こんにちは。Webクリエイタースクール「デジタルハリウッド by LIG」運営スタッフの天(@10TEN10TAN10)です。
クリエイティブな職種のなかでも花形といえば「デザイナー」。憧れる人も少なくありません。しかし、一言でデザイナーと言ってもさまざまな種類があり、仕事内容や求められるスキルも異なります。
今回は、デザイナーに興味を持つ方に向けて、デザイナーの種類やそれぞれの仕事内容、年収、どんな人に向いているのかなどをご紹介します。
この記事を読んで、あなたにとって最適な職業が見つかりますように。
- この記事を読んでわかること
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- デザイナーの種類
- デザイナーの仕事内容や年収
- どんな人に向いているのか
- デザイナーのなり方
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デザイナーってどんなお仕事?
デザイナーとは、一般的に視覚的な領域を操る専門職を示します。
最新の業界のトレンドだけでなく、クライアントや消費者のニーズや、現状の課題を踏まえて、意匠を設計・構築していきます。
デザイナーは、同じように視覚領域に関わる「アーティスト」と比較されることがあります。アーティストは「自己表現をする芸術家」であるのに対して、デザイナーは「クライアントの問題をデザインで解決する設計者」であるという点が大きな違いです。
デザイナーの業界と種類
デザイナーの仕事はさまざまな領域で細分化されており、それぞれ専門性が高い職業です。大きく以下の5つの業界・領域に分けてご説明します。
- 広告・出版系
- Web・アプリ・ゲーム系
- プロダクト系
- 建築・インテリア系
- ファッション系
広告・出版系
いわゆるマスコミ業界において、クライアントの意向に沿ってポスターやテレビ、Webの広告物を作ったり、新聞、雑誌、本などの出版物のレイアウトやデザインをおこなったりする領域です。
広く平面のビジュアルデザインを扱うグラフィックデザイナーと、紙媒体のデザインをおこなうDTPデザイナー、雑誌やカタログなどのページ物を扱うエディトリアルデザイナーなどの専門分野に分かれていますが、その境界はあいまいです。
▼職種の例
- グラフィックデザイナー
- エディトリアルデザイナー
- DTPデザイナー
- ブックデザイナー
Web・アプリ・ゲーム系
Webサイトやアプリ、ゲームといったコンテンツの制作でもデザイナーが活躍しています。
美しく魅力的なデザインを考えるだけでなく、ユーザービリティを考慮して機能的な設計を提案するUIデザイナーや、ユーザーが満足するために、マーケティングの視点も踏まえてサイト全体、またはサービス全体の設計をデザインするUXデザイナーといった業種も存在します。
また、2次元や3次元のグラフィックスやアニメーションを制作するCGデザイナーは、アプリやゲームだけでなく、映画や建築、機械設計といった分野でも活躍の場が広がっています。
▼職種の例
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プロダクト系
紙面やWebといった平面ではなく、立体の製品を専門に手掛けるデザイナーも存在します。
プロダクトデザイナーは、電化製品や家具、文房具、自動車、伝統的工芸品など、あらゆる製品のデザインをおこないます。このなかで、家電や自動車、ほかにはカメラや飛行機など、工業製品に特化したデザイナーのことをインダストリアルデザイナー、または工業デザイナーと呼びます。
プロダクト系のデザイナーは、見た目だけでなく、使い勝手も良さや安全性、さらにはコストや生産のしやすさも兼ね備えた製品にするために、素材や製造工程などに関する知識も必要です。
また、近年では、人種や国籍、年齢や性別に関わらず、誰もが使える「ユニバーサルデザイン」への意識が高まっており、プロダクト系のデザイナーが押さえておくべき観点です。
▼職種の例
- プロダクトデザイナー
- インダストリアルデザイナー
建築・インテリア系
住宅や店舗、オフィスなどさまざまな空間を作り上げ演出する職種です。
決められた物件の内装を総合的に設計する空間デザイナーや、家具や雑貨をデザインするインテリアデザイナー、塀や門など、建物の外観をデザインするエクステリアデザイナー、店舗やイベント会場などの展示空間をデザインするディスプレイデザイナーなど、専門分野に分かれます。
また、建築家が設計した図面を読み解き、視覚的な映像として再現するCGパースデザイナーという職種も存在します。
▼職種の例
- 空間デザイナー
- インテリアデザイナー
- エクステリアデザイナー
- ディスプレイデザイナー
- CGパースデザイナー
ファッション系
服飾に関するデザインを手掛けるデザイナーも存在します。
衣服や靴、バッグ、アクセサリーなど、アイテムによって専門分野が分かれ、素材や色、形などに関する知識が必要です。ときにはデザイナーが縫製といった製造工程まで手掛ける場合もあります。ファッション系のデザイナーには、対象となるユーザーのニーズを理解することや、トレンドへの意識、または斬新な発想力といった感覚が必要になります。
また、洋服やカーテン、カーペットなどに使う布地や織物布地を専門にデザインするテキスタイルデザイナーという職種もあります。
▼職種の例
- ファッションデザイナー
- 靴デザイナー
- バッグデザイナー
- テキスタイルデザイナー
デザイナーの仕事内容
ここからは、次の10種類のデザイナーの仕事について、なり方や必要スキル、どんな人が向いているのかということに加え、平均年収まで詳しくご説明します。
- グラフィックデザイナー
- DTPデザイナー・エディトリアルデザイナー
- Webデザイナー
- UIデザイナー
- UXデザイナー
- CGデザイナー
- プロダクトデザイナー
- 空間デザイナー
- インテリアデザイナー
- ファッションデザイナー
グラフィックデザイナー
情報を視覚的に伝えるビジュアルデザインのなかでも、印刷物などの紙媒体やWeb広告など、とくに平面のデザインを扱う職種です。ポスター、雑誌広告、フライヤー、パッケージ、Webバナーなど、デザインする対象は多岐にわたります。
なり方
グラフィックデザイナーになるには、広告制作会社や広告代理店、企業のデザイン部門、デザイン事務所への就職などの選択肢があります。
必要スキル
レイアウトや配色といったデザインの基礎や印刷に関する知識、Adobe IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトをスムーズに扱うスキルが求められます。
どんな人が向いている?
なぜこのデザインでいきたいのか、クライアントに論理的に説明できる言語化能力やコミュニケーション能力が求められます。また流行や業界のアンテナキャッチは、どの種類のデザイナーも身につけておくべき習慣です。ふだんから広告やデザインに目を向けることが好きな方は、デザイナー向きといえるでしょう。
グラフィックデザイナーは多くの人々の目に留まるような広告物を手掛けるなど、華やかな世界である一方で、プロジェクトによっては長期間の労働や深夜の稼働を要するケースもあります。デザインスキルだけでなく、プロジェクトをやり抜く精神力や体力も活躍するための大事な要素になってきます。
平均年収
グラフィックデザイナーの平均年収は345万円です。
出典:職種別平均年収ランキング グラフィックデザイナー・イラストレーター|求人・転職エージェント
DTPデザイナー・エディトリアルデザイナー
DTPデザイナーとは、チラシやカタログ、本や雑誌などの紙媒体のデザインを専門とするお仕事です。とくに新聞、雑誌、書籍、カタログなどのページ物の印刷物のデザインをする仕事をエディトリアルデザイナーといいます。
出版社やディレクターとの打ち合わせをもとに、紙面のレイアウトをおこなっていきます。見た目の美しさや読みやすさを重視したデザイン能力が求められます。
なり方
DTPデザイナーやエディトリアルデザイナーになるには、出版社や編集プロダクション、印刷会社、広告代理店に就職するという選択肢があります。
必要スキル
DTPデザイナーやエディトリアルデザイナーには、InDesignやQuark XpressなどのDTPソフトや、Illustrator、Photoshopなどのデザインソフトを使いこなすスキルが求められます。また、レイアウトや配色、フォントに関する知識も必要です。
どんな人が向いている?
Webコンテンツよりも本や雑誌などの出版物が好きな人の方がDTPデザイナーやエディトリアルデザイナーには向いているといえます。また、出版物は一度発行されてしまうと修正ができないというシビアな側面があるため、細かい作業をミスなく丁寧に進める慎重さも重要な要素です。また、読者が情報がスムーズに読み取れるようにレイアウトするセンスも求められます。
平均年収
DTPデザイナー(DTPオペレーター)の平均年収は336万円です。
出典:職種別平均年収ランキング DTPオペレーター|求人・転職エージェント
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトをデザインするデザイナーで、紙媒体に代わってWebコンテンツが主流になる昨今、需要が高まっています。サイトの設計を踏まえたうえでデザインを検討し、それをHTMLなどの文字列で再現するコーディングまで行うケースもあるため、働く企業によってはデザインだけでなくプログラミングの技術も必要になります。
なり方
未経験枠でWeb制作会社に就職する、もしくはデジLIGなどのWebデザインスクールに通って就職する形が一般的です。。
必要スキル
Illustratorといったイラスト・デザイン作成ソフトや、Photoshopなどの画像編集ソフト、さらにはWeb画面を作成するためのAdobe XD、Figmaといったデザインソフトや、HTML・CSSといったプログラム言語に関する知識が必要です。
どんな人が向いている?
新しい技術に興味があったり、Webコンテンツが好きで日頃からよくインターネットを見ている人やWebサービスを積極的に利用している人はWebデザイナーに向いているといえます。また、Webコンテンツは広告やマーケティングといった観点も重要になるため、そうしたことへの関心をもっていると、Webデザイナーを経験していずれはWebディレクターやデザインコンサルとして活躍するというキャリアも考えられます。
また、クライアントにデザイン提案をしたり、コピーライターやプログラマー、フォトグラファーといった他の職種と仕事を進めたりすることも多いため、コミュニケーション能力が高い人もWebデザイナー向きといえます。
平均年収
Webデザイナーの平均年収は約356万円。ただしスキルと実績がものを言う世界なので、スキル次第で年収は変わります。
出典:Webデザイナーの平均年収の推移|転職・求人dodaエンジニア IT
UIデザイナー
UIデザイナーとは、Webサイトやゲーム、アプリ、ソフトウェアのUI(ユーザーインターフェース)をデザインする仕事です。ユーザーの使いやすさを考え、全体の構成や、ユーザーが触れる操作画面をデザインしていきます。
UIデザイナーはWebデザインの領域から派生して生まれた、比較的新しい職種として注目されています。
なり方
UIデザイナーになるためには、Web制作会社に就職し、Webデザイナーとしてのキャリアを積んでいくというステップが一般的です。
必要スキル
イラスト・デザイン作成ソフトや画像編集ソフト、プログラミングの技術など、前述したWebデザイナーに求められるスキルを基本として、どんなユーザーがどんなシーンで利用するのか、ユーザーにどんなアクションをとってもらいたいかなど、ユーザー視点の感覚も重要になります。
どんな人が向いている?
Webデザイナーとしての素養に加え、Webサイトやゲーム、アプリなどのユーザービリティに関心があり、日頃からさまざまなコンテンツに触れている人がUIデザイナーに向いています。
平均年収
UIデザイナーの平均年収は595万円です。
UXデザイナー
UXデザイナーとは、Webサイトやゲーム、アプリ、ソフトウェアのUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインする仕事です。
エクスペリエンスは、ユーザーがサービスに触れたときに得られる「体験」のことを指します。UXデザイナーは、ユーザーのリサーチやマーケティング、ユーザーインタビューなどをおこない、情報設計から携わるため業務は非常に広範囲です。前述したUIデザイナーの仕事は、優れたUXを実現するための一つの手段として、UXデザイナーの役割に内包されるといえます。
なり方
UXデザイナーになるためには、UIデザイナーと同様、Web制作会社に就職し、Webデザイナーとしてのキャリアを積んでいくというステップが一般的です。
必要スキル
前述したWebデザイナーやUIデザイナーに求められるスキルに加え、市場調査やアクセス解析(アナリティクス)のスキルも必要になります。
どんな人が向いている?
WebデザイナーやUIデザイナーとしての素養に加え、マーケティングといった広い視点でビジネスを考える感覚や、効果を数値で分析して解決策を導き出すロジカルな発想をもつ人がUXデザイナーに向いています。
平均年収
UXデザイナーの平均年収は622万円です。
CGデザイナー
CGデザイナーとは、Webサイトやアプリ、ゲームといったコンテンツ制作のなかで、図形や絵、映像、アニメーションなどのグラフィックスを制作する仕事です。
専用のソフトを使って、平面のデッサンから立体物を計算して形成する「モデリング」という作業から行い、物体の質感や陰影などを表現することで、リアリティのあるグラフィックスを作り上げていきます。
なり方
特別な資格は必要ありませんが、高い専門性が求められるため、大学や専門学校でデザインやCGの知識を身につけたうえでWeb制作会社やアプリ・ゲームの制作会社、映像制作会社などに就職するのが一般的です。
必要スキル
平面から立体物を想像するためのデッサン力に加え、Illustratorなどのデザインソフト、Maya、Cinema 4D、BlenderといったCG制作アプリケーションソフトやPhotoshopなどの画像等編集ソフト、Premiere、After Effects動画編集ソフトを使いこなす力が必要です。
どんな人が向いている?
アニメーションやグラフィックスに対して興味があり、なおかつ長時間の地道な作業も楽しめる根気強い人が向いています。
平均年収
CGデザイナー(ゲーム業界・3DCGデザイナー)の平均年収は404万円です。
出典:3DCGデザイナーの平均年収は?|マイナビクリエイター
プロダクトデザイナー
プロダクトデザイナーとは、家電製品や家具、文房具、自動車や飛行機、 医療機器といった立体の製品をデザインする仕事です。
市場調査やマーケティングにより、コンセプトを立案するところから携わり、業界の流れやトレンドを踏まえてデザインしていきます。
なり方
大学や専門学校で工業デザインの知識を学び、メーカーやデザイン事務所に就職するという選択肢があります。
必要スキル
PhotoshopやIllustratorといったデザインソフトを使いこなすスキルに加え、CAD操作の技術や、市場調査・マーケティングといった上流工程に関する知識も必要です。
どんな人が向いている?
工業デザインに興味があり、ものをつくることが得意な人や、ものづくりに関心がある人がプロダクトデザイナーに向いています。
平均年収
プロダクトデザイナーの平均年収は671万円です。
出典:プロダクトデザイナーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
空間デザイナー
空間デザイナーとは、スペースデザイナーとも呼ばれ、住宅や店舗、オフィス、ホテルのロビー、イベントブースなど、さまざまな空間を作り上げ、演出する仕事です。
その場所の雰囲気に合わせ、インテリアや照明も使って空間をデザインします。
なり方
デザインやインテリアに関する基礎を学んだうえで、デザイン事務所や設計事務所、ハウスメーカーやアパレルメーカーに就職するといった選択肢があります。
必要スキル
空間や色彩といった空間デザインに関するスキルやセンスとともに、コミュニケーションやスケジュール管理、プランニングの能力も必要になります。
どんな人が向いている?
空間デザイナーはパソコンに向かってデザインを考えるだけでなく、実際の現場に足を運んで空間を作り上げていくため、体力があってフットワークが軽く、人と関わることが好きな人が向いている職業です。
平均年収
空間デザイナーの平均年収は437万円です。
インテリアデザイナー
インテリアデザイナーとは、家具や雑貨、照明器具を中心に手掛けるデザイナーです。
各インテリアを設計するだけでなく、室内の空間に合わせて配置や全体の構成まで担う場合もあります。最近では空き家の有効活用するためのリノベーションや、高齢化による建物のバリアフリー化といった側面でも、インテリアデザインはさらに需要が高まっています。
なり方
大学や短大、専門学校などでインテリアデザインや建築の知識を学んだうえで、デザイン事務所や設計事務所、住宅設備機器メーカーに就職するという選択肢が一般的です。
必要スキル
デザイン作成ソフトや画像編集ソフトを操るスキルや、色彩センス、空間把握能力が求められます。必ず資格が必要というわけではありませんが、関連する資格として「インテリアデザイナー」や「インテリアプランナー」「インテリアコーディネーター」「カラーコーディネーター」などを取得しておくと、そのスキルが役立ちます。
どんな人が向いている?
インテリアに興味があり、空間を演出するセンスに自信がある人や、空間全体を見ながらも、細かいところまで目の行き届く人が向いています。また、依頼者とのやりとりで積極的な提案が求められる場合もあるため、人とのコミュニケーションが得意な人もインテリアデザイナーに向いているといえるでしょう。
平均年収
インテリアデザイナーの平均年収は438万円です。
出典:インテリアデザイナーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーとは、服や靴、バッグなど、ファッションアイテムをデザインする職業です。
ブランドのコンセプトは最近のトレンド、着る人の年齢や性別、着用シーンなどを考えてデザインを考えます。また、作成したデザインをもとにパタンナーと一緒にパターンを作ったり、縫製まで行ったりする場合もあります。
なり方
服飾関係の専門学校を卒業してから、アパレルメーカーやデザイン事務所に就職し、アシスタントとしてキャリアを重ねていくのが一般的です。
必要スキル
デザイン力やファッションへの造詣、型紙や素材、縫製への深い知識が求められます。また、Illustrator、Substance 3Dといったデザインツールや、Photoshopのような画像編集ソフトを使いこなすスキルも必要です。
どんな人が向いている?
ファッションが好きな人や、美的感覚に自信がある人、手先が器用で縫製・裁縫が得意な人はファッションデザイナーに向いています。
平均年収
ファッションデザイナーの平均年収は397万円です。
出典:ファッションデザイナーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
デザイナーになるには? 資格は必要?
デザイナーとしての能力を証明するための資格はありますが、なるための資格というものはありません。資格をもっていることで就職に有利になることもありますが、実際の採用現場では、これまでどんな案件に携わってきて、どんな実績を積んできたかが重視されるケースが多いです。
ここからは、未経験からデザイナーになるための方法をご紹介します。
独学する
独学で勉強をして専門知識を身につけ、デザイナーになるという方法もあります。独学なら、自分の好きなペースで勉強でき、学校で学ぶ場合に比べて費用も抑えられます。
ただし知識は身につけられても、実務レベルの作品作りを独学でおこなうのは難しく、プロのアドバイスや作品へのフィードバックが必要となります。
とくに専門性の高い業種ほど、教えてもらえる機会も少ないため、自ら専門のコミュニティーに参加するなどの行動力が求められます。
専門学校・スクールに通う
独学では不安という方にとっては、専門学校やスクールに通って学ぶことが、デザイナーになるための一番の近道となるかもしれません。
多くのスクールでは、現役で活躍するデザイナーが講師となり、実践的な知識だけでなく、個別作品へのフィードバックも行ってくれます。費用はかかりますが、決まった期間で効率的に専門スキルを身につけることができます。
弊社が運営するクリエイタースクールでも、未経験からデザイン業界に転職される方はたくさんいらっしゃいます。グラフィックデザイン、Webデザインを学ぶことができるため、スクールに興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。
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未経験可の求人に応募する
未経験可の求人に応募し、就職してからデザイナーとしてのキャリアを積み重ねるという方法もあります。
働いてお給料をもらいながらスキルを習得できる点がメリットです。しかし、そもそも高いスキルが求められる業種では経験者を優遇して採用していることもあるため、必ずしも将来的なキャリアアップが約束されているわけではありません。長く働きたいと考えるのであれば、将来的なキャリアアップの可能性についても、確認しておくことが大切です。
また実務未経験であっても、デザインソフトを扱った経験を求められることが多いことに注意が必要です。
デザイナーのキャリアパスは?
将来的にデザイナーとしてキャリアアップしていくには、どのような道筋があるのでしょうか? デザイナーのキャリアパスの例をご紹介します。主な方向性としては以下の4パターンです。
- 専門的な領域のスペシャリストになる
- チームやクオリティを管理するマネージャーになる
- これまでの経験を異業界で活かす
- 独立してフリーランスになる
専門的な領域のスペシャリストになる
デザイナーとして、ひとつの領域に特化して実績を重ね、スペシャリストになるという選択肢があります。
たとえば、グラフィックデザイナーとして印刷業界でキャリアを積み重ね、書籍の装丁を専門に手掛けるブックデザイナーになったり、Webデザイナーとしてのスキルを磨き、ユーザーにとっての使いやすさやユーザー体験への知識を深めてUI・UXデザイナーになったり……といったキャリアです。
チームやクオリティを管理するマネージャーになる
デザイナーは制作工程の上流から下流まで広範囲にわたって関わる職種です。
そのため、ゼネラリストとしての感覚が強いデザイナーの場合、ビジュアル制作においてのデザインを監督するアートディレクターや、プロジェクト全体を管理するクリエイティブディレクターになるということも少なくありません。
これまでの経験を異業界で活かす
「Webデザイン×グラフィックデザイン」のように、経験をかけ合わせて独自のポジションを確立していくという選択肢もあります。Webだけでなく紙も含めた幅広い分野のデザインができれば、大きな案件に携われる可能性もあるでしょう。
業界での希少価値が高ければ高いほど、給料も上がりやすいというメリットもあります。
独立してフリーランスになる
企業でキャリアを積んだあと、独立してフリーランスとして活動するという選択肢もあります。フリーランスになることで、企業の枠組みからは解放され、自分がやりたい仕事を領域に囚われずに受けていくことができます。自分の裁量次第になるので、クライアントの開拓や営業活動も自分で行なっていかなければいけないという点は覚悟が必要です。
まとめ
デザイナーはさまざまな業界で活躍し、商品やサービス、コンテンツの制作で非常に重要な役割を担う仕事です。その職域も広がっており、デザイナーに求められる役割はどんどん大きくなっています。
デザインに興味を持ち、デザイナーとしての就職を目指している方は、あらためて自分が興味を持つ分野を見つめ直し、どんなデザイナーになりたいのか、未来像を描いてみてはいかがでしょうか。
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