「期待を超える」デザインを生み出す LIG Web制作チームの進化の過程をたどる

「期待を超える」デザインを生み出す LIG Web制作チームの進化の過程をたどる

Yu Mochizuki

Yu Mochizuki

創業以来、さまざまな企業様のコーポレートサイトやリクルートサイト、メディアサイト、サービスサイトなどを手掛けてきたLIGのWeb制作チーム。LIGの祖業であり、今なお、毎月数十件のお問い合わせをいただいています。

日々、多数のお客様のWeb制作をサポートしているデザイナー3人の座談会を開催。Web制作チームの過去から現在の姿、そして今後の展望に関するお話を聞きました。

Miya
デザイナー
2015年入社。ITベンチャーにてWebサイト制作やECサイト運用などを経験後、LIGに転職。コーポレートサイトや採用サイトをメインに、多くの企業のWebサイト制作にデザイナー・アートディレクターとして従事。
石田舞
デザイナー
2020年入社。大学在学中、LIGにデザイナーインターンとしてジョイン。LIGブログや外部メディアのアイキャッチ・記事内画像の作成を担当後、新入社員として入社。現在は企業やサービス・キャラクターサイトなどのデザインをおこなう。
西岡 夏子
デザイナー
2022年入社。2014年に東京のWeb制作会社にてキャリアをスタート。Webサイトのデザインとフロントエンドの経験を積みながら、その後制作会社を2社経てLIGへ入社。現在はデザイナーとしてUI設計・デザイン制作に従事。

制作会社からお客様の課題を解決するパートナーへ


Miya:僕が入社したのは2015年ごろ、当時のLIGは今以上に尖った発信を積極的に行っていました。そういう発信に興味を持ってくれる人が増え、LIGブログの認知度があがり、お仕事のお問い合わせをいただくことも増えていました。

発信内容は尖っているのに、Web制作のメンバーは職人気質で真面目な人が多かったですね(笑)。

石田:私は2019年にインターンから入社し、今年で3年目になります。入社したばかりのころは、わからないことだらけでしたが、私が1つ質問をすれば先輩たちは何倍もの答えをくれ、真摯に前のめりに仕事に取り組んでいることが伝わってきました。

あと、Web制作チームはみんなフラットですよね。私はコロナが流行る前からいますが、リモートワークで会うことは少なくなっても、お互いをフォローできるようなコミュニケーション体制になっているなと感じています。

西岡:私は、2022年に入社し、今は、京都にいながらリモートで勤務しています。直接会うことがなくても、みんなとの距離は近いなと感じています。

ーーメンバー同士の関係性は昔も今も変わっていないのですね。お客様からご相談いただく仕事に変化はありますか?

石田:ありがたいことに、ご相談を受ける案件の規模が大きくなっていると感じます!

Miya:大きな規模の案件、特にブランディングに関わる案件が増えてきましたよね!

以前は、お客様側で要望が決まっていて、僕たちはそれを表現することを求められました。でも最近は、僕たちも一緒になってお客様が抱えている課題や問題点を見つけ出し、「デザインでどう解決するか」という視点で、上流工程からサポートさせていただくことが増えました。

西岡:私は、入社して間もないころ、そういう上流工程の仕事に関わっていることにとても驚きました!

私が今まで経験してきたデザイン業務では、お客様のご要望がある程度かたまっていて、それをデザインに起こしていくというパターンがほとんどでした。でも、LIGではワークショップを開催して、お客様の真の課題やニーズを抽出し、コンセプトから設計するような業務もあり、これまでのデザイン業務では経験したことのないものでしたね!

Miya:コンセプト設計をするような仕事は、僕が入社した当時も少ないながらもあって、最近は特に増えてきましたね!

お客様をサポートをしている過程で、当初の要望だけでなく、企業が抱えている別の課題に対しても、LIGがサポートできることを認識してくださるようになりました。結果、新しいお仕事をいただき、継続的な関係につながっていますね。

課題解決のために最適な手段を選択する

ーーここからは、みなさんの仕事の中身を深掘りしていきたいと思います。これまで関わったなかで印象に残っている案件のお話を聞かせてください。

西岡:私が入社してはじめて担当した仕事は、オークションサイトのリニューアル案件でした。前職までは、コーポレートサイトなどの制作がメインだったので、サービスサイトの制作ははじめてで、サービスの内容理解・リサーチを通じてたくさんのことを学びました。

通常のオークションサイトとは少し違い、国内の競合サービスがあまりなかったため、別の業種や海外サイトを含め、いろいろな角度からリサーチをしました。エンドユーザーの思考やお客様ならではの強みを導き出すことができたと思います!

ーー案件を通じてどんなことを学びましたか?

西岡:リサーチ結果をもとに、先輩メンバーがコンセプトを設計し、私がワイヤーフレームを制作。ディレクターさん含め、意見を出し合いながら制作を進めていくなかで、デザインの上流工程における思考を学びました。納品後はお客様からも感謝の言葉をいただき、とてもうれしかったです!

ーー新たなスキル習得につながっているのですね。次に石田さんが印象に残っている制作事例を教えてください。

石田:私はジュニアデザイナーとして、ADのもとで、あるお客様のWEBサイトのデザインを担当しました。

TOPページのデザイン提案をした際、なかなかお客様が納得するデザインをつくることができず、何度も提案を重ねることに……。20案ほど考えてもデザインが固まらず、とても悩みました。

ーーどうやってその局面を乗り越えていったのでしょうか?

石田:そこで、「なぜダメなのか」を自分なりに考え、「改めてお客様と話そう!」 と決意しました。会話を通じて、それまでの提案に対してのフィードバックを深堀りしていくことで、当初のお客様の要望からさまざまな変化や迷いが生じていることがわかり、私がお客様をしっかり導くことができていなかったんだなと大変反省しました。

最初に決めた方向性に対して、デザイナー自身がしっかりハンドリングすることの大切さを学びましたね。

石田:その後も、お客様の要望を細かくを汲み取りながら制作し、無事リリースへ。採用サイトを作ってからは、従業員が以前の約2倍に増えたそうで、結果に結びついて嬉しかったです!

ーー苦労をしたぶん、数字として結果が見えたことは嬉しいですね。最後に、Miyaさんが印象に残っている事例エピソードを聞かせてください。

Miya:僕は、サイボウズ株式会社さんの案件が印象に残っています。Webサイトだけでなく、販促ツールの制作も担当し、カードゲームや付箋、段ボール、シール、枕などいろいろなツールをつくりました。

どうやったらサービスの特徴を踏まえつつ、興味を持ってもらえるグッズを生み出せるか、
を考えながら販促ツールを提案・制作しました。

ーー今までない案件だと思いますが、どんなところにこだわりました?

Miya:いかにシェアしてもらうか、ですね。興味をもって使ってもらい、最終的にシェアしたくなるものを目指しました。

ーー普段のWebデザインの仕事と異なるアウトプットになりますが、デザインの考え方に違いはありましたか?

Miya:特に変わらないですね。Webデザインも販促ツール制作も手段の1つなので、課題解決のためには最適な手段を選択します。デザインの考え方に違いはありません。

石田:私も段ボールや付箋のデザインを担当し、「普段の思考をどう紙に落とし込むか」ということはとても勉強になりましたね。

お客様・エンドユーザーの「期待を超える」ものを届けたい

ーーみなさんの仕事に対する向き合い方がとてもよくわかりました。では、それぞれが日々の現場で感じているWeb制作チームの強みを教えてください。

西岡共有体制ですね。日々のちょっとした悩みからスキル情報、担当案件に関する補足情報まで、いろいろな情報を常に共有できる体制にあることは強みだと感じています! 共有を通じて、メンバーとのつながりを感じますし、経験したことがない業務にも安心して取り組めます。

西岡:あとは、提案力ですね。他の制作会社では、デザイナーがつくったものをディレクターが提案をすることもありますが、LIGはデザイナー自身がプレゼンをするので、考えや意図をしっかり伝えることができます。

Miya:デザイナーが自分で話すことで、デザインの細部まで説明ができ、どんな質問にもその場で回答できます。提案に対する根拠や背景は、本人が一番わかっているので。

石田:私は、お客様の叶えたいゴールに向かって、どこまでもお手伝いしようとする姿勢だと思います! お客様の小さな声にも耳を傾け、お互いの意思疎通ができるような環境を目指して、日々の困りごとを聞いたり、お客様が気付かない問題点を私たちから提案するなど、寄り添いながらつくっていく姿勢があると思います。

そのほかに、メンバーの専門性の高さも特徴的で、Webディレクター、デザイナー、エンジニアと職域が分かれているので、専門分野ごとの視点で支え合いながら課題解決に取り組んでいますね。

Miya:分業していることで、専門性が高まり、アウトプットのクオリティも上がります。クリエイターとして1つのことに集中できるので。

僕が思う強みは、多様なメンバーがいること。 メンバーごとに、デザインの系統や好みが違うことで、いろいろなジャンルの案件に対応することができ、提案の幅も広がります。1つの課題に対して、多方向から解決策が導き出せますね!

それに、デザインの系統や好みが違ってもお互いに尊重する姿勢があるので、意見交換をしながら、新たな気付きが生まれています。

ーー多様性があるなかでも、デザイン制作でみんなが共通している思いはありますか?

Miya:みんなの根っこには、「期待を超える」意識が常にあると思います!

お客様が求めている以上のものを生み出し、エンドユーザーへ驚きやワクワクを届けたい。メンバーの退職や入社によって組織は変わってきましたが、その意識はずっと変わっていないですね。

ーー最後にみなさんの今後の目標や目指す未来の姿を教えてください。

西岡:最近、コロナウィルスや戦争など世の中でさまざまな出来事・変化が起こり、困っている人の声もニュースで耳にします。そういった困っている人たちの役に立つサービスのデザインに携わりたいです!

石田:”この人に仕事を頼みたい”と思われる存在になりたいです! Webデザイナーって、今とてもレッドオーシャンな存在だと思っているので、その中でも私を選んでもらうために、デザイン力はもちろん、お客様に相談しやすいなって思われるようになりたいです。

Miya:この人と仕事をしたいと思われるような存在になりたいですね。そのために、スキルを活かして、Webだけでなく、さまざまな手法で課題解決に取り組んでいきたいです。

デザイン部としては、引き続きお客様が求めているクオリティのさらに上のデザインをご提案できるよう常に期待を超えていきたいです! また、今後ノーコードでの制作が主流となったとしても、お客様にLIGのWebデザインを求めていただけるような「存在感」を発揮していきたいです!

LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。

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アパレル企業にて販売員を経験後、編集プロダクションにて、エディターとしてのキャリアをスタート。雑誌編集、アパレルブランドや商業施設の販促物・Webコンテンツ・店頭装飾物・ビジュアル制作などに関わる。2020年7月にLIGに入社し、さまざまな企業のオウンドメディア支援に携わる。2022年7月より広報チーム所属。

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