仕事ができる人達が使う、気分を上手に切り替えるための7つのフレーズ

仕事ができる人達が使う、気分を上手に切り替えるための7つのフレーズ

安達裕哉

安達裕哉

皆さま毎日のお仕事、大変お疲れ様です。ライターの安達です。

さて、皆さまは仕事で落ち込むこと、ありますか?
私はたくさんあります。仕事には浮き沈みがあり、波に乗っているときはいいのですが、そんなときは長続きせず大抵が失敗の連続です。

成功者は「継続せよ」「努力せよ」と言いますが、一番難しいのがまさにこれで、ビジネスの鉄則である「成果が出ないときに、努力を続けること」ができれば、それこそ皆成功できるのかも知れません。

だからこそ重要になるのが「気持ちの切り替え」です。

“仕事がうまくいかず、失敗した。でも、目の前には大量の宿題が残っている……。”
そんなときに自分なりの「気持ちの切り替え方法」を持っていることは、心の支えになります。

というわけで今回は、私がビジネスで出会った数々の「仕事ができる人たち」が使っていた、気持ちを上手く切り替えるための一言を紹介していきたいと思います。

仕事ができる人達が使う、気分を上手に切り替えるための7つのフレーズ

1. 失敗は、いい経験だ

「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、ビジネスにおいてこれ以上大切な言葉はないような気がします。実際、多くの人がこの一言で気分を切り替えていました。

その中でも私が印象的だったのは、ある中堅企業のシステム開発プロジェクトのリーダーです。
ある日彼は予算オーバーと納期オーバーにより上司からこっぴどく叱責されたようでした。しかし、翌日には元気な様子で働いていました。
心配して彼に声をかけると、「なに、失敗はいい経験だ。カネでは買えないのだから。」と明るく言われました。

2. 誰も、人の失敗なんか気にしていない

気分を切り替えることができない大きな理由の1つが、「他人の目が気になる」ことです。

しかし、ある大手企業の人事の方はこう言いました。
「みんな、自分にしか興味がないですよ。他の人の失敗を気にしている人は、むしろ声をかけてあげよう、という優しい人です。だから、“誰も、人の失敗なんか気にしていない”と思えば、気が楽になります。私はいつもそうしています。」

多くの人の成功と失敗を見てきた人事の方だからこそ、見えているものがあったのかもしれません。

3. 死ぬわけじゃない

私のかつての上司は凄腕の営業マンでした。そんな彼でもお客さんから「要らないよ。」と無下に断られることはありました。
そんな帰り道に昼食を一緒にとったのですが、私は彼が落ち込んでいるのではないかと思いあまり話しかけませんでした。しかし実際にはケロッとしていました。

失礼とは思いながら彼に「落ち込んでないんですか?」と聞いたところ、彼は何事もなかったかのように「死ぬわけじゃないから、別にどうってことないよ。」とモリモリ食べていました。

4. 失敗しない人なんていない

会社を2回潰し、3回目でようやく「何とか食えるようになった」という経営者の方から教えていただきました。

彼はこう言いました。「失敗しない人なんて、オレの回りには1人もいなかった。辛いときには、“失敗しない人なんていない”って、自分を納得させてるよ。」

確かに、失敗しない人なんていない、というのは事実です。

5. 社会人人生は長い。やりなおせばいい

「まだ10年やそこらしか働いていないんだろう? あと30年も働くんだから、全く気にする必要ないよ。」と、その人は言いました。
彼は運送会社の課長でしたが、1度大きな損害を会社に与え、降格されてしまったそうです。

「会社をやめようと思わなかったんですか?」と聞くと、彼は「そのときはそう思った。けど、降格させられて気づいたんだ。またやりなおせばいい、ってね。おかげでもう1回、課長になれたよ。」と言いました。

6. 今できることをしよう

「大きな失敗をしたときにこそ、手を動かすことが大事だ。」と、その技術者の方は言いました。

「とにかく、失敗したときにはマイナスの考えしか浮かんでこない。でも、仕事をして手を動かしていると、そういうマイナスの考え方は消え、没頭できるんだ。やっぱり、今できることをやる、ってのが重要じゃないかな。」

余談ですが、大切な人を亡くした方に対するアドバイスとして、「仕事をやめてはいけない」というものがあります。
もしかしたら、このような教訓から生まれたものかもしれません。

7. ゲームで負けただけだ

ある専門商社のトップ営業が話をしてくれました。その方は若いころ、勇み足で会社に大きな損害を与えてしまったそうです。

しかし、社長にそれを報告したところ、社長が言った一言が、「そうか、今回はゲームに負けたな。次は負けるな。」だったそうです。
彼はそれ以来、失敗をしても「ゲームに負けただけだ。気にするな。」と、凹んだときに気持ちを切り替え、失敗を繰り返さないようにしているそうです。

まとめ

気持ちの切り替えのために使っている一言は人それぞれだと思います。
しかし、どうしても気分の切り替えが上手くいかず、悶々としてしまうときはあるものです。

そんなときは、今回のエピソードなどを見返していただければ幸いです。それでは。

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あだちゆうやと申します。コンサルティング会社のDeloitteで12年間、仕事をさせていただきましたが、「人材育成」というテーマの仕事を全力でやりたいと思い、退職して個人向けに学習塾、法人向けに採用・人事コンサルティングを行う会社をつくりました。 IT、学習、教育、マネジメントについてブログを書いています http://blog.tinect.jp

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