アスリートの生き様と、スポーツへの情熱をサイトに込めて。「モメンタムスポーツ」リニューアル秘話

アスリートの生き様と、スポーツへの情熱をサイトに込めて。「モメンタムスポーツ」リニューアル秘話

Rico

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こんにちは、Webディレクターの永井(リコ)です。

LIGはこのたび、モメンタムスポーツ株式会社様のコーポレートサイトリニューアルを担当しました。

モメンタムスポーツ コーポレートサイト

ico モメンタムスポーツ株式会社アスリートマネジメント・スポーツマーケティング・スポーツクリエイティブの3事業を展開。ラグビーをはじめ、バレーボールなど幅広い競技のアスリートを支援するほか、試合会場の演出(スポーツプレゼンテーション)やアスリートのブランディング・映像制作なども手掛ける。スポーツ経験者が多く集まる会社。

モメンタムスポーツ様が「会社としてブランディングを確立する」というタイミングで動き出したプロジェクト。アスリートへのリスペクトや、スポーツの価値を伝えたいという強い想いを、どうサイトに落とし込んでいくか——ヒアリングで会社のブランドを分析する材料となる言葉を引き出すところから、ビジュアル設計、情報設計、リリース間際まで、何度も対話を重ねながら進めた制作期間でした。

一つひとつの提案に対して丁寧にフィードバックをくださる山野さん・広瀬さんの姿勢に、私たち自身もたくさんの学びをいただきました。今回はそんな制作の裏側を、お二人に伺っています。

サイトの制作・リニューアルをご検討中の方は、ぜひご一読ください。

スポーツへの愛が事業になった。競技と生きてきた人たちが集まる会社

永井(LIG):改めて、モメンタムスポーツ様の事業について教えていただけますか?

▲モメンタムスポーツ株式会社 山野様

山野:私たちはアスリートのマネジメントから試合会場の演出まで、スポーツに関わるあらゆる場面を3つの事業でサポートしています。

アスリートマネジメント事業 競技フィールド外での活動やキャリア、引退後の人生まで包括的にサポート。ラグビーをはじめ、女子バレーボールなど幅広い競技のアスリートを支援している。
スポーツマーケティング事業 コンセプトプランニングから、SNSやメディアを活用したプロモーション施策、メディアカンファレンスやアワードなどを通じて、競技・大会とファンの関係をより強固にしている。
スポーツクリエイティブ事業 映像・音・特殊効果などを使った試合会場の演出(スポーツプレゼンテーション)やセレモニーが中心。アスリートを輝かせるグラフィックス・映像制作も担う。

それぞれの事業で積み重ねた経験や視点が互いに活きているのが、私たちの強みだと思っています。

永井(LIG):その3つが揃っているからこそ、できることがあるんですね。

山野:そうですね。アスリートと直接向き合っているからこそわかるアスリートの目線や思考を、クリエイティブやプランニングに落とし込むことができる。単純にかっこよく見せるだけではなく、その先にいる見る人の感情を動かす瞬間をどうやって生み出すか——そこを大切にしながら、すべての事業に取り組んでいます。

永井(LIG):素敵ですね。ちなみに、社員の皆さんはスポーツ経験者の方ばかりとお聞きしました。

山野:はい、社員のほとんどがコンタクトスポーツ出身なんです。自分たちが選手として競技と向き合ってきたからこそ、アスリートの気持ちや見せ方へのこだわりは人一倍強いと思っています。

永井(LIG):ちなみに、御社が手がけたプロジェクトで直近印象に残っているものはありますか?

山野:昨シーズンのラグビーリーグワン決勝の会場演出ですね。国立競技場に約5万人が集まる舞台で、来場者に一生忘れられない瞬間を届けるにはどうすべきかを考えながら携わらせていただきました。

実は前職でリーグワン出場チームに所属していたのですが、転職して違う立場からその舞台に立ち合い、前職のチームが2連覇を達成する瞬間を見届けられたのは、個人的にとても感慨深かったですね。

▲モメンタムスポーツ株式会社 広瀬様

広瀬:私はトヨタヴェルブリッツのスポーツプレゼンテーションが一番印象に残っていますね。シーズンを通じてチームやファンの方々と対話しながら、一緒に応援を作り上げていきました。

会場で直接ファンの方とお話しして、どういう気持ちで応援に来ているのかを聞けたことも大きかったですね。選手が大きな声援を受けて集中力が高まっていく様子を間近で感じながら、応援の形を考えられたのがとても楽しかったです。

永井(LIG):どのプロジェクトも、選手やファンの方との距離が近いですね。

山野:そうですね。ちなみに直近では、ラグビー用品をニュージーランドの子どもたちへ届けるリサイクル活動にも携わりました。現地の子どもたちが箱を開けて喜んでいる映像を見たとき、スポーツには競技を超えて人をつなぐ力があるんだと改めて感じたんです。

単なる会社案内ではなく、心が動く「入り口」をつくる

永井(LIG):改めて、御社サイトのリニューアルを検討されたきっかけを教えてください。

山野:きっかけは、会社としてブランディングを確立するタイミングが来たことでした。以前のサイトも素晴らしいものだったとは思っているのですが、ニュースの更新など情報発信を都度行うことにかなりコストと時間がかかっていたという課題がありました。

永井(LIG):リニューアルで実現したかったことはどんなことでしたか?

山野:ホームページを単なる会社案内ではなく、クライアントやアスリートが最初に私たちに触れる入り口として、心を動かすことができるものにしたいという思いがありました。

スポーツの試合も、結果だけ見ても人の心はなかなか動かない。その結果に至るまでの背景や、選手が試合に向き合う覚悟みたいなものがあるから、見る人は感情移入して応援したくなるんだと思っていて。ホームページも同じで、訪れた人がワクワクして、この会社に相談してみたいと思えるような場所にしたかったんです。

永井(LIG):そんな思いがあってのリニューアルだったんですね。今回LIGに依頼してくださった理由を教えていただけますか?

山野:ずっとLIGブログを読んでいたんです。今回のような取材企画もそうですが、Web制作以外の取り組みにも面白さを感じていたことが大きくて。

他社とも比較検討しましたが、決め手になったのは「一緒にお話をしていて、この人たちと良いものが作れるか」という部分でした。同じゴールに向かってやっていけるかどうかを、一番大事にしていました。

アスリートの生き様が伝わるサイトへ

永井(LIG):今回のリニューアルは、最初のヒアリングでかなり深くお話を伺わせていただきましたよね。会社としてどんなことを大切にされているのか、どんな言葉が「らしさ」を表すのか……そこをしっかり言語化したうえで、ビジュアルに落とし込んでいく進め方でした。

▲ヒアリングをもとに、デザインを構成する要素となりそうなキーワードを抽出

山野:お話ししているなかで、自分たちでもまだはっきり言葉にできていなかった部分が引き出されていく感覚がありました。「これがモメンタムスポーツらしさですよね」とまとめてもらえると、ああたしかに、と気づかされることが多くて。

永井(LIG):今回のサイトのなかでも、ファーストビューのリーチ マイケルさんには特に圧倒されます。起用のきっかけからお聞きしてもいいですか?

山野:そうですね。入り口はとにかく大事にしたかったんです。リーチ マイケル選手は、当社所属のアスリートを代表する存在ですし、私たちが深く尊敬しているアスリートです。プレーの派手さや激しさではなく、流れている汗、目の力——そういった一つひとつに現れている、試合に臨む覚悟や生き様が伝わる表情を選びました。

永井(LIG):今回、ローディングアニメーションでも御社のロゴを使わせていただいたんですが、ロゴに込められた意味もぜひ伺いたくて。

山野:会社名の「モメンタム」はラグビーでよく使われる言葉で、試合中の勢いや流れを指します。ロゴのモチーフもラグビーボールなのですが、楕円のボールってどこに転がるかわからない。でも、アイデア次第でより遠くに投げたり蹴ったりもできる。予測できない状況すらも楽しんで前に進むチームでありたい、そんな思いが込められています

永井(LIG):今回のサイトリニューアルは、日本語と英語の完全併記も、最初からのご要望でしたね。

山野:所属するアスリートの中には海外出身のメンバーも多くいますし、彼らは日本国内だけでなく世界で活躍することを目指しています。国や言語を超えて活躍することを目指す会社として、どこにいても同じ情報と思いが届くようにしたかったんです。

選手の家族など身近な方々にも、きちんと伝わるようにしたいという気持ちもありましたね。

永井(LIG):アスリートの紹介ページも、最初からこだわっていただいていたポイントでしたね。

山野:競技の実績を並べるだけのプロフィール紹介にはしたくなくて、その人がどんな人なのかまで伝わる見せ方を意識しました。

私たちはアスリートに代わってクライアントとコミュニケーションを取ることも多いので、アスリート自身のブランドイメージを丁寧に作るための土台にしたいという思いがありました。一人ひとりの表情と言葉を並べることで、より理解してもらえると思っています。

永井(LIG):ヒアリングを重ねていく中でも、皆さんのアスリートへの想いの強さが伝わってきていたので、「選手の姿が常に見えるように」という構成をご提案させていただきましたね。それだけアスリートを大切にされているんだなと、改めて感じました。

言葉では伝えにくかったことが、サイトで伝わるようになった

永井(LIG):弊社との制作を進めていく中で、印象に残っているやり取りはありましたか?

山野:なんとなく感じていたものをデザインとして形にしてもらえた提案力は、特に印象に残っています。私たちはWebサイト制作のプロではないので、どうしてもふわっとした相談や、伝わりにくいリクエストも多かったと思うんです。でもそういったものに対してもプロの視点で丁寧にアドバイスいただけたことが、とても心強かったですね。

レスポンスの速さも助かりました。進行がスムーズになるだけじゃなくて、しっかり向き合ってもらえているという安心感につながりましたね。

永井(LIG):ありがとうございます。ご提案させていただいたものに対して「これはらしいけど、ここはこうしてほしい」という丁寧なフィードバックをいただけたことがとても印象的で、普段からブランディングをしっかり考えていらっしゃるんだなと感じながら制作を進めていました。

サイト公開後、社内外からどんな反応がありましたか?

山野:社外からは、モメンタムスポーツが何を大切にしている会社なのかが伝わるようになったという声をもらいました。

広瀬:私は昨年4月に入社したのですが、自分が何をしているのかを説明するとき、言葉ではなかなかうまく伝わらなかったんです。でもサイトを見せると、まず「かっこいい」って言ってもらえて。

見ていくうちに会社のことをわかってもらえるようになったので、自分のことを説明するときにもすごく役立っています。

永井(LIG):今後はどのようにサイトを育てていきたいとお考えですか?

山野:サイトの完成がゴールではないと思っています。会社として、そして所属アスリートの成長とともに育てていけるものにしたいですね。

単に活動実績を載せていくだけでなく、私たち自身の考え方やスポーツの価値みたいなものも発信できる場所にできたら、定期的に訪れてもらえるようになるんじゃないかなと思っています。

永井(LIG):私たちもお手伝いできたら嬉しいです。今後、LIGとして何か一緒にできそうなことはありますか?

山野:LIGさんはホームページ制作にとどまらず、クリエイティブを通して価値を広げていける会社だと感じているので、私たちもスポーツやアスリートの可能性をもっと広げていきたいと考えていて。

クリエイティブという切り口でまた何か一緒にできたらと思っています。

永井(LIG):ぜひ一緒に挑戦しましょう! 本日はありがとうございました。

さいごに

今回のサイトリニューアルは、モメンタムスポーツ様のアスリートに対する想いの強さと、それを丁寧に言語化していく姿勢に、私たち自身も背中を押されるようなプロジェクトでした。「アスリートの生き様を伝えたい」というぶれない軸があったからこそ、サイトの一つひとつの要素に意味を込めることができたのだと思います。

お忙しい中でも一つひとつのご提案に真剣に向き合ってくださった山野さん・広瀬さん、本当にありがとうございました。

LIGではコーポレートサイトをはじめ、各種Webサイトの新規制作・リニューアルを行っています。

「訪れた人の気持ちが動くサイトにしたい」「自社の想いをきちんと伝えられるサイトを作りたい」とお考えの企業の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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Client MOMENTUM SPORTS INC.
PM / Director Rico Nagai
Art director / Designer Mai Ishizuka
Engineer Tomoyuki Nakata(baqemono. Inc.)

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グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタート。月刊発行数30万部弱の地域情報誌のディレクターを兼務。その後Webディレクターに転身。制作会社に6年間従事し、業種を問わず数多くのディレクションを担当。2023年3月にLIGへ入社後はブランディング/CI/VIなどの上流工程を経験。コーポ、採用、メディアサイトなどの制作やサイト保守など幅広く担当。明るくて元気。2023年度LIG「元気で賞」受賞。

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