お通夜やお葬式の前に必須の5つのマナー「香典」「弔電」「供花」など

お通夜やお葬式の前に必須の5つのマナー「香典」「弔電」「供花」など

LIGブログ編集部

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3. 香典の準備

香典は、通夜か葬儀のどちらかに持参します。両方に参列するという人は、通夜に渡す場合が多いようです。
どちらにも参列できない場合、郵送でもかまいません。香典を不祝儀袋に包み、現金書留の封筒に入れて、お悔やみの手紙と一緒に送ります。



表書きについて

香典を包む「不祝儀袋」の表書きは、もちろん宗教や宗派によって異なります。代表的なところでは以下のようなものがあります。

  • 仏式:「御霊前」「御香典」「御仏前」
  • 神式:「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」
  • キリスト教:「御花料」「献花料」

「御霊前」は一応どの宗教でも使えるとされる表書きなので無難です。
また、「御仏前」は一部の宗派を除き、49日の法要で使う表書きなので注意しましょう。

書き方について

筆ペンなどを使い、不祝儀袋の水引から上の場所に薄墨で用途を書き、自分の名前をその下に書きます。「涙で墨が薄くなる」という意味があります。
ボールペンや万年筆は避けるようにしましょう。

中袋には、必ず住所・氏名・金額を楷書で書くようにしましょう。
中袋の表に、漢数字で金額を書き、裏側に住所と氏名を書きます。住所は省略せず、郵便番号から書いてください。
表袋とは別々に管理しますので、表袋に住所を書いていたとしても、再度記入するようにしてください。

香典の金額

故人や遺族との関係の深さ、年齢や社会的地位、地域のしきたりになどよって異なります。一般的には、関係が深いほど多めに包みます。また、一家の主人が亡くなった場合なども多めに包みます。
ただし、多く包みすぎてもいけません。喪家が恐縮してしまうような金額は控え、あくまでも常識的な範囲の金額をお包みするようにしてください。

以下、目安として金額を記載します。

  • 勤務先の上司・同僚・部下・その家族:5,000円〜10,000円
  • 取引先関係:5,000円〜10,000円
  • 祖父母:10,000円
  • 両親:100,000円
  • 兄弟・姉妹:30,000円
  • 親戚:10,000円
  • 友人・知人・その家族:5,000円〜10,000円
  • 近所の方:5,000円

不祝儀袋の値段

不祝儀袋は、水引が印刷されたものから豪華な水引きがついているものなど、多くの種類があります。
目安としては、香典金額が5,000円くらいまでは水引が印刷されているシンプルなものを使い、1万~2万円なら黒白の水引の袋、3万~5万なら双銀の水引の袋、10万以上は大判でひだ折りのある袋がよいとされます。

蓮の花が印刷されたものについては、神式やキリスト式のお葬式では使いません。仏式のときだけ使用するようにしましょう。

香典の渡し方

香典に使うお札は綺麗なものを、軽く折り目をつけてから包みます。
香典を渡す場合は、受付で表書きを相手の方に向けて(=自分から読める向きにして)「このたびはご愁傷様です」と言って渡します。その際には、両手を添えて差し出しましょう。
また喪家が香典を辞退している場合は、無理に渡すことは控えてください。

4. 弔電について

弔電とは、お通夜にもお葬式に参列できないときなどに、喪主・親族に対して弔意を表す電報を送ることです。
電話でのお悔やみは避けるようにしましょう。喪家は、葬儀の準備や、弔問者への対応などで多忙だからです。

弔電の手配

葬儀の前日までに、故人の自宅か葬儀会場に着くように手配します。遅くとも告別式の3時間前までには届くよう手配するのがよいとされています。
宛名は喪主にしますが、わからない時は「故○○様遺族様」とします。故人宛に送るものではないという点は注意してください。
敬称を用いる故人は、喪主からみた関係で表します。(喪主からみて父親であれば「ご尊父様」、夫であれば「ご主人様」など。)
弔電の手配時にはしっかりと確認してください。

弔電の申し込み

申し込みは、NTTで申し込む方法とインターネットサービスを利用する方法があります。
午後7時までの申し込みで当日配達が可能なNTTは、急ぎの場合に便利です。
インターネットサービスは、安く利用できるうえ、台紙の種類も多いため、広く普及しています。最近では当日配達を受け付ける会社も出てきています。台紙の種類で金額がわかってしまうNTT電報を避けたい、というニーズもあるようです。

ただし、いずれにしても弔電は略式かつ形式的なものです。
生前お世話になった方などの場合は、遺族と連絡を取るなどして、できるだけ早い時期に弔問するようにしましょう。




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