【アルバイトの教育方法】自発的に動いてもらうためのポイントを考えてみた

【アルバイトの教育方法】自発的に動いてもらうためのポイントを考えてみた

Haruna Okumura

Haruna Okumura

みなさんこんにちは、デジLIGのはるちゃんです。春は出会いと別れの季節でもあり、一緒に働く仲間が増えた方も多いのではないでしょうか?

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは?
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。無料説明会は、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて毎日開催中!

私のチームにも、この春大学生のアルバイトさんが増えました!

そこで今回の記事では、アルバイトさんに自発的に動いてもらえるように育成するにはどういう仕組みを作ればいいのか、どういう教え方をするのがいいのか、約2年間で10名のメンバーを育成した経験から考えてみました。

これからはじめてアルバイトを受け入れる方、アルバイトの教育担当になった方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

アルバイト育成のための準備

やることの棚卸し

まずはアルバイトのメンバーに何をやって欲しいのかを、一覧でわかるようリスト化します。エクセルやスプレッドシートなどを使って作り、いつでも見れるよう本人に共有をしておくのがおすすめです。

リストアップするときのコツとして、「OPEN/CLOSE作業」、「在庫管理」などの大まかなカテゴリ分けをした上で、細かいタスクを追加していくと抜け漏れがありません。

たとえば飲食店であれば、「接客」などと一括りにするのではなく、「予約の方が来店した際のご案内方法」、「コースメニューの注文の取り方」など、具体的なタスクをリストアップしていきます。「接客」だけだとどんなことができれば習得できたことになるのかが不明瞭ですが、細かくすることでやるべきことが明確になりますよね!

さらに業務を細分化することで、「着々と業務を覚えて正しく実行する」という成功体験が増え、自信を持ってもらうこともできます。

習得完了時期の目安を決める

その業務を覚えて一人で行えるようになるべき目安の時期について明確にします。たとえば入社してから2、3日で覚える業務なのか、1週間で覚えるものなのか、などです。時期を明確にすることで、目安通りに業務の引き継ぎが進んでいるのか、遅れているのかがわかるようになります。

習得の進捗を可視化する

習得の進捗状況もパッとわかるようにしておくと便利です。自分の上司に業務習得具合について説明するときも報告がしやすいですし、ほかの人に指導を引き継ぐときも、メンバーがどこまで覚えたのか、知っているのかを表で伝えることができます。

私の事業部の場合は、習得状況を以下のようにレベル分けしています。

例)習得状況のレベル分け

  • 「教えた」・・・一度でも教えたが、習得しているかどうかはわからない。
  • 「サポートありでできる」・・・1人ではできないが、サポートがあればできる。
  • 「1人でできる」・・・習得済み。

このような形でプルダウンで選べるようにし、すべての項目が1人でできる(=グレーアウト)状態を目指して指導をしています!

アルバイトへの教え方で意識するべきこと

組織の全体像について伝える

まずは、自分が働く組織について大まかな全体像を掴んでもらうことが必要です。

  • 組織全体のなかでどんな役割を担って欲しいのか
  • 組織全体の目標を達成するために、どんなことを意識して働いて欲しいのか

ここを伝えるだけで、働くときの意識も違ってくるのではないでしょうか。

業務の全体像や意味を伝える

業務について説明をするときも、その業務が関わるフロー全体について共有をすることが大事です。

たとえば予約の対応をしてもらう場合も、予約日時を確認して予約表に記入をするなどの作業だけを教えるのではなく、そもそも予約はどこからくるのか(自社HP、口コミサイト、SNSなど)から共有をすると、全体像が掴みやすくなりますよね。また、フローのなかでその業務が担っている役割も合わせて伝えましょう。

いち仲間として意見をしっかり聞く

自主的に動いてもらう環境を作るためには、いち仲間として改善の提案や意見がしやすい関係性を作っておくことが大事です。

心理的安全性ともいいますが、アルバイト・社員という立場関係なく、忙しいときでも傾聴を心がけましょう。

小さいことでも褒める

これは賛否両論あるかもしれないのですが、私は小さいことでもたくさん褒めることを意識しています。もちろん注意もしますが、その倍以上に褒めたりありがとうをたくさん伝えたりしています。

その他、人に教えるときのコツなどはこの記事でも詳しく解説をしておりますので、ぜひチェックしてみてください◎

今後取り組んでみたいこと

マニュアルの強化や動画化

実際にアルバイトの育成をしてみて感じたことは、人が足りていないからアルバイトを採用をしたこともあり、教えるリソースを十分にとることが難しいということです。

また拠点をまたいでオンラインの画面共有で教えることが多いため、隣にいたらもっとスムーズにいくのに……と歯がゆい思いもしました。

どうしても時間が取れないときのために、業務理解を深めるための研修動画を用意したり、オンラインで業務を引き継ぐ前提でマニュアルを強化する必要がありそうです。

面談や交流会の実施

オンラインで教えているとカジュアルコミュニケーションが取れないため、困っていることはないかな? と不安が募ることもあります。

今後は、面談や1on1(1対1のミーティング)でプライベートなこともゆるく話せる時間を設けたり、コロナの状況が落ち着けば実際にみんなでご飯に行く機会を積極的に作ったりもしたいです!

さいごに

社会人生活も5年目を迎え、教育する立場になってきていますが、後輩の成長の手助けができるよう頑張っていきたいものです……!

そんなチームワークがめちゃくちゃいい私たちが運営しているWebクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」では、一緒に働くメンバーを募集しています。気になる方は、ぜひ募集要項をご覧ください!

それではまた、はるちゃんでした〜!

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Haruna Okumura
Haruna Okumura Digital Education / School Operator / 奥村 春菜

1995年生まれ。大学卒業後、シェアハウスを扱う不動産会社の海外事業部で賃貸営業を経験。その後学生時代にアルバイトをしていた縁でLIGのコワーキングスペース「いいオフィス」に出戻りし、運営・管理業務に従事。現在は「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」で受講生の入学後のサポートを行う。コミュニティ運営が大好きで、話しかけやすいオーラを出すのが得意。

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