こんにちは。エンジニアのつっちーです。
みなさんは「ソースコードから検索したい」と思ったことはないでしょうか。
「あるライブラリについて、どんなサイトで採用されているのか知りたい。」「あるCSSプロパティについて、実際のサイトでの使用例を参照したい。」
たとえばこんなとき、Googleなどの検索エンジンでは期待するような検索結果にはならないでしょう。
でもこの記事で紹介するPublicWWWとNerdyDataなら、できちゃうんです! では、それぞれ検索結果と特徴を見ていきます。
検索結果のちがい
Google、PublicWWW、NerdyData、それぞれのサービスで「Swiper」と検索し、比較してみました。スライダーライブラリ・Swiperを採用しているサイトの一覧取得を目的とします。
Googleでは、当然ながら、Swiperのオフィシャルサイトや、Swiperの使用法を説明するページがヒットします。
当然ですが、Swiper使用サイトの一覧という結果ではありません。
PublicWWW
PublicWWWは、キーワードをソースコードから検索します。そのため、「swiper.min.css」や「swiper-container」といった、HTML内の文字列がヒットしていることがわかります。
さらに、「”swiper.min.js”」と検索すれば、不要な結果がほぼ完全に除去され、Swiper使用サイトのみを一覧取得できます。
NerdyData
NerdyDataも同じく、キーワードを、ソースコードから検索します。PublicWWWと違って、ヒット箇所のプレビューが表示されないため、実際にサイトに飛んでみないと期待する結果かどうかわからないところが不便です。
でも、windowオブジェクトに生えたプロパティを検索できるらしいので、「window.Swiper」と検索することで、PublicWWWと同様にSwiper使用サイトのみを一覧取得できそうです。
それぞれの特徴
どちらのサービスも無料で利用可能ですが、制限があり、それを超える部分は伏せ字やぼかしで閲覧不能となります。月額契約は、どちらのサービスもなかなかのお値段です。
PublicWWW
全体的にNerdyDataより使いやすく、月額契約なし、サインインなしで取得できる検索結果数も大きいです。また、CSSファイルやJSファイルからも検索できるため、様々な目的で利用できます。
理由がない限りはPublicWWWを使用するとよさそうです。
- 無料では、ページランク上位100,000のサイトを、1検索につき1,000件まで確認可能
- ヒット箇所が結果画面にプレビューされる
- 検索対象をJSファイルまたはCSSファイルに変更できる
NerdyData
PublicWWWに比べて使いづらいですが、月額契約の検索結果を1回単位で買い切ることができます。
ライブラリ作者が利用状況を確認するときには、NerdyDataがちょうどよいかもしれません。ただし買い切りであっても高額です。
- 無料では、ページランクに関わらず、1検索につき50件まで確認可能
- 月額契約の検索結果を1回単位で買い切ることが可能
まとめ
個人開発しているライブラリがどんなサイトで使われているのか知りたくなり、これらのサービスに辿り着いたのですが、今ではそれ以外にもちょいちょい使っています。
使ってみると面白いので、ぜひ試してみてください。ではまた。つっちーでした。
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