40代でも「学び直し」はできるの?実際に体験した3人に本音を聞いてみた!

40代でも「学び直し」はできるの?実際に体験した3人に本音を聞いてみた!

Shota Utsunomiya

Shota Utsunomiya

こんにちは、Webデザインスクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称デジLIG)」のショウタです!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

ここ数年、「学び直し」「リカレント教育」「リスキリング」という言葉をよく聞くようになりましたよね。学び直しによってキャリアアップや転職、副業につながる可能性があるため、スクールに通ったり、オンライン学習を始めたりする社会人が増えています。

デジLIGでもよく40代や50代の方からお問い合わせをいただきますが、みなさん「40代から始めて遅くありませんか」「授業についていけますか」と不安そうに質問されます。同じような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、40代でデジLIGに入学した3人の受講生にインタビューを実施! 「学び直し」の目的やきっかけ、入学前の不安、受講した感想などを語ってもらいました。

参加者紹介

山本さん:STUDIO池袋 4月生 専科Webデザイナー専攻 グラフィック経験者プラン
柳原さん:STUDIO大宮 5月生 副業スタートアップパック+デザイン集中講座
村田さん:STUDIO上野 2月生 専科ネット動画デザイナークリエイター専攻

社会人で「学び直し」をはじめる理由とは?

ーー受講したコースと「学び直し」をしようと思った理由を教えてください。

山本:私はWebデザイン・Webデザイナー専攻を受講しています。仕事でPhotoshopやIllustratorは使っており、すでにWebデザインの基礎知識はあったため、デジLIGではHTMLやCSSなどを使ったコーディングを学ぼうと考えて、「グラフィック経験者プラン」を選びました。

柳原:私も同じくWebデザインを学んでいます。ただ私は山本さんとは逆で、長らくシステム開発の仕事をしてきてコーディングの知識はあった一方、Webデザインはほとんど経験がありませんでした。そこでHTMLなどの勉強は含まず、Webデザインを学べる「副業スタートアップパック」を選択しました。

村田:お二人と違い、私は「動画編集・ネット動画クリエイター」専攻で、オンラインで受講です。コースの半分を受講したあとに仕事の都合で休学していましたが、最近復学しました。

――みなさんが「学び直し」をしようと思ったきっかけを教えてください。

山本:仕事でWebデザインには携わっているのですが、オリジナルで何か作ってみたいと思っていました。たまたま友人と話していたときに「ちゃんとWebの勉強したいね」という話で盛り上がり、独学でHTMLなどを勉強して子どもの写真を共有できるWebサイトを作ってみたのですが、全然うまくいきませんでした……(笑)。ただ、作り上げる過程はすごく面白かったんです! それで本腰を入れて勉強してみることにしたんです。

あとは私が働いている業界の動向も影響していますね。私の仕事は紙ベースのものが多く、デジタル化が進むと、いつか立ち行かなくなるのではないかと不安でした。そこで今のうちに新しいスキルを身につけておきたい、という気持ちもありました。

柳原:私の場合はキャリアで迷ったことが大きなきっかけですね。一般的に会社員は、40代以降は大きなキャリアチェンジの機会が減り、社内でやる業務の内容も大体決まってきますよね。それを実感して「私はこのままでいいのかな」と悩み、自分の気持ちと向き合ってみると、「もっと自分の世界を広げたい」「一人でもやっていけるスキルを身につけたい」という思いが湧き上がってきました。

そこで、システム開発と関わりも多いWebデザインを「学び直し」してみることにしたんです。Webデザインが理解できれば、システム開発の仕事にも役立つかもしれないと思いまして。当初の予定とは違って、会社は辞めてしまったんですけどね(笑)。

村田:私が動画制作を学ぶことにしたのは、仕事で必要だったからというのが一番の理由です。外資系の産業機械メーカーでマーケティングの仕事をしているのですが、2020年ごろから営業資料として機械の紹介動画の撮影と制作を内製化することになったんです。そこで動画編集講座などをスポットで受けたのですが、もっと体系的に学びたいと思い、スクールに通うことにしました。

あと、今の業務はカタチに残らないものが多いので、センスや専門性が問われ、カタチにも残る動画制作に心惹かれたというのもありますね。

40代でスクールに通うことへの不安

――みなさん40代ですが、入学前に悩みや不安・心配はありませんでしたか?

柳原:やはり年齢のことはネックでしたね。Webデザインって、若くてオシャレな人がやることというイメージがあったので、40代の私が授業にいたら場違いなんじゃないか、浮いてしまうんじゃないかってすごく心配でした。実際、ほかのスクールを見学した際、年齢を伝えたら担当者が急に“塩対応”になったことがあって……。そのときは心が折れました。

村田:私も不安しかありませんでしたね。年齢のことはもちろんですが、一番はタイムマネジメント。仕事が大変だったうえに、幼い子どももいるので家庭にも手がかかります。「勉強する時間は確保できるかな」「課題はこなせるのかな」とただただ不安でしたね。

山本:仕事を続けながら課題をこなせるのか、という不安は私もありましたね。1週間に10時間くらい勉強時間が必要だと言われていたので、その時間を捻出できるのか、すごく考えました。

――そういった不安は解消できましたか?

柳原:年齢面の不安は校舎見学をしたことで解消されました! 若い受講生は多かったんですが、校舎がすごく落ち着いた雰囲気で、担当者の方もしっかりしていて、自分が入っても大丈夫そうだと思えました。実際に入学してみると私が受けたタームは40代の方、主婦の方も多かったですね。

山本:私は家族の協力のおかげですね。勉強時間の心配を妻に話したところ、「何とかしてあげる」って言ってくれたんです(笑)。それで仕事の後にそのまま校舎に行って勉強すれば、土日はパソコンから離れて家族と過ごせるという見通しが立ち、入学を決めました。

あとは経験者コースで課題は少なめだったことも、やりきることができた要因の一つだと思いますね。

村田:タイムマネジメントについては、正直、受講開始から3カ月ほどは家庭を犠牲にしてしまいました。ただ復学した今は取り組み方を少し変えて、自分が苦しくならないように調整して学んでいます。

――数あるスクールの中で、デジLIGを選んだ決め手があれば教えてください。

山本:決め手はライブ授業があったことですね。現場で働いている人から話を聞けるのは、すごく魅力的ですから。ほかには職場の近くという条件でスクールを探してデジLIGに問い合わせをしたのですが、担当者の方は良い意味でグイグイくる感じがなくて、適度な距離感で接してくれたのが好印象でした。その後もLINEなどで適宜質問に答えてくれたので助かりましたね。

柳原::Webデザインの副業ができればと思っていたので、副業の相談もできるところを探しました。「トレーナーへの相談はカリキュラムの範囲内でしかできません」というスクールもあったのですが、デジLIGは何を聞いてもOKだったんです。

あとは校舎での面談以外にメールでもたくさん質問や相談をしたんですが、担当者の方は一つひとつ解決方法を提案してくれました。会社を辞めて通うことを決めたときも、2時間くらいじっくり話を聞いて不安を取り除いてくれて。なので、私はデジLIGに決めました。

村田:私はほかのスクールと比較検討する時間がなかったので、ネット検索でトップに出てきたという理由でデジLIGに問い合わせをしました。すると担当者の方は2時間くらいかけて、私の質問に丁寧に回答してくれたんです。

たとえば私が仕事で制作している「製品動画」ジャンルのトレーナーさんはいるのか、休学制度はあるのか、オンライン受講でもスクール側とのやりとりはスムーズか、といった点ですね。すごく親身になってくれて、卒業制作のアイディアまで相談させてくれたんです(笑)。この面談を通して「ここならやっていけそうだ」と感じ、そのまま入学手続きをしました。

制作物が会社で採用された!受講して良かったこと・大変だったこと

――受講して楽しかったことを教えてください。

柳原:新しいことを勉強できたことが一番ですね! 会社勤めをしていたときは平日は仕事、土日は子どものクラブ活動のサポートで忙しく、新しい技術を学びたくても時間が確保できず、常にフラストレーションを抱えていました。ですが会社を辞めたことで、たっぷり時間をかけてやりたいことができるようになりました。

村田:今まで一人のユーザーとして触れていた動画はこんなふうに作られていて、こんな仕掛けがあったんだ、という裏側が知れたのは面白かったですね!

それに、学んだことを仕事にダイレクトに生かすことができたんです。ちょうど会社が40周年だったので、トレーナーさんが「会社のロゴを使って課題の動画を作ってみたらどうですか?」って提案してくれたんです。当時はIllustratorもまともに使えなくて苦労したんですが、トレーナーさんのサポートと励ましのおかげで40周年記念のアニメーションを完成させることができました。

そうしたら、会社がその動画を使ってくれたうえに、海外本社からも動画制作を頼まれたんです。一つのことを黙々とやるのが好きで、仕事でもそういった業務をやりたいと思っていたので、希望が叶った気がしています。

山本:私は自分のコーディングがちゃんとブラウザ上で再現されたときは、「本当に動いてる!」と感動しましたね。あとは私も電車に乗っているときなどに、ついつい広告を見て裏側を考えちゃいます(笑)。

――受講していて大変だったこと、想定外だったことを教えてください。

山本:中間課題のときに、ほかの受講生とのセンスの差を感じたときはつらかったですね。トレーナーさんに相談してある程度解消はできたのですが、自分の作品はどこか野暮ったく思えて、まだ納得できません。どこが違うのか、どうすればいいのかは言語化できていないので、これから向き合っていきたいと思います。

柳原:Webデザインは思っていたより難しかったです……。私は目的やテーマが明確になっていないと手が動かないタイプで、「自由につくる」のが苦手なんです。「こういうものをつくりたい!」という意思も弱い。タイミングが合わず、迷ったときにその場でトレーナーさんに質問もできなくて、何をしたらいいのかわからず画面の前で固まってしまいがちでした。

卒業した今は、動画を見ながら受講当時わからなかった部分を少しずつ消化しているところです。

人とのつながりを得て自分を再発見できた

――デジLIGに通ったことで、知識以外で得られたものはありますか。

柳原:二つあります。一つ目はつながりが得られたことです。私はTwitterで授業のことを発信していたんですが、そこで知り合った方と校舎で実際にお会いすることができたんです。しかもその方の紹介で同世代のほかの方とも仲良くなることができました。相談できる方がいるのは心強いですね。入学前はつながりなんて絶対できないと思っていたんですけどね(笑)。

もう一つは、自分の強みに気づけたことです。会社には私よりもシステム開発が好きで、技術もある人たちがたくさんいて、その方たちに比べると自分には強みと呼べるものがないと思い込んでいました。でも、さまざまなバックグラウンドを持つ受講生の中で自分を客観視することができ、「自分では大したことないと思っていたことが、実は強みなのかもしれない」と気づいたんです。会社でWebデザインを外注する際にも、自分が手を動かさずに発注だけすることに違和感があったので、デザインの勉強をしたことでWebデザイナー側の気持ちも理解できるようになりました。

村田:私はオンライン受講のため仲間はできなかったのですが、デジLIGのシステム自体が興味深かったですね。動画コースのオンラインはトレーナーさんとのコミュニケーションがとてもスムーズです。校舎からもライブ講義などがきちんと案内され、休学中も定期的に連絡をくれたので、安心感がありました。それにスタッフのみなさんはすごくフレンドリーで楽しそうに仕事をされていて、「こんな仕事のやり方あるんだ」「こういう現場があるんだ」と純粋に驚きました。

山本:自分とは違うジャンルのエンジニアの方々の話を聞けたことは刺激になりましたね。今から社内で新しいつながりをつくるのは難しいですが、社外で違う世界を知るきっかけになりました。得られたことは今後仕事で生かしていければと思っています。

――最後に、学び直しをしたいと思っている同世代の方々に、メッセージをお願いします。

山本:私は「Illustratorは使えるけど、デザインはできない」「写真撮影はできるけど、Photoshopは使えない」など、キャリアもスキルも中途半端でした。だから体系的に学んできちんとスキルを身につけたかった。

とはいえ年齢やお金のことを考えると、飛び込むには勇気が必要です。私は家族の協力のおかげで挑戦できたのですが、やって良かったと思っています。何歳になっても、新しいことをやるのは楽しいですね。

村田:私も山本さんとまったく同意見です。「新しいことを勉強するのって楽しい」、それに尽きます! ただ、勉強を続けるためには、家庭や仕事とのバランスが大事です。私もすべてを全力でやりたいですが、時間的にそれは難しい。だから、今はできる範囲で精一杯がんばっています。

柳原:私も勉強していて楽しかったですね。会社を辞めてしまったので、「このお金があれば子どものために使えるんじゃないか」って、自分のためにお金を使うことに抵抗はありました。

でもこの先20年は働くと考えると、今いろんな考え方やスキルを身につけておけば、世界が広がり仕事の範囲も広がるかもしれない。だから、たまには自分への投資にお金を使ってもいいんじゃないかなと思います。

学ぶことに年齢制限はない

「人生100年時代」といわれている今、40代でも50代でも学び直しをするのには遅くありません。学び直しはキャリアに役立つのはもちろん、人生を豊かにしてくれる効果もあると思っています。今回お話を伺ったみなさんが「勉強するのって面白い!」「新しいことを始めるのって楽しい!」とおっしゃっていたのはとても印象的でした。やっぱり何歳になっても「学ぶ」「知る」って楽しいものです。

デジLIGでは年齢を問わず、Webデザインや動画制作などを学びたい方からのご相談をお受けしております。ご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

 

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Shota Utsunomiya
Shota Utsunomiya Digital Education / School Adviser / 宇都宮 翔太

愛媛大学を卒業後、地元の印刷会社にて、法人営業としてデザイナーと連携してパンフレットやカタログ・Webサイトの企画提案や進行管理などを担当。自身も写真を趣味としており、クリエイティブな分野に携わっていきたいと思いLIGに入社。現在はDigital Education部にてクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の営業、運営企画、受講生のサポートを行う。

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