会話が続かなくて変な空気が流れたり、無理に話をしようとして余計に疲れたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は会話が続かない人の特徴や初対面の人とも盛り上がる10個の会話ネタ、会話を無理なく続けられる方法をご紹介します。
最後には良い雰囲気のまま会話を終わらせる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
会話が続かない理由
会話が続かない人の主な理由は以下の3つです。自分があてはまっていないか確認してみてください。
- 会話が続かない理由
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- 人見知り
- 感情がわかりにくい
- 相手に対して配慮がない
人見知り
人見知りな人は人との会話に慣れておらず、話すことに抵抗がある場合が多いです。会話をするときに、目をそらしたりして表情が読み取りにくかったり、会話のキャッチボールがうまくできないことで、ぎこちない雰囲気になることも多いでしょう。
ただ、人見知りだから必ず会話が続かないというわけではありません。人見知りの人でも相手によっては普通に会話ができる場合もたくさんあります。
感情がわかりにくい
どんなに面白いと思ったり、悲しんだりしても表情に出さなければ相手に伝わりません。無表情のまま話を聞いていると、話をしているほうは「自分の話に退屈しているのかな」「つまらないのかな」と思ってしまい、会話をやめてしまいます。
感情を表に出すのが苦手な人は少しオーバーリアクションを心がけると相手に自分の感情が伝わりやすくなるかもしれません。ただ、オーバーリアクションをしすぎるとからかっている感じが出てしまうので、注意が必要です。
相手に対して配慮がない
相手に対して配慮がないのも会話が続かない人の特徴です。具体的には以下のような配慮がない場合が多いです。
- 周りを不快にさせる発言
- 否定から入る
- 答えにくい質問が多い
- すぐに結論を出そうとして、人の話を遮る
- 自分ばかり話す
上記に当てはまると思った人は、これから紹介する会話のネタや話し方を心がけることで、会話を無理なく続けられるでしょう。
初対面の人とでも盛り上がる会話ネタ10選
特に初対面の方と話をする際に、何を話し出したら良いか、相手に何を質問したら良いかについて、困ってしまうことってありますよね。
会話のネタを語呂にしたものに、適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)という合言葉のようなものがあるので、紹介します。
- テ→テレビ「テレビはよくご覧になりますか?」
- キ→気候「暑い日がつづいていますね」
- ド→道楽「何か趣味はありますか?」
- ニ→ニュース「大学生が集団で酔っぱらって駅前で倒れていたらしくて」
- セ→生活「お休みの日は何をされていますか?」
- イ→田舎「ご出身はどちらですか?」
- リ→旅行「インドに行ったことはありますか?」
- ス→スター・スキャンダル「大物歌手が逮捕されましたね」
- ベ→勉強「大学では何をお勉強されていたんですか?」
- シ→仕事「何のお仕事をしていますか?」
使える場面が非常に多いので、覚えておくと便利です。これらのネタをきっかけに、これから紹介する方法を実践すれば、会話を無理なく続けることができます。
会話を無理なく続けられる6つの方法
続いて無理なく会話を続けるために実際に使える方法を6つご紹介します。
- 会話を無理なく続けられる方法
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- 会話のテンポはゆっくり
- キーワードに5W1Hをつけて質問する
- 言い換えをする
- 要約をする
- 質問されたら「And You?」で返す
- 話す量が相手と自分で7:3になるようにする
会話のテンポはゆっくり
コミュニケーションが苦手な方は、自分の会話のプロセスを振り返ってみるとお分かりのように、頭の中が基本的に焦りとパニックで占められているかと思います。
だからこそ、コミュニケーションが苦手な方は、早口になってしまったりもじもじしたりしてしまいがちです。
確かにさくさくコミュニケーションを取れる人はかっこ良く見えますが、言葉のキャッチボールがいびつになってしまっては意味がないうえに、早いテンポの会話は基本的に人を疲れさせます。
コミュニケーションが苦手な方は、誰かと話をするときはまず「ゆっくりで良いんだ」と常に頭に入れておきましょう。
キーワード + 5W1Hを意識する
会話のキャッチボールが苦手な方と上手な方ではプロセスが違います。
- 会話のキャッチボールが苦手な人
- 相手が話した内容全部を頭の中に入れる→自分が何を言うべきか考える→思いついた言葉のパーツを頭の中で組み立てる→言う
- 会話のキャッチボールが上手な人
- 相手が話した内容から特徴的なキーワードを抜き出す→キーワードに5W1H = Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ) How(どうやって)をくっつける
例えば、「私、最近カレーにはまっているんです」と言われたとき、「カレーおいしいですよね!」と多くの人は言いがちですが、会話を膨らませるためには「最近」「カレー」「はまっている」と分解します。
それだけ抜き出せば、
- 「いつ(When)からはまっているんですか?」
- 「どこ(Where)で食べたカレーが美味しかったですか?」
- 「他に何か(What)はまっているものはありますか?」
- 「なんで(Why)カレーだったんでしょう?暑いからかな?」
などなど、多くの質問につなげることが可能になり、会話が盛り上がっていくのです。
言い換えをする
世間話でよくある「そうですね」で終わってしまう会話。「そうですね」以外の返答を思いつかない気持ちは分かるけれど、「そうですね」と言われた方は何も言えず、沈黙してしまいますよね。
そんな悲しいことにならないように、覚えておくと便利なのが言い換えをするという方法です。
例えば梅雨の晴れ間の会話だと以下のようになります。
- 言い換えの例文
- A「今日はよく晴れていますね」
B「そうですね、最近雨が続いていたのに珍しいですね」
A「梅雨は洗濯物が乾かなくて嫌ですよね」
このように言い換えるだけで、梅雨のエピソードに持ち込むことができ、無理なく会話を続けることができます。
要約する
話し手のとき、相手が自分の話を理解できているか不安になることはありませんか? また、聞き手側のとき、途中で相手が何を話しているのか分からなくなって、返答に困ることはありませんか?
そんな双方のニーズを解決するのが要約するという方法です。とにかく主語と述語を意識するよう心がけましょう。要約をすることで相手は話が伝わっていること、また聴いてくれているという姿勢に安心感を持ってくれるでしょう。
- 要約の例
- A「私は女優さんってあんな演技できるのがすごいと思うし、毎日大変ななか自分を磨いていることに尊敬もしているけど、ストーカー被害に遭ったり、ささいなことから住所特定されたりするし、女優で生きていくのはすごく大変なことだと思うから、友達が女優になりたいけどどうしたらいいか迷ってるって言ったら止めるかなあ」
B「友達が女優になるか迷っていたら止めるんですね」
上記の例だと主語は「私」、述語は「止める」なので、「あなたは止めるんですね。」と要約できます。少し分かりやすくすると「友達が女優になるか迷っていたら止めるんですね」となります。
質問されたら「And You?」で返す
基本的に、相手に何か質問されたら、答えた後で「あなたはどうですか?」と聞くようにしましょう。
会話の長さが単純に2倍になることはもちろんですが、お喋り好きの方の多くは、本当は自分が話したいことを質問する傾向にあります。
例えば「最近、調子はどうですか?」と聞かれたら「絶好調です/まあまあです/なかなか上手くいきませんね」と答えた後に「あなたはどうですか?」と聞けば、相手にスムーズに近況を話し出させることができます。
「タバコは吸いますか?」と聞かれても、「恋人いますか?」と聞かれても、「ダイエットしないんですか?」と聞かれても答えた後には必ず「あなたはどうですか?」です。
相手と自分が7:3になるように話す
会話の中で、相手が話している時間と自分が話している時間のバランスって大事ですよね。特に初対面の場合は、大体半分ずつくらいになれば相手を不快にさせることはないと考えて間違いはありません。
しかし多くの方は、他人の話を聞くよりも自分の話をしている時間の方が頭を使うので、自分が話している時間を短く感じます。集中できる授業(会議)はすぐに終わるけど、眠たい授業(会議)はいつまでも終わらないのと同じです。
そのため、自分と相手の話す時間が大体同じだった! と一方が感じたときには、相手はたくさん話を聞かされた、と感じていることがじつは良くあるのです。
相手が話している時間と自分が話している時間の感覚的なバランスは、相手:自分 = 7:3を意識することが大切です。
会話の上手な終わらせ方
上記で紹介したネタや話し方を用いることで無理なく会話を続けることはできたけど、終わらせ方がわからなくて、変な空気になってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが「じゃあ、〇〇」というフレーズです。
仕事場で話し終えたときは「じゃあ、お互いお仕事がんばりましょう」などが使えるでしょう。プライベートの場合は「じゃあ、また」というようにフランクな感じにすると、良い雰囲気で会話を終わらせることができます。
まとめ
コミュニケーションの多くは、相手の質問や、相手の話の興味深い部分に反応し合うキャッチボールです。
会話を盛り上げようとするとき、コミュニケーションが苦手な人はつい「何か自分が話さなきゃ」と思うのですが、実は相手を知りたいという気持ちを表すことが良いコミュニケーションに繋がるのではないか、というのが実感です。
今回ご紹介したことを忘れずにコミュニケーションに取り組んでいけば、少なくとも会話後に「上手く喋れなかった……」と後悔することも減っていくのではないでしょうか。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。