レイアウトがイマイチ決まらない…
デザインを勉強し始めた方にとってつまずくポイントの1つがレイアウト。
「なんとか他と違うものを作らねば……」「余白を活かせって言われたけど……」などと思い、レイアウトをこねくり回しても、うまくまとまらないことがよくあると思います。デザイン初学者は個性を出さなきゃ! という思考に陥ってしまい、ズラすことにこだわってしまう人も多いのではないでしょうか。
もちろん他と違うことをすることは間違ってないですが、スキルがないまま己の道を進むとより迷ってしまいます。
なので僕は
デザイン初心者はとりま中央にどん!
を提唱したいです。
目次
ヒントは日の丸構図から
写真の構図で日の丸構図があります。
- 日の丸構図とは
- 日本の国旗のように写真の真ん中に被写体を置く構図のこと。主役を目立たせて視線を集めやすくする効果がある。見る人に見せたいものが伝わりやすい構図。初心者の方はまずは日の丸構図から意識してみては。
こんなかんじの構図です。
ガイドをひいてみました。主役が中央にどんと配置されています。
ほかにもこんなのが日の丸構図にあたります。
写真の世界でもまずは中央にどん! みたいです。
デザインにおける中央レイアウトのメリット
- ビジュアルが安定しやすい
- インパクトを出しやすい
- レイアウトがかんたん
- 主役がわかりやすい
僕はこの中で最後の「主役がわかりやすい」が一番のポイントだと思います。中央にレイアウトすることで見た人にとって主役がわかり、メッセージが伝わりやすくなります。つまり情報量がグッと上がるということ。
それによりレイアウトスキルがない初心者でもビジュアルがまとまりやすいのです。
中央レイアウトにもデメリットがある
日の丸構図をググると「日の丸構図はやっちゃダメ!」とよく出てきます。
その理由を調べてみると、主に下記の3つが出てきました。
- 誰でもできる
- 初心者っぽく見える
- ワンパターンに見える
なんせ誰でもできる構図、かつ一番安心する構図なのでそこそこ良くなる。でもみんながやっちゃうから同じように見えてしまう、と……。
おそらくデザイン初心者もそれを感じて、「中央にもってくると普通になるし誰でもできるし、なんとか工夫しないと……」と思うもしれません。
それでも僕は「まずは中央にどん!」を推す
デメリットがありますが、それよりも普通なもの、誰でもできるものをちゃんと作れるようになるほうが大事な気がします。まず王道を進みましょう。
LIGブログでもたくさん中央レイアウト
LIGブログのアイキャッチでもたくさんの中央レイアウトが使われています。
The中央レイアウト。アイソメのイラストがかわいすぎるマジで。
オシャレに作字した文字を中央にどんして、イラストレーション感あるモチーフを周りに配置しています。
カメラの線画を中央にどんして、周りに文字をレイアウトしています。線画イラストの緻密さでビジュアルのクオリティをぐんと引き上げています。背景グラデもおしゃれだ……!
以上3つはデザイナー花ちゃんのアイキャッチ。すべて中央レイアウトですが、イラストや書体の選び方、周りの装飾などでめちゃくちゃ素敵な仕上がりすぎる……!!
ほかにもたくさん中央レイアウト
メッセージを中央にどん! キャンペーンやセミナーの告知も中央レイアウトをすることでインパクトをもたせてメッセージを強められます。
中央にどんされたケビンさん。文字もアグレッシブなものをセレクト。勢いあってすごい。
「台東区割」というキャッチーなワードを中央にどん。まわりは英語を想起させるイラストを散りばめています。
インパクトあるモチーフを中央にどんして、周りにイラストを小さめに配置しています。
タイトルを中央にどんして中の文字装飾で情報量を担保しています。
まだまだあります。
まだまだ!
まだまだまだ!
どれも中央にどんしてますが、それぞれ個性が出ています。
ではその個性はどうだすんでしょうか?
中央にどんしてモチーフのクオリティを上げる
どれをとっても中央にレイアウトしつつ、モチーフを映えさせる工夫をしています。
- 文字組みをこだわる
- 素材(イラスト・写真)をこだわる
- 印象に残るコピーにする
「これはこれでどれも難しいじゃん……」ってなりますよね(笑)。
でも、まず中央にどんしてるおかげでビジュアルが安定するので、他の要素をブラッシュアップすることに注力できます。つまり中央レイアウトがクオリティ担保の保険になっているわけです。
レイアウトはバランス感が難しく、初心者がやるとどうもぎこちなくなりがちですが、モチーフを映えさせることを優先することで完成までの道が開けるのではないでしょうか。
まとめ
言いたいことは1つです。
レイアウトに悩むデザイン初心者の方は、
とにかくまずは中央にどん! です!!
最後までお読みくださりありがとうございました!
ではまた!
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