編集者に向いている人、向いていない人
編集者にとって必要な要素は、常にアンテナを張り続けること。興味があるものには何でも首を突っ込んでいくことです。加えて、物事に対して真正面ではなくて斜めから見ることができる人、もしくは俯瞰して見ることができる人は編集者としてすごい素質を持っています。あとは、アイデアマン。アイデアが止まらずポンポンとでてくる人。突拍子もないことを言い出して、真剣に追求するアイデアマンも編集者に向いています。
逆に編集者に向いていない人は、物事に対して興味がない人。知りたい欲求がない人は編集者に向いていません。興味がないことでも最後までやり遂げることができる力がないと編集者として成り立ちません。一流の編集者になるには道のりは遠いのです。
編集者になるには
では、実際に編集者になるにはどうしたらいいの?という疑問が出てくると思います。たしかに出版社に勤めれば編集者がたくさんいます。しかし、出版社に勤めるというのは非常に狭き門であり、大手出版社は特にそうです。じゃあ中堅どころにといっても、出版不況の煽りを受けて社員を募集していないこともしばしば。
あなたがどうしても紙の編集者をやりたいのであれば、出版社を受けても構いませんが、私がオススメするのは、まずWeb編集。Web編集者は出版社ほど狭き門ではないですし、募集もたくさんあります。むしろ今は足りていないくらい。最終的に紙の編集をやりたいと目標があることは素晴らしいことですので、目標としながらもWeb編集をやっているうちに、もしかしたらあなた自身で紙媒体を発行できるんじゃないかという可能性を見つけることができるかもしれません。それほど今は媒体を作ることが簡単になってきている時代です。
さいごに
Webを扱う媒体で編集をやることは、その後の編集にも繋がるメリットがありますので、編集者を目指す人はWebも視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
編集者になるためには、まず行動すること。編集者を募集しているWeb媒体の人に会いに行く。その第一歩が、あなたの編集者としての道となり、目標とする媒体での編集者になるための道となるはずです。