「生成AI」の気になるニュースまとめ(2023年8月)

「生成AI」の気になるニュースまとめ(2023年8月)

Hiroyuki Kikuchi

Hiroyuki Kikuchi

Technology部の菊池です。

弊社LIGは「生成AIコンサルティング」事業の立ち上げに伴い、生成AI関連の情報発信を積極的におこなっています。

当記事では現役エンジニアが気になった生成AI関連のニュースを厳選してお届けします。ぜひご覧ください。

生成AIの気になるニュース

無料で商用可、ChatGPT(3.5)に匹敵する生成AI「Llama 2」 Metaが発表、Microsoftと優先連携

無料で商用可、ChatGPT(3.5)に匹敵する生成AI「Llama 2」 Metaが発表、Microsoftと優先連携

Metaが手掛ける生成AIは商用利用OKです。

また、自身でモデルをダウンロードすれば専用の生成AIサーバーを構築することもできます(ただし、これを実際のクラウドサーバーで構築するとなるとTB(テラバイト)以上なので費用がかなりかさむことになりますが……)。

新たなトレーニングデータを追加することもできるため、「Llama 2」はカスタマイズ可能な生成AIと言えるでしょう。

東京都 生成AI「ChatGPT」 8月にも全部局で導入し利用開始へ

東京都 生成AI「ChatGPT」 8月にも全部局で導入し利用開始へ

東京都の「ChatGPT」採用は、「日本の公共機関も生成AIの有用性を認めた結果」と言えます。これを機に公共機関のみならず、民間企業における生成AIの活用もより高まると予想されるでしょう。

東京都副知事の宮坂学氏はヤフー株式会社の代表取締役社長を務めた経歴がある方だけあり、公共機関における「DX推進」に強い思いが感じられます。

「アップルGPT」開発中、オープンAIやグーグル追う-関係者

「アップルGPT」開発中、オープンAIやグーグル追う-関係者

アップルは現在、生成AI戦線から後れをとっている状況と言えます。

正直なところ「Siri」は使っていないし、GPT botが生まれたとしても使いみちが想像できないな……というのが、個人的な所感です。

1枚の写真からTiktokトレンドダンスを躍らせる動画生成AI「DisCo」。Microsoft含む研究者らが開発【研究紹介】

1枚の写真からTiktokトレンドダンスを躍らせる動画生成AI「DisCo」。Microsoft含む研究者らが開発【研究紹介】

たった一枚の静止画から、Tiktokに載せられるような動画を生成してくれるサービスです。

今後はこうした技術を活用して、大量に動画を生成しアップするユーザーが増えると予想されます。

似たような野良動画が増えるため、裏を返せば「すべて手作業で作られた動画」が人気を博す可能性もあるでしょう。

NetflixがAI人材を募集中。年収は最大1億円オーバー

NetflixがAI人材を募集中。年収は最大1億円オーバー

1億円超えとは、日本のトップエンジニアの10倍というスケールの大きさです。

Netflixにはすでにレコメンド機能用のAIが存在していますが、新たな人材獲得により、これからどのようなUI/UXをもたらしてくれるか期待が高まります。

MidjourneyとGen-2によるMovie作成

MidjourneyとGen-2によるMovie作成

こちらの動画は、「Midjourney」で静止画を作成し、「Gen-2」で動かされたクリエイティブです。

「クリエイターはなくならない」と言われてきましたが、生成AIによって、今後クリエイターの需要はどうなっていくのでしょうか。



技術トレンドのキャッチアップにおいて、お役に立てれば幸いです。
 

また、LIGでは生成AIコンサルティング事業をおこなっています。気軽にご相談ください。

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2004年大学卒業後に大手SIerにて組み込み系エンジニアとして10年従事。一度はIT業界から足を洗う形にはなるものの、2016年からSES企業にてサイドエンジニアとしてチャレンジ。2020年からLIGにジョインし、様々な案件のテクニカルディレクター並びにプロジェクトマネージャーとして参加する。

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