「設計も開発も、全部やってトータル1.0人前」新卒未経験エンジニアが1年で大型PJのど真ん中に!

「設計も開発も、全部やってトータル1.0人前」新卒未経験エンジニアが1年で大型PJのど真ん中に!

Nao Kaneko

Nao Kaneko

こんにちは、26新卒のねこです。この4月にLIGに入社しました!

実は私、大学では街づくりと環境問題について学んでいたので、IT業界はまったくの未経験。「自分は戦力になれるのか」という不安を抱えながらのスタートでした。

きっと、IT業界に興味はあるけれど未経験の方や、これからキャリアをスタートする方も、同じような不安を抱いているのではないでしょうか。

そこで今回は、同じように未経験からIT業界に飛び込み、エンジニアとしてクライアント案件の最前線で活躍している先輩のまささんに、お話を伺いました!


まささんの LIGでのリアルな1年について、お届けします!

ico 株式会社LIG Engineer まさ大学院卒業後、2024年4月に新卒入社。入社してすぐにアサインされたプロジェクトで、ディレクション・エンジニアリングの両方を担当。React+TypeScriptによるフロントエンド開発、Node.jsによるバックエンド開発が好き。AWSに興味がある。👉️メンバーページ
ico 株式会社LIG 26新卒 ねこ学生時代はアジア太平洋学部にて環境開発を専攻し、社会問題を幅広く学んだ。ゼミでは都市開発×環境問題をテーマに研究し、デンマークで現地調査したことをきっかけにスマートシティの可能性に惹かれる。2026年にPM志望でLIGに入社。社内外の方々の思いに寄り添いながら、新しいことに恐れず挑戦し続けるPMを目指している。

現在の仕事内容

▲LIG26新卒 ねこ

――まささんは普段どんなお仕事をされているんですか?

建設機械の流通・レンタル支援を担う、ダイヤモンド建機様のプロジェクトを主に担当しています。

今は、アプリの初期開発が終わって、今はそのアプリをもっと良いものにしていくエンハンス(システム改修)のフェーズですね。基本的には開発を担っているけど、開発に必要なことをお客さんと決めていったり、他のエンジニアさんへの設計書を書いたりもしています。

――エンジニアの方も、クライアントと直接話す機会は多いですか?

エンジニアや案件の体制によって変わってきますね。コンサルやPM、ディレクターとかがチームにいる中で、技術的な会話ができる人って限られています。だから、必要に応じてお客さんに説明をしたり、お客さんの要望を直接聞いて、どう実装するかを決めたりすることもエンジニアの仕事です。

生物学専攻からエンジニアに!?入社後の挫折と苦悩

――学生時代は何をされていたんですか?

▲(後ろ姿)LIG24新卒 エンジニア まさ

大学院まで生物学を専攻していて、がん遺伝子の研究をしていました。細胞とかハエとか、いろんな生物を使って実験していたから、その生物のライフスタイルに合わせた生活リズムで生きていましたね。

――研究が生かされるような仕事ではなくエンジニアの道に進んだきっかけはなんだったんですか?

「絶対エンジニアになりたい」というより、いろいろな選択肢の中の一つでした。やりがいのある仕事とか、じっくり考える仕事がしたくて。エンジニアが面白そうって聞いて興味を持ちました。

実はとあるハム会社にも応募していたから、エンジニアになっていなかったら豚を育てていたかもしれない(笑)

――入社した時点で、プログラミングには少しも触れていない状況だったんですか?

ほぼなしです。研究のExcelの整理が面倒で、Pythonをちょっと使ったくらい。Web技術はほんとになかったかな。

――いきなり未経験からのプログラミングは難しくなかったですか?

難しかったし、今も難しい……。基本的には他の人がやっていることを基準に勉強していました。

――入社してすぐ、メンターが海外へ行ってしまったと聞きました。

案件のフェーズ1の途中で入社して、ちょうどそのときにメンターが海外拠点に長期出張することになっちゃって。もちろん他の先輩たちのサポートはあったんだけど、右も左もわからない状態で、どう案件を進めていくか最初は本当に手探りでした。

――まだわからないことだらけの状況で、メンターが海外に行ってしまったら不安ですよね……。それでも乗り越えられた理由はなんですか?

乗り越えられたのは、信頼できる人たちがいたから。先輩たちが「俺たちがやるからお前見とけ」みたいなスタンスで。上流工程が崩れると根底から巻き返すのってけっこう難しいんだけど、「聞くときは聞く、作るのは俺たちがやる」みたいな感じで、頼もしかったですね。

――入社後、エンジニアに対するイメージは変わりましたか?

けっこう自由だなと。「こうするべき」「こういうフローが正しい」みたいなイメージがあったけど、システム開発自体がお客さんの要件に合わせて作るものだから、しっかり決めないといけないところと自由に考えないといけないところがあって。

その自由な部分で「こういうふうにできそう」とか工夫するのが楽しい。

――今振り返って、入社前にやっておけば良かったなって思うことはありますか?

入社後に一気に仕事のことを覚えるのも大変だから、一つでも得意領域を作っておくべきだったとは思います。でも全体像が見えてこないと何が必要かもわからないんだよね……。

未経験の壁を越えた工夫「わかるところから探る」「聞ける人を作る」

――未経験で何もわからないという段階から、具体的にどんなことをして前に進んでいったんですか?

わからないところをどれだけ減らすかが大事ですね。最初はWeb会議で拾った言葉をひたすら調べる1ヶ月を過ごしていました。ドキュメントがあるなら、それを一個ずつ理解する。ふんわり理解しても説明できないと意味がないから、説明できるまでドキュメントの内容を理解するようにしていました。これが最初の一歩だったかな。

――地道だけど大事な作業ですね。最初はよく「わからないことすらわからない」って聞きますが、そんな状態でも意識していたことってありますか?

どこまで自分の力で理解できて、どこからが無理なのかは意識してましたね。

まったくわかってない状態で質問すると余計な時間をかけてしまうこともあるので、理想は「AとBのどっちですか?」くらいまでは聞けるようにしたくて。でも整理するのに時間かかりそうだなって思ったときは、何も考えずに聞きに行くこともあったかな。

――わかる部分を明確にした上で、質問するときも工夫をしていたんですね。他にも意識していたことはありますか?

わからないことを減らすために、「聞ける人を作る」ことを意識していました。

「この人だったら大まかな指示してくれるけど、細かいとこは自分で調べるスタンスだな」
「この人は唐突にDM送っても大丈夫だな」
「この人の場合は全部準備してから聞こう」

こんなふうに、人によって聞くスタイルを変えたりして。ざっくりとした指示を出されたら、それなりに自由にできるから、そういうときは好き勝手やっているかも。

ただ、自分が作ったものに対して「なぜこう作ったのか」を説明できるようにしています。「ここの書き方がわからなかったから調べてこうしました」という背景まで話せれば、相手も納得してくれるので。

――仕事に対する時間の掛け方についてなのですが、効率を求めながらもクオリティを保つその塩梅が、まだ難しいです。

そういうときは、「及第点はどこか」を探すようにしています。

たとえば「ページを作る」「お客さんと話す」「ドキュメントを作る」作業一つにしても、最低限ここまで押さえれば大丈夫っていうラインがある。そこから、よりわかりやすくなるようドキュメントを整理したり、より操作しやすくなるよう画面設計を見直したり、プラスアルファを積み重ねていく感じで。

及第点であれば、自分の力でもある程度持っていける。「最低限この情報が必要で、自信がないけど、こう考えてこう書きました」と説明できるレベルであれば十分だと思っていて。最初から100%求めても絶対無理だし、どうせ1年後に見返せば必ず直したい箇所は出てくる。その資料だけでは伝わらなくても、説明を添えれば伝わるレベルを目指していますね。

――まささんにとってのロールモデルはいますか?

ロールモデルは3人いますね。

1人目は、インフラエンジニアの方。すごく説明が上手くて、技術の知識も深くて、クライアント対応もぜんぜんできるレベルの人。

2人目は、最速で高クオリティのものを出すっていうのに命がけのエンジニアさん。「俺はできる」が口癖の人(笑)。

3人目はメンター。メンタルがすごく強くて、めちゃくちゃ追い込まれていても、案件を1人で何ヶ月もやり続けるような人でした。

頭の中にこのロールモデルの先輩たちがいて、「この人はこういうことやりそう」って考える。そういうのも一つ、案を出す起点になっていると思います。

――私もそんなふうに、目標にできる人を見つけたいなって思います。

そうだね。でもロールモデルは見つけようと思って見つけるものじゃないと思う。今頑張って見つけても、自分が1年後に目指しているものが違うかもしれないから。ちなみに案件対応で落ち込んでいる時期のキャリアプランはカバの飼育員でした(笑)

それに、ロールモデルは何人いてもいいと思うし、その人から技術をこっそり盗み見る感じで。こんなふうになりたいなって思いながら仕事を進めて、その人が考えそうなことを頭の中に入れておく。「この人だったらこういうこと言いそう」みたいなのが頭に残る感じかな。

成長を加速させた「4つの習慣」

①言われたことを、とにかく全部やる

――先輩方から、まささんは未経験からの立ち上がりが早かったと聞きました! 何か意識して取り組んでいたことはありますか?

とにかく言われたこととできることは全部やっていましたね。海外のエンジニアさんにディレクション送って、自分もコード練習しながら、別のエンジニアさんにレビュー依頼送って……という感じで。

最初は「製品を作ればいいんだ」って精神で、とにかく納品することだけを考えていました。そうしたらいつの間にか案件の真ん中にいました(笑)

②いくつかのパターンを用意する

あとは、方法を一つに決めないことですね。ゴールは決めるけど、「こういうやり方どうかな」って、いろんなパターンを頭の中で考える。

「これは絶対使わないな」というものから、「これが一般的かな」というものまで。さらにこことここを組み合わせたらいいんじゃないかという独自のパターンも考えたり……。

頭の中にいろんな案があって、さっき話したロールモデルの先輩たちもいる。「この人ならこういうことやりそう、こういうこと言いそう」って想像するのも、案を出す起点になっていると思います。

③技術を「小学生に説明できるレベル」まで理解する

――「口数は多くないけど、論理的に話す力がある」という情報ももらっています(笑)。普段はどんなことを意識してコミュニケーションを取っていますか?

その情報は誰からだろう!?(笑)

とにかく「伝えたいことは何か」を意識しています。あと、塾講師をやってたから、生徒に話すときの話し方が染み付いてるのかもしれないですね。

小学生に向けて話すくらいの気持ちだったら、みんなゆっくり丁寧になると思うんですよね。自分がそんなに難しい言葉とか横文字が得意じゃないのもあって、他の人と話すときは特に意識しています。

たとえば「サーバーって何ですか?」って聞かれたら、「インターネット上にあるちっちゃいパソコンのことだよ」くらいまで砕いて説明する感じ。

――なるほど! その考え方は新鮮です。参考になります。ちなみに、チームで仕事をしていて、専門分野も知識レベルも違う中で、一つの方向に進むためにエンジニアとして意識していることはありますか?

エンジニアの先輩から言われた言葉が印象に残っているんだけど、「技術の説明ができなければエンジニアとはいえない」って言われて。だから、わかりやすく説明できるように頑張っています。

相手が理解しようとしてくれなかったら進まないけど、何もわからないって感じなら、「これを作るのにこれだけの期間とこれが必要で、それができれば作ります」みたいに、こっちで提示していく方法もあると思っていて。

エンジニアって「これがあれば作れる」っていうのを要件定義で決めていくじゃないですか。その段階で、自分から「こういう情報がほしいです」っていうのを聞けないのは、エンジニアとしてダメだと思っています。

④無理なく学習を続ける

――普段、情報収集や学習はどうしてますか?

意識的に学習時間を確保するっていうより、「今日はこの設計をずっと考えたい」とか「この分野をもっと深掘りしたい」とか、そういう意欲が湧いたときにやっています。意欲は大事。隙間時間でも疑問が湧いて、かつ調べる意欲があれば調べているかも。

――普段からAIを活用していると思うのですが、どのように使っていますか?

基本的に6割ぐらいはAIに聞いています。聞いたらある程度答えてくれるから、その中で知らない単語とかわからないことを個別で調べたりとか。

――私自身、たまにAIに頼りすぎている気がしていて、線引きって難しいと思うんです。まささんにとってのAIとの上手な付き合い方はありますか?

AIは最初のインプットにちょうどいいと思います。勉強するときって、まず教科書で大まかに全体像をつかんでから、そこを突き詰めていくじゃないですか。その最初の一歩を任せるのがAIは得意。

とりあえずざっと全体像を把握したいとか、「ちょっとこれまとめてみたいけどどう思う?」「何決めたらいい?」みたいに。最初に大枠を作って、自分の中でその枠を変えていく感じですね。あとはAIにキャラクター設定することかな。

――キャラクター設定は、最近やっている人多いですよね! まささんがいつもやっているキャラクター設定の方法を教えてください。

  1. 求めてる役割を決める(「あなたは天才エンジニアです」みたいに言うと、設計とかコードのレビューを細かめに見てくれたりする)
  2. 会話していて疲れないキャラクターを決める(「今日はお嬢様口調でよろしく」みたいなの。※これしないとやけにフランクに関西弁とかを出されてイラっとするときあり)
  3. アウトプットの形式を決める(「なるべく簡潔に答えて」とか「ここは全体像をお願い」とか)

――お嬢様口調のキャラクター設定は斬新で面白いです(笑)。キャラクター設定をすることで効率もあがりそうですね。

未経験から1年、今思うこと

――改めて、まささんは今エンジニアという位置付けであっているのでしょうか。

そうですね。でも、設計、開発、タスク管理、テスト、リリースまで全部やっています

――1年でそこまで! すごいですね。

よく自分の能力を言うとき、トータルしたら1.0って表現していて。

コンサルとしては0.1人前もない、ディレクターとしては0.3人前くらいはある、みたいな。満遍なく全部、やろうと思えばできるくらいかな。プロに比べたらぜんぜんできてないんだけど。

一つひとつの専門性で見たら、その道のプロにはぜんぜん敵わない。でも、設計も開発もタスク管理もテストもリリースも、一通り経験してきたから、各分野のプロが話してることがある程度はキャッチアップできるようになってきました。

まだまだですが、一つのことを極めるというより、全体が少しずつ見えてきた感覚はありますね。

――入社から1年が経った今、何が一番の原動力ですか?

結局、自分がやった仕事で人に迷惑かけるっていうのは嫌じゃないですか。どうせだったら喜んでほしいし、一番の原動力はそこだと思っています。

未経験だし、できないし、やっぱりいっぱい考えるしかない。お金もらってる以上、頑張るしかないって思っていますね。

――仕事をする中で挫折したときの乗り越え方はありますか?

いっぱい食べることですね(笑)。普段は寝て解消できるんですけど、ストレスがピークになると眠れなくなっちゃうので、そういうときは食べまくります。学生時代に研究室に籠ってた時期があるから、その経験もあって無茶できちゃうんだと思う。

あとは、失敗した中でも、ちょっとうまくできたところと、少し良くなかったなと思うところがあるじゃないですか。「ここできたしな!」「ここやっておけばよかった」みたいなところを見つけて頑張っています。

――挫折もありながら、「成長してるな」と思う瞬間はどんなときですか?

1ヶ月前に自分が書いたコードをクソだなと思ったとき。

――たしかに、過去の自分と比べるって、成長を実感しますよね。それを踏まえて、今後挑戦してみたい新規案件はありますか?

基本的には任された仕事をやるスタンス(ただし嫌そうな顔はちゃんとするらしいです)ですね。自分がこれやりたいって決めてしまったら、それ以外のものが経験できなくなるので。これがたぶん、キャリアプランを作れない理由でもあるんだけど。

――なるほど……私は逆に、やりたいことに対してアンテナを張って、それに関するいろんな情報を得るスタンスでした……。

それが一般的。でも、具体化してない状態から入ってくる情報ってそんなに意味あるのかなと思うんだよね。でも30歳くらいまでにはキャリアプラン作らないと……。

――以前のキャリアプランはカバの飼育員でしたもんね。数年後のまささんのキャリアプラン、気になります。ちなみに、今年の抱負はありますか?

コードを書いている時間が一番楽しいので、開発は続けていきたいと思っています。抱負は、もう少し頑張って人と話すようにしていくことですかね。初対面が苦手なので、仕事以外の内容でもコミュニケーション取れるようにしていきたいです。あとは健康になること(笑)。

――最後に、未経験からエンジニアやIT業界を目指す人に向けて、未経験だからこその強みを教えてください!

特定の技術に尖っているわけではなかったからこそ、いろいろなことやってみようって思えたことですね。フロントエンドしかできない! バックエンドしかできない! じゃなくて、「両方できないから人が足りてないところをやってみよう!」が多かったかもしれない。誰もやらないならやる、という精神は今も変わっていません。

――なるほど。フラットな状態だからこそ、いろいろなことにチャレンジできる……「自分の能力はトータル1.0」っていう先程の話に繋がりますね!

さいごに

生物学専攻から未経験でエンジニアになり、今では最前線で活躍されているまささん。試行錯誤を重ねながら成長してきたリアルな1年のお話を聞くことができました。

一時期のキャリアプランが「カバの飼育員になりたい」だというエピソードには衝撃を受けましたが(笑)、未経験だったからこそ得られた強みや、塾講師の経験が論理的な話し方に活きているという発見も印象的でした。

「多様な経験を掛け合わせて1.0の能力ができ上がる」「ロールモデルからこっそり技術を盗む」「小学生に説明できるレベルまで理解する」――まささんが実践してきたこれらの方法は、私も含めこれからIT業界に挑戦する方にとって、大きなヒントになったと思います!

LIGでは、一緒に働く仲間を募集しています!
まささんのように、未経験からエンジニアとして活躍したい方、IT業界に挑戦したい方、ぜひ一度LIGの採用情報をのぞいてみてください。
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学生時代はアジア太平洋学部にて環境開発を専攻し、社会問題を幅広く学んだ。ゼミでは都市開発×環境問題をテーマに研究し、デンマークで現地調査したことをきっかけにスマートシティの可能性に惹かれる。2026年にPM志望でLIGに入社。社内外の方々の思いに寄り添いながら、新しいことに恐れず挑戦し続けるPMを目指している。

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