オウンドメディア担当者が抱える悩みと、その解決策

オウンドメディア担当者が抱える悩みと、その解決策

Kaede Ayaka

Kaede Ayaka

こんにちは、メディアコンサルタントの楓です。

「メディアコンサルティング」というサービスを開始して、約10ヶ月が経とうとしています。このサービスは、当メディア「LIGブログ」を17年運営してきた弊社ならではのノウハウで、お客様のオウンドメディアの運営を支援するというものです。

まだ10ヶ月しか経っていないの!? というのが正直な感想で、本当に濃い毎日を送ることができ、ありがたいなぁとしみじみ感じます。

今回は、これまでにいただいたたくさんのご相談内容から、みなさんがどんな課題に悩んでいらっしゃるのか、私たちがそれらにどう答えてきたのかを振り返ってみたいと思います。同じお悩みを抱えていらっしゃる方のヒントになれば幸いです。

メディアコンサルティングサービスとは

企業さまが運営しているオウンドメディアに関わるさまざまな課題に向き合い、最適な施策をご提案して、実行、解決、目標達成までのご支援をおこないます。成果を出すための支援であることから、短期的ではなく最低6ヶ月以上のパートナー関係のなかで数値を追っていく取り組みです。

ご相談内容によってはオウンドメディアだけでは解決しない場合もあり、結果的にデジタルマーケティングの全領域まで踏み込んだ提案・サポートになることが多くあります。

ここから、実際に企業さまが抱える課題と、それに対して私たちがどのようにお手伝いしてきたかについてご紹介します。

よくある課題と、対する解決策

弊社へご相談をいただくのは新興企業からCMでバンバンみるような大企業まで多岐にわたりますが、ご担当者さまの職種でいうと、マーケティング担当者や広報担当者がほとんどを占めます。

弊社は以下のようなお客様の課題に真摯に向き合い、解決をお手伝いしてきました。

1. 認知度不足→ブランディング戦略の策定

新興企業やスタートアップ企業は市場認知度が低く、ターゲットユーザーに対するリーチが不十分であることが多くあります。そのため競合他社との差別化や、顧客の心をつかむための施策を求める企業さまがいらっしゃいました。

お客様の独自の価値や強みを抽出し、ターゲットユーザーに響くブランディング戦略をともに構築。ペルソナやカスタマージャーニーなどの社内ワークショップを実施したり、3C分析やSWOT分析などの手法を取り入れ、自社のポジショニングを明確にし、やるべきことをクリアにしていく作業を一緒におこないました。

2. なにが正解なのかわからない→デジタルマーケティング支援

オンライン集客の強化方法やデジタル広告の運用に対する理解に限界を感じ、なにが正解なのか確かめるためにご相談に来られる方が多いように感じました。

予算や状況にあわせて、SEOやデジタル広告の運用などいくつかの手法のなかから最適な施策を具体的に提案しました。ときにはSNSを活用したコンテンツマーケティングやプロモーションにまで範囲を広げてご提案することもあります。

3. 予算の配分があいまい→予算の最適化

広告予算の効果的な配分が難しく、費用対効果の高い広告施策の実施や、このまま広告を出し続けていて良いのかという悩みもよく耳にしました。

データ分析を駆使して、広告予算の効率的な使い方を提案し、ときには新しい媒体をおすすめしたり、バナークリエイティブや流入先のページの改善提案をおこないました。広告キャンペーンの成果を最大化する手助けをおこないます。

4.KPIが不明瞭→担当者さまの壁打ち相手に

オウンドメディアを運営することが目的になってしまっている企業が非常に多いと感じました。長く運用しているうちに、当初の目的が薄れてしまい、なにをKPIとしていいか見えなくなっていたり、目の前の目標はあるけれど、それがKGIにどう結びつくかまで考えられていないケースなどもよく見かけます。

事業理解を丁寧におこない、お客様にとっての最終目標がなんなのか浮き彫りになるまでヒアリングします。それが見えてきたら、あとは逆算して目の前にある1つ目のハードルをKPIに設定し、達成するために施策を実行しました。

支援事例

具体的な支援事例をいくつかご紹介します。

メディアサイト制作からその後の運用までトータルでサポート

子ども向け施設の集客課題に対し、SEO・MEO・LPO/EFOの視点で改善策を提案。問い合わせまでの導線を整理し、各ステップごとの課題や解決策を示しました。サービスサイトのリニューアル(制作)に限らず、リニューアル後の運用まで考えられた提案内容が評価されてご支援開始となりました。

商品開発を見据えたメディア立ち上げをコンセプト立案からサポート

検索キーワードや検索ボリュームをもとに同業界の市場を分析し、自社のマーケットポジションや発信すべき情報(≒狙い目のキーワード)を示しました。立ち上げフェーズのため、コピーやタグラインの提案、メディアのコンセプト設計や運用体制なども整備し、スピーディーに運用を進行しました。コンテンツはSEO記事に限らず、読後感やファン化を狙いとした企画性のあるコンテンツも展開できる施策もサポート。SEO会社やコンサルティング会社ではカバーしきれない領域も含んでトータルでご提案、実行できたのは弊社の強みであると自負しています。

PV数の向上に向けた取り組み方とコンテンツ企画の考え方をご提供

オウンドメディアのPV数に課題があり、具体的にKPI設計・SEO対策・企画記事において知見とリソースが不足しているとの認識でご相談を受けました。オウンドメディア運営を成功させているLIGだからこそ実績と根拠を評価していただき、ご支援開始となりました。「ノウハウの提供に留まらず、実行までしっかりサポートすること」が企業さまの課題解決を加速させると実感させてくれたお取り組みです。

オウンドメディアは1に忍耐、2に忍耐!

私たちはお客様の事業と課題を理解し、業界のトレンドを常に把握することで、サイト制作を含めた効果的なデジタルマーケティング戦略を提供し続けています。ご担当者さまとの密なコミュニケーションを重視し、マーケティング、コンテンツ、デザイン、開発とそれぞれの部署が力を合わせた臨機応変な対応力を持つことで、たくさんの企業の成果をもたらしてきました。

メディアコンサルティング事業は、成果を求められる一方、その取り組みは地味で時間もかかる領域のため忍耐が必要です。しかし、お客様のさまざまな課題に向き合い、メディア戦略の改善や成果向上に寄与できることはとってもやりがいのある仕事です。同じ悩みだとしても環境や状況は異なることが毎回おもしろくて新鮮ですし、一つひとつにまっさらな視点で集中できます。私たちが学ばせていただくことも多いのがこのお仕事の醍醐味です。

デジタルの領域は特にすごいスピードで変化し続ける分野ですが、引き続きLIGはデジタル上の取り組みを中心にお客様のビジネスにより良い結果をもたらすべく、精一杯サポートしていきたいと思います。

メディアコンサルティングサービスをチェックしてみる

また、ペルソナとカスタマージャーニーマップを作る有料のワークショップサービスができました。一人でも多くのみなさんにペルソナ・カスタマージャーニーマップ作成の重要性を感じてもらいたく、価格もかなりおさえています。

ぜひこのタイミングで、LIGのワークショップをご体験ください。

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Kaede Ayaka
Kaede Ayaka Digital Marketing / Consultant / 楓 綾香(YAKA)

Web制作会社から広告代理店を経てLIGに入社。デジタルの世界にはまり込んで25年、仕事では15年以上になる。制作ディレクションからプランニング・営業・広告運用まで、ブランディングを含むWebの下から上まで一通り経験してきた変わった経歴の持ち主。デジタルプロモーションの企画やデジタルマーケティング上での課題解決を得意とする。食に貪欲で超愛犬家。
Twitter:@otanukisamayo

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