受講者数は昨年比約120%!デジタルハリウッド卒業生がSTUDIOオーナーに向いてる理由

受講者数は昨年比約120%!デジタルハリウッド卒業生がSTUDIOオーナーに向いてる理由

Jumpei Hayashi

Jumpei Hayashi


 
こんにちは、デジタルエデュケーション部マネージャーのペイです! デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営に携わっています。

突然ですが、デジタルハリウッド卒業生のみなさーーん!
卒業後デザイナーやWebディレクターとしてご活躍かと思いますが、セカンドキャリアとしてビジネスサイドでクリエイティブ業界を盛り上げていきたいなんて思いませんかーー!

以前、地方企業でデジタルハリウッドSTUDIOに加盟しているスクールの方々にお話を聞いた際、デジタルハリウッドSTUDIOの卒業生がオーナーとして加盟するケースが多いと聞き、気になって各地の運営者に確認してみると「私も」「僕も」と結構いたんです!

たしかに通った体験があるからこそ魅力がよくわかるし、受講者の悩みも当事者目線で考えられるからぴったりですね。

しかも!
今、教育ビジネスがアツいとご存知ですか?

コロナ禍を経て、これまで以上にフルリモートが一般的になってきているので、どこに住んでいてもあらゆる会社にエントリーできるWeb系職種の注目度が高まってきているのです。

とはいえ、スクール開設経験がないとそもそも受講生が集まらないんじゃないかとか不安になりますよね。ということで今回はデジタルハリウッドSTUDIOの卒業生で、現在はデジタルハリウッドSTUDIO仙台の運営担当者である宮崎さんにSTUDIO加盟に踏み切った理由や卒業生が運営するメリットを聞いてみました!

なんとSTUDIO仙台は受講者数が昨年比約120%という素晴らしい功績を出しているとのこと……! オーナーの鈴木さんにも会社としての考えを伺っています。

デジタルハリウッド卒業生で、クリエイター育成やスクール運営に興味がある方は必見です!
さっそくSTUDIO加盟に興味をもった方はこちら
 

デジタルハリウッドSTUDIO仙台の担当者・オーナーにお話を聞いてみた

人物紹介:STUDIO仙台 宮崎さん
株式会社メディアステーション デジタルコンテンツ事業部。STUDIO仙台の運営者・トレーナーの傍ら、Webデザイナー、動画クリエイターとしても活躍している。2017年11月にSTUDIO仙台を開業。

「デジハリを地元に作りたい」本業とのシナジーも期待しSTUDIO加盟に立候補


 
ペイ:ご無沙汰しております! 宮崎さんには前回の記事でもご協力いただきましたが、今回は卒業生としてSTUDIO開設を始められた経緯を深掘りしていきたいと思います。宮崎さんが受講生だった当時、いつごろデジタルハリウッドに通っていたのですか?

宮崎さん:15年ほど前、20代後半のときですね。当時仕事で使うために独学でWebデザインを勉強していました。そのころWeb関連の会社を経営する友人から「一緒に働かないか」と誘われたので、きちんと勉強しようと思いスクールに通うことにしました。

ペイ:たしかデジタルハリウッドのオンラインスクールで学ばれたんですよね?

宮崎さん:はい。当時、仙台でWeb関連の勉強ができるのはカルチャースクールくらいしかなかったので……。でもデジタルハリウッドSTUDIOはその頃から今も人気の「ライブ授業」などがあり、最新の情報をもとに実践的な学びを提供してくれました。

ペイ:卒業後はその友人の会社に就職されたのですか?

宮崎さん:ええ、Webディレクターとして働きました。その後今の会社に入ってインハウスデザイナーとして10年ほど働いたとき、デジタルハリウッドSTUDIOのパートナー企業募集の情報を見たんです。

ペイ:どこで情報を見つけたんですか?
 

 
宮崎さん:卒業生の「校友会」というのがあって、Facebookグループでさまざまな情報が共有されるんです。たまたまそこにアップされていました。

ペイ:おぉ、ほんと偶然なんですね。もともと「いつかはスクール運営をしたい」と思っていたんですか?

宮崎さん:自分がスクール探しに苦労した経験があるので、仙台にも本格的にデジタルを学べる場所があれば同じように学びの場を求めている人たちの助けになると思いました。地域貢献にもなりますしね。それに会社がモバイルショップを運営していてハードウェアを扱っていたので、コンテンツの部分に関わるのはぴったりだと思いました。

ペイ:でも学びの場というと、ほかにも専門学校とかいろんな選択肢があると思います。

宮崎さん:スクール運営がしたかったんじゃなくて「デジタルハリウッドSTUDIOをやりたい」と思ったんです。自分はそこに通って使えるスキルを身につけられましたから。それに業界のなかでも一歩先をいく存在という面にも惹かれました。
 

 
ペイ:上司である鈴木さんは、最初宮崎さんから提案を受けたときどのように感じましたか?

鈴木さん:グループ会社である人材派遣会社の経営を通して、教育・人材育成には興味を持っていたので、提案はすごく魅力的に感じました。それに仙台市と提携できることになり、地域貢献にもなると思いました。

ペイ:今ある事業との関連性があるというのは、大事な部分ですね。そこからスムーズに開校、受講者集めはできたんですか?

宮崎さん:当初は「デジハリ」の名前自体を知らない方が多く、大変でしたね。ですが本部がWebプロモーションを手伝ってくれたり、提携を結んでいる仙台市がイベントの告知を手伝ってくれたりしたおかげで、だんだんと認知されるようになり、開校2年目くらいで軌道に乗りました。

ペイ:開校時の本部のサポートは手厚いですよね。うちもかなり助けられました。

オープンな雰囲気、イベント開催で「つながりづくり」に注力。卒業生が卒業生を採用も


 
ペイ:前回、新型コロナウイルスの影響で手に職をつけたい人が増えて受講者数は伸びているという話でしたね。今も順調ですか?

宮崎さん:はい、昨年度は昨年対比で約120%の入学者増となりました。Webデザインを学ぶ方の増加に加えて、動画編集を学ぶ方も増加したことが要因です。

ペイ:おぉ〜。でもそれって単にコロナ禍だからだけではなく、選ばれる理由があると思うんですよね。ぜひスクールづくりのコツを教えてもらいたいです!

宮崎さん:受講生や卒業生の「横のつながり」は大事にしています。東京と違って受講生の数はそこまで多くないので、そもそもみんな距離感が近い。独自のイベントも開催していて、女子会なんかもありますよ。あとは「卒業後も気軽に遊びに来て」と呼びかけているのもあってか、卒業生もよく立ち寄ってくれますね。

ペイ:わきあいあいとした様子が思い浮かびます。

宮崎さん:ほかにはChatworkで「修了生ギルド」というグループを作っていて、そこでSTUDIO仙台が受けた仕事の一部を卒業生に実務経験として発注しています。

ペイ:スキルが身について仲間ができて仕事にもつながるとは、受講生・卒業生にはいいことづくめですね。

宮崎さん:そういえば先日、卒業生から「勤務している会社にSTUDIO仙台の卒業生が面接にきた」と連絡がありました。でも面接を受けた方の卒業生はすごく緊張して、うまく気持ちを伝えられなかったようで……。そこで二人にSTUDIO仙台に来てもらって、二次面接を実施しました。
 

 
ペイ:すごい。それってSTUDIO仙台の卒業生同士じゃなかったら、絶対あり得ないですよね!? ちなみに結果は……?

宮崎さん:もちろん合格です! Webデザイナーとしてしっかり働いているそうですよ。

ペイ:よかった! 面接を担当した卒業生も「STUDIO仙台の卒業生なら大丈夫」という思いもあったんでしょうね。

宮崎さん:そうだと思います。自分はオンライン受講でリアルな人のつながりというのは作りにくかった。だからこそSTUDIO仙台では横のつながりを特に大事にしてきました。それがこういう形で結実しているのを見ると、本当に嬉しいですね。こうやって彼らのキャリアをサポートできているのは大きなやりがいです。

ペイ:卒業生である宮崎さんだからこそできた、つながりを大事にしたスクールづくりで地域にいい循環が生まれているんですね。同じ運営者として見習わないと!

STUDIO運営は仕事をしながら学べる!本部、卒業生、企業から最新情報が集まる


 
ペイ:宮崎さん個人としてスクール運営していてどんなメリットがあると感じますか?

宮崎さん:「仕事をしながら学べる」のは最大のメリットですね。まず本部との定期ミーティングで有益な情報がもらえます。2週間に1回行われる全国の校舎とのオンライン会議では、NFTなどの最新トレンドも教えてもらえます。スタッフ研修もとても勉強になりますね。

ペイ:全国会議、すごく有益ですよね! やっぱりデジタルハリウッドは業界のなかでも大手というだけあって、情報が早くて内容も濃い。

宮崎さん:そうそう。ほかにはトレーナーを務めている現役クリエイターから、制作現場のリアルな情報も得られます。卒業前に実施する発表会ではトレーナーや見に来てくれた地域の企業から受講生に対してアドバイスがあるんですが、それもディレクター側の視点がわかって面白い。

また仙台市と連携しているので行政からの情報も入りますし、地元企業から求める人材などもヒアリングするのでキャリアサポートにも役立ちます。
 

 
ペイ:もはや仙台のデジタルに関する情報拠点ですね! トレンドを知ることができ、現場の今がわかるのは運営者の特権ですね。

宮崎さん:本当にそうですよね。だから仕事していて楽しいですね。

ペイ:会社としてはSTUDIO事業を始めたことで、何かいい影響はありましたか?

鈴木さん:Web関連の業界の知見が深まりましたね。それがきっかけでデジタルシフト、DX関連の新規事業も展開できています。

ペイ:めちゃくちゃシナジー生まれてますね! お話を聞いていて、横のつながりづくりの面でも、会社への貢献の面でも、見習わなきゃと思いました。

宮崎さん:まだまだこれからですよ。東北のどの制作現場においてもSTUDIO仙台の卒業生が何らかの形で関わっている、というところまで到達したいですね。

鈴木さん:会社としてもSTUDIO事業を通じて若者の地元定着、U・I・Jターンの促進、企業のニーズに対応した人材育成を進めて、雇用創出に取り組んでいくつもりです。

STUDIO事業についてもっと知る

デジタルハリウッドSTUDIO本部の担当者にお話を聞いてみた

デジタルハリウッドSTUDIOとは?

デジタルハリウッド株式会社が、全国各地のパートナー企業と展開するクリエイティブスクール。全国に34拠点あり、そのうち28拠点が本部から講座運営などの事業システムをパッケージで提供を受け、地域性に合わせて柔軟な運営ができる「パッケージ・ライセンス・ビジネス方式」。

人物紹介:名取裕治さん(左)
デジタルハリウッドSTUDIOスクール本部副部長。カリキュラム開発や各地のSTUDIOの運営サポートをしている。2006年に広告代理店から転職。体づくりにハマっていて食事管理もバッチリ。かなり仕上がっている。
人物紹介:竹本竜也さん(右)
デジタルハリウッドSTUDIOスクール本部マネージャー。牧場での競走馬育成、DTPオペレーターなどいろいろ経験して2005年に入社。音楽が好きで、ギターに夢中になり気がついたら朝ということもしばしば。

全国の校舎のうち4分の1が卒業生運営!運営者には業界の最新トレンドを積極的に伝える


 
ペイ:では続いてデジタルハリウッドSTUDIO本部の担当者お二人にお話をお聞きしたいと思います! まず基本的な部分を確認したいんですが、卒業生がスクール運営に携わっている校舎は全国にどのくらいあるんですか?

名取さん:パッケージ・ライセンス・ビジネス形式で運営されている校舎は全国に28校舎あるんですが、そのうちオーナーまたは運営の責任者が卒業生という校舎が7つあります。つまり4分の1ですね。

ペイ:4分の1!!! その方たちは卒業生ということ以外に何か共通点はありますか?

名取さん:属性でいうと特にないんですよね。でも私たちが日々接していて感じるところでは、みなさん学ぶことがお好きですね。新しい知識、情報に貪欲です。

ペイ:宮崎さんも「学び続けられるのがメリット」とおっしゃっていました。本部としても加盟者への情報提供には力を入れているんですか?

名取さん:はい。全国のSTUDIOが集まる会議では弊社が今注目している業界の動きについて積極的に情報を共有しています。また年に一回開催している「デジタルフロンティアグランプリ」というデジタルハリウッド全体のアワードイベントや卒展も随時ご案内しています。あ、あと受講生用の教材は見放題です(笑)。

ペイ:(笑)。業界の最新情報って都会に集まりがちですが、こうやって本部からリアルタイムで情報を提供してもらえるのは特に地方の校舎にとっては大事な情報源ですね。

宮崎さんから、特にオープン時は本部のサポートも大きかったというお話がありました。具体的にどんなサポートがあるんですか?
 

 
名取さん:事業計画を立てるところから伴走します。特にトレーナー採用は苦労されるところが多いので、本部から卒業生にアナウンスして募集したり、SNSで地域にいる人材を探したりして校舎にご紹介します。自治体と連携している校舎も多いので、そのノウハウを生かして地域連携のサポートも可能です。

竹本さん:開校後半年間は定例でミーティングを行い、募集状況を確認したり、運営面のお悩みを聞いたりして、その都度問題を解決していきます。

ペイ:全国でSTUDIOを開校してきた経験があるからこそ、運営側がつまずきそうな部分はしっかりカバーできるようにしているんですね。心強い。

運営者は「校舎の文化をつくる存在」。思いのある卒業生はぜひパートナーになってほしい


 
ペイ:そもそもなんですが、オーナーや運営者が卒業生だと本部的には運営面でどのようなメリットがあると考えていますか?

竹本さん:一番のメリットはデジタルハリウッドSTUDIOの良さをわかっているという点です。特に「人のつながりができる」という部分です。卒業生に話を聞いてみると、卒業から10年以上たっても当時のクラスメイトと連絡を取っているという方が多い。スキルを習得したということ以外に、誰かと一緒に学んだ、つながりができたという体験がみなさんの資産になっているようです。

ペイ:つながりを重視する文化は、もともとデジタルハリウッドSTUDIOが目指していた部分なんですか?

竹本さん:はい。会社として最大の目標は受講生が学びを通して自己実現をしてくれることですが、やっぱり楽しくないと続けられません。だから運営側には「何を教えるのか」と同じくらい「どうやって継続してもらうか」という部分の工夫が求められるんです。その一つの方法が、一緒に学ぶ仲間がいることだと思うんです。

それが実体験としてわかっているからなんでしょうね、卒業生が運営している校舎は積極的に勉強会やイベントを開催してくれている印象があります。

ペイ:まさにSTUDIO仙台がそうですね。
 

 
名取さん:スクール運営は単純に学びを提供するだけでなく「校舎の文化をつくる」ことが大事です。卒業生はこの文化を自分の身をもって体験しているので、それを再現しやすい。私たちとしても安心感があります。

竹本さん:あと、うまくいっている校舎を見てみると、人材育成のほかにも地域貢献への思いが強いところが多い気がします。そういう気持ちをお持ちの卒業生には、ぜひパートナーになってほしいですね。

まとめ

今回宮崎さんと本部の方から話を聞いて、デジタルハリウッドはスキルだけでなく、つながりが得られること、そして加盟側は最新の情報が得られて学び続けられるところに大きな魅力があることがよくわかりました。STUDIO本部が卒業生にオーナーになってほしい理由、そこにかける期待もめっちゃ納得できました。

LIGもいくつか校舎を運営していますが、横のつながりや校舎の文化をつくる部分はもっともっと頑張っていかねば! と焦るくらい身が引き締まりました。

では最後にちょっぴりまとめをしておきます。

▼こんな卒業生はぜひ立候補を!
  • ビジネスサイドでクリエイティブ業界を盛り上げていきたい
  • 教育、人材育成に興味がある
  • 地域の役に立ちたい
  • 業界の最新情報に触れていたい
  • 受講時によき体験をした、つながりを得たのでそれを伝えたい

興味を持った卒業生の方はぜひ応募してみてくださいね。もちろん僕みたいに卒業生じゃなくてもウェルカムだそうですよ!

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日本大学芸術学部卒業後、テレビ、ラジオ、Webメディア、プロスポーツイベント等、複数の媒体にてディレクター職を経験。2018年9月からLIGにセールスメンバーとして入社し、教育事業部に配属(現デジタルエデュケーション部)。自身がクリエイターを行なっていた経験を生かし、現在は部長としてWebクリエイタースクール事業「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の事業企画、運営を行い、クリエイター育成をミッションとしている。

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