【初心者向け】Web広告とは?主要な5種類の広告とやるべきことを解説

【初心者向け】Web広告とは?主要な5種類の広告とやるべきことを解説

Mako Saito

Mako Saito

みなさんこんにちは、LIGのマーケターのまこりーぬ(@makosaito214)です。

私が初めてWeb広告の出稿を検討した約5年前、「Web 広告」でググると大量に出てくるカタカナだらけの広告手法を前に呆然としたことをいまでもハッキリ覚えています。

……あれから多少なりマーケティングの知識や経験を身につけまして、現在は自分で広告を運用するようにもなりました。

今回は過去の自分に届けるつもりで、

超シンプルにWeb広告を解説します!

&Web広告初心者が最初にやるべきことはなにかをズバリまとめました!

Web広告とは? なぜやるべきなの?

Web広告とは、文字どおりインターネット上に出す広告すべてを指します。

これからマーケティング施策に注力してお問い合わせや売上を伸ばしたいのなら、Web広告はやっぱりオススメです。理由は2つあります。

やるべき理由1:短期間で成果が見える

1つめは、短期間で成果が見えること。マーケティング施策にはSEO(検索エンジン最適化)やセミナー、メルマガとさまざまな手段がありますが、いずれも成果が出るまでに数ヶ月から数年かかることがほとんどです。一方でWeb広告は、一定の広告費をかければ数週間でも成果がハッキリと見えます

やるべき理由2:予算をコントロールしやすい

2つめは、予算をコントロールしやすいこと。広告運用を代理店に任せる場合は月30万円以上の予算を求められることも多々ありますが、それを加味してもテレビCMや交通広告よりはるかに少額でチャレンジできます。配信のON/OFFも柔軟に切り替え可能です。

 

……これからマーケティングに注力しようというタイミングで「大金はたいてチャレンジしましたが、まったく売上につながりませんでしたっ!」なんて失態はやっぱり避けたいですよね。Web広告なら少額でチャレンジして、成果を見て、よかったら予算を追加する、ダメだったら止める。このPDCAを1〜3ヶ月程度で回せます。だからオススメなんです!

※ただし、Yahoo!やYouTubeのTOPページなど一等地への広告掲載は配信条件が異なります

Web広告の種類は?

それでは、Web広告には具体的にどのような種類があるのでしょうか。分解して図にまとめてみました。

Web広告の種類

Web広告はこれらの組み合わせで成り立っています。並べてみるとたくさんありますが、最初に知っておくべきWeb広告はたったの5種類です。さっそく紹介していきましょう!

リスティング広告


GoogleやYahoo!で、特定のキーワードを検索した人に対してテキスト形式の広告を表示させる「リスティング広告」はWeb広告の代表格です。

代表たる所以は、もっとも成果につなげやすいから。他のほとんどの広告が年齢や性別、居住地、興味関心などをもとにターゲティングする(≒広告配信先を決める)一方で、リスティング広告はさらに「検索しているキーワード」でもターゲティングします。お問い合わせ・購入直前の人たちが調べそうなキーワードで上位表示できれば、もう勝ったも同然です。

ただし、成果に近いからこそ競争率も高く、業界によっては1クリック数千円の費用がかかることがあります。相当な広告予算を投下しないと勝ち目がないケースがあるため注意が必要です。

おもな媒体 Google・Yahoo!
リーチできる層 ニーズ顕在層

ディスプレイ広告


よく聞くWeb広告No.2の「ディスプレイ広告」は、広義ではバナー形式の広告すべてであり、狭義ではGoogleやYahoo!が提携しているあらゆるWebサイト上の枠に配信されるバナー形式の広告です。1クリック数十円に抑えられるという利点を活かし、新商品や期間限定キャンペーンの認知拡大にドカンと使われることがあります。

また、あちこちに表示できるため、リマーケティング広告として使われることもしばしばあります。リマーケティングとは、一度訪問したWebサイトの広告が追いかけてくるアレですね。リマーケティングもリスティング同様、成果に近い広告手法です。

おもな媒体 Google・Yahoo!
リーチできる層 興味関心:ニーズ潜在層〜準顕在層
リマーケティング:ニーズ顕在層

SNS広告


こちらは文字通り、SNSで友人の投稿の間に出てくる広です。アパレルやコスメの広告ならInstagramやLINE! BtoBの広告ならFacebook! というふうに、商材と相性がいいSNSを選択して出稿します。

基本的にはディスプレイ広告同様、ニーズ潜在層〜準顕在層向けの配信ですが、商材とSNSの相性がばっちりハマればグイーンと成果が伸びることもあります。リスティング広告の次に取り組むとよいでしょう。

おもな媒体 Facebook・Instagram・YouTube・Twitter・LINE・TikTok
リーチできる層 ニーズ潜在層〜準顕在層

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、アフィリエイターと呼ばれる人たちが運営しているブログにて自社の商材を紹介する記事を書いてもらい、そこから成果が発生したらお金を支払う形式の広告です。

基本的にはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)という仲介会社を通じて広告掲載を依頼します。Wi-Fiやフィットネス、スクールなど、口コミが重視されるBtoC商材ではとくに有効です。

おもなASP A8・バリューコマース・af-b・アクセストレード
リーチできる層 ニーズ顕在層

記事広告

記事広告とは、商品サービスの魅力をまとめた記事を他社メディアに取り上げてもらうことで、ターゲットへ届ける広告手法です。業界で認知度の高いメディアに出稿することで商材の信頼度を上げたり、商材名や狙いたい検索キーワードで上位をとることで長期的にお問い合わせを獲得し続けることができます。新商材のプロモーションに使われることも多いでしょう。

ちなみに、記事広告は私たちLIGの得意領域です。気になる方はぜひこちらの記事もご覧くださいね。

おもな媒体 新R25・ITmedia・NewsPicks・LIG など
リーチできる層 ニーズ潜在層〜顕在層(媒体や企画によってさまざま)

結局どの媒体に出稿すればいいの?

もちろん商材によって最適解は異なりますが、基本的な考え方はあります。

初めてのWeb広告なら、まずは「リスティング広告」を検討すべきです。なぜなら、ニーズ顕在層にアプローチできてもっとも成果を伸ばせる確率が高いから。続いて検討するなら、リマーケティング含む「ディスプレイ広告」と「SNS広告」。……正直なところまずはこれだけで十分です。現に世の中の企業が出稿しているWeb広告はほぼこれらに集約されます。

「アフィリエイト広告」や「記事広告」は、商材やマーケティング活動のフェーズに応じて、上記の基本を抑えたあとに検討するとよいでしょう。

……少なくとも、「DSP広告」「インフルエンサー活用」など、新しくてスゴそうな広告の検討は後回しにしましょう。おそらくこうしたオプションは使わずとも、基本のWeb広告で十分成果は見込めます。最初から飛びつかないように気をつけてくださいね!

Web広告はどうやって出稿するの?

リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告は、インターネット環境とクレジットカードさえあれば本当に誰でも出稿することができます

ただし、いきなり初心者が運用するのはあまりオススメできません。なぜなら、素人がやってしまうと成果が出るはずなのに出ない可能性がおおいにありえるからです(身の回りに親切丁寧に教えてくれる人がいれば、あるいは、なんとしても広告運用を習得しようという強い熱量があればなんとかいけるかも……レベルです)。

Web広告初心者が成果を出したいのなら広告代理店にお願いすることをオススメしますが、当然ながら運用代行費が発生します。「広告費の20%」が業界水準で、これ以上高い企業はほぼありません。費用面でそこまで差は出ないため、しっかりと担当者と話して、安心して任せられるかどうかで代理店は見極めましょう。

Web広告で成果を出すために最低限やるべきことは?

さいごに、Web広告で成果を出すために広告主が最低限やっておくべきことをまとめました! ぜひこれらをクリアして、Web広告を積極的に活用していきましょう!

LPのファーストビューにCVボタンを置く

広告の遷移先となるページ=LP(ランディングページ)は成果を上げるうえで非常に重要ですが、とくに注力すべきは最初に表示される画面、ファーストビューです。ここに必ず「お問い合わせはこちら」「まずは資料請求」など、CV(コンバージョン)ボタンを置きましょう。CVボタンがないとCV率が著しく下がることは多くの先人が実証済みです。

Web広告はせっかくクリックされても一瞬で離脱されることのほうが多いため、とにかく最初が勝負です。LPをスクロールしなくても、「次にどんなアクションを起こしてほしいのか」がしっかり伝わるようにしましょうね。

入力フォームは最小項目で迷わせない

もう一つLPのなかで注力すべきは入力フォームです。きっとみなさんも「フォームの入力があまりに面倒なので途中で引き返した」という経験があるのではないでしょうか。クレジットカードや住所入力が必要なECの場合、よりその傾向が強まりますよね。

フォームは入力項目を減らすことで明確に通過率が上がります。広告配信の前に改めて、既存の入力フォームがもっとシンプルにならないか、回答に迷う部分がないかを見直してみてください!

さいごに

「Web広告、種類多すぎ……結局どうしたらいいの……」とお困りのみなさんへ、こちらの記事が少しでも役に立てると嬉しいです!

また、私たちLIGもWeb広告全般の運用代行を承っておりますので、「代理店にお任せしたい!」とお考えのみなさんはぜひ気軽にご相談くださいね。

LIGに広告運用の相談をする

以上、まこりーぬがお届けしました!

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Mako Saito
Mako Saito LIGブログ編集長 / 人事部長 / 齊藤 麻子

1992年生まれ。2014年九州大学芸術工学部卒業後に採用コンサルティング会社へ新卒入社。法人営業から新規事業推進、マーケティング業務に従事したのち、2018年にLIGへ。2023年にLIGブログ編集長、2024年に人事部長に就任し、現在は自社のマーケティング・人事業務を担う。副業ではライターとして活動中。あだ名は「まこりーぬ」。著書『デジタルマーケの成果を最大化するWebライティング』(日本実業出版社)

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