こんにちは! デジタルエデュケーション部の秋山です。
最近では「マーケティングを内製化したい・強化したい」「幅広く従業員にデジタルマーケティングを学ばせたい」「社内にノウハウを作っておきたい」と考えている企業も増えてきました。
一方でマーケ専任者の採用がうまく進まない、育成リソースが足りないなど課題も多いのではないでしょうか。その場合は、研修サービスの活用がおすすめです!
そこで今回は、おすすめの法人向けマーケティング研修サービスをご紹介していきます。
目次
マーケティング研修・講座の選び方
マーケティング研修にはさまざまな種類があります。研修を導入する際には下記3つのポイントをチェックしておきましょう。
①カリキュラム内容は目的に応じたものか
「マーケティング」とひとことで言っても、広告運用やSEO分析、アクセス解析、各広告媒体やクリエイティブに関する知識、市場調査……などさまざま。
「幅広く基礎知識から学ばせたい」のか、「実践的に習得して内製化を促進させたい」のか、まずは自社が抱える課題をもとに、マーケティング人材を育成する目的を整理しておきましょう。
また、研修カリキュラムは学習内容だけでなく、受講のスタイルや期間なども重要なポイントです。業務時間内に複数名が集合して研修を受けるタイプもあれば、業務後に個人で学習を進められるタイプもあります。
以下のように自社の目的にフィットした受講スタイルを選択しましょう。
- 短期間で集中して研修を行い即戦力を育てたい
・・・「短期・1日完結型」または「集合型研修」がおすすめ! - 新卒などの若手を長期でしっかり育成したい
・・・「e-ラーニング型」と「長期研修型」の組み合わせがおすすめ! - 従業員の福利厚生の観点で学習システムを導入したい
・・・「e-ラーニング型」または「公開セミナー型」がおすすめ!
研修の種類について詳しくは「研修の種類とメリット・デメリット」の項をご覧ください。
②講師の質やサポート体制が充実しているか
しっかりと実務に活かせるスキルを習得するためには、講師やサポート体制も重要です。
とくに世の中の変化が激しい昨今、マーケティングにおいてもAIを始めとするツールの進化や、Web広告におけるアルゴリズムのアップデートなど、常にトレンドをキャッチして最新のノウハウを得ることが求められます。
そのため以下のことをチェックしてしておきましょう。
- 講座が最新のものであるか、またはアップデートしているかどうか
- 経験豊富な現役マーケターから学べるかどうか
- 学習管理や質疑応答など、サポート内容はどうか
③助成金に対応しているか
研修費用に国の助成金が活用できるケースが増えています。なかでも厚労省の「人材開発支援助成金」は最大で75%の補助が受けられます。
新規事業の立ち上げやデジタル人材の育成などの、人材育成を支援するもので、研修の目的や事業内容、企業規模によって要件や助成率が変わります。
申請手続きには少々手間や時間が掛かったり、研修内容によっては対象外になったりすることもあります。助成金を活用したい場合は、以下を事前にチェックしましょう。
- 自社の社労士や労働局窓口で、要件について事前に相談をする
- 研修サービスを提供する企業側に助成金のサポート体制があるか、助成金活用事例があるか確認する
研修開始の1ヶ月前には助成金の申請を完了しておく必要もあるので、スケジュールには注意しましょう。
法人におすすめのマーケティング研修・講座一覧表
これから紹介するマーケティング研修の特徴を一覧表でまとめています。各研修サービスの特徴を知り、自社に適した研修を選びましょう。
研修形式 | 特徴 | |
---|---|---|
リグアカ for buisiness |
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現役マーケター監修の豊富な教材と、ニーズに応じて講座を組み合わせが可能 |
株式会社インソース |
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講師派遣型研修やオンライン講座など豊富な研修実績が特徴 |
株式会社シナプス |
|
マーケ・新規事業のコンサルティング経験豊富な講師陣が強み |
マケキャンbyDMM |
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Webマーケター養成スクールの教育ノウハウをもとに体系化された研修 |
Schoo for Businesss |
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8,500本以上の幅広いジャンルの授業が受けられるオンライン学習コミュニティ |
リスキル |
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さまざまな業界で年間2,400以上の企業が利用する研修サービス |
Tech Academy |
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オンライン完結で即日スタート。チャットサポートと、週2回のメンタリングが特徴 |
Wannabe Academy |
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実在するクライアントのマーケティング施策を経験できる。オンライン/対面可 |
マーケブル |
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200以上のレッスンと、1日5分からの学習で取り組める手軽さが特徴 |
Webマーケティングに特化した研修・講座4選
リグアカ for Business
出典:https://liginc.co.jp/lig-aca
私たちLIGが提供するマーケティングに特化した研修サービス。豊富な動画教材と、DX・マーケ支援を行うLIGの知見を活かしたサービスです。
おおよそ2ヶ月に一度、20〜30の最新講座が追加されており、ご利用期間中はすべての動画教材が見放題。なにから学んでよいのかわからない、という企業様には、それぞれのニーズに合わせたオリジナルカリキュラムの設計・ご提案が可能です。
管理画面では、従業員の学習管理がしやすく、研修の効果測定がスムーズに行える点も特徴のひとつです。自社で活用している動画も格納でき、社内研修システムとしても幅広く活用いただけます。
おすすめポイント
- 基礎〜実践まで網羅した豊富な最新の動画教材
- 学習者の進捗管理や、現役マーケターへの質問が可能
- ニーズに合わせた最適なカリキュラムを構築
概要
費用 | [1名] 月額7,000円〜10,000円(税別)
※ボリュームディスカウントあり |
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研修形式 | e-ラーニング (マーケターによるサポートあり) |
期間 | 6ヶ月・9ヶ月・12ヶ月 |
主な講座/カリキュラム |
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株式会社インソース
出典:https://www.insource.co.jp/index.html
幅広いテーマで教育研修サービスを展開しており、講師派遣型研修やオンライン講座など豊富な研修実績が特徴です。
その中でもWebマーケティングの研修においては、自社が年間5,000件の問い合わせを獲得しているノウハウをもとに、再現性の高いプログラムを打ち出しており、初心者から経験者まで幅広くカバーしています。
おすすめポイント
- 実務に活かせる実践的な研修が豊富
- 企業にニーズに合わせた柔軟なカリキュラム
- e-learning/派遣形研修/公開講座(異業種交流型)も対応可能
概要
費用 | 派遣型:要問い合わせ
公開型:[1名] 26,400円(税別) 買い切り:[1講座]398,000円(税込) ※法人契約により、企業規模や利用人数に合わせて最大50%オフ |
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研修形式 | 派遣型/e-ラーニング/公開型 |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム |
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株式会社シナプス
企業研修だけでなく、マーケティングや新規事業のコンサルティングを手がけており、その経験豊富な講師陣を強みとしています。
実践的な演習を通したスキル定着を大切にしており、あらかじめ用意した既存の研修コンテンツではなく、企業ニーズに合わせて研修開発を行えることも人気のひとつです。
おすすめポイント
- 企業の要望や課題ヒアリングをもとに研修開発が行える
- 現役のコンサルタントが講師となり研修を実施できる
- オンライン環境でもさまざまなツールを用いて効果的な工夫をしている
概要
費用 | 要問い合わせ |
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研修形式 | 集合型 |
期間 | 数時間〜要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム | 要問い合わせ |
マケキャンbyDMM.com
出典:https://makecam.web-camp.io/
現役Webマーケターが講師をつとめるWebマーケター養成スクールで、その教育ノウハウをもとに法人研修を行っています。
アウトプットを繰り返して学習内容を定着させ、社員の特性把握・研修後のマネジメント策定にも役立てられる点で、新卒社員を対象に早期戦力を目指した研修が評価されています。
おすすめポイント
- アウトプットと現役マーケターによるフィードバックが豊富
- 学習者の特性・フィードバック方法も共有され、新卒者のマネジメントにも寄与
- 基礎から実践まで幅広く対応
概要
費用 | 要問い合わせ |
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研修形式 | 集合型 |
期間 | 3日〜要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム | 要問い合わせ |
動画で独学できる研修・講座3選
リグアカ
リグアカでは独学者向けの動画コンテンツの販売も行っています。広告運用を得意とするマーケティング支援企業「株式会社キーワードマーケティング」が開発した講座や、現役マーケターが開発した実践的な講座を提供。期限付きで学習サポートができるコンテンツもあります。
コンテンツは無期限で視聴可能で、定期的にアップデートもされています。マーケティングだけでなく、デザインの考え方やノーコードツールなども現役クリエイターから学べ、講座の無料体験も可能です。
おすすめポイント
- 豊富な実績を持つマーケティング会社のノウハウが動画教材で習得できる
- 動画コンテンツは無期限視聴可能で、定期アップデートされる
- 一部、講師による質疑応答などのサポートにも対応
概要
費用 | [1講座] 1,500円〜 |
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研修形式 | e-ラーニング (講師サポート付き講座あり) |
期間 | 無期限 |
主な講座/カリキュラム |
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Schoo for Business
19のカテゴリ、8,500本以上の幅広いジャンルの授業が受けられるオンライン学習コミュニティ。「コミュニティ」とあるように、動画授業でありながらユーザーと講師による双方向のコミュニケーションが可能であり、また他ユーザーのコメントなどで学びを深められる特徴があります。
また、月額制で録画動画が見放題であることも特徴のひとつです。
おすすめポイント
- 各ジャンルのトップランナーによる豊富な授業ラインナップ
- ほぼ全ての授業が生放送で実施されており、講師との対話が可能
- 無料会員でも生放送が視聴可能
概要
費用 | 1ID:月額1,650円(税込)
※ボリュームディスカウント可能 |
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研修形式 | e-ラーニング |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム |
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リスキル
スタートアップ企業から大手企業まで、さまざまな業界で年間2,400以上の企業が利用する研修サービス「リスキル」。
一社研修や公開講座だけでなく、動画講座のみの提供まで行っており、複数人で長期利用できる買い切りまたは定額のレンタルプランを選択後、一名から即日視聴が可能となっています。
おすすめポイント
- 1986年創業、豊富な研修実績のある人材育成企業が提供するコンテンツ
- 買い切りコンテンツや定額制での学習が可能。
- 全講座にテストがあり、実施状況はリアルタイムでレポート可能
概要
費用 | 買い切り:1講座 194,000円〜 レンタルプラン:1名 950円〜 |
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研修形式 | 集合型研修/公開講座/e-ラーニング |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム |
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オンライン完結型の研修・講座3選
Tech Academy
オンライン教材を個人で取り組み、毎日可能なチャットサポートと、週2回の専属のメンターによるメンタリングが特徴。
エンジニア育成に多くの実績がありますが、その他IT基礎系の研修も幅広くカバーしており、マーケティング研修では主にWeb広告運用のカリキュラムを展開しています。
おすすめポイント
- オンライン完結で最短翌日から研修可能。
- 専属のメンターによる週2回のメンタリングサポート
- 学習進捗の管理と評価レポートによる効果測定が可能
概要
費用 | 要問い合わせ |
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研修形式 | e-ラーニング
(※メンターサポートあり) |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム | 要問い合わせ |
Wannabe Academy
出典:https://shareway.jp/wannabe_web/wa_for_corporations/
Webマーケティングに特化したスクールの法人研修で、実在するクライアントのマーケティング施策を経験できることを打ち出しています。企業に合わせてプランのカスタマイズが可能で、テキストや動画教材、実際に広告配信をするリアルタイムの授業を通した研修を展開しています。
おすすめポイント
- 実在するクライアントをもとにマーケティング施策を経験できる
- 専用チャットから無制限で質問が可能
- 研修後も講師が学習定着のサポートも可能
概要
費用 | [1名] 400,000円(税別) |
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研修形式 | 集合型+自己学習 |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム |
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マーケブル
出典:https://techro.co.jp/markable/
オウンドメディアやメルマガの運用代行事業を行う「テクロ株式会社」による、e-ラーニングサービス。
初級〜上級まで200以上のレッスンが用意されており、1日5分からの学習で取り組める手軽さも特徴のひとつです。また専任のコンサルタントによるサポートも受けることが可能です。
おすすめポイント
- BtoB特化のマーケティング会社のノウハウが集約されたレッスン
- 1日5分から学べる効率的なインプット方法と、実践を通したアプトプット
- 初心者でもサポートを受けながら学習できる
概要
費用 | 要問い合わせ |
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研修形式 | e-ラーニング
※コンサルタントによるサポートあり |
期間 | 要問い合わせ |
主な講座/カリキュラム |
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研修・講座を受講するのがおすすめな理由
①プロから学ぶことで最新のノウハウを獲得・社内蓄積できる
研修として取り入れる最大の利点は、マーケティング会社や現役のプロ監修の講座が学べることです。業界動向やツールなど最新のトレンドを把握しており、実務で培った経験や知見もとに講座が組まれています。
たとえば、GoogleやMeta広告のアルゴリズム変化、AIを活用した効率的な施策の推進、消費行動や市場に関するリサーチ情報など、フレームワークや理論にプラスして、具体的な現場のノウハウを得ることが可能です。
そのため自社の課題に沿った講義が受けられ、受講者は即座に業務に活用しやすく、研修後も他社に先駆けた戦略を取りやすくなります。
②社員の採用・教育を削減できる
新たにマーケ人材を採用する場合、採用活動やオンボーディングに多くの労力とコストが発生しますが、社内研修にて育成、人材の再配置することで、採用コストが削減できます。
さらに、すでに自社商品や顧客、競合などの理解度が高い社員を育成することで、新たな人材を育成するよりもスキル定着や施策への取り組みが早く、即戦力化が期待できます。外注業者に依頼している販促業務においても、その良し悪しの判断やコミュニケーションがより円滑になり、スピーディに事業拡大に繋げることが可能となるでしょう。
③従業員のモチベーション維持につながる
チームで研修を受講することで、社員同士の結束力やモチベーションの向上を図ることができます。とくにプロジェクト型の研修では、チーム全体で共通の課題に取り組むケースが多いです。
たとえば、セールス部門と開発部門の社員が協力する場合、部門を越えて達成感を共有することで、連携強化に繋がります。互いに知識やアイデアを出し合うプロセスで、さらに深い理解も得やすくなるでしょう。
また自社の育成担当に対して、受講者の進捗や学習に取り組む姿勢なども共有してくれます。人事も知らなかった受講者の思考性や人柄に気づくこともあり、その後の社内でのフィードバックの仕方など、育成方針を考える点においてプラスになるケースもあります。
さらに受講者本人においても、キャリアアップに繋がる研修機会があることで、自身の成長を実感しやすく、業務の成果に繋がることでモチベーションが向上、結果的に離職率の低下に繋がることが期待されます。
研修の種類とメリット・デメリット
マーケティング研修にはさまざまな形式がありますが、それぞれに特徴があり、メリットとデメリットがあります。
それぞれ、企業の状況や研修の目的に応じて、どの研修形式が最適かを判断しましょう
特徴 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
e-ラーニング型 | 半年〜年間の中で主に個人で動画教材やテキストを使って学習を進めるスタイル。
LMS(学習管理システム)などを用いて、進捗状況の把握やテストで習得度の管理を行う。 |
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短期・1日完結型 | 1日〜数時間の単発や、3日間などで集中して行う研修。
企業ニーズに合わせて、1からカリキュラムを設計する研修もある |
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長期研修型 | 数ヶ月〜1年かけて定期的に研修授業を実施し、学習を定着させる。
課題やワークを用いた実践的な研修内容が多い。 |
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公開セミナー型 | オンラインなどのセミナー形式で、他の企業なども含めて複数人で学習をおこなう。
興味のあるテーマのセミナーを選択して、受講することができる
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集合型(オンライン/講師派遣) | 企業に合わせて研修内容を設計し、オンラインまたは、会場に講師を派遣し、複数名が集まって研修を受けるタイプ。 |
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e-ラーニング型
サブスク的にさまざまな動画コンテンツが視聴できる形や、個人ごとに決まったオンラインカリキュラム進める形があります。
サブスク型の場合はコンテンツ量が豊富で、マーケ分野の中でも多くの領域や、そのほか社会人基礎スキルやビジネススキルに関する講座も入っているケースがあるので、新卒・新人育成にも活用できます。
個人のライフスタイルの合わせて学習できる自由度の高さがメリットの一つですが、一方で学習進捗の管理や定着させる工夫が必要になります。そのため、学習サポートや社内担当者の管理のしやすさは、重要なポイントとなります。
短期・1日完結型
短期間の研修は業務と並行して学習を受けやすい利点があります。オンライン/オフライン形式もさまざまで、企業課題に合わせた研修を数時間で行うので、すぐに業務へ活かせることが期待できますし、コストも抑えられます。
ただし、講座難易度によっては理解が深められないこともあるので、詰め込みにならないように注意が必要です。
長期研修型
およそ数ヶ月以上をかけて、定期的に授業やワークを実施する形の研修です。実践的に学習を進めるため、専門的なスキルの定着や組織形成にも向いています。
ただし受講者の継続的な学びが必要であるため、コストは比較的高くなるケースが多いです。管理方法や効果測定、業務と並行できるかなどをしっかり考えましょう。
短期研修は業務への即効性を重視したい場合、長期研修は複雑で難易度の高い内容をしっかり学ばせたい場合に適しています。
公開セミナー型
定期的に実施されているセミナーを受講する形もあります。さまざまな講座の中から選択し、複数の企業の受講者が参加して研修を受けます。
外部の企業も参加するので、外の視点からの学びもある点が特徴です。一方で研修後に個人に対してのフォローが少ない、実務に対して完璧にはフィットしない可能性があります。
集合型(オンライン/講師派遣)
公開型に対して、集合型研修は企業特有の課題に合わせて講座を設定するので、実務に直接適用しやすい特徴があります。
その反面、他業種・他業界などの外部からのアイデアなどは得られません。また、オフラインの場合は講師の出張費や準備費も増えるためコストが高くなるでしょう。
公開セミナーはコストを抑えて外部の視点や繋がりを得たい場合、集合型研修は企業特有の課題に集中してスキルを定着させたい場合に適しています。
法人向けマーケティング研修・講座の費用相場
研修のスタイルによって、費用感も大きく変わってきます。
受講する人数によってディスカウントされるケースが多く、長期研修の場合は期間に左右されたり、会場に講師派遣をする場合は出張費など費用がプラスされることも。
企業に合わせたカスタマイズ研修はヒアリング後に価格を決め、コンサルティングを含めた費用になる場合もあります。
費用相場 | 特徴 | |
---|---|---|
e-ラーニング | [1名 1ヶ月]1,000円〜10,000円 | 月額による定額制。受講人数と期間によって割引あり |
短期・1日完結型・セミナー | [1名]15,000円〜30,000円 | 人数によって割引あり |
動画講座買い切り | [1講座]200,000円〜400,000円 | 一度購入後に複数名で無期視聴可能なので、長期的に視聴者数で換算すると割安に。 |
長期型 | 400,000円〜 要問い合わせ | 人数や期間、授業数などで変動 |
集合型(オンライン/講師派遣) | 要問い合わせ | ヒアリングをもとに見積もり |
助成金活用が可能かも要チェック
前述した通り、研修サービスによっては助成金が活用できる場合があります。
助成金給付の適用条件は多岐に渡り、目的や会社規模によって助成額も様々ですので、自社に当てはまるかは管轄窓口などに確認・相談をしましょう。
研修経費に適用できる主な助成金は下記の通りです。
最大助成率・額※適用条件による | 管轄 | 内容 | |
---|---|---|---|
人材開発支援助成金 | 研修費の75% | 厚生労働省 | 人材育成に掛かる経費を支援。幅広い企業を対象にしており、申請サポートをする研修会社もある |
キャリアアップ助成金 | 80万円※正社員化コースの場合 | 厚生労働省 | 非正規雇用の労働者の正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成 |
スキルアップ助成金 | 150万円※事業内スキルアップ助成金の場合 | 東京都 | 都内の中小企業を対象に従業員に対して行う研修費の一部を補助 |
まとめ
今回は、法人向けのマーケティング研修サービスについてご紹介しました。
「マーケティング」は企業の事業拡大に必要不可欠なだけでなく、今や個人のキャリア醸成の観点でも汎用性が高いスキルの一つです。研修として取り入れることは企業の成長に大きなプラスになるでしょう。
カリキュラム内容や費用感はもちろんのこと、進捗管理やサポートなどの学習定着できる仕組み、また業務と並行して取り組むことができるかどうかなど、導入においてはチェックすべきポイントは多く、各社さまざまな特徴があります。
今回のこの記事が、研修導入の参考になれば幸いです!