こんにちは、エディターのエリーです。
今回は意外と知らないインターネット料金の基本知識と節約術について、サービス提供開始約20年の老舗プロバイダSo-netさんにお話を伺いました。
引越しのシーズン、電気ガス水道の契約変更とともにプロバイダやインターネット回線の見直しを考えている人も多いのではないでしょうか。新生活を迎えるにあたって、いろいろ見直しましょう。
▼もくじ
インターネット料金って何?
インターネットに接続するときに必要なものは2つ。インターネット回線とプロバイダの接続サービスです。
そのそれぞれに月額の利用料金を支払う必要があるため、インターネット料金の大きな内訳は「インターネット回線利用料」+「プロバイダサービス利用料」になります。さらに、なんらかの付属サービスも申し込んでいるようであれば、その料金が上乗せされることになります。
一人暮らしのインターネット料金の相場
- インターネット回線:4,000円〜5,000円(月)
- プロバイダ:1,000円〜1,500円(月)
わたしが調べてみたところ、上のような価格帯がもっとも多いようでした。
上にさらにオプションが付いて、合計6,000〜7,000円ぐらいという方が多いのではないでしょうか。
年間だと72,000〜84,000円という出費となり、タイ旅行ぐらいは行けそうな金額になります。
できるだけ料金を節約して、旅行や趣味に使いたいです。
それでは節約術をご紹介する前に、そもそもインターネット回線とプロバイダがどんな役割を担っているのかを見てみましょう。
インターネット回線とは?
インターネット回線とはずばり、インターネットに接続するための回線です。家のパソコンをインターネットにつなぐ「道」のようなものだと思ってください。
このインターネット回線にはいくつか種類があるので、今回はその中でも代表的な以下3つをご紹介します。
- 光回線
- ADSL
- CATVインターネット回線
光回線とは?
光回線は、光ファイバーケーブルを使った光信号で情報の送受信を行なうブロードバンド回線のことです。
光回線のメリット
光ファイバーでは、通常のケーブルのように電気を流すのではなく、光を通して情報を伝えるため、外的要因でのマイナス影響を受けづらく安定した早い通信速度を確保することができます。
光回線のデメリット
比較的ADSLより値段が高いことが多いです。また、1本の光回線を複数人で共有して利用する仕組みになっているので、自分以外の他の利用者の影響を受けて通信速度が落ちる場合もあります。
ADSLとは?
ADSLは(Asymmetric Digital Subscriber Line)は光回線と違い、電話線を使って高速なデータ通信を行うインターネット回線です。
ADSLのメリット
固定電話のメタル回線を使用するので利用開始までがスムーズで待ちが少なく、光回線よりも料金が安いです。
ADSLのデメリット
電話の音声よりも高い周波数帯を使用していますが、それが電気信号の劣化が激しい周波数帯のため、ADSLを利用できる電話線の長さがおよそ6~7kmまでと限られています。
また、ADSLを利用できる電話回線の中でも、回線の距離や質によって通信速度が左右されるそうです。
CATVインターネット回線とは?
CATV網を利用して情報の送受信を行なうインターネット回線です。CATVで使用していない周波数帯を使って、上りと下りの双方向の通信を行うことで、インターネットに接続しています。
CATVインターネット回線のメリット
ADSLにあるような通信距離による通信速度の低下がほぼなく、外部からのノイズの影響も受けにくいというメリットがあります。
CATVインターネット回線のデメリット
上り通信にノイズが混入しやすく、下りと比べて上りが遅くなっていることが多いそうです。
一番おトクなインターネット回線は?
結局、どのインターネット回線がおトクなんでしょうか。
- 光回線:4,000円〜(月)
- ADSL:3,000円〜(月)
- CATVインターネット回線:4,000円〜(月)
プランにはよるもののキャンペーンなどがない定価の場合だと大体上のような価格帯が多いようです。
上にも書いたようにそれぞれメリットとデメリットがあるので、最優先したい事柄によって選んでみましょう。
プロバイダとは?
プロバイダは「インターネット・サービス・プロバイダー」の略称で、IPアドレス(Internet Protocol)と呼ばれる固有の識別番号をひとつひとつの家庭に割り振る役割を持っています。
インターネット回線がインターネットをつなぐための「道」なら、プロバイダは家の「ドア」のようなもので、この2つが揃って初めてインターネットが利用できます。
プロバイダにはどんな種類があるの?
プロバイダには大きく分けて以下の3種類があります。
- 電機メーカー系プロバイダ
SONY、富士通、NECといった電気メーカー系のプロバイダで、キャッシュバックなどの付加サービスがあったり手厚いサポートがあったりと、パソコン初心者でも始めやすいプロバイダ群です。
- 通信会社系プロバイダ
NTT、KDDI、SoftBankといった通信会社系列のプロバイダで、基本的に光回線によるインターネットサービスを提供しています。
電話料金とプロバイダ料金を一緒にすることで割引があったり、料金徴収も1つにまとめられたりといったメリットがあります。 - 電力会社系プロバイダ
北海道、中国、四国など地域の電力会社に紐付いたプロバイダで、地域に結びついていることが強みです。NTTの回線利用料より安価に設定されていることが多いそうです。
プロバイダは何を選べばいいの?
上のようにプロバイダにはさまざまな種類があります。
1つのプロバイダの中でも回線や速度、マンションか一戸建てか、などによって多くのプランが用意されているため、初めてプロバイダと契約するときは何を選んでいいのか迷ってしまう人も多いかと思います。
その場合は、インターネット回線や通信速度といった基本事項に加えて以下の項目をチェックしてみましょう。
- 工事の初期費用
- 月額の利用料金
- 割引サービスはあるか
- キャッシュバックはあるか
- キャンペーンはあるか
- 回線を利用したテレビサービスはあるか
- その他、独自のサービスはあるか
一番簡単なインターネット料金の節約術
それでは、いよいよ「どうやったら節約できるのか」という本題に入りたいと思います。今回は代表的な2パターンの節約術をご紹介します。
1. プロバイダを乗り換える
使った分だけ料金がかかる電気代やガス代などと違い、インターネット料金は基本的に定額なので、利用時間を減らしても料金が節約されることはありません。
そう考えたとき、最も簡単で効果のあるインターネット料金の節約術は、プロバイダを乗り換えることです。
プロバイダを乗り換えるときのポイント
- 長年契約しつづけるなら、料金が最安値のプロバイダを選ぶ
たとえ他のプロバイダよりキャッシュバックの点で劣っていたとしても、長い目で見るとキャッシュバックがあるより通常料金が安い方が、結果的に安価で済みます。
- 2年以内に解約するなら、解約金を払わないことを最優先にして選ぶ
あまり長く使わない場合は解約金が発生する可能性が高いので、解約金が安いプロバイダを選びましょう。なおかつキャッシュバックが高額なところだとベストです。
2. スマホとWi-Fiルーターの2台持ちにする
外で作業をすることが多いノマドワーカーの方などにおすすめな節約術です。
STEP1. Wi-Fiルーターの契約をする
まず、Wi-Fiルーターの契約をします。
Wi-Fiルーターはどこでも無線LANが使えるようになる、持ち運び式のインターネット回線です。毎月3,000〜4,000円程度でいつでもインターネットに接続できます。
STEP2. スマホの通信料を従量制に変更する
つぎに、スマホのインターネット通信料を定額制から従量制に変更します。
そうすることで、スマホの通信料が最安値プラン+Wi-Fiルーターの月額使用料のみで、どこででもインターネットが利用できるようになります。
おおよそ5,000円程度でどこでもインターネットが使えることになり、とってもおトクですよね!
でも、この方法にはそれなりにデメリットがあります。
2台持ちにするデメリット
- Wi-Fiルーターの電池が切れると、スマホもPCも外でインターネットが使えない
- Wi-Fiルーターを持ち歩かないと、スマホもPCも外でインターネットが使えない
- スマホをWi-Fi以外の方法で通信してしまうと、通信量に応じて料金が発生する
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った節約術を選んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
わたしもさっそく節約術を実践して、貯金を始めたいと思います。
スマホとWi-Fiルーターの2台持ちにも興味があるのですが、荷物が増えるのがイヤなのでプロバイダの乗り換えを考えてみようかな。。
フレッツ回線やauスマホをご利用なら特にオススメな「So-net 光 コラボレーション」
プロバイダのSo-netが光回線とセットになった「So-net 光 コラボレーション」。
NTT東西の光回線を使用しているので、安心の高速インターネット接続。動画の視聴もファイルのダウンロードもサクサクで、ストレスフリーです。
フレッツ回線を今ご利用中であれば年々基本料が割引されて、5年目には戸建てなら「定価から毎月−1,000円」、マンションなら「定価から毎月−800円」の割引になります。
- 一戸建て月額:1年目 5,100円 → 5年目 4,700円
- マンション月額:1年目4,000円 → 5年目 3,800円
また、auスマートフォンなど特定のデータ(パケット)定額サービスを利用すると定価から最大1,700円割引に。
- 一戸建て月額: 4,000円
- マンション月額:2,900円
2,000円代から光回線が使えてしまうんですね。
使い方や目的によって合う節約術やおすすめのプロバイダは変わります。
希望に合ったインターネット接続法を見つけてみてはいかがでしょう。
それでは、また!
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