強いだけがリーダーじゃない。リーダーになって半年間で、心がけたこと。

強いだけがリーダーじゃない。リーダーになって半年間で、心がけたこと。

Masashi Naito

Masashi Naito

こんにちは! LIGの広島オフィスで働く、ディレクターの まさしです。
 
このたび広島オフィスでは、3年半の1人組織を終え、晴れて3人のチームになりました。

と、喜んでいたのも束の間、チームを推進して結果を出さなければならない、というリーダー業務を意識した瞬間、プレッシャーが押し寄せてきました。

オラオラと人の上に立ってガンガン推進していく強いリーダー像とはかけ離れている私が、久しぶりにリーダーになって半年間、心がけて実践してきたことをご紹介します。

リーダーになりたての方や、これからリーダーになるという方に、「自分でもできそう」と思ってもらえたら幸いです。

リーダーになった経緯

私はこれまでに、東京〜長野〜広島と、LIGのさまざまな拠点で働き、それぞれの拠点でリーダーを務めていました。そして4年前、地元である広島に戻りたいという要望で広島にUターン。

そこからは1人チームで働いてきたのですが、業務過多になってきていたため増員をかけることに。社内公募制度を使い、公募をかけたところ2名の応募がありました。

Web業界10年選手のベテランディレクターのたまさんと、元SEでコードも読めるし書ける若手ディレクターのなべちゃん。どこに出しても恥ずかしくない、チームの自慢となる2人が、広島チームにジョインしてくれました♪
 
こうして、私は4年ぶりにチームリーダーになり、チームで働くことがスタートしました。
 

リーダーに求められること

リーダーの役割とは、細かく見ていくとたくさんあると思いますが、突き詰めると「チームを目標を達成に導くこと」なのかなと思います。

ほとんどのリーダーが、目標未達のときには上司から説明を求められ、目標達成したときには評価をされる、という状況にあることでしょう。細かなプロセス等ももちろん大事なのですが、任されたチームの目標達成が、リーダーのやるべき最大の仕事なのだと考えております。
 
ただ結局、「達成するためには」って考えだすと……

チームメンバーに、適切に仕事の指示をして……
チームメンバーの、モチベーションケアして……
未来の数字づくりに走り……
メンバーの成長にもコミットして……
自分もガンガン仕事をこなし……

あれもこれも、達成確度を上げるためのアクションとしてやらなきゃ〜! ってなりますよね。そして結局、やることが多すぎてどれも中途半端、プライベートも仕事に支配され、まったく休まらない、みたいな状態に陥りがちです。

私も久しぶりにリーダーになり、プレッシャーに悩まされていました。

成功しているチームに共通する3つのポイントと実践したこと

みんなが想い描く「強いリーダー像」に、全員なれるかといったら、そうではないと思います。気持ちの問題ということもあるかもしれませんが、リーダーもメンバーも、苦手を克服する時間があるなら、得意を伸ばし苦手部分はチーム全体で補う方が圧倒的に有意義でしょう。
 
チームを任されて、「リーダーがどうあるべきか」ということにすごく悩まされていたときに、1冊の本に出会いました。

最初は、YouTubeで「リーダーとは」「リーダー やるべきこと」「リーダー 役割」などを調べて片っ端から動画を見ていました。そのときにたまたま見た中田敦彦さんのYouTube大学で、この本を知り、自分に合った内容だったため、実際に手にとって読んでみました。

この本の中で成功しているチームに共通する3つのポイントが書かれています。それがマッチョな強いリーダーでなくても実践可能な内容でとてもしっくりきたので、ご紹介いたします。本の中では、さまざまな具体例が書かれていて非常に面白かったので、ぜひリーダーや組織づくりで悩まれている方は読んでみてください。
 

1. 成功しているチームは、安全な環境がある

まず、第一に共通することとして「心理的安全性」について書かれていました。

高圧的な態度と恐怖政治でチームをまとめあげるマネジメントも、ある意味正解ではあると思います。この本に書かれている「安全な環境」とは、言い換えると「恐くない」「圧迫を感じない」などと言えますが、自分にはその方が合っているなと感じました。

自分が過去に所属したチームのなかには、心理的安全性なんてなかったな〜と懐かしい思い出を回想しながら読んでいました。現在の自分のチームでは、誰もが安全だと思って働けているか、ということを観察しながらコミュニケーションを取っています。

具体的には、毎日のチーム定例MTGやリアルに発生するコミュニケーションなどで、とにかく発言しやすい空気づくりをして、「恐怖」や「威圧」の排除を行っています。まぁもともと私が恐怖感を与えるような雰囲気を持ち合わせていないので、無理なく行えています。
 

2. 成功しているチームは、弱さを共有できている

次に、弱さを見せ合い相互に助け合える関係づくりについて書かれていました。これには「リーダーが率先して弱みを見せる」ということもポイントとして紹介されていました。お互いに弱さをさらけ出せれば、チームとしての弱点をお互いに補おうという気持ちも働くし、お互いのフォローにも入りやすくなります。

私の場合、隠しきれないほど弱い部分があるので、毎日さらけ出してメンバーに助けてもらっている状態です。というか弱さが通り過ぎて、メンバーに迷惑を掛けてしまっているかもしれませんね……。弱さを見せすぎて、メンバーから愛想を尽かされないかだけ、ただただ心配になります。

この部分に関しては、十分に弱さを共有はできているので、もう少し頼れるリーダーを目指したいと思います。

3. 成功しているチームは、共通の目標を持っている

ほかのビジネス書では「1」や「2」よりも先に、この共通の目標について書かれていることがほとんどです。この本では、心理的安全性と仲間の特徴把握&サポートの精神が備わってこそ、ようやく共通目標に向かえるようになるということが書かれています。

この本に出会うまでは、完全に、①目標の共有 → ②具体的タスク という流れでしか思考できていませんでした。まずは関係値と環境づくりというものが大事で、その土台があって初めて目標に向かえるのだということを、この本が教えてくれました。

チーム結成してもうすぐ半年。この半年間、チーム内で模索しながら実践できているのは、1. 安全な環境づくりと、2. 弱さの共有 までとなります。

3の共通目標に関しては、もちろんチームの目標数字の共有はできていますがそういうことではなく、みんなのキャリアとチームの成長と数字をかけ合わせたような目標設定を、みんなで一緒に立てる必要があると考えています。ただし、本音でそれを一緒に立てるには、「1」と「2」が十分である必要があります。私のチームとしては、次の段階にようやく取り組み始めるという段階にあると思っています。
  

まとめ

「リーダーなんだから強い姿を見せなきゃ」みたいな固定観念を持たれている方も少なくはないのでは?

今回ご紹介した本『最強チームをつくる方法』では、先の固定観念を吹き飛ばすような考え方が紹介されていて、これなら私でも実践に移すことができました。

実践してみてチームが最強になっていっているかというと、まだまだかと思います。ただ、「リーダーとしてやるべきこと」に関する悩みは解消され、次に何に取り組むべきかわかった状態で動けています。

オラオラになりきれそうにないリーダーさんには、今回ご紹介した考え方でのチームづくりを実践していただければと思います!

またチームの近況報告させていただきますね。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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Masashi Naito
Masashi Naito Agency / Web Director / Manager / 内藤 昌史

LIG入社後、観光CtoCサービスの立ち上げから事業譲渡、コワーキングスペース事業の立ち上げからグロース、地方創生事業の立ち上げ、サテライトオフィス立ち上げなど、様々な事業をゼロから立ち上げて成長させるまでのプロセスを経験。現在は、いいオフィス広島 by LIG の運営をしながらWebディレクターを担当。

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