ご無沙汰しております、コージです!
日本では、緊急事態宣言が約半年ぶりに解除されたばかりですが、今回はグローバルビジネスの現状と日本との違いをお伝えできればと思います。先日、ベトナムチームの立ち上げについてアップデートさせていただきましたが、これまで7年以上海外赴任していた経験から、グローバルにおいて起きていることが日本では正確に報道されることがほとんどないと感じてきました。
特にインドにいたときは、変なニュースもたくさんあったのですが、その端っこの変なニュースが日本ではトップニュースになって報道されてることも多々ありました。だからこそ、今我々が直面している状況を可能な限り正確にお伝えしたいと思います。
今、東南アジアでは何が起きているのか?
では、弊社がDX事業として展開している、フィリピンのセブとベトナムのホーチミンで何が起きているかを見ていきましょう。
フィリピン・セブの現状
セブでは、病院の中に入るまでにPCR検査を受けなければならないため、病院の外に長蛇の列ができているケースも多いです。
多くのスーパーやレストランも長期間閉まったままです。
日本でも当たり前になってきていますが、ショッピングモールの入り口では検温と消毒が徹底されています。
ベトナム・ホーチミンの現状
ベトナムでは、9月末までは厳重なロックダウンを実施しており、スーパーに行くことすら制限され、宅配サービスを使って食料を調達しなければならない状況でしたが、10月よりゾーンを分けて写真のようにグリーンのエリアであれば、ワクチン接種済みの人は活動できるようになるとされています。
感染者が出たエリアは、レッドゾーンと指定されて封鎖・隔離を徹底しており、クイックテストをこのエリアに住む全住民に行なっています。この方法は、パンデミックが起こったときからベトナムで徹底されている方法です。
スーパーに買い物に行けないため、宅配サービスを使う人が多いですが、これもエリアによっては入れない、通れないなどがあったり、ドライバーのPCR検査・抗体検査に時間がかかるなどしているため、不便な生活を強いられている状況です。
9月に行われる中秋節というお祭りでは、これまで(画像左側)は家族で外に出て楽しんでいましたが、今年(画像右側)は誰も外に出られず閑散としています。来年は違ったかたちでお祝いできることを祈るばかりです。
ロックダウンを徹底しているため、完全に経済活動はストップしています。
私が住んでいた2013年〜2017年の頃、こんな風景はあり得なかったですね。
上記の2013年の様子と比べるとその違いは明らかで、当時はバイクと車で地面が見えないくらいでした。
グローバルビジネスを止めない施策
これまで、現状や過去との比較を見てきましたが、これからはLIGがビジネスを継続していくためにどんな取り組みをしているかを紹介させていただきます。徹底的な感染対策はもちろんですが、それ以外にも一次情報の収集やエンゲージメントに時間を割いています。
オンラインミーティングではありますが、ロックダウン時には、困っていることや家族のことについて会話する機会を作りました。また、公共交通機関が正常に動かない場合は送迎サポートなども行なっています。
オフィスは定期的に隅々まで消毒をしており、万が一に備えます。
出社しているメンバーは、必要な距離を取り必ずマスクとパーテーションがある状態で会話することを徹底しています。
セブ島においては、公共交通機関が正常に動いていないこともあるため、仕事上移動が必要な社員送迎しています。
ベトナムでは、特にチームの絆が重要ですが、100%リモートワークで勤務しており、リモートでKAMPAIというオンラインイベントを開催し、家族のことや普段困っていることを共有するなど、エンゲージメントに励んでいます。
最後に
セブ、ホーチミンにおいて実際に起きていることや、どんな対策をしているかをお見せしてきましたが、繋がりが一番重要だと改めて感じています。日本側のチームとセブ側、ホーチミン側のチームの繋がりだけでなく、セブ・ホーチミンの2ヶ国のチーム内での繋がりも、意識的に作らなければ希薄化してしまって、大きな問題に発展してしまいます。
対策には最善を尽くしながら、可能な限りコミュニケーションを取ることや、その土地のルールを守りながら、現地の人の声(一次情報)を聞くことを大切にしています。
ビジネスを発展させようとすればするほど、誰かが編集したニュースや誰かを介した情報ではなく、自分で取りにいった情報で判断することが重要だと思います。
みなさんがグローバルでも、ローカルでもビジネスを展開する際に役立てれば幸いです!
では、また!