今すぐ真似できる!Webデザイナー転職成功者の「3つの共通点」

今すぐ真似できる!Webデザイナー転職成功者の「3つの共通点」

Shota Utsunomiya

Shota Utsunomiya

こんにちは。Webクリエイタースクール「デジLIG」運営スタッフのショウタです!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をし、運営しているWebクリエイター養成スクール。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて受講生を募集していて、個別説明会は各STUDIOとオンラインで開催中!

Webデザイナーの仕事に興味はあっても「未経験から転職できるの?」「転職するには何が必要なの?」という不安・疑問を持っている方は少なくないでしょう。しかし、実際に未経験からWebデザイナーに転職した方がいるのも事実です。

Webデザイナーへの転職を成功させた人にはどんな共通点があるのか。そんな疑問について、IT業界のクリエイターの転職活動を支援しているウェブスタッフ株式会社 キャリアコンサルタントの小川さんにセミナーを開催してもらいました。多くの実務未経験者をサポートしてきた小川さんだからこそ話せる、転職を成功させるために今日からできる工夫についてお届けします。

ウェブスタッフ株式会社とは?
ウェブスタッフは、IT・Web業界専門の求人を取り扱う人材エージェント。IT・Webクリエイター・エンジニアの正社員・契約社員の転職はもちろん、在宅・リモート勤務・フリーランスへのキャリアチェンジもサポート。公式Twitter

ico ウェブスタッフ株式会社 キャリアコンサルタント
小川亮太さん

大手ポータルサイトや制作会社など、これまで1,000社を超える企業の人材派遣、人材紹介、常駐型制作請負(業務委託)のコンサルティングを手掛ける。人材派遣部門の統括管理兼責任者やキャリアコンサルタント部門の責任者を経て、現在は主に実務未経験者を対象としたキャリアコンサルティングを担当。国家資格キャリアコンサルタント/米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー

共通点①自己分析

さっそく、Webデザイナーへの転職を成功させてきた人の共通点を見ていきましょう。1つ目の共通点は「自己分析ができている」こと。無事Webデザイナーに転職した方は、ほぼ100%自己分析ができており、転職活動の一番重要なことだと私は思っています。

多くの方は新卒の就職活動の際に、本を読んだりセミナーを受けて必死に自己分析をしたのではないでしょうか。学生時代はアピールする材料が少ないため、自分自身のことを分析してアピール材料にするしかありません。

しかし、社会人を経験してからの転職活動では違います。自己分析をせずとも履歴書や職務経歴書に書く内容があるため、それで満足してしまう方が非常に多いです。しかし、異業種への転職活動では、前職の業務経験をただ書いただけでは意味がありません。

前職で培った能力が、次のキャリアにどのように活きるのか伝える必要があるのです。そして、自身の経験やスキルを棚卸しし、抽象化して伝えるには自己分析が欠かせません。逆に言えば、自己分析がしっかりできている方は、企業からの評価も高く転職活動も有利に進められるでしょう。

自己分析におすすめな「4S理論」

自己分析をする際におすすめなのが「4S理論」です。ナンシー・K・シュロスバーグという方が説いたキャリア理論で、転職を成功させるにはSから始める下記の4つの要素が重要という説を唱えました。

①Situation(状況)
②Self(自己)
③Strategy(戦略)
④Support(支援)

この4つを、未経験からのWebデザイナーへの転職に当てはめて考えてみましょう。

シチュエーションとはつまり「なぜ今、異業種からWebデザイナーに転職するのか」を考えること。わざわざ異業種からWebデザイナーに転職する理由が明確になっていなければ、転職活動のモチベーションが続きません。

セルフとは「今の自分のスキルでWebデザイナーに活かせるものがあるか」を整理すること。先述のとおり、前職で培ったスキルがどのようにWebデザイナーの仕事に活かせるか伝えられなければ、企業から評価されるのは難しいでしょう。

そして、ストラテジーとは「どんなスクールに通い、どんなエージェントにお願いするか」と戦略を考えること。戦略なしに転職活動を続けても、何をしていいかわからず一向に進まないでしょう。

そして最後のサポートとは「経済的な援助をくれる人」や「転職のアドバイスをくれる人」の存在の有無です。支援してくれる人の有無によって、とれる戦略の幅も変わってきますし、支援してくれる人が多いほど有利に転職活動を進められるでしょう。

この4つのポイントが明確になっているということは、Webデザイナーになる道筋が明確に見えているということなので、転職活動を有利に進められるはずです。

共通点②プロの仕事を知っている

2つ目の共通点は「プロの仕事を知っている」こと。たとえばプロ野球選手を目指している野球少年をイメージしてみてください。彼に「どのチームや選手が好き?」と聞いて、答えられないはずがないですよね。しかし、デザイナーへの転職に置き換えると、答えられない人が多いのです。

Webデザイナーになりたいのに、Web業界にどんな会社があるのか、どんなクリエイターがいるのか、彼らがどんな仕事をしているのか知らない人が少なくありません。そんな状態でプロのデザイナーになれると思いますか?

業界のプロを知るということは「プロのデザイナーになる」という夢のスタート地点だと私は思います。Webデザイナーへの転職を成功させてきた人たちはみんな、プロの仕事に興味関心を持っていました。

プロの仕事を知ることで起きる変化

では、どのようにしてプロの仕事を知ればいいのでしょうか。まずは世の中にあるWebサイトを見ることから始めてみましょう。日頃からプロの仕事を見ることによって、仕事への基準も変わってきます。

プロの仕事を知らない人は、自分で作品を作ったときに「頑張って作ったぞ」という気持ちで自信を持って作品を見せにきます。しかし一方で、普段からプロの仕事を見ている人は、自分とプロの差を見て愕然とするはずです。そのため「本当はこういうふうにしたかったのですが……フィードバックいただけませんか」というテンションで見せに来ることが多いです。

もちろん、自分の作品に自信を持ってはいけないというわけではありません。面接では自分の作品をプレゼンする必要があるため、自信を持つことは大切です。ただし、プロと自分たちとの差を理解し、どうすればその差を埋められるのか把握しておきましょう。

効果的にプロの仕事を知る方法

プロの仕事を知るためにおすすめしたいのが、1日1個好きなWebサイトを見つけて、なぜそのサイトが好きなのか言語化すること。それを30日続けると、30個の好きなWebサイトと好きな理由のリストができあがります。「余白があって見やすい」「写真がキレイ」といったふうに、自分の好きなデザインの特徴が可視化されていきます。

そして30日後に自分の作品と、そのリストを照らし合わせて見てください。「余白があるデザインが好きなのに、自分のデザインには余白がないな」と気づければ、プロの作品との差が見えてきますし、修正すべき点が浮き彫りになってきますよね。

それを繰り返すことでデザインの引き出しが増えていきますし、クオリティもどんどん上がっていくでしょう。

共通点③キャリアプランを意識している

3つ目の共通点は「キャリアプランを意識していること」です。転職活動を成功させることは、キャリアのゴールではありません。転職してからもキャリアは続くため、転職活動をしているときから転職後のキャリアをイメージすることが重要です。

たとえばWebデザイナーを目指している方のなかには「PC一つで、いつでもどこでも働ける」という働き方に惹かれている方もいるのではないでしょうか。実際にそのように働いている方もいますし、それを目標にすることは悪いことではありません。また、事情があってリモートで働ける環境を選択する方もいるでしょう。

しかし、未経験からの転職活動で自分の希望を詰め込みすぎるのは注意が必要です。「フルリモートで働ける会社」を条件にすることで、それだけ応募できる会社は減ってしまいます。選択肢が狭まれば、転職活動が進みにくくなるという部分は意識しておきましょう。

ステップを踏んで理想のキャリアを築く

最初から高い理想を求めてしまって、いつまでもWebデザイナーとしてのキャリアをスタートできなければ本末転倒です。そうならないためにも、ステップを踏みながらキャリアプランを描きましょう。理想の仕事や働き方を整理したら「1社目では〇〇を優先する、2社目では□□を優先する」といったふうに、優先順位をつけていきます。

もちろん、1社目ですべての理想が実現するに越したことはありません。しかし、選択を迫られた際に、軸にする優先事項を決めておきましょう。とくに1社目で優先してほしいのは実務経験です。

1社目でしっかりと実務経験を積み、スキルを磨けば、その後のキャリアの選択肢は大きく広がります。これからWebデザイナーを目指す方は、ぜひ実務経験を積める会社を選んで転職活動を進めてください。

さいごに

これまで多くの方の転職活動をサポートしてきた小川さんの話はとてもリアルで、これからWebデザイナーを目指す方の学びも多かったと思います。自己分析やプロの仕事を知るというのは、一見当たり前のように思えても、意外にないがしろにしていた方も多いのではないでしょうか。

「自分だけでは自己分析するのが難しい」「Webデザイナーのキャリアプランってどう描けばいいの」と思っている方は、ぜひデジLIGへご相談ください! これまで多くの卒業生の採用活動を支援してきたので、お力になれることがあると思います。少しでも気になった方は、ぜひ個別説明会へお越しください!

 
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Shota Utsunomiya
Shota Utsunomiya Digital Education / School Adviser / 宇都宮 翔太

愛媛大学を卒業後、地元の印刷会社にて、法人営業としてデザイナーと連携してパンフレットやカタログ・Webサイトの企画提案や進行管理などを担当。自身も写真を趣味としており、クリエイティブな分野に携わっていきたいと思いLIGに入社。現在はDigital Education部にてクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の営業、運営企画、受講生のサポートを行う。

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