YouTube撮影におすすめのカメラ・マイク・照明

YouTube撮影におすすめのカメラ・マイク・照明

Jumpei Hayashi

Jumpei Hayashi

こんにちは、動画編集スクール「デジLIG」運営の林です。

YouTubeの映像クリエイターを目指すなら、できるだけ身軽かつ高性能な機材を準備して機動力もクオリティも高めたいもの。

今回は、弊社運営のクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の講師である現役動画クリエイター5名に聞いた、YouTube撮影におすすめのカメラ・マイク・照明をご紹介します。

YouTubeの撮影機材をお探しの方はぜひ参考にされてください。

 
▼こちらの記事では、定番からビギナーにとってはマイナーなメーカーのアイテムまで、プロが実際に使用している機材をご紹介しています。あわせて御覧ください。

YouTube撮影におすすめのカメラ

最初に紹介するのは、YouTube撮影で最も重要なカメラ。画質や機能性だけでなく、さまざまな環境で撮影できる取り回しの良さも選ぶときの重要なポイントです。

💡プロのワンポイントアドバイス
iPhoneなどのスマホと1万円くらいのジンバルがあればだいたいのことはできるので、無理にカメラは買わないでも大丈夫です。アプリ側で編集もやってくれたります。

SONY α7SⅢ

ミラーレス一眼の大定番といえば、ソニーのαシリーズ。α7SⅢはそのなかでも最上位機種として、動画撮影に特化したモデルです。優れたフォーカス性能で被写体をすばやく捉え、タッチ操作で直感的な被写体選択が可能。強気な価格設定ですが、十分に満足感を得られる“間違いない逸品”です。

パナソニック LUMIX DC-GH6

パナソニックもソニーと共にミラーレス一眼カメラの開発に力を入れるメーカーです。LUMIX DC-GH6は、多くのYouTuberが利用している「GH5」の後継モデル。マイクロフォーサーズセンサーを採用し、高画質と小型軽量のバランスを実現。高スペックでありながら20万円台という価格帯も魅力です。

SONY VLOGCAM ZV-1

Vlogでの自撮りで取り回しの良さを発揮してくれるのがソニーのVLOGCAM ZV-1です。コンパクトなボディでスマートフォンのような簡単な操作性と高画質な映像を両立。グリップが三脚になったり、歩きながらの撮影にも対応した手ブレ補正機能を備えたりと、Vloggerのさまざまなニーズに応えた仕様です。

DJI POCKET 2

VLOGCAM ZV-1よりもさらにコンパクトなサイズ感に目を疑うDJI POCKET 2。249.48 gという軽量ボディでありながら、ヘッド部分はブレずに位置を保持し、被写体を追い掛け、クリアな4K動画が撮影できます。このスペックで6万円台という価格も驚き。ソニーαシリーズのようなスタンダードなミラーレス一眼を既に持っているのなら、2台目の選択肢として有力候補です。

YouTube撮影におすすめのマイク

映像が良くても音質がイマイチだと視聴者も離れてしまうもの……。マイクを活用して作品のクオリティをあげていきましょう!

マイクにもさまざまな種類があり、YouTube撮影に主に使用されるのは次の4種類。

  • 人物の声を至近距離で拾える「ピンマイク」
  • 離れた距離の音声も拾える「ガンマイク」
  • ヘッドホン一体型の「ヘッドセットマイク」
  • 広範囲の音を拾える固定式の「スタンドマイク」

今回は室内外どちらにも使えるおすすめの「ピンマイク」と「ガンマイク」をご紹介します。

TASCAM DR-10

TASCAM DR-10は送信機や受信機を介さず、ピンマイクから直接録音できる手軽さが魅力のレコーダー。インタビュー形式の撮影やセミナー、舞台など、カメラから離れた人の声をクリアに集音したい場合に活躍します。

RODE Microphones VMGOII

撮影時のサブマイクとしておすすめされたのがこちらのモデル(メインはピンマイクでの集音)。RODE Microphones VMGOIIは、カメラやスマートフォンなど、さまざまなデバイスに接続して使えるガンマイク。電池も充電も不要で高音質の録音ができる次世代ショットガンマイクです。軽量で取り回しの良さも魅力。

YouTube撮影におすすめの照明

カメラ、マイクときたら、次はライト!マストではありませんが、室内撮影だとあった方がいいでしょう。

暗い場所や室内の照明がよくない環境の場合、性能の良い高価なカメラを導入するよりも照明機材を整える方が映像の品質を向上させる近道かもしれません。

照明にも「LED」「蛍光灯」「蛍光灯」などの種類がありますが、今回おすすめするのは発熱も少なく寿命も長いLED照明。そのなかでもさらに、小型のLEDライト、固定式の本格LEDライト、スマホでの撮影におすすめのLEDリングライトをご紹介します。

Aputure AL-MC

Aputure AL-MCはスマホアプリ「sidus link」で操作できるポケットサイズのライト。マグネットでさまざまな場所に取り付けることができます。スマートフォンを操作して色や明るさを変えられるところもユニークなポイント。これ1台あれば明るさは十分! ……とまではいきませんが、間接照明と組み合わせたり、2〜3台同時に使うことで面白い映像が撮影できます。

Neewer 3パック

スタジオなどに常設して使うならNeewer 3パックのLEDライトがおすすめ。YouTube撮影だけでなく、ポートレート撮影や商品ディスプレイでも使用できる“ガチ勢”も満足の照明です。大掛かりで光量も十分ですが価格は良心的。

Kimwood 6.3インチ Ledリングライト

今回プロのおすすめには入っていませんでしたが、YouTubeの撮影で活躍してくれるのがLEDリングライト。“女優ライト”とも呼ばれ、不自然な白飛びを防ぎながら美肌効果を演出できます。瞳に光の輪が浮かび、表情が魅力的に見えるため、顔をアップにするような美容系のチャンネルにおすすめ。日常でメイクをするときやWeb会議でも活躍する手軽さも魅力です。

YouTube撮影におすすめの三脚・ジンバル

最後に紹介するのが三脚とジンバル。こちらもピンキリですが、YouTube撮影というということで、手軽さを意識してセレクトしました。

💡プロのワンポイントアドバイス
定点で撮影するならば三脚は不可欠です。ビデオカメラ用の油圧式雲台がついたものとセットがお得。間違ってもスチールカメラ用(写真撮影用)の雲台を買わないように。

Velbon(ベルボン) 中型ファミリービデオ三脚 4段 EX-647 ビデオ II

日本の三脚専業メーカーとして知られるVelbon。60年の歴史があるメーカーで品質は折り紙付きですが、そのなかでもEX-647は1万円台というコストパフォーマンスに優れた逸品。カメラを取り付ける雲台は定速で滑らかな動きが可能で、さまざまな映像表現に対応できます。ビデオカメラ、スマートフォン、どちらも取り付けることができます。

Manfrotto PIXI ミニ三脚 ブラック – MTPIXI-B

Manfrotto(マンフロット)のカメラ用の三脚は高価なものが多いですが、コンパクトカメラ・スマホ用なら気軽に買えます。Amazonであれば2,000円代で購入可能です。丈夫で使い勝手もよく、プロもおすすめする良い品です。なお「イタリア製の三脚を使ってる自分」に酔いしれることができるのも、この商品のポイント。おしゃれな見た目はモチベーションアップにも◎です。

DJI OM-5

DJI OM-5https://www.dji.com/jp/om-5

DJI OM-5はスマートフォン向けのジンバル。手のひらサイズのボディですが、内蔵された延長ロッドによりさまざまなアングルでのセルフィー撮影が可能。チュートリアルを見ながら、スマートフォンでも手ブレの少ないハイクオリティな撮影が可能です。高価な機材をそろえる前に、スマートフォンでセンスを鍛えたいと考える人なら、まずここからはじめるのも一案です!

 
 
プロが推薦するYouTube撮影機材、気になるものはありましたか?

何を撮りたいか、どんな作品をつくりたいか、どれくらい投資するか……いろいろ悩むのもまた楽しい!

あなたのクリエイターライフがより一層輝きますように。今回ピックアップしたアイテムたちがその助けになれば幸いです!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

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日本大学芸術学部卒業後、テレビ、ラジオ、Webメディア、プロスポーツイベント等、複数の媒体にてディレクター職を経験。2018年9月からLIGにセールスメンバーとして入社し、教育事業部に配属(現デジタルエデュケーション部)。自身がクリエイターを行なっていた経験を生かし、現在は部長としてWebクリエイタースクール事業「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の事業企画、運営を行い、クリエイター育成をミッションとしている。

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