こんにちは。ディレクターのビールです。
はじめてのブログ執筆です! 今回はフロント/バックエンドのエンジニアだった自分の経歴から、サイト制作前に押さえておきたい3つのポイントをまとめてみたいと思います。
「サイトの制作/リニューアルを検討しているが、何から手をつければいいかわからない……」ということでお悩みの担当者の皆さん、まずはこの3つのポイントを押さえておきましょう。
ドメインはどこで管理してる?
サイトを公開するにあたって必要不可欠な「ドメイン」。LIGのWebサイトで言うと、「liginc.co.jp」がドメインです(Webサイトの住所みたいなものだとよく言われますね)。
サイトのリリースにあたって、ドメイン管理画面に入って設定を変更する場合もあるので、自社で管理しているのか、あるいはサイトを制作した制作会社が管理しているのか、事前に把握しておくことが重要になります。
制作前に「ドメインをどこで管理してるかわからない!」と、ご相談いただくケースも少なくないのですが、そんなとき僕は「TECH-UNLIMiTED」さんの以下サービスを使って調べています。
▲liginc.co.jpだとこんな感じ
このようにドメインの所有者情報(WHOIS)は誰でも簡単に調べられますので、制作前にぜひ把握しておきましょう。
Webサーバーは?
ドメインと同様、サイトの公開に必要不可欠となる「サーバー」。
共用サーバー・VPS・クラウドサービスなど今や様々なサービスがありますが、サイトリニューアルの場合は、どのサーバー会社のどんなサービスを契約しているのか、今一度見直し、まずは現状を把握しましょう。
ちなみに僕は「aguse」というツールを使って、事前にクライアント様のサーバー情報を調べることが多いです。
▲LIGのサイトはこんな感じ
「逆引きホスト名」というところを見ると、サイトのコンテンツデータが置いてあるサーバーのホスト名(コンピュータ名)が表示されます。「ホスト名を見てもわからない!」という場合は、表示されたホスト名で検索してみると、何のサーバーを使っているかをなんとなく推測できたりもします。
ちなみに、下記も一緒に調べられるので便利です。
- サイトの基本情報
- マルウェアチェック
- 証明書の情報(SSLサイトの場合)
- URLリンク情報
- サーバ位置情報
- DNS情報
- URLブラックリスト判定結果
ただし、aguseを使って調べられるのはあくまで概要であって、すべての情報が正確にわかるというわけではありません。契約時のメールなどをしっかり確認するようにしましょう!
メールサーバーはどうなってる?
レンタルサーバーを利用されているクライアント様で、メールサーバーは別のサービスを利用されていることも少なくありません。
事前に把握しておかないと「サイトをリニューアルしてからメールが使えなくなった!」ということになりかねないので、事前にチェックしておきましょう。
公開手順を決めよう
公開手順を事前に決めておくと、エンジニアとしては非常にありがたいです……!
手順についてはプロジェクトによって多岐にわたるので、一概に「この方法が一番良い」というものはないのですが、手順を決めるにあたって必要な情報はだいたい決まっています。
大枠で言うと以下のようなものでしょうか。
- 新規ドメインを取得して制作するのか、既存ドメインを使うのか
- サーバーを新規契約するのか、現状契約しているサーバーを利用するのか
- 利用するサーバーの環境(WordPressでの構築なら利用できるPHP・MySQLのバージョンなど)
- DNSゾーン情報はどのような設定になっているか
このような情報を事前に明確にしておくことで、「あのサーバーを使うならPHPのバージョンはこれかこれになるな」「公開時にMXレコードの設定を忘れないようにしないと」「ドメインがアレになるからGitのリポジトリ名はコレにしておこう」などなど、細かい部分まで事前に決めておけるのです。
まとめ
既存のドメインやサーバーの契約情報は制作会社側で把握できないことも多いので、Web担当者の方にこの記事を読んでいただき、今一度現状把握を行うきっかけにしていただけると幸いです。
もちろん、制作前に決めておくことはこの他にもまだまだたくさんあるのですが、今回は一旦ここまで。
以上、エンジニア出身ディレクターの僕から見た制作前に押さえておきたいポイント3選でした!
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