品質で、信頼をつくる。LIGが本気でQA研修に取り組む理由

品質で、信頼をつくる。LIGが本気でQA研修に取り組む理由

Shinnosuke Koike

Shinnosuke Koike

こんにちは、LIGで第1ITソリューション事業部 部長兼プロジェクトマネージャーを務めている、小池です。

開発会社を選ぶとき、一番気になるのは「品質」ではないでしょうか。

「この会社に任せて、本当に大丈夫だろうか」

開発パートナーを選ぶとき、多くのお客様がまず考えるのは、納品される成果物の品質だと思います。見積もりの金額やスケジュールももちろん大切ですが、最終的に「ちゃんと動くものが出てくるのか」「公開後にトラブルが起きないか」……そこが一番の不安ではないでしょうか。

私自身、部長という立場で日々お客様と向き合う中で、その期待の重さを強く感じています。信頼していただいてプロジェクトをお預かりしている以上、品質で期待を裏切るわけにはいきません。

だからこそLIGでは、品質を「個人の力量」に頼るのではなく、「チームの仕組み」として支える体制づくりに力を入れています。

その取り組みの一つが、今回ご紹介する QA研修 です。

QA研修とは?
QA(Quality Assurance=品質保証)とは、開発したシステムやWebサイトが正しく動作するかを確認・保証するプロセスのこと。QA研修は、テストや品質管理の知識・スキルをエンジニア全員で継続的に学ぶ取り組みです。

なぜ、QA研修に本気で取り組むのか

メンバーによってテストや品質管理への知識・経験にバラつきがあり、「チームとして底上げが必要だ」と感じたことがきっかけでした。

正直にお話しすると、過去にはお客様にご迷惑をおかけしてしまった場面もありました。テスト工程での見落としや、仕様の認識齟齬によるバグ……振り返ると、それは特定のメンバーに品質管理を任せきりにしていたことが原因でした。

Web開発の業界全体を見ても、「テストは最後にやるもの」「QAは専任がやればいい」という考え方は根強く残っています。しかしそれでは、担当者が変わった瞬間に品質が不安定になり、プロジェクトごとにバラつきが出てしまいます。

私たちが目指しているのは、品質を属人化させないこと です。

一人のスーパーエンジニアに頼るのではなく、チーム全員が「品質を守る当事者」として動ける状態をつくる。そのためには、知識やスキルを共有し、全員の目線を揃える場が必要でした。QA研修は、まさにそのための取り組みです。

具体的に何をしているのか

現在、LIGでは以下のような形でQA研修を実施しています。

月1回の定期開催

月に1回のペースで研修を実施し、継続的な学びの場を設けています。2026年4月時点で累計18回開催。単発のイベントではなく、繰り返し行うことで知識の定着を図っています。

部署全員が対象

▲新卒・中途社員問わず部署全員が対象。基礎的な内容から、開示可能な範囲での現場ケーススタディまで、幅広く扱っている。

研修の対象は、一部のQA担当者だけではありません。コンサルタントやフロントエンド、バックエンドを問わず、開発に携わるエンジニア全員が参加しています。職種や経験年数に関係なく、品質に対する共通認識を持つことが大切だと考えているからです。

内容のアップデート

研修の内容は固定ではなく、実際のプロジェクトで起きた課題やヒヤリハットを題材に取り入れるなど、常にアップデートしています。現場で「使える」知識にこだわることで、形骸化を防いでいます。

取り組みを通じて見えてきた変化

QA研修を継続する中で、チームにはいくつかの変化が生まれています。

まず大きいのは、コードレビューやテスト設計の段階で「品質」を意識した会話が自然に増えた ことです。

以前は「動けばOK」で進んでしまいがちだった場面でも、「この条件のテストケースは網羅できているか」「ユーザーがこういう操作をしたらどうなる?」といった問いかけがメンバーから出てくるようになりました。

ある案件では、研修で学んだ境界値テスト(見落としが起きやすい入力値の限界付近を重点的に確認するテスト)の考え方を開発初期の段階で取り入れたことで、結合テスト(複数の機能をつなげて動作確認するテスト)の段階で発見されていたはずの不具合を早期に潰すことができました。手戻りが減ったぶん、スケジュールにも余裕が生まれ、結果的にお客様への納品もスムーズに進みました。

こうした小さな成功体験の積み重ねが、チーム全体の品質意識を着実に底上げしていると感じています。

参加した社員の声

自分が普段関わっている業務工程の「あるべき姿」が理解できただけでなく、普段自分が担当しない工程についても学ぶことができ、プロジェクトの一連の流れの中で自分がどういった役割をもって、どんな動きを取るべきか再認識するきっかけになりました。(入社4年目・PM兼ブリッジディレクター)
QA研修以前では要件定義〜テストまでの開発プロセスにおいて、経験に基づく型のようなものが個々にあり、作るべきものや次にやるべきことの認識ずれがあった。QA研修でLIGの開発手法フレームワークとして工程順・優先度・成果物などの認識が統一されたことでPJメンバー間でやり取りが改善したと思います。(入社4年目・エンジニア)

学び続けるチームであるために

品質を高める取り組みに「完成」はありません。技術もプロジェクトの性質も日々変わっていく中で、私たちも学び続け、仕組みを改善し続ける必要があります。

QA研修はその一環に過ぎませんが、「チーム全体で品質を守る」という文化を根付かせるための、確かな一歩だと確信しています。

お客様がLIGに開発をご依頼くださるとき、「ここなら品質面も安心だ」と思っていただけるように。私たちはこれからも、品質へのこだわりを持ち続けます。

開発パートナーをお探しの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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Shinnosuke Koike
Shinnosuke Koike 第1ITソリューション事業部 部長 / 小池 慎之介

アクセンチュア株式会社にて、大手アパレルメーカーのEC再構築PJ、生産財メーカーのPIM構築PJ、化粧品会社の商品DB再構築PJ、日用品メーカーのSAP導入PJなど、提案~運用保守まで全フェーズにおいてマネジメントを経験。得意分野はUX、商品分類、業務効率化。

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