コンサルタントが考える「マインドセット」の重要性と身につけ方

コンサルタントが考える「マインドセット」の重要性と身につけ方

Hotaka Yamane

Hotaka Yamane

こんにちは! コンサルタントのホーです。

突然ですが、「優秀な人」の定義について、皆さまどのようにお考えでしょうか。

もちろん、職種や業界、役職によって様々な考え方があると思います。しかしながら、私はどの業界・職種・役職においても共通する一つの物差しがあると思っています。

そうです! 記事タイトルでネタバレしてしまっているのですが、マインドセットです! マインドセットこそがビジネススキルの根源ではないかと私は考えます。

そこで本日は、マインドセットの重要性と、強いマインドセットの醸成方法をご紹介させていただきたいと思います(精神論的なお話ですので、主観的内容が多分に含まれますこと、ご容赦ください)。

マインドセットとは

そもそもマインドセットとは、何を意味する言葉なのでしょうか。デジタル大辞泉では以下の通りに定義されています。

マインドセット
ものの見方。物事を判断したり行動したりする際に基準とする考え方。
(引用:デジタル大辞泉

上記のように、ものの見方や基準とする考え方として定義されています。

私たちは日々、様々なイベントに遭遇しそれらに対処しています。そして物事を対処するにあたっては、避けられないポイントがあります。それは判断です。我々は意識しているもの、無意識で行っているもの含め、常に判断を下した後で、実際の対処に移っています(生物学上の反射とは似て否なり)。

行動判断を下すための考え方をマインドセットとこの記事では定義させていただければと思います。

マインドセットが重要な理由

それではマインドセットが何故、重要なのでしょうか。結論として、すべての人がその時点で備えている能力は、その人の過去~現在のマインドセットに依存するからです。

少しわかりにくいので、新卒新入社員を例にご説明させていただければと思います(生まれたての赤ちゃんでもいいのですが、高校生くらいまでは環境要因が大きいと考えるので、ここでは新卒社員にします)。

ここでは新卒入社したばかりで能力・環境も似ている2人のAさん、Bさんで比較したいと思います。2人の違いはマインドセットだけとします。

Aさん(22歳)仕事を積極的に・失敗は他人のせいにせず・先入観を持たず仕事に取り組む。
Bさん(22歳)仕事を消極的に・失敗は他人のせいにして・先入観を持って仕事に取り組む。

果たして、どちらのほうが今後成長していくでしょうか。

私はかなりの高確率でAさんのほうが今後成長すると思います。そして、Aさんは10年度様々なスキルを身に着けていると思います。ただ、10年後のAさんは表面上ではスキル・経験が身についていているので、10年後のAさんを見てもマインドセットが根源だとは思わないはずです。

しかし、過去を振り返り、新卒時点でのAさんの姿と過程を見ると、マインドセットが重要だったと言えると思います。そのため、優秀な人はマインドセットが優れているから、様々なスキルを身に着けている、というロジックで、私はマインドセットが重要と考えています。

実際は生まれた環境などのコントロールできない部分で、それぞれのスタート地点は変わってくるのですが、マインドセットの違いが中長期的なスパンでの成長の傾きを大きく変えると思います。

強いマインドセットの構成要素

それでは強いマインドセットというのは具体的にはどのようなものなのでしょうか。完全に私見となりますが、強いマインドセットについて述べさせていただきます。

何事も自己責任で考える(他責NG)

他の誰か・モノ・環境のせいにしない。とてもシンプルです。

なぜ、他責はいけないのでしょうか? それは究極的に自分自身はコントロールすることが可能なのですが、外部環境はコントロールできないからです。コントロールできないものよりもコントロールできるもののほうが、すぐに改善に移せることができます。

また、他の人が考えていることや実情は究極的にはわからないですが、自分自身のことは自分が一番よくわかっています。そのため自分を中心に反省したほうが、より的確に深く反省することが可能です。そして、これらの振り返りの質・スピードの差が成長に大きな差を生むと考えています。

ネガティブにならず自己責任を貫くのは正直難しいのですが、この考え方を持ってから、私は他人に対して過剰な期待感を抱かなくなりましたので、ストレスが溜まらなくなりました。

積極的に物事に取り組む(チャレンジ力)

ここでの積極性は、自発的に未知の領域に挑戦していける力を指しております。

未知の領域に自ら飛び込んでいける人は、飛び込んだ先で様々な経験を積むことができます。スキルというものは成功・失敗含めて様々な経験を経る中で形成されるものですので、積極性があればあるほど、経験を積むチャンスをつかみやすいというわけですね!この要素もマインドセットとして私は重要だと考えております。

先入観を持たず、何事も受け入れる(受容性)

組織で活動していると、色々な人から様々な意見の衝突が起こると思います。ここで相手の意見を受け入れられるかどうかが受容性という要素です。

相手の意見を受け止められるかどうかは、当人の今後の成長にも大きく関わってきます。先入観を持って相手の意見を受け入れられないと、視野が広がりませんし、視野が広がらないことには新たな発見も見つかりにくくなります。

逆に様々な人の意見を受け入れられる人は幅広い視点で物事を見ることができるようになるので、多くの知見を吸収することができると思います。

強いマインドセットの育成方法

それでは、強いマインドセットを育むには、どうすれば良いのでしょうか。ここではマインドセットの育成方法について、私見を述べさせていただければと思います。

Step1.ラーニングゾーンに該当する仕事を行う

人材開発においてラーニングゾーンは有名な概念ですが、当人の能力を少し超えたレベルの仕事を行う、という意味合いとご認識いただければと思います。

マインドセットを鍛えるためには多少の障壁を乗り越える経験・過程が重要となりますので、ラーニングゾーンに該当する仕事を部分的にでも担当していただきたいと思います。何故、ラーニングゾーンに該当する仕事を行う必要があるかは、後段のステップで解説いたします。

ゾーンの定義
コンフォートゾーン:快適な状態。慣れている仕事を不自由なくこなしている状態。
ラーニングゾーン:不馴れな仕事だが、目標を立てて進めている状態。
パニックゾーン:自分の能力を遥かに超えており、見通しが立てられない状態。

Step2.どのような形であれ、最後まで仕事をやり抜く

ここでは仕事をやり抜く定義は、完璧品質ではなくて、主体的に最後まできちんと仕事をやり抜くレベルを指しております。

ラーニングゾーンに該当する仕事をこなしているので、仕事を行う中で様々な課題が発生すると思います。しかし、発生した課題含めて当人が主体的にやり切ることが重要です。

当然わからないこともあるかと思いますが、放置せずに、わからないことを主体的に探しに行くなど、人によって差が生まれる部分だと思います。

Step3.結果を自己評価し、評価結果をフィードバックしてもらう

ラーニングゾーンの仕事はうまくいかないことも多いです。少なくとも完璧に終わることはまずないと思います(完璧にできる仕事は、ラーニングゾーンには該当しないと思います)。

そこで、うまくいかなかったポイントを自分自身で、的確に振り返ることができるかどうかが、この一連の流れでの最も重要なポイントととなります。このポイントで、他責NG・チャレンジ精神・受容性の内容をきちんと盛り込んだ自己評価ができれば、正しいマインドセットにあると思います。

しかし、失敗を見落としている、見て見ぬふりをしている、外部環境のせいにしているなど、一回目でうまく振り返りをできる人は多くないです。そこで、第三者に、この一連の流れをフィードバックしてもらうことが良いです。自分の目だけだと甘くなってしまうので、客観的目線で評価してもらうことが重要です。

この一連の流れを繰り返し行うことで、仕事に自発的・積極的に取り組み、また自己責任の考え方が染みついてくると私は考えています。

最後に

ここまで、マインドセットが重要な理由をご紹介させていただきました。精神論が続いたので、もうお腹いっぱいですね……。ただこうして書いてみると、当たり前のことでした。当たり前を徹底できる人が一番強いというわけですね!!

今回は自戒の意も込めて、記事に残させていただきました。完全に精神論的な記事となってしまいましたので、主観的な内容が多分に含まれておりましたが、いちコンサルタントの拠り所として、ご参考にいただけますと幸いです。

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Hotaka Yamane
Hotaka Yamane Strategy&Consulting / Consultant / 山根 穂高

日系コンサルティング会社を経て現職。金融/メディア/通信業を中心に企業間アライアンス推進、新規サービス企画、マーケティング戦略立案、販売管理システム導入等のプロジェクトに従事。

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