【通夜・葬儀・告別式】服装や時間など必須マナー5つと基礎知識【保存版】

ヒロアキ


【通夜・葬儀・告別式】服装や時間など必須マナー5つと基礎知識【保存版】

こんにちは、エディターのヒロアキです。

今回は、知っているようで知らない冠婚葬祭のマナーや基礎知識について整理してみました。冠婚葬祭の「葬」(そう)の中でも、お通夜・葬式・告別式に参列する際に押さえておきたいマナーや知識に関する記事です。

こうした作法は、宗教や宗派、地域の慣習などによって大きく変わってくるものではありますが、特別な注釈がない限り、本記事では一般的な仏式に則った内容となっておりますので、ご留意ください。

【冠婚葬祭マナー】(LIGブログ記事)

▼目次

1. 準備するもの(服装、香典など)

服装

男性
喪服が基本。
ただし通夜の際は、ブラックスーツまたはダークスーツでも可。
ネクタイや靴下を黒に。
腕時計、結婚指輪を除くアクセサリーは基本的に外しましょう。
女性
喪服が基本。
ただし通夜の際は、黒または地味な色とデザインのワンピースやスーツでも可。

服装全般の注意として、黒であっても光沢のあるものはNGとなります。派手な時計やカフスボタンなども避けてください。

通夜は、告別式の前日に親しい人たちが「取り急ぎ駆けつける」といった意味合いが強い儀式です。そのため、たとえ通夜の日程が逝去から数日後だったとしても、地味な平服での参列で問題ありません。

最近では通夜にのみ出席する人が多くなり、喪服を着用する人も増えてきました。用意ができるのであれば、喪服でもよいでしょう。

アクセサリー

女性の場合、アクセサリーは涙を連想する白のパールが基本で、一連のネックレスか一粒タイプのイヤリングのどちらかを選ぶのがよいとされます。華美なものは避けましょう。

二連のネックレスは「不幸が重なる」という意味から、厳禁です。

また、パンプスは正式礼装を同じく、黒系のものとし、ストッキングも黒色にしましょう。ただし、通夜に参列するときは肌色でもよいとされます。

コート

冬場でコートを着用している場合、葬儀会場の建物内に入る前に脱ぐようにしましょう。焼香場所が屋外テントなどの場合は、焼香のときのみコートを脱ぎ、それ以外は着用していても大丈夫です。

なお、革や毛皮のコートは「殺生」をイメージさせることからNGとなります。

香典

取り急ぎ駆けつけた通夜では、香典の用意ができていなくても大丈夫です。翌日の告別式で渡したい場合などは記帳のみで済ませましょう。

香典を用意できる場合は、ふくさに包んだまま手に持っておきます。香典袋をむき出しにして持つのはマナー違反なので、ふくさの準備をお忘れなく。不祝儀用のふくさの色は紫、緑、藍、グレーなど。結婚式の場合と混同しないように注意してください。

葬儀・告別式では必ず香典を持参しましょう。香典の金額の目安については、こちらの記事をご参照ください。

数珠

なくても大丈夫ですが、あればベストです。葬儀を主に執り行う斎場では「数珠」「ふくさ」が販売されているので、現地で間に合わせることもできます。数珠は2,000円から、ふくさは1,000円からのものが販売されています。いずれまた必要になるときが来ると思いますので、まとめて購入しておいた方がいいでしょう。

数珠は法具ですので、大切に扱いましょう。どんな場合も畳や椅子の上に直接おいてはいけません。

その他 小物類

ハンカチは白の無地か黒のフォーマルなものを用いましょう。色物はNGです。

手袋は黒で布製のものを使います。

傘も、黒、紺、グレーなど地味な色の物にしましょう。

2. 通夜についての作法

本来は遺族や近親者だけでおこなう儀式が「通夜(本通夜)」でしたが、最近では仕事などの都合から、日中におこなわれる葬儀・告別式よりも、午後6〜7時ごろから始まり、1~2時間程度で終える「通夜(半通夜)」に参列するのが主流となっています。

ただし、故人と親しい間柄だった場合には両日とも参列するようにしましょう。

通夜の流れ

通夜の基本的な流れは以下のようになります。

1. 斎場到着

通夜の時間内に遅れないように、少し早めに向かいましょう。
またその際、携帯電話の電源は切っておくのを忘れないように。

2. 受付・記帳

受付にてお悔やみを述べ、香典を渡し、記帳をします。返礼品の引換券もこのとき受け取っておきましょう。

記帳後は祭壇のある部屋へ向かい、先客に一礼して入室します。遺族が参列者のあいさつを受けている場合は、順に並んでお悔やみを述べましょう。

3. 焼香

席次が決められている場合は案内に従いますが、決められていない場合は先着順に、前から詰めて着席しましょう。係員から案内があったら、順番に焼香します。焼香の順番までは待機します。

仏式の通夜は、一般的に「僧侶の読経」「遺族や親族の焼香」「一般参列者の焼香」の順に進みます。

4. 通夜振舞い

引換券を返礼品と交換したら、通夜振舞いの席へ案内されます(通夜振舞いの後に返礼品を渡すケースもあります)。この通夜振舞いは、故人への供養の意味合いからいただくもの。箸をつけるだけでもかまいませんので、お断りはしないように。

ただし、遺族の方は心労・疲労が重なっていますので、長居をしないようにしましょう。お酒も振る舞われますが、宴会ではありません。飲みすぎたり大声を出したりしないように気をつけましょう。

5. 退席

翌日の葬儀・告別式に参列できない場合は、手短なお悔やみの言葉とともに、その旨をお詫びしておきましょう。

通夜の服装

通夜は、告別式の前日に親しい人たちが「取り急ぎ駆けつける」といった意味合いが強い儀式です。そのため、たとえ通夜の日程が逝去から数日後だったとしても、地味な平服での参列で問題ありません。

男性は、ブラックスーツやダークスーツが一般的です。勤務先から直接駆けつける場合は、ネクタイと靴下を黒に替えておけば問題ありません。

女性は、黒または地味な色とデザインのワンピースやスーツを着用するのが一般的です。

最近では通夜にのみ出席する人が多くなり、喪服を着用する人も増えてきました。用意ができるのであれば、喪服でもよいでしょう。

受付の方法

故人との関係別に受付の列が分かれている場合もあるので、まずは列を間違えないように並びましょう。香典は、ふくさに包んだまま手に持っておきます。香典袋をむき出しにして持つのはマナー違反です。

自分の受付の番になったら、簡潔なお悔やみを述べてから一礼し、ふくさを開き、香典袋を取り出しましょう。表書きが相手から読める向きとし、きちんと両手で受付係に手渡してください。そして芳名帳に住所と名前を記帳し、最後に一礼します。

なお、通夜の時点では香典の用意ができておらず、翌日の告別式で渡したい場合などは記帳のみで大丈夫です。

会場に受付がない場合は、遺族にお悔やみの言葉を述べて香典を手渡すか、焼香時に祭壇に供えるようにしてください。

3. 焼香についての作法

「焼香」は、参列者の心身を清め、故人の冥福を祈るためにおこなわれます。慣れていない人は戸惑うことも多い作法なので、以下で詳しく説明していきます。

焼香の手順

僧侶の読経が始まると、遺族や親族に続いて参列者が焼香をおこないます。焼香の作法は宗派や地域によって異なりますが、一般的作法としては、以下のようになります。

  1. 右手の親指・人差し指・中指の三本で抹香(香木を砕いた細かい木片)を少量つまむ
  2. 手を返してから目の高さまで持ちあげる
  3. 左の香炉(炭の方)の少し上に移動させ、指をこすりながら炭のうえにパラパラと落とす(回数は宗派により異なるが、だいたい1~3回)

数珠は左手にかけておきます。
自身の宗派が分からない場合は、周囲にあわせておけば問題はありません。参列者が多い葬儀の場合は、時間調整の関係から「1回にしてください」と案内されることもあります。

焼香の形式と作法

焼香の形式は主に3つに分かれ、それぞれの作法があります。以下、詳細を説明していきます。

立礼焼香

立っておこなう焼香が「立礼焼香」です。椅子席の式場で多く用いられる形式です。

  1. 焼香台の2、3歩手前で立ち止まり、僧侶に一礼、遺族に一礼
  2. 前へ進み、身を正して、遺影に合掌、一礼
  3. 焼香し、合掌
  4. 後ろ向きに2、3歩下がり、再度遺族へ一礼し、終了
  5. 係員の案内にしたがって退場、または元の席に戻る

座礼焼香

座っておこなう焼香が「座礼焼香」です。畳の式場で多く用いられる形式です。

  1. まず次の人に会釈して、祭壇の近くへ中腰で進み、座って遺族と僧侶に両手をついて一礼する
  2. 座布団の前で両手を使って膝立ちし、にじり寄って正座し、遺影に合掌、一礼
  3. 焼香は立礼と同じ方法でおこない、合掌
  4. 両手を使って膝立ちし、そのままの姿勢で後退する
  5. 中腰になったら僧侶・遺族に一礼し、中腰のまま席に戻る

回し(廻し)焼香

回し(廻し)焼香は、式場が狭い場合などに、座ったまま焼香炉を隣の人に順番に渡しながらおこなう形式です。

  1. 隣の人から香炉を回されたら、軽く会釈をして受け取る
  2. 自分の膝の前に置き、遺影に向かって合掌、一礼
  3. 立礼と同じ方法で焼香し、合掌する
  4. 盆を両手で持って隣の方へ回し、終了

椅子席の場合の回し焼香は、膝の上に盆を置きましょう。

4. 数珠のかけ方

通夜、葬儀・告別式ともに、常に手にしておく数珠。そのときどきによって持ち方が変わります。

  • 使用しないとき

左手の親指と人差し指の間にかけて持つ

  • 焼香するとき

体の前に数珠をかけて左手を差し出し、右手で焼香する

  • 合掌するとき

数珠を両手の親指と人差し指の間にかけておこなう

5. 葬儀・告別式についての作法

「葬儀」と「告別式」は本来分かれているものでしたが、最近では続けておこなわれることのほうが一般的となっています。 葬儀と告別式の時間が分けられている場合は、友人や知人程度の関係であれば葬儀の時間は待機し、後半の告別式から出席するようにしましょう。

なお、葬儀・告別式の場合は開始から終了まで参列するのが基本となります。葬儀開始時刻の10分前ぐらいに到着し、そのまま告別式にも参列するのが原則です。告別式だけの場合は、焼香・拝礼の列の後ろに付くようにしてください。

気をつけたいマナー

葬儀で気をつけたいマナーの代表例は以下のようになります。

遅刻をしない

遅刻は厳禁です。特に読経の最中に着席するのは絶対に避けてください。やむを得ない事情で遅れてしまったときは、お詫びを述べ、焼香をさせてもらいましょう。

お悔やみの言葉は手短かに

親しい間柄でない限りは、遺族に挨拶するのは控えましょう。参列したこと自体が、弔意を表したということになります。遺族と親しかった場合でも、長話をするのは控えてください。お悔やみの言葉は、手短に述べるのが基本です。

また、遺族に故人が亡くなられた経緯を聞くのは、非常に配慮に欠ける行動です。悲しみを増長させるような言動はくれぐれも控えてください。遺族の感情に訴えるようなオーバーな表現も慎みましょう。

私語は控える

知り合いに会ったからといって、仕事の話や近況など、世間話をするのはマナー違反です。会場での私語はNGです。

葬儀・告別式のフロー

葬儀・告別式の基本的なフローは以下のようになります。

1. 斎場到着

時間に遅れないように、早めに向かいましょう。携帯電話の電源は切っておきましょう。

2. 受付・記帳

受付にてお悔やみを述べ、香典を渡し、記帳をします。返礼品の引換券もこのとき受け取っておきましょう。
記帳後は焼香の順番まで待機します。
通夜で香典を渡していた場合は、「昨晩も参りました」と伝え、記帳だけをおこないましょう。

3. 焼香

焼香の手順については、先ほど紹介したとおりとなります。

4. 返礼品受け取り

引換券を返礼品と交換し、待機します。焼香が終われば退出しても問題はありませんが、最後まで参列するのが基本です。

5. 別れの儀

遺族が故人の柩を閉じ、最後のお別れをする儀式です。参加を希望する場合は案内にしたがって参加し、遠慮する場合は、出棺見送りまで待機します。

6. 出棺見送り

喪主の挨拶のあと、出棺となります。霊柩車が動き出したら、合掌して見送ります。冬の場合でも、出棺時だけはコートを脱ぐようにしましょう。

故人と特に親しい方で、遺族から声をかけられた場合のみ、火葬場へ同行します。

6. 会社関係の葬儀についての作法

葬儀は故人との別れを惜しむ気持ちが何よりも大切となるのですが、会社の代表として参列する場合、上司の代理人として参列する場合などは、ビジネスマナーと同様に最低限のマナーを理解しておく必要があります。

名刺について

仕事関係や、会社の代理で参列する場合は、受付で名刺を差し出します。

名刺の右肩(右上)に「弔」の文字を書き入れるか、名刺の左下の端を内側に少し折って差し出してください。こうすることで、名刺の本人が来たことをあらわします。
代理人として弔問した場合は、出席できない人の名刺の右肩(右上)に「弔」の文字を書き入れたものと、自身の名刺の右肩(右上)に「代」の文字を書き入れたものを一緒に差し出します。

名刺を渡しても、芳名帳に記帳することは忘れないようにしてください。

上司の代理として訪れた場合は、記帳は上司の肩書きと名前を記帳してください。香典袋の表書きも上司名となります。

会場に受付が用意されていない場合は、焼香の際に香典と名刺を祭壇に供えておきましょう。

取引先関係者の葬儀について

取引先の社員や、得意先の社長の父親が亡くなったなど、会社関連の訃報を聞いたら、独断で行動するのは控えましょう。まずは上司に報告し、指示を仰いでください。

故人が社長や役員の場合は弔問者も同格の人をたてる必要があるなど、会社としての対応が必要になるためです。供花・供物の手配なども同様です。

社葬について

社葬とは、社長が亡くなったときなどに、会社が主催する葬儀のことをいいます。出欠や参列者などは会社判断になるので、社葬の通知を受け取ったら必ず上司に相談しましょう。

また、各社の関係者が一同に集うことになりますが、会場で名刺交換や打ち合わせなどは厳禁です。

社内関係者の葬儀について

上司や同僚などの場合、会社からの見舞金などとは別に、個人的な弔問と香典が必要となります。故人が同僚の母親などの場合も同じです。原則としては、個人の香典は通夜に弔問して渡し、会社からの香典は告別式で渡します。

まとめ

通夜や葬儀・告別式は、突然やってくるものです。通常はそれほど頻繁に経験するものでもありません。結婚式などのように、場慣れすることでマナーを身に付けていくということが難しいところです。

だからこそ、故人や遺族に失礼や迷惑のかからないよう基本的なマナーや知識はしっかり身に付けておきたいですよね。

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この記事を書いた人
ヒロアキ

エディター

2016年入社

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