画像認識・画像解析のAIシステム開発が得意な企業11選

画像認識・画像解析のAIシステム開発が得意な企業11選

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

画像認識・画像解析AIの精度は近年どんどん増しており、製造現場での検品や顔認証システム、車の自動運転などさまざまなシーンで活用されています。

そんな中で、「画像認識・画像解析AIを使ったシステムを導入したい」「画像認識・画像解析AI開発に強い企業を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

今回は画像認識・画像解析に強い企業を厳選し、2024年7月時点の最新情報でご紹介します。活用事例や実績例、各社の特徴もあわせて解説するので、ご参考になさってください。

 

AIシステム開発会社探しでお困りですか??
AIを活用したシステム開発は専門性が高いため、どの企業に依頼すればいいか迷ってしまいますよね。そのようにお困りの企業様は多くいらっしゃいますが、専門性の高い領域ですからまずはシステム開発に詳しい会社に問い合わせ、相談してみることをおすすめしています。

弊社LIGは、
・音声AIを活用したサービス開発など実績もあり
・生成AI領域では外部専門家ともコラボレーションして事業を支援
・ベテランPMが事業戦略など上流工程からサポート


「こんなシステムは実現できる?」「まずは見積もりがほしい」など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。

一度話を聞いてみる

画像認識・画像解析AIシステム開発が得意な企業一覧

最初に画像認識・画像解析AIを使ったシステム開発に強い企業11社を一覧でご紹介します。社名をクリックまたはタップすると、各社の詳細情報までジャンプします。

株式会社LIG

株式会社LIG

おすすめ理由:事業アイデアの壁打ちからシステム実装・保守までワンストップで支援

弊社LIGは2023年に、生成AIやXRの専門家である梶谷健人氏*を顧問に迎え、生成AIコンサルティングサービスをスタートしました。

それに伴いAI専門チームも立ち上げており、AIを活用した戦略策定からプロトタイプ作成、システム実装まで一気通貫で受託しています。

また、弊社はもともとWeb制作やシステム開発を得意としており、数々の世界的なWebデザインアワードの受賞経歴があるデザイナーや、大型案件の開発を担ってきたエンジニアが在籍しています。さまざまなバックグラウンドを持ったスタッフがチームを組み、ニーズに応じたシステムのご提案が可能です。

>>LIGに問い合わせる

*梶谷健人氏とは
株式会社POSTS代表。2017年にXR/メタバース領域のスタートアップMESONを創業し、大手通信キャリア4社やアパレルブランドなどと共同でのサービス開発や、独自のXRフレームワークの開発などの事業を展開。現在は生成AI/XRなどの先端テクノロジーや、プロダクト戦略を軸にした経営アドバイザーとして様々な企業を支援している。著書「いちばんやさしいグロースハックの教本」「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」。
プレスリリース:LIG、顧問に梶谷 健人氏を迎え入れ「生成AIコンサルティング」事業を本格スタート
社名 株式会社LIG
HP https://liginc.co.jp/solutions/technology/system
所在地 東京都台東区小島2-20-11
資本金 10,000,000円
費用 要問合せ

エルピクセル株式会社

エルピクセル株式会社出典:エルピクセル株式会社

おすすめ理由:医学、薬学、農学などライフサイエンス分野に特化

“ライフサイエンスと画像解析の双方に強みを持った会社”とうたうエルピクセル社は、画像処理技術とAIを融合させた画像解析・検査システムを開発しています。

特に医学、薬学、農学の分野を得意とし、医療画像診断支援技術「EIRL」(エイル)や創薬を支援する画像解析AI「IMACEL」(イマセル)など、現場に合わせたカスタマイズソリューションを提供できるのが強みです。

社名 エルピクセル株式会社
所在地 東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル 6F
資本金 100,000,000円
費用 要問合せ
実績例 医療画像診断支援技術「EIRL」※外部サイトに遷移します
創薬支援AI「IMACEL」※外部サイトに遷移します

株式会社サイバーコア

株式会社サイバーコア出典:株式会社サイバーコア

おすすめ理由:AI国際コンペティション準優勝の高い技術力を保有

サイバーコア社は画像認識とAIを組み合わせたさまざまなソリューションを提供しており、自動運転など高度な技術領域も扱っています。

リアルタイム画像鮮明化ライブラリ「Luxeye」や欠損画像AI復元アルゴリズム「WipeEye」など、独自の基幹技術を研究。ベトナム拠点のエンジニアチームがAI国際コンペティションで準優勝するなど、優れた技術力を持っています。

社名 株式会社サイバーコア
所在地 岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1 マリオス10F
資本金 28,475,000円
費用 要問合せ
実績例 列車混雑率測定システム、欠損画像復元システム、交通モニタリングシステムなど※外部サイトに遷移します

株式会社モルフォ

株式会社モルフォ出典:株式会社モルフォ

おすすめ理由:画像処理や画像解析をリードする世界的な企業

モルフォ社は画像処理技術の研究開発を専門としており、カメラに搭載するAI技術の領域で世界的に有名な企業です。

画像処理で培ったノウハウを活かし、物体検出ライブラリ「Morpho Deep Detector™」など画像認識用の独自ライブラリも開発。自動運転や製造現場など、さまざまなシーンで活用されています。

社名 株式会社モルフォ
所在地 東京都千代田区神田錦町 2-2-1 KANDA SQUARE11階 WeWork内
資本金 1,783,958,000円(2023年9月時点)
費用 要問合せ
実績例 「Morpho Deep Detector™」による物体検出※外部サイトに遷移します

株式会社アラヤ

株式会社アラヤ出典:株式会社アラヤ

おすすめ理由:外観検査や人流解析など幅広い実績あり

ニューロサイエンス(脳科学、神経科学)とAIの複合研究が世界的に評価されているアラヤ社。幅広いジャンルのAIを活用する技術を持っており、企業のニーズに応じたソリューションを提供しています。

商業施設の人流解析や製造現場での外観検査など、画像認識AIを活用した実績も多数保有。外観検査ソフト「InspectAI」も開発・提供しています。

社名 株式会社アラヤ
所在地 東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F
資本金 100,000,000円
費用 要問合せ
実績例 商業施設・店舗におけるインストアマーケティング・顧客行動分析への画像認識AI活用※外部サイトに遷移します

株式会社ACES

株式会社ACES出典:株式会社ACES

おすすめ理由:「ヒトの知見や業務のデジタル化」で課題解決を提案

東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップとして誕生したACES社は、行動認識技術を用いた「ヒトの知見や業務のデジタル化」が得意な企業です。

行動認識技術をベースに、3次元での姿勢推定やマスクをつけた状態での顔認識など、画像認識・画像解析を含めさまざまなソリューションを提供。作業効率化や安全な労働環境を実現するだけでなく、教育や技術継承に活用した事例もあります。

社名 株式会社ACES
所在地 東京都文京区湯島二丁目31番14号 湯島ファーストジェネシスビル3階
資本金 100,000,000円
費用 要問合せ
実績例 画像処理AI技術を用いた、危険箇所と作業員の検知、不安全な状態や行動の判定に関するプロジェクト※外部サイトに遷移します

株式会社ヘッドウォータース

株式会社ヘッドウォータース出典:株式会社ヘッドウォータース

おすすめ理由:エッジAI×画像認識によるソリューション提供が強み

多角的なAIソリューション事業を展開しているヘッドウォータース社。エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS™」とインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を組み合わせたエッジAI開発をおこなっており、カメラの映像から多様な画像解析が可能です。

小売業では店舗における商品管理や来店社の属性検知、製造業では設備メンテナンスを行うためのデジタルツインなどに活用できます。

社名 株式会社ヘッドウォータース
所在地 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
資本金 369,023,000円
費用 要問合せ
実績例 ハイブリッドエッジAIカメラによる混雑可視化「comieru Live」※外部サイトに遷移します

日本システム開発株式会社

日本システム開発株式会社出典:日本システム開発株式会社

おすすめ理由:画像認識AIをパッケージ化して提供しており、コストを抑えられる

日本システム開発社では、2017年からエッジAI技術を活用したソリューションを提供しており、特に画像認識エッジAIアプリケーションの開発が得意分野です。

車両ナンバープレート検知AIや施設内の混雑状況把握に活用できる人数カウントAIなど、さまざまなニーズに対応。パッケージ型アプリとして提供しているため、コストを抑えながら導入できるのが特徴です。

社名 日本システム開発株式会社
所在地 愛知県名古屋市中村区那古野1丁目47番1号(名古屋本社)
資本金 100,000,000円
費用 要問合せ
実績例 車両ナンバープレート検知(全国版)※外部サイトに遷移します
映像解析AIによる人数カウントアプリ「人数カウントHEAD」※外部サイトに遷移します

株式会社オプティム

株式会社オプティム出典:株式会社オプティム

おすすめ理由:既存のカメラをそのまま活用できるAIカメラサービスを提供

オプティム社はエッジAIやロボティクスなどの最先端技術を活用し、DXを支援している企業です。

画像認識・画像解析領域では、既存のネットワークカメラを使ってリアルタイムで画像解析できる「OPTiM AI Camera」を開発。施設来場者の属性をデータ化するなどマーケティング活動や、不審・異常行動の検知などセキュリティにも活用できます。

社名 株式会社オプティム
所在地 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング 18F
資本金 444,000,000円(2023年4月1日現在)
費用 「OPTiM AI Camera」混雑状況可視化機能
(APIコール回数5万回分/月を含む)
1ライセンス1ヶ月 3,278円〜
実績例 大規模イベントでの混雑状況把握(株式会社大塚商会)※外部サイトに遷移します

株式会社AIハヤブサ

株式会社AIハヤブサ出典:株式会社AIハヤブサ

おすすめ理由:精度・検査時間ともに優れた検査システムを構築

AIハヤブサ社は機械学習を活用した画像認識AIの開発をおこなっており、製造現場における検査システムの構築やAI搭載型外観検査ロボットの開発を得意としています。

AIを使った検査システムは検査の精度や検査時間が課題になりがちですが、不良誤検出は0.5%以下、検査時間は2分の1に短縮できるのが強みです(※数値は同社調べ)。

社名 株式会社AIハヤブサ
所在地 北海道函館市桔梗町379番地13 函館工房内
資本金 10,000,000円
費用 要問合せ
実績例 要問合せ

Cotofure株式会社(コトフューレ)

Cotofure株式会社出典:Cotofure株式会社

おすすめ理由:AIによる顔ぼかしなど、エンタメ業界との相性がよい製品を提供

画像認識や動画解析を中心に、さまざまなAI製品を開発しているコトフューレ社。顔認証システムや感情分析ソフトなど、多彩な技術を活用して企業課題の解決をおこなっています。

動画に映っている人の顔や車のナンバープレートなどをぼかすAIなど、動画編集会社やテレビ局、芸能プロダクションなどエンタメ業界との相性がよい製品を提供しているのも強みです。

社名 Cotofure株式会社
所在地 東京都千代田区神田須田町2丁目1-1 MA SQUARE AKIHABARA 8F
資本金 200,219,443円(資本準備金含む)
費用 要問合せ
実績例 顔認証入退場システム、マラソン大会での顔認証ゲート導入など※外部サイトに遷移します

画像認識AIシステムの開発費用について

今回紹介した多くの企業が、サイト上で費用を公開していませんでした。これには理由があり、画像認識AIを活用したシステム開発の費用は、要件や規模、納期などさまざまな条件によって大きく変動するためです。

ざっくりとした金額でいいので、相場や目安を知りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、一概には言えませんので、まずは開発会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。

ただし、パッケージ化されて提供されている製品・サービスの場合は、1ライセンス月額◯◯円のように、費用が明確な場合もあります。

画像認識・画像解析に関するシステム開発は、費用感がわからないとプロジェクトを進められない…… ということが多いと思います。弊社LIGでは、「とりあえず見積もりだけお願いしたい!」という場合でも、ビジネスの壁打ち相手としてご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
>>開発費用のご相談はこちら

画像認識・画像解析・画像処理の違いと活用事例

画像認識と混同しやすいAIの技術として画像解析、画像処理があります。それぞれどんな違いや活用事例があるのかを整理しました。

項目 意味 活用事例
画像認識 機械学習したデータをもとに、画像内の人物や文字などの特徴を認識すること
  • 顔認証システム
  • 車や建物の認識
  • AI-OCR など
画像解析 機械学習したデータをもとに画像内に含まれる情報を認識して、人物の感情やシーンを読み取ること
  • 感情分析
  • 位置関係やシーンの検出
  • 医療画像の疾患識別 など
画像処理 画質の向上、ノイズ除去、欠損部分の補填、カラー調整など、画像自体に変化を加えて処理すること
  • 白黒写真のカラー化
  • 医療画像のノイズ除去
  • ぶれの自動補正 など

画像認識と画像解析は少し似ていますが、画像認識は単純な分類作業にとどまるのに対して、画像解析は関係性やコンテキストも含めて読み取れるのが大きな違いといえるでしょう。

開発企業の探し方・注意点

解決したい課題や目的を明確にする

まずは自社の課題やAI導入の目的を明確にしましょう。解決したい課題はなんなのか、全体の中のどの作業をAIにまかせたいのかなど、具体的に要望をまとめておくことでAIによって改善したいポイントや必要なサービスを絞り込めるので、開発企業選びの基準となります。

とはいえ、AIは専門的な領域なので「課題は分かるけどどんなシステムで解決できるか分からない」「本当にAIを使ったシステムが必要か判断できない」という方もいらっしゃるかと思います。その場合は、AIコンサルティングができる企業に依頼するのがおすすめです。

弊社LIGでも社内のAI専門チームや、顧問である梶谷健人氏など有識者とのコラボレーションのもと、システムの企画・実装、保守運用まで一貫して支援しております。ぜひお気軽にご相談ください。 >>LIGに相談してみる

目的に近い開発実績があるかチェックする

企業選びの基準として、自社の目的や課題とマッチしたシステムの開発実績があるかもぜひチェックしておきましょう。

近い実績がない企業に依頼した場合、クオリティが低くなったり、納期やコストが想定以上に必要となったりするケースも考えられます。どこの開発会社も非公開事例の制作実績を持っていることが多いですので、実績の詳細に関して問い合わせをおこない、しっかりと確認することをおすすめします。 >>LIG実績のお問い合わせはこちら

さいごに

画像認識・画像解析AIを使ったシステム開発ができる企業の中でも、対応可能な技術領域やシステムの種類は企業によって異なります。

自社の目的に見合った開発が可能かを事前に調べたうえで、気になる企業には問い合わせをして、より詳しい実績を確認してみてください。

この記事の著者

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ぴったりな会社が見つからなかった方、AI開発なら私にお任せください
株式会社LIG テクノロジー部部長 工藤充世

アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属し、100人規模のSIプロジェクトを多数経験してきました。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラとSI経験15年以上になります。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施しておりますので、ぜひいつでもお気軽にご相談ください。

「自社に合ったパートナーが見つからない」「そもそも何を調べたらいいかよく分からない」とお悩みではないですか?このようなお悩みをもつ企業様は多いのですが、一度システム開発に詳しい会社に聞いてみることが一番良いです。

弊社LIGでは、
・音声AIを活用した会議文字起こしサービスの開発実績あり
・10社以上の顧問を務めている外部の専門家ともコラボレーションしつつ支援
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などの強みを活かし、ベテランPMや経験豊富なメンバーが貴社のニーズに応じたご提案をいたします。「とりあえず見積もりをお願いしたい」という場合でも、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご連絡ください。

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アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属。100人規模のSIプロジェクトを多数経験。SI経験15年以上。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラ。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施。

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