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今こそデザイン思考が必要とされる理由を3分でお伝えします

ミキ

こんにちは、コンサルタントのミキです。

以前「そもそもコンサルタントとは何者か?」という内容でコンサルタントという単語の語源にさかのぼって考えてみました。

こちらの記事のなかで、コンサルタントの役割として「目的としてクライアントの抱える課題を解決することが根幹にあり、その達成のためにあらゆる手段を用いて取り組むのがコンサルタントの姿」というまとめ方をしました。

実際多くの企業において大なり小なり課題は抱えており、その解決に向かう道筋を描き、その推進を支援するという点においてコンサルタントは大いに貢献ができるかと思います。ただ企業が目の前の課題の解決ではなく、将来に向けた新たな一歩を踏み出したいときにはどのような支援ができるのでしょうか。

COVID-19による社会的影響を中心に、市場環境は目まぐるしく変化しており、将来の不確実性が高まっていることからも、多くの企業において今後の柱となる新たな事業や施策の創出に強く必要性を感じているという声をいただきます。

このように新たなイノベーションの創発に向けたアプローチはこれまでもいくつも検討されてきており、今回はそのなかの一つであるデザイン思考について考えてみました。

デザイン思考とは?

ではそもそもデザイン思考とは何なのでしょうか。ここでポイントとなるのは「デザイン」という言葉の示す範囲となります。

日常的には「良いデザインだね」というと、服や物がビジュアルとしてファッション性に優れているという意図で用いられることが多いかと思います。

ただ本来デザインという言葉の持つ範囲はそれより遥かに広いものです。わかりやすい例として、システム開発において一般的な開発プロセスであるウォーターフォール型で「要件定義→設計→開発……」と進む中の設計フェイズは英語でDesignとなります。

つまりデザインとは形や表面的なスタイリングを行うことではなく、ある目的に沿って本質的な機能や技術を具現化するために要素設計することが本来の意味するところとなります。

そしてデザイン思考におけるデザインの捉え方についても言わずもがな、表面的な色や形についての検討ではなく、より本質的な要素の構築が目的となります。

なぜ今デザイン思考が必要なのか

ではなぜ今デザイン思考にあらためてフォーカスするのか。それは先述の通り、市場動向を予測することがより困難になっているからです。従来であれば「自社としてターゲットとする層はここで、この技術、サービスでそれを届けられる」として、企業の持つ技術活用やマーケット動向調査に基づいて新しいサービスを検討することが主流でした。

しかし新たな技術が相互影響しながら市場に導入され、それにより業界の垣根も超えた事業参入やシェアリングサービスの対応など、数年先を予測することも困難な環境の中においては十分にイノベーティブな発想を行うことができない、というのが大きな課題となっています。

それに対して従来のように社内の技術や業界標準をもとにするのではなく、発想の起点を生活者であるユーザーに置くデザイン思考が重視されています。変動する環境の中でユーザーは本質的に何を求め、どのように行動しているのかを注視することで、その時代に即したリアルで新しい発想を行うことができる。

最後に

いかがでしたでしょうか。デザイン思考という言葉については聞いたことがあるものの、実際何をするものなのかよくわからないという人も多かったのではないでしょうか。

特にデザインという言葉の示す範囲を表面的なビジュアルにとどめて理解している場合は、イメージがしづらかったのではないかと思います。

最近では各企業でSNSを活用したキャンペーンなども一通り実施しきってしまい、目新しい企画や事業案を生み出すことに苦心されている方も多いのではないでしょうか。

そのようなときには、デザイン思考を活用し、あらためてユーザーの本質に迫って考え直してみると新しいアプローチが見えてくるかもしれません。

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