こんにちは、LIGで第1 ITソリューション事業部 部長兼プロジェクトマネージャーを務めている、小池です。
弊社LIGでは、株式会社ダイヤモンド建機様が提供する物品管理システム「ConPath-D」の開発をお手伝いしています。
「ConPath-D」について
※画像をクリックすると拡大版を表示できます。
ConPath-Dは、複数のレンタル会社から調達した機材情報を一元管理できるシステム。これまで手作業で行っていた情報収集や取りまとめの手間を大幅に削減し、誰でも正確な情報をリアルタイムで確認できるのが大きな強みです。
- 株式会社ダイヤモンド建機とは
- 三菱商事グループのグローバルなネットワークと販売力を背景に、建設機械の卸レンタル事業を展開。建機レンタル会社や建設会社が抱える人手不足やデジタル化といった共通の課題に対し、物品管理システム「ConPath-D」をはじめとする多様なソリューションを提供し、業界全体の効率化に貢献している。
三菱商事グループの強固なネットワークを背景に、建機レンタル会社や建設会社が抱える課題に対してソリューションを提供するダイヤモンド建機様。初めてのシステム開発という挑戦において、なぜLIGを開発パートナーとして選んでいただけたのか。3年間のプロジェクトのなかで、どのような困難があり、どう乗り越えてきたのか。
今回は、ダイヤモンド建機の末吉様、小野様、そして三菱商事の川瀬様に、印象に残るエピソードや開発パートナーを選ぶ際のポイントについて伺いました。
開発パートナーをお探しの企業様は、ぜひご覧ください。
| 概要 | 物品管理システム「ConPath-D」の開発 |
|---|---|
| LIGを選んだ理由 |
|
| 期間 | 2023年12月~現在も継続中 |
| 言語 | React, Typescript, NodeJS, AWS |
デザイン力と波長の合うパートナーを求めて
小池:外部のパートナーに開発を依頼しようと思ったきっかけを教えてください。
末吉:社内に開発リソースがないことが第一の理由でした。また、建機レンタル業界のニーズが高まるなかで、システムを速く、強力に開発できるパートナーを迎え入れたいという思いがあったんです。
▲株式会社ダイヤモンド建機 営業部 新規事業推進課 特命担当 末吉様
小池:そんななかで、LIGを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか。
末吉:デザインの部分です。ダイヤモンド建機が初めて作るシステムなので、お客様に魅力を感じていただけるものを作りたかったんです。いろいろな会社と話すなかで、LIGさんなら素人目に見ても「すごいシステムだな」とわかりやすいものを作ってくれそうだと感じました。
小池:ありがとうございます。デザインを期待していただいているとお聞きしていたので、特に力を入れて取り組みました。
末吉:それから、レスポンスの速さも印象的でしたね。特にデザインの設計のときには、内側からさまざまな意見が出てきたんですけど、それをしっかり受け止めて、「こういう感じですかね」とすぐに打ち返してくれました。そのスピード感とサポーティブな姿勢がすごく印象的でした。
また、波長が合うというか、皆さんフランクに話してくださった点が大きかったですね。初めての開発委託で緊張していたのですが、知識のない私たちに対しても優しく、手厚くサポートしていただけたことが決め手でした。
現場の声に真摯に向き合う開発プロセス
小池:プロジェクトを進めるなかで、印象に残っているエピソードを教えてください。
川瀬:私は現場の声を吸い上げて、LIGさんにお伝えする立ち位置だったんです。現場からもシステムを知っていく過程で、「こんなこともできるんじゃないか」と、いろいろな視点から要望が上がってきます。
私たちも現場の気持ちに応えようとして、「これも追加したいです」「これも今月中にできれば」とストレートにお伝えしていたんですが、LIGさんはそれでもすごく意図を汲んでくださって、歩み寄ってくださった。現場側の気持ちややりたいことに、すごく真摯に向き合ってくださいました。
▲三菱商事株式会社 建設ソリューション部 川瀬様
小池:さまざまな要望の取りまとめ、大変だったのではないですか?
川瀬:はい。ただ、LIGさんとコミュニケーションを取るなかで、自分自身も勉強になりました。「この部分はさすがに難しいだろうな」といった感覚やセンスが身についてきたんです。おかげで、現場に対しても自信を持って説明できるようになりました。
小池:そうした評価をいただけて嬉しいです。実は、私たちも体制の面で工夫したことがありました。
最初はお客様の要望を受け止めることに長けたPMを配置しました。新しいものを作るときは、お客様の発想やアイデアを止めずにどんどん出していただくことが重要なんです。そして途中から、受け取った要望を整理して優先順位をつけながら進めることが得意なPMに交代しました。
プロジェクトのフェーズによって必要なスキルが違うので、タイミングに合わせて最適な体制を組めたことが、プロジェクトをうまく進められた要因だと思います。
小野:私は途中、2025年の6月からこのプロジェクトに参加させてもらいました。IT業界出身ということもあり、どうしてもエンジニアの技術力に注目してしまうのですが、LIGの方々は話している内容から技術力の高さが伝わってきました。
ちょっとした疑問にも的確に答えてくれますし、こちらが理解できていないことを察して説明してくれました。建設業界のシステムについて詳しくないなかでのスタートでしたが、非常にやりやすかったです。
▲株式会社ダイヤモンド建機 営業部 新規事業推進課 小野様
小池:ありがとうございます。プロジェクトに参加したエンジニアについても、評価をいただいているそうですね。
末吉:はい。LIGさんは、若いエンジニアもすごく優秀なんですよね。新卒で入られた山岡さんは、はっきりと意見を言いながらもPMの顔を立て、できないことは明確に伝えてくれました。経験年数に関わらずスキルが高く、お客様に対してもしっかり対応できるのが印象的でした。
山岡さんは、プロジェクトに関わっているみんなから高評価でしたね。
小野:私もエンジニアの方と話す機会が何回かあったんですが、とても優秀だという印象を持っています。質問するとわかりやすく説明してくれましたし、こちらの見落としもしっかり指摘してもらいました。技術力と説明力、両方を兼ね備えていると感じましたね。LIGさんを選んだのは、素晴らしい選択だったと思います。
小池:そう言っていただけると、とても嬉しいです。皆さんと話していくことが、彼の成長も加速させているような気がします。
- このプロジェクトに新卒で参画した山岡は、現在もLIGで活躍中です。技術への探究心が高く、AWS認定資格やReactなどの技術記事を多数執筆しています。
困難を乗り越えた粘り強さ
▲株式会社LIG 小池
小池:3年間のプロジェクトのなかで、特に印象的だったエピソードはありますか?
末吉:印象深いのは、大きなプロジェクトのフェーズ終わりのところですね。フェーズ1のプロトタイプ開発のときも、フェーズ2の本格導入に向けた開発のときも、どちらも順調にスタートしました。
ただ、プロジェクトを進めるなかで体制が変わったり、引き継ぎがうまくいかなかったり。双方にとって大変な時期もありました。
小池:そのときのLIGの対応はいかがでしたか?
末吉:そうした状況でも、最後までやり切ってくださったことが印象的でした。特に、プロジェクトが本当に大変なタイミングで、小池さんがしっかりと手を差し伸べて立て直してくださいました。高い水準を求めていたなかで、最終的に求めるレベルにちゃんと到達させたその粘り強さが印象に残っています。
プロジェクト終了後の振り返りでも、課題に対する改善のスピードがとても速かったです。こちらが「ここは問題でしたよね」と指摘すると、すぐに対策を検討し、手を打ってくれました。その前向きな改善姿勢にはとても助けられましたね。
小池:ご迷惑をおかけしたことも多かったと思いますが、こうして長くお付き合いいただけていることに感謝しています。
実績・吸収力・距離感がパートナー選びのカギ
小池:これから開発パートナーを探す読者の方に向けて、選ぶ際のポイントをぜひ教えてください。
小野:事例が大事だと思います。実績があるか、開発体制がオープンに外から見えるような状態か。そのときにどういった技術を使っているか、テクノロジーがどれだけ優れているかも一つのポイントです。
コミュニケーションや人間関係はもちろん大事ですが、それは当たり前として、さらに尖った部分、ここだけは他の会社に負けないという技術を持っているかが重要だと思います。
川瀬:私は吸収力だと思っています。建設業界は特殊で、デジタル化もあまり進んでいないんです。そこに切り込んでいくには、その業界について理解していただきながらでないと進みません。
要望が上がってきたものに対して、「現場ってこうなんです」と言われたときに、「なるほど」と聞いてくださって、吸収してくださる。業界に対する吸収力や好奇心を持って深掘りして理解してくださるところは、パートナーに求めたい部分です。
LIGさんはそういうところを一緒にやってくださいました。

末吉:私は距離感だと思っています。透明性があって距離が近いベンダーは安心できますね。今の時代、開発を依頼する側も手探りで、要望が多くなりがちです。
依頼されたことをこなすだけでなく、お互いにオープンに話せる関係性を築けるベンダーが、これから特に重要になってくると思います。もちろん依頼者側の改善も必要ですが、何でも話せる関係性を築けるところが理想ですね。
柔軟に寄り添いながら、よりよいサービスへ
小池:今後LIGに期待することがあれば、ぜひ教えてください。
末吉:ディスカッションできる関係性をさらに深めたいですね。我々もシステム開発に関しては素人なので、「システム的にはこう」「デザイン的にはこう」と、我々の要望を鵜呑みにせず提言をいただけると嬉しいです。
LIGさんは、これまで数多くのWebサイトやシステムを作ってきた知見があるので、「こうあるべき」といった提言をよりいただきたいです。有益で建設的な提言やディスカッションができる関係性になれたらと思います。
川瀬:デザイン周りの提案ですね。たとえば、スマホを使っていて「使いやすいUI」は無意識のなかに存在していると思うんですが、それを言語化するのはなかなか難しいんです。
ここにボタンがある方がシームレスだよね、といったところは意外と分からないので、そういうのをぜひ教えていただきたいですね。
小野:私は最新のIT技術について積極的に提案していただけるとありがたいです。最新の技術情報はなかなか取りにくいので。
同じことをやるにも、今までの延長線上で作るのではなく、新しい技術を使えばもっと簡単にできる、もっと良いものができる。そういったアイデアがあれば、ぜひ発信してもらいたいです。
小池:今後も定期的にディスカッション会のような場を充実させて、技術トレンドの共有や、プロジェクトに組み込めるアイデアを一緒に考えていければと思います。
それでは最後に、今回開発した物品管理システム「ConPath-D」を、今後どのように拡大していきたいとお考えですか?
川瀬:私が担当している現場はかなり大規模なので、今後も要望が続くと思います。お客様に寄り添いたい気持ちはもちろんあるのですが、バランスが大事だなと思っています。
柔軟に対応しながら、LIGさんと一緒に並走していけるような形でやりたいですね。
さいごに

3年間にわたる協業のなかで、プロジェクトの立ち上げから困難を乗り越え、信頼関係を築いてきたダイヤモンド建機様とLIG。
体制変更やさまざまな課題がありながらも、「最後まで投げない」という粘り強い姿勢と、お互いにオープンでフランクなコミュニケーションを重ねることで、プロジェクトを進めることができました。
LIGでは、密にコミュニケーションを取りながら、クライアントのDXに伴走します。開発でパートナーをお探しの方は、ぜひご相談ください。