ブランディングのために行っていることをWeb制作会社の視点でお伝えします

ブランディングのために行っていることをWeb制作会社の視点でお伝えします

たまさん

たまさん

Webディレクターのたまさんです。最近、「LIGさんってブランディングもできる?」と聞かれることが増えたので、受託先である我々Web制作会社がブランディングに対して担っている部分・意識していることを記事にしようと思います。

また、弊社だけでなく身近なWeb制作会社さんが行っている具体例も紹介させていただきたく、ブランディングに強みを持っている札幌の制作会社、commono株式会社さんにお話しを聞きました。後半パートにてcommonoさんとのインタビューのやりとりをお伝えさせていただきます。

ブランディングとは?

「ブランディングとは?」でGoogle検索してみると、案の定さまざまな意味が出てきます。私は、企業が持っている「理想の企業像」と顧客が持っている「その企業に対するイメージ」のギャップを埋める行為、とシンプルに定義しています。

いろいろな人の話を聞いて、これが一番イメージしやすく、かつ仕事としてもやりやすい考え方だったためこのように定義しています。Webサイト制作、特にコーポレートサイトのリニューアルに関しては、ほぼほぼこの考えで制作しているので、企業のブランディングの一部を行っていると言えます。

具体的に何をやるか?

理想の企業像と顧客が持っているその企業のイメージを確認し、言語化と可視化をします。

シンプルに「御社の理想の企業像って何ですか? また、顧客が持っているその企業のイメージは何ですか?」と聞きますが、やはりいきなり答えていただくのは難しく、「この機会に我々と一緒に考えましょう!」となることが多いです。

そして考える際は、以下のテーマでキーワードをたくさん出していきます(実際はもっと細かいところも聞きながら言語化・可視化していくことが多いです)。

  • 自社のことについて、顧客に上手く伝わってると思うこと
  • 自社のことについて、顧客に上手く伝わってないなと思うこと

このキーワードの洗い出しはプロジェクトにかかわるLIGメンバーと、クライアント企業のメンバーを中心に、代表の方から新入社員の方まで、単純なヒアリングや、ワークショップの形式で行います。

LIGでは、ご依頼いただく案件に対して、やんわりと誰でも挙手できる雰囲気があります。そのため、ご依頼いただく企業様自体やその企業様が展開しているサービスのファンの人が担当する可能性が高かったりします(そこはLIGの本当に良いところだなと思います)。

したがって企業様のファン目線での印象と、実際の企業様の気持ちのギャップを見つけやすいというところがあるかもしれません。

そして理想の企業像と顧客が持っているイメージを確認し、言語化したうえでデザイン作成やコンテンツ企画を行います。

Webサイトを制作する際、「理想の企業像」を中心に構築しデザインの要素やコンテンツ作りの際に、「理想の企業像」と「顧客が持っているその企業のイメージ」のギャップを埋める部分を強化する、というような感じです。

commono(コモノ)さんのブランディング

ここまでは「ブランディングってなにするの?」というところを、弊社の話を混ぜながらできるだけとっつきやすく説明してきました。ここからはブランディングが得意な企業であるcommono(コモノ)さんがどんなことをしているのかに関して、この度インタビューしたのでを記そうと思います。

commono株式会社について
  • 札幌のWeb制作会社で、ブランディング、デザインに強みを持っている
  • コーヒーショップを2店舗運営しており、コーヒーに関するメディアの運営もしている


commono株式会社の代表、矢野さん

たま:commonoさんは札幌でブランディングに強いWeb制作会社、というイメージを私は持っていますが、どのようなことを意識して制作をしているのですか?

矢野さん:「クライアント様とその顧客の関係性のアップデートをする」、という意識を持って制作しております。弊社はさまざまな課題感をもったクライアント様からお仕事のご依頼をいただきますが、目の前の課題を解決するだけでなく、「本当の課題はなんなのか」をクライアント様と一緒に考えることが多いです。

その企業が持っている理念であったり、描いているビジョンを聞き、実現させるために必要なことを一緒に考えます。加えて、その企業が地域社会に存在している意義を考えることも大切にしています。

たま:その企業が地域社会に存在している意義ですか? なんだか壮大なことを考えているように思えるのですが。

矢野さん:自身の故郷が子供の頃といまでは大きく変わってしまった、と考える方は多いのではないでしょうか。とても便利になった一方で何か大切なものがたくさん消えてしまったと私自身感じています。

さまざまな企業様と仕事をした経験、そして私自身の故郷でのこの原体験によって、私は一度関わった企業様とはとことん付き合っていきたいという思います。そしてあらゆる企業にとって地域社会との繋がりや地域社会における役割というものは大切であり、目の前の業務をこなすだけでなく、そういうところも意識して仕事をします。

たま:そ、そこまで意識してWeb制作してたのですね。すごい……。ちなみに具体例を交えて教えていただけますか?

矢野さん:クライアント様の具体例はなかなかお話しにくいので、自社サービスの事例でお話させていただきます。commonoでは札幌のコーヒーシーンを盛り上げたいという思いから、コーヒーヲタクというメディアと、POP/iN(ポップイン)というコーヒーショップを運営しています。

さらに、コーヒーと札幌の人たちとの関係性をもっとアップデートできないか? と考え、THE RELAY(ザ リレー)を先日オープンしました。

THE RELAYでは、全国各地のロースターを月替わりでご案内し、お客様一人ひとりにヒアリング(カルテも作ってます)とプレゼンテーションを行い、コーヒーを提供しております。THE RELAYでのこの体験を通じて、豆を選び、抽出方法を選択して飲むというコーヒーの楽しみ方を多くの札幌の方に知ってもらいたいと思っております。

 

たま:たしかに、カルテを作ったりお客さん一人ひとりにプレゼンするコーヒーショップは札幌ではなかなかないですよね。ただ、全国のロースターの豆を売るって、札幌のコーヒーショップの方々から悪い印象を持たれたりしないのですか??

矢野さん:初めは「北海道のロースター」というかたちでやっていました。ただ、さまざまなメディアで紹介されている全国の有名なロースターさんとの「集客力」の差が、とても大きかったのです。

そこで目的を見つめ直し、「札幌のコーヒーシーンを盛り上げる」ためには、「札幌の方々とコーヒーの関係のアップデート」が必要だと気づきました。そしてそのためには多くの札幌の人にこの活動を行わないといけないと思いました。

幸い、懇意にしてもらっているコーヒーロースターさんにはご理解いただけており、これからも活動を進めていきたいと思います。

たま:まさに理念とビジョンからくるブランディングと、地域社会に存在する意義を含んだ例のお話ですね。とてもエキサイティングなお話をありがとうございました。

まとめ

ここまで読んでいただいた方は、ブランディングということがそれほど高貴なことではなく、身近で簡単に始められることだと何となく感じているのではないでしょうか。そして、「顧客との関係性のアップデート」と「地域社会に存在する意義」を意識すると、日々行っている事業がとてもエキサイティングでワクワクするものだと思えるはずです。

もし、こちらの記事を読んで私たちと何らかの形で一緒にお仕事したいと思っていただけた方は、求人へのエントリーやお仕事の依頼のご相談をしていただけると、嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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たまさん
たまさん Webディレクター / 玉城 伸太朗

最高のものづくりをするために、関わった人たちみんなが幸せになるために、全てがスムーズに進むよう、心を込めてディレクションします。 みんなの潤滑油。様々な滑りを良くします。 それと、美味しいコーヒーを作るのが得意です。