようにしています。

 

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絵の具は、机の色などのように毎回必ず使う色は先に作っておくそうです。こうすることで塗る時間を短縮できるんですね。

 

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ラフのさらに絵コンテです。どういう構図で描くか、先にイメージをしておきます。法廷画家の中には、事前に背景まで描いておき、あとは人物を描くだけにしている人もいるそうです。少しでも早く描くために、皆さん色んな工夫をしているんですね。

 

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そして、最近はデジタルで描く場合もあるとか。下書きをスキャンしてペンタブを使って色を塗り、仕上げるんだそうです。

 

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デジタルか手描きかは依頼主によって変わるとのこと。明確な線引きはなく、好みの問題だそうです。

 

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最後に、せっかくなので僕の似顔絵を描いてもらいました。

 

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15分ほどで一気に仕上がっていきます。

 

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そっくりですね。これでいつ被告人になっても大丈夫ですね・・・なんてね(笑)。

おのまちこさん、インタビューありがとうございました!

まとめ

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後日、取材陣を法廷画風に描いていただきました。被告人が私ヨシキ、カメラを持っているのがディレクター兼カメラマンのアキ、その隣にいるのがライターの菊池です。すごい!

それにしても、まさか法廷画家になるきっかけがWebサイトだとは思いませんでした。その仕事独自のノウハウを聞くのは勉強になりますね。僕も時間が短縮できるように、鉛筆は両端を削るようにしたいと思います。

というわけで、法定画風イラストを「ETOPICA(エトピカ)」で募集します

さて、冒頭でも紹介したように「ETOPICA(エトピカ)」は、世の中の話題を絵で表現するイラスト投稿サービスです。

今回はせっかく法定画家のおのさんを取材させていただいたので、皆さんから「法定画風」に限定したイラスト投稿を募集してみたいと思います。

今回のお題 夏休み(海)の思い出を法廷画風に描いてください。
詳細はこちらから!
https://etopica.com/threads/thread/kOjqrFJDJFFmTFal

楽しい夏休み(海)の思い出は、法廷画風になるとどうなるのか!? クリエイターから寄せられた作品を見て楽しみつつ、皆さんもぜひ投稿にチャレンジしてください。

ご応募、お待ちしております!

■世の中の話題をイラストに – ETOPICA(エトピカ) 
https://etopica.com/