転職活動は人生の大きな分岐点です。だからこそ、転職エージェントには信頼できるパートナーであってほしいのに、「電話がしつこくてうざい……」「上から目線でむかつく……」と、不快な思いをした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は同じキャリアアドバイザーとしての視点で、うざい・むかつくと感じる転職エージェントの特徴と、その対処法を解説します。そのまま送れる伝え方の例文も紹介しますので、転職活動をスムーズに進めるためのヒントになれば幸いです。
- まずは連絡の頻度・手段・希望条件をメールで文章にして伝える
- 改善しなければ、担当変更、他社エージェントの併用、退会の順で進める
- どの段階でも遠慮は不要。自分のキャリアを最優先にしてよい
転職エージェントがむかつく・うざいと感じる6つの特徴
「むかつく」「うざい」と感じる転職エージェントの特徴として、以下のようなものがあります。
- 上から目線・偉そうな態度で接してくる
- 希望と違う求人ばかり紹介してくる
- 電話やメールの連絡がしつこい
- レスポンスが遅い・連絡が来ない
- 転職を急かしてプレッシャーをかけてくる
- 内定承諾を無理やり迫ってくる
上から目線・偉そうな態度で接してくる
「◯◯さんの経歴だと他の会社がいいですね」など、上から目線で説教してくるキャリアアドバイザーに当たったという話を聞くことがあります。
求職者の方を思っての発言ならまだしも、一方的に否定したり、自分の考えを押し付けてきたり……。そんな接し方をされると、求職者の方にとって精神的にも大きな負担になってしまいますよね。
本来、転職エージェントと求職者は対等な関係です。もし高圧的に感じたら、我慢せずに担当者を変更してほしいと伝えて問題ありません。
希望と違う求人ばかり紹介してくる
「〇〇業界を希望しているのに、まったく関係ない求人ばかり紹介される」「年収の希望を伝えたのに、条件に合わない求人票が普通に送られてきた」といった不満はありがちです。
希望と違う求人を紹介され続けるのは時間の無駄になってしまいます。こんなときは手間ですが、もう一度自分の条件をはっきり伝えることが重要です。
電話やメールの連絡がしつこい
仕事中や忙しい時間帯に何度も電話がかかってきたり、大量のメールが送られてきたりすると、「うざい」と感じるのは当然です。
特に、希望していない求人の紹介メールが毎日のように届くと、うんざりしてしまいますよね。
スカウトなどの不要なメールはサイトによって配信をオフにできる場合もありますので、活用するのがおすすめです。
レスポンスが遅い・連絡が来ない
「登録直後はたくさん電話してきたのに、いざ選考が始まるとこちらから連絡しても返事がなかなか来ない……」そんなお話を聞くことがあります。
選考状況やスケジュールの連絡があまりにも遅いと、予定が組みづらくなり困ってしまいますよね。あまりにも連絡が遅い場合は、担当を交代してほしいと伝えるのも手です。
転職を急かしてプレッシャーをかけてくる
「この求人は人気なので、早く決断しないと他の人に取られますよ」「今すぐ応募しましょう」など、やたらと転職を急かしてくる担当者もいます。
転職エージェントサービスは入社決定後に企業から手数料がもらえる仕組みですので、会社によっては担当者ごとにノルマがついていることもあります。それが焦りにつながって応募を急かしてくる、というケースも珍しくはありません。
とはいえ、じっくり考えたいのに、プレッシャーをかけられると冷静な判断ができなくなりますよね。自分の納得いく求人を見つけるためにも、複数の転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。
求人の締切が本当に近い場合と、そうでない場合があります。『いつまでに回答すればよいですか』と期限を確認すると見分けやすいです。
内定承諾を迫ってくる
内定が出た後、「せっかくの機会だから承諾しましょう」「この会社に転職しないともったいないですよ」など、内定承諾を無理やり迫ってくることもあります。
自分の希望と異なる場合は断固として断ってかまいません。そもそも転職エージェント側に内定を強制する力はありません。ご自身の気持ちを第一に、じっくり考えてください。
転職エージェントがうざい・むかつくときの対処法は?
転職エージェントと相性が合わないと感じたときは、希望と連絡のルールを文章で伝える→担当変更を頼む→他社エージェントを併用する→それでも合わなければやめるの順で対処するのが基本です。我慢せず、合わないと感じたら早めに動きましょう。
まずは状況別に、最初にやることをまとめました。改善しない場合は、担当変更に進みます。
| まずやること | |
|---|---|
| 電話やメールがしつこい | 連絡できる曜日・時間・手段をメールで伝える |
| 希望と違う求人ばかり | 希望条件と、合わない条件を文章で伝え直す |
| レスポンスが遅い | 選考状況の共有をお願いし、返答の期日を添える |
| 転職を急かされる | 回答期限を自分で決めて伝える |
| 上から目線で合わない | 別の視点でのアドバイスをお願いする |
| 内定承諾を迫られる | 断ってよい。自分の意思をはっきり伝える |
転職エージェントがうざいとき、まず何を伝えればいい?
連絡の頻度・手段と、希望条件の2つを文章で伝えましょう。さきほど紹介したような事態を未然に防ぐ意味でも、まずは自分の希望や意思をはっきりと伝えることが大切です。曖昧な言い方ではなく、明確に伝えることで、担当者も対応を改善してくれる可能性があります。
転職エージェントとの面談が一回のヒアリングだけで終わってしまうこともよくあると思います。そうした場合は自分から積極的にエージェントとコンタクトを取るようにして、希望条件を綿密にすり合わせましょう。
- 💡 これだけは伝えておきたい条件
-
- 転職希望時期(例:半年後を考えているので、急かさないでほしい)
- 希望する求人内容(職種、業界、勤務地、休日、年収、福利厚生など)。合わない条件も一緒に伝える
- 連絡手段・頻度(例:メールがいい、電話なら平日◯時以降がいい、求人紹介は週1回程度など)
連絡が取れる曜日・時間帯や希望する連絡手段を教えていただけると、私たち転職エージェント側としても安心です。転職の意志が強く、希望条件も明確であることが伝われば、担当者も優先的に動きやすくなります。
複数のエージェントを併用しても失礼にならない?
失礼にはあたりません。1つの転職エージェントだけに頼ると、その担当者との相性が悪かった場合に転職活動が行き詰まってしまいます。そこでおすすめなのが、複数の転職エージェントを併用することです。
複数利用することでトラブルのリスクを分散できるだけでなく、求人の幅も広がりますし、担当者の対応を比較することもできます。転職エージェントの掛け持ちはルール違反ではないので、積極的に活用しましょう。併用していることは各社に正直に伝え、同じ求人に複数のエージェント経由で応募しないよう気をつけてください。
▼転職エージェントの複数併用のメリット・デメリットはこちら 転職エージェントは複数併用OK! メリットデメリットや伝え方
担当者がむかつくときは、変更してもらえる?
担当者の変更は依頼できます。書類準備や選考が進んでいる段階で担当者に不満があり、希望を伝えても改善されない場合は、担当者の変更を依頼しましょう。担当者が変われば提案の切り口も変わるので、新しいエージェントを使ってまたゼロから認識のすり合わせをしていくよりかは効率的です。
連絡するのが気まずいと思われるかもしれませんが、最優先すべきはご自身のキャリアです。担当者本人に直接言いにくい場合は、転職エージェントの公式サイトにある問い合わせフォームから連絡するのがおすすめです。理由は不満を並べるよりも、次の担当者に望むことを添えるとスムーズです。
大変恐縮ですが、進め方の相性を考え、別の担当者の方にご相談させていただくことは可能でしょうか。
連絡はメール中心で、求人は希望職種を中心にご紹介いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
担当変更は珍しくなく、変更後に選考がスムーズに進んだ方もいらっしゃいます。理由は『相性』と伝えるだけでも十分です。
▼担当変更や利用中止など、上手な断り方はこちら 転職エージェントを失礼なく断る方法!しつこい時の対処法も解説
転職エージェントとのやり取りがストレスなら、転職サイトに切り替えてもいい?
切り替えて問題ありません。「転職エージェントとのやり取り自体がストレスになっている」「急ぎじゃないから自分のペースで進めたい」と感じている場合は、転職サイトの利用も検討してみてください。担当者とのコミュニケーションが不要なため、自分主導で転職活動を進めたい人には向いています。
一方で、企業とのやり取りやスケジュール管理など自分でやるべきことが多くなる、履歴書など各種書類の添削が受けられない場合があるなど、デメリットもあるためご注意ください。
もう連絡を止めたい・やめたいときはどうする?
連絡の停止や退会は、自分の意思で伝えて構いません。我慢して付き合い続ける必要はなく、状況に合わせて次の順で進めましょう。
| やること | |
|---|---|
| ①連絡だけ止めたい | 「すでに転職が決まった」「転職活動を一旦休止する」など状況を伝える。それでも続く場合は「今後の連絡は控えてください」とはっきり伝える。サイトの設定で求人メールの配信をオフにできる場合もある |
| ②利用をやめたい | 退会を申し出る。応募・選考中の求人がある場合は、企業に迷惑がかからないよう、先に担当者へ辞退を伝える |
| ③登録情報も消したい | 問い合わせ窓口に、退会と個人情報の削除を希望すると明記する |
それでも連絡が止まらないときは、メールのフィルタリングや着信拒否を最終手段として使いましょう。
【シチュエーション別】むかつく対応への具体的な返し方
実際にうざい・むかつくと感じる対応をされたとき、どう返せばよいのでしょうか。シチュエーション別に、具体的な言い方の例を紹介します。
希望と違う求人を紹介されたとき
希望条件を再度明確に伝えましょう。それでも改善されない場合は、担当者変更を検討してみてください。
- 伝え方の例
- 「ご紹介ありがとうございます。ただ、私は〇〇業界・〇〇職種に絞って転職活動をしたいと考えています。お手数ですが、今後はその条件に合う求人のみご紹介いただけますか?」
転職を急かされたとき
自分のペースを守りたいという意思を伝えましょう。多くの場合、初回面談時にいつ頃「転職したいか」を確認されるかと思います。
そのうえで無理に急かしてくる場合は、そのエージェントとの相性が良くない可能性があります。
- 伝え方の例
- 「ご連絡ありがとうございます。転職は自分にとって大きな決断なので、じっくり検討したいと考えています。〇日までに回答しますので、お待ちいただけますか?」
上から目線だと感じるとき
人と人とのお付き合いですので感じ方には個人差もあると思います。まずは担当者が一方的な決めつけで話しているのか、本当に自分を思ってのアドバイスかを冷静に判断してみてください。
もし前者であれば、自分の考えを伝えた上で具体的な改善案や代替案など、別の視点を求めましょう。
- 伝え方の例
- 「ご意見ありがとうございます。ただ、私としては〇〇という考えがあります。可能であれば、別の視点からのアドバイスもいただけると嬉しいです」
連絡がしつこいとき
連絡手段や時間帯の希望を具体的に伝えましょう。それでも改善されない場合は、連絡頻度を控えてほしいと直接伝えるのがもっとも確実です。
- 伝え方の例
- 「お電話いただきありがとうございます。日中は仕事で対応が難しいため、ご連絡は平日の〇時以降か、メールでお願いできますか?」
内定承諾を迫られたとき
内定承諾は強制されるものではないので、自分の意思をはっきり伝えて構いません。迷っている場合は、いつまでに回答すればよいかを確認し、期限内に自分で考える時間をもらいましょう。辞退すると決めたら、企業への影響を考え、できるだけ早く担当者に伝えます。
- 伝え方の例
- 「内定のご連絡ありがとうございます。〇〇の点で迷っておりますので、〇日まで自分で考えたうえで回答させてください」
連絡を止めてほしいとき
連絡が続いて困るときは、「連絡を控えてほしい」と具体的に伝えるのがもっとも確実です。転職活動を休止している、もう使わないなど、理由は簡潔で構いません。
- 伝え方の例
- 「お世話になっております。現在、転職活動を一旦休止しております。今後のご連絡は控えていただけますでしょうか。求人紹介メールの配信も停止をお願いいたします」
よくある質問
Q: 転職エージェントがうざいと感じたら、退会してもいいですか?
退会して問題ありません。退会は求職者の自由で、遠慮や長い説明は不要です。ただし、応募・選考中の求人がある場合は、企業に迷惑がかからないよう、先に担当者へ選考の辞退を伝えてから退会しましょう。
Q: 担当変更を頼むとき、理由は正直に言うべきですか?
不満を細かく並べる必要はなく、「進め方が合わない」など簡潔で構いません。次の担当者に望むこと(連絡頻度や手段、希望職種など)を添えると、変更後もスムーズに進めやすくなります。
Q: 転職エージェントは何社まで併用していいですか?
社数の決まりはありません。一例として、最初は5〜6社に登録して面談を受け、信頼できる2〜3社に絞る方法があります。管理しきれない数に増やさないことと、併用していることを各社に正直に伝えることがポイントです。
Q: 退会したのに連絡や求人メールが届くときは?
まず、メールや問い合わせフォームで「今後の連絡は控えてほしい」とはっきり伝えましょう。それでも止まらない場合は、退会と個人情報の削除を希望する旨を、会社の問い合わせ窓口に伝えます。メールのフィルタリングや着信拒否は最終手段です。
まとめ
自分に合ったエージェントを見つけられると、より良い転職活動につながります。もし相性が悪いと感じたら、我慢し続けずに伝えても大丈夫です。転職活動の時間は有限ですので、合わない担当者に時間を使うよりも、相性の良いパートナーを見つけることに注力しましょう!
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