オフィスでもできる!今すぐ試したい肩こり解消方法
次に、この記事を見ながらでも試してほしい、今すぐできる肩こり解消方法について紹介したいと思います。ただし根本的な治療方法ではなく、あくまでも応急処置です。
一度に長時間ではなく、ツラいかもと思ったとき、少しずつおこなうのがポイントです。
1. 首周りのリンパをほぐす
首を右左交互にゆっくり3回ずつ回すことで、首周りのリンパ節をほどよく刺激します。肩甲骨を意識しながら、前後に大きくゆっくり回しましょう。
2. 肩をゆっくりと回す
こっている箇所の反対側の手の人差し指や中指を、こっている箇所にあてながら、肩をゆっくり回しましょう。
3. 首の筋肉を刺激する
頭の位置はそのまま、手と頭とで逆方向に力を入れあうことで、筋肉を刺激します。
- 両手を組んでおでこにあて、そのままおでこを後ろに押すように力を入れます。同時に首を前に曲げるように力を入れ、ゆっくり5つ数えます。
- 組んだ両手を頭の後ろにあてて、両手と頭の力を逆向きに入れ合います。
- 右手を頭の右側にあて、手に力を入れると同時に頭を右に倒そうとしながらゆっくり5つ数えます。(左も同じ)
4. 筋肉の緊張をほぐす
精神的なストレスなどにさらされていると、気づかないうちに筋肉も緊張し、肩こりの原因になってしまいます。筋肉を緊張させたりゆるめたりという“ほぐし”を、何度か繰り返してみましょう。
ほぐし方の例には以下のようなものがあります。
- 両肩を後ろに引いて、肩甲骨を中心に十分緊張させてから急に力をぬく
- 腕全体に少しずつ力を入れ、肘を曲げながらこぶしを固く握る。限界まで力を入れたら、少しずつ力をぬいていき、最後は完全に力をぬく
- 背中に力を入れながらそらしていき、筋肉に緊張を感じたら急に力をぬく
じっくり取り組もう!肩こりの解消・防止に効果的な対策
オフィスでこまめにストレッチや指圧をおこなうことも大切ですが、肩こりを慢性化させないためには、やはりしっかりとした対策をたてておきたいところです。
寝る前や休日など、肩こりの解消・防止のために日常的に取り組んでほしい対策方法を最後に5つほど紹介します。ぜひ実践してみてください。
1. 肩を温める
肩を温めると、肩の血行が改善し、筋肉がほぐれ、肩こりが楽になります。筋肉をほぐすことで、マッサージの効果も増大させます。
特に寒い時期やエアコンのクーラーが効きすぎたりする季節では、冷えることによって、筋肉が硬直し、血行が悪くなっています。以下のような方法で肩を温めてみましょう。
- お湯につけ硬く絞ったタオル、または電子レンジで約1分程度温めたタオルを、首の付け根・肩の中央などにあてる
- ドライヤーの温風を首や肩のこりを感じる部分に直接あてる(30cmくらい離した状態で、1箇所に風が集中しないよう動かしながら)
- シャワーの水圧を高めにし、やや熱めのお湯を首や肩に直接かける(5~10分程度)
- 38~40度ぐらいのぬるめのお湯に長めにつかる
2. お風呂あがりにストレッチをおこなう
お風呂あがりの体が温まっている、血行の良い状態で、簡単なストレッチをしましょう。血行の改善につながります。以下のような動作をゆっくりとおこなえば十分です。
- 首を縦と横に倒したり、首を回したりする
- あぐらをかいて、手を頭の上に持っていってそのまま体を倒す
- 手を目の前に伸ばして、開いたり閉じたりする