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2015.02.12

読書の効果を楽しく高めるのにおすすめしたい「輪読」という方法

ひゃくいち

こんにちは。メディア事業部のハマです。

今年の目標に「読書」を掲げたものの、新年の忙しさにかまけて、なかなか思い通りに進んでいないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

わたしも以前、なかなか読書が進まずに困っていたときがありました。そこで知人と輪読会なるものをはじめてみたところ、本を買ったまま放置するといったことも減り、楽しくスムーズに読み終えることができるようになりました。
今回は、そんな「輪読」の魅力について書いていきたいと思います。

そもそも「輪読」ってどういうもの?

輪読とは、複数人で同一の本を少しずつ読み進め、内容に関する討論を重ねていく読書スタイルのことです。メリットについては後述しますが、「より外に開けた知識がインプットできる」など、自分の成長に繋がることばかりです。
また、輪読会を続けるにあたって、わたしは「無理をしないで楽しむこと」と「ライブ感を大切にすること」が重要なポイントだと考えています。

「輪読」の方法

輪読会 準備の流れ

まずは準備の流れから見ていきましょう。

1. 輪読会のメンバーを決める

輪読会のメンバーは、定期的に無理なく集まれる人選および人数がおすすめです。自分と共通の興味や目標があるメンバーに声を掛けてみましょう。
ちなみに、わたしの場合は5人で輪読会をやっています。

2. 輪読会で取り上げる書籍を決める

輪読会で取り上げる書籍は、メンバーが交代で選ぶのがよいでしょう。「なぜこの書籍を取り上げるのか」について特に説明する必要はありません。むしろ、この時点では触れないほうがよいと思います。先に読書のテーマを論じてしまえば、輪読で広がる可能性が狭められてしまうからです。

3. 輪読会の定期的な開催日と開催場所を決める

輪読会の開催スケジュールも無理のないもので構いません。ただし、行き当たりばったりではなく、定期的に実施するようにしましょう。開催する場所も肩の力を抜きやすいところがよいと思います。
わたしの場合は2週間に1回、馴染みの居酒屋でホッピーを大量に並べて行うようにしています。

4. 初回の輪読会の範囲と担当者を決める

初回の輪読会で取り上げる書籍の範囲を決めます。参加者全員が無理なく読み進められる程度の分量にしましょう。

また、この時点で、初回の輪読会の進行役も決めておきましょう。進行役は決められた範囲に関するプレゼンテーションなどを行う役割を担います(詳細は、当日の流れで後述)。

5. 輪読会までに各自読み進める

初回の輪読会の担当者は決められた範囲を読んだ上で、プレゼンに必要な資料を作成します。それ以外のメンバーも輪読会当日までに読み進め、自身が感じた疑問などをあらかじめリストアップしておきます。

輪読会 当日の流れ

準備の流れを踏まえた上での、当日の流れを見ていきましょう。

1. 輪読会の担当者がプレゼンをする

輪読会の担当者は、自身が感じたポイントなどをプレゼンします。発表手法や発表内容は完全に自由です。せっかくならば、他の参加者をうならせるような自分なりの切り口を提示するようにチャレンジしましょう。

2. 輪読会のメンバー同士で討論する

輪読会の担当者はプレゼンに続き、参加メンバーとの討論会の進行役を務めます。

他のメンバーは事前にリストアップしておいた疑問を「プレゼン内容も踏まえつつ」、討論のネタとして提示します。プレゼンの内容を無視して自分が感じた疑問だけをそのまま一方的にぶつけてしまうと、輪読会のライブ感が失われてしまうので避けましょう。

3. 次回の輪読会の範囲と担当者を決める

最後に、今回の内容や方向性を踏まえて、次回の範囲と担当者を決めます。

輪読会の開催スケジュールを組む際に、向こう数回分の担当者を事前に決めてしまうケースもありますが、これもまた輪読会のライブ感が失われてしまうため、あまりおすすめしません。

読書の効果を楽しく高める「輪読」のメリット

なんだか面倒だなと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたし自身も最初はそうでした。
しかし、続けていくと多くのメリットを感じることができたので、そちらを紹介したいと思います。

1. より外に開いた知識をインプットできる

輪読会に向けた読書では、プレゼンテーションというアウトプットや、討論会というコミュニケーションを意識することが求められます。そのため、一人で読書をするよりも外に開いた形で知識を取り込むことができます。アウトプットとインプットを同時に行っていると言えるのかもしれません。
たとえるならば、キャベツを丸ごとではなく、あらかじめ細かく切った上で冷蔵庫に保存しておくようなイメージです。実際に活用しやすい知識を蓄えることができます。

2. 自分では選びそうにない本と出会える

他のメンバーが、自分にはまったく興味のない書籍を選んできたりします。うんざりしてしまうかもしれませんが、自分の思考の固定観念を取り払ってくれる機会になったりもするのが面白いところです。

3. 自分とは異なる視点に触れるのが楽しい

一冊の本を討論しながら読み進めていくと、他のメンバーが自分とはまったく異なる捉え方をしているのを垣間見ることになります。それは自身の考え方にとって新鮮な刺激となりますし、その書籍自体の魅力をも深めてくれるでしょう。思いがけない展開に飲み込まれていく、輪読ならではの醍醐味がそこにあります。

4. 読書が自然と習慣になる

定期的に開催される輪読会に参加していくうちに、読書は自然と習慣になっていくことでしょう。一人だと読むのを途中で諦めてしまいがちな難しい本であっても、みんなで読み進める輪読ならば乗り越えやすいため、読書に対する抵抗感はどんどん減っていくはずです。

5. 読書のスピードが向上する

たとえば、自分の部屋を大掃除するとき、どこから手をつけたらいいか分からないとダラダラしてしまいがちです。そんなとき、突然、友人が部屋にやってくることになれば、目につく主要なところだけを手際よく片付けてしまえたりします。
それと同じように、アウトプットやコミュニケーションという他者の存在を意識するようになることで、読書の要領は良くなり、読書スピードの向上も実感できるでしょう。

さいごに

もちろん、輪読には良い面もありますが、悪い面もあります。
先ほどのキャベツのたとえでいえば、あらかじめ細かく切った上で保存しておくことは便利でもありますが、切ってしまったキャベツでは丸ごとのキャベツを使った料理を作ることはできません。輪読をすることで、周りの意見に影響されすぎることもあるでしょう。

輪読はあくまで読書方法の一つに過ぎないので、たった一人で向き合う読書の時間もやはり設けるようにしたいところですね。輪読会で取り上げた本を一人で改めて読みなおしてみるのも面白い発見があるかもしれませんよ。
それでは。

 

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