こんなこと言われたい!女性の恋心を表現した、胸キュンなキャッチコピーたち。

こんなこと言われたい!女性の恋心を表現した、胸キュンなキャッチコピーたち。

John

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皆さまこんにちは。メディア事業部のジョンです。

東京は、いよいよ30℃を超す日が珍しくなくなってきましたね。
皆さまは夏と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

 

そう、恋ですよね。

広告コピーの世界でも、恋心を表現したものが山ほど存在します。有名なのは、以前LIGでも紹介させていただいたこちらの記事。

女子が共感する!LUMINE(ルミネ)のかわいい広告まとめ

シリーズコピーの1つ、「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」は書籍化までされていますから、さすがです。

さて今回は、ルミネさん以外の、女性の恋心を言葉にしたコピーを紹介させていただきます。個人的な好みでもあるので、トーン&マナーに偏りがあるかも分かりませんが、そのあたりは目をつむっていただければ幸いです。

男性の方は、好みの女性を思い浮かべて読んでみてください。

ここからは、ぼくが特に好きな胸キュンなキャッチコピーを10本だけ紹介させていただきます。

1. 次の恋に向かいたいけれど

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こちらはコブクロのベストアルバム発売を告知した際のコピーです。

彼氏と別れ、必死で前に進もうとする女性が、ふと流れてきたコブクロの曲を耳にして、ついつい彼のことを思い出してしまう。ふたりでコブクロを聴いていたあの日のことを、思い出してしまうわけですね。切ないですね。
さらに素敵なのが「ふたりの間にある曲」として、コブクロのアピールも漏れなくできていることです。

どうでもいいかもしれませんが、せっかく前を向いていた彼女を振り向かせるなんて、きっと大沢たかおのような素敵な男性なのでしょうね。

2. 意中の男性を振り向かせたい

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かつて福岡・天神にあった百貨店、マツヤレディスさんのコピーです。

「いいね、似合ってるじゃん」なんて言葉からはじまる会話を想像している女性が浮かんできます。あるいは、気づいてもらえなかったらどうしよう…といった不安を抱えているのかもしれませんが、それはそれでかわいらしい。
「これ、美容院のコピー?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、女性の美しくありたいという願いを言葉にしているので、百貨店のコピーとしてもじゅうぶんに機能するとぼくは考えます。

それにしても、そこまで髪を切らせてしまうなんて、やはり小栗旬のような魅力的な男性なのでしょうか。

3. 2月13日に言われたい言葉

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このコピーが露出されたのは、バレンタインデーの直前。広告主はLOFTさんです。

意中の男子にチョコをあげようかどうしようか…そんな女子の背中を押してあげる言葉になっています。OKをもらえる自信がなかったり、初めての告白でこわかったり、いずれにしても迷っている女子の心境を想像したとき、何を言われたら決心がつくか。言い方こそ脅迫に近いですが、このコピーはターゲットの幸せを想って書かれたものだと思います。
ぼくがターゲットだったら、迷わずチョコレートを買っていたでしょう。果たしてこの言葉を見て、何人の女子が勇気づけられたのか、確かめたくもなります。

そこでふと思うのは、「フラれるかもしれない」なんて思わせる男性は、きっと竹野内豊のような、危険な香りが漂う男性に間違いない、ということです。

4. 好きな人の、嫌いなところ

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こちらもバレンタインデーの告知コピー。先ほどのものとはまた違った視点で書かれていますね。

この女性、一見すると諦めているようで、実は諦めていませんから、そういった意味でも勇気を与えているのかもしれません。(但し男性の彼女からすると、恐ろしいコピーではありますが…)

何よりぼくがすごいと思うのは、こういったネガティブ要素の含まれるコピーに対してクライアントがOKを出しているということ。チャレンジングな広告表現を許容する企業は、それだけで好感を持てます。誰かに嫌われることを気にしすぎて何も残らない表現に落ち着くくらいであれば、多少の冒険をしてくれたほうが心が動くと思うのです。

ところで、彼女がいても好きだと思われるような男性って、やはり水嶋ヒロのようにパートナーを大切にする心の優しさと黄色い歓声があがるほどの容姿を兼ね備えた人なのでしょうか。

5. 読書しているだけなのに

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恋愛小説を読むひとりの女性が、ついつい浮かんできませんか?小さなカフェの窓際のソファ席に座って、ミルクとシロップを2:1の割合で入れたアイスティーは、最初のひとくちを飲んだだけ。窓から見える景色などに目もくれず、ひたすら文字を追い続けている…そんな女性の姿が、たやすく思い浮かんでしまうのです。

このコピーも、本を読む女性を描写するだけではなくて、恋愛中(あるいは片思い中)の女性が読書によって自己投影できることを言っていますから、「本を買ってもらう・読んでもらう」という広告的ゴールまで到達させる力を持っていると思います。

加えてぼくが思うことは、その場にいないのに何を読んでも出てくる「あなた」は、西島秀俊のような存在感を放つ男性なのではないか、ということに尽きます。

6. 調味料がふたりをつなげてくれる

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このコピーには、ひとつ屋根の下に暮らす男女のリアルが描かれています。男女間の仲って、決していいことばかりではない。ケンカもするし、別れることだって当然あります。だからこそ、共感と実感を持って心に迫ってくるものがあるのでしょう。

ちなみにこれはヤマサ醤油さんのコピーなのですが、ぼくらの暮らしのなかで、ヤマサ醤油がどんなベネフィットをもたらしてくれるのか、きちんと語れているところがすごい。「冷める」と「台所の火をつける」の対比も、さりげなくてうまいですよね。コピーとはホスピタリティなのだなぁと、つくづく思うわけです。

あと、コピーとは関係ないかもしれませんが、冷めた関係になっても「こんな家、出ていく」ではなく「料理を作ろう」と思わせるなんて、綾野剛のような男性でなければ不可能ですよね。

7. 結婚が現実になる瞬間

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彼氏の目を見てパっと答えられない。そんな彼女の表情が想像できます。「指のサイズ」と「スリーサイズ」の比較もいいですよね。スリーサイズだったら答えられる、という文脈からも、このカップルはある程度の時間を過ごした仲だと思うんです。「なぁなぁ」になってることも少なからずあって、たとえばスッピンでも何も気にしないような仲。
なのに、いきなり指のサイズを聞かれると照れてしまう彼女が、すごくかわいらしいじゃないですか。彼氏にとっては、久しぶりに見る表情だったと思うんですよね。

彼氏も彼氏で、指のサイズを聞いてくるなんて、ずいぶんと粋なことをしてくれています。恐らくこの二人は、婚約前なのでしょう。だって婚約してたら、指のサイズを聞かれてもそこまで照れないですもんね。「わたし、この人と結婚するのかな?きっと、するのかもしれないな」くらいの状態で、いざ指のサイズを聞かれたら、そりゃ照れるよって話です。

そして、これはあくまでぼくの想像ではありますが、慣れが出てきた彼女をふたたび照れさせてしまうなんて、向井理のようなフェロモンがなければできない芸当だと思うのですが、どう思われますか?

8. 少しでも一緒にいたいときのウソ

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これはとある酒屋さんのコピーです。「この一杯が終わるまでに、言わなきゃいけないことがある。」という男性目線のコピーと対になっているのですが、お酒を挟んだ男女の本音が交錯してて、好きです。「送ろうか?」を言わせたい女子と、「送ろうか?」を言いたい男子。…甘酸っぱいですね。

ぼくはお酒が飲めないので、このような体験をしたことはないのですが、あたかも自分がその場にいるかのような気分にさせてくれるから、やっぱりコピーってすごい。

酔ってもいないのにわざわざ酔ったふりをさせるなんて、福山雅治のような容姿と、時間を忘れさせるほどの話術があってこそ。それ以外の男性には、夢のまた夢でしょう。

9. バージンロードで思うこと

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ぼくには娘がいないですし、そもそもお父さんでもないのですが、愛娘を見送る父の気持ちが痛いほど伝わってきました。さらに、まるで罪を犯したかのような娘の言葉を、あえて結婚式のひとコマで使うことで生じる違和感が、ボディブローのように効いてくるから不思議です(ボディブローをくらったことはないのですが、ボディブローと言いたかったので使ってみました)。

これはいわゆる「恋愛」のコピーではありませんが、男性を想う女性の気持ちという意味では一緒なので、あえて掲載させていただきました。
言わずもがな、こちらは結婚式場のコピーなのですが、本来のターゲットである女性の共感を獲得するだけでなく、その父親にまでリーチをしているところが素晴らしいと思います。どうせなら、こんな素敵なことを言ってくれるところで、娘には式を挙げてもらいたいものです。

ところで、「お父さんの服と一緒に洗濯しないで!」どころか、「もう二度としないから」などと言ってもらえるなんて、きっとハリウッドに進出し、レッドカーペットの上を無数のフラッシュを浴びながら歩き、富も名声も手に入れた渡辺謙のような父親しか体験できないことなのかもしれないですね。

10. くっついたり、離れたり

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お別れの手紙のなかに、過去の思い出を書いていたのでしょう。そして思い出を書いているうちに、彼氏が愛おしくなってしまったのでしょう。
一時の感情よりも、これまでの愛情が上回った瞬間です。ハッピーエンドで何よりです。このふたりは、今後とも末永く幸せになってほしいですよね。




実はこのコピーは、ぼくが即興で書きました。よって、クライアントは存在しません。女子の淡い恋心を想像して適当に書いただけです。
すみませんでした。

さいごに

いかがでしたでしょうか?グっとくるコピーは、ありましたでしょうか。
今回ご紹介したコピー(10本目は除く)は、書かれた時代もさまざま。改めて感じたことは、恋とはいつの時代も人間の普遍のテーマなのだなぁということです。
ひとりでも多くの人が自分の好きになった人と結ばれて、ハッピーになれたらいいですよね。この夏に。

口説きたい人がいるけど、どう接したらいいのかわからない!という方は、こちらの記事をご覧ください。

コピーライター的思考で、コミュニケーションを円滑にする方法(恋愛編)

それでは皆さま、素晴らしい恋愛ライフを。

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John ディレクター/コピーライター / 西山 ジョン

「いい加減ブラウザをひとつに統一しませんか?協会」で理事を務めています。 個人的な夢は吉井和哉に会うことです。

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