冷静さを取り戻す方法!無茶なスケジュールを捌くときに知っておきたいこと

冷静さを取り戻す方法!無茶なスケジュールを捌くときに知っておきたいこと

Hiroyoshi Saito

Hiroyoshi Saito

皆さんはじめまして、こんにちは。エディターのヒロです。

これまで十数年間にわたり、紙媒体オンリーで編集をしてまいりましたが、今年の3月よりLIGに入社しました。

 

さて、今回は自己紹介とあわせて無茶なスケジュールに直面した際の対処法について書いてみたいと思います。

といっても本格的なものではなく、社会人になって3年未満ぐらいの方に向けての心構え的なものと思ってください。

まずは自己紹介から

専門学校を卒業後、営業職として一般企業に就職したものの、若気の至りもあり数ヶ月で退職。その後、知人の紹介でぶんか社にてアルバイトとして働き始めたのがきっかけで編集の道に。10代向けの女性ファッション誌をメインに、編集アシスタントとして仕事をしていました。渋谷109全盛の頃ということもあり、よくマルキュー前でファッションスナップをやってました! もちろんロン毛で。

ぶんか社で働き始めて2年ぐらい経った頃、編集部の方のすすめでフリーライターへ。ファション、バイク、モノ系など、さまざまなタイプの雑誌にて原稿を執筆。仲間とともにムックを作ったりもしました。

ちなみに、コレ。

▲ムック内の特集企画でのひとコマ。某漫画の登場人物のコスプレをして白煙を出しながら江ノ島界隈を疾走! バイクはKH400改 ロケットカウル仕様! ギャラリーからの声援が凄かった!

 

20代も後半に差し掛かったあるとき。

編集プロダクションの方から「新しく会社を作るんだけど、一緒にやらない?」と誘われ広告制作の道へ。ちょうどそのころ、子どもを授かったこともあり、「そろそろ、落ち着くか!」と誘いを快諾。それから10年以上にわたり、その会社でクライアント業務を主とした紙メディアを制作してきました。

そして2021年。「もっと表現の幅を広げたい!」という想いから、WEB業界への参入を決意! 40オーバー+コロナ禍での転職という状況に、周りの方たちの興味を一身に受けながらも転職活動わずか一ヶ月で、無事LIGに着地。周りの方へたいしたネタを提供することもできぬまま、現在に至ります。

無茶なスケジュールとは?

さて、冒頭でもお伝えした通り今回のテーマは無茶なスケジュールに直面した際の対処法です。

ここでいう無茶なスケジュールとは、

・クライアントワークで10Pぐらいの特集を、企画立案から校了まで10日間で仕上げなければならなくなった(経験済み)

というようなもの。

この10日間には企画立案はもちろん、企画立案のためのリサーチ、デザイナーやカメラマンなどの外部スタッフの手配に加え、取材先の選定及びアポ取り、取材・撮影、原稿の執筆、デザイン作業、入稿、色校確認など、さまざまな業務が発生します。

 

LIGでの仕事に例えるならば、4,000文字ほどの企業記事コンテンツを企画立案から出演者決め、納品まで、1週間ぐらいでやらなければならないイメージでしょうか? もちろんその間には取材や撮影はもちろん、原稿執筆、クライアントの初稿、再稿確認も含まれます。当たり前のように、これ以外にも他の案件や業務はいろいろとあります。

とにかく、のっぴきならない状況だということはご理解いただいた上で……果たして、緊急事態とも言えるこの状況をどう乗り越えたらよいのでしょうか?

 

よく言われているのは下記のような方法かと思います。

 

  1. タスクを整理してToDoリストを作る
  2. →今抱えているタスクを全て洗い出し、それらをToDoリスト形式で整理する。

  3. タスクに優先順位をつける
  4. →「重要度と緊急度」のマトリクスを作り、そこに整理したタスクを振り分け、順位をつけていく。

  5. 仕事を進める
  6. →振り分けた順位に沿って仕事をこなしていく。

すぐにこの方法に移行できるのが理想です。しかし入社3年目ぐらいだと、おそらく多くの方がパニックになり、何をどうすればいいかわからず、頭が真っ白になって思考がフリーズしてしまうと思います。

ちなみに、この思考がフリーズするという症状ですが、精神科医の西多昌規先生によると、人間が緊張した時に分泌される「ノルアドレナリン」などの神経伝達物質が、脳に刺激を与えすぎて起こる現象だとか。ノルアドレナリンは、働きすぎることで前頭葉に備わるワーキングメモリの働きを鈍らせる傾向があり、これにより情報処理や記憶がうまくいかず、「言われたことが頭に入らない」といった状態を引き起こすのだそうです。

出典:西多 昌規著/「テンパらない」技術 (PHP文庫) (日本語) 文庫

 

で、そうならないために日ごろからタスクや時間の管理が重要なのですが、誰しもが完璧に管理をできるわけではありません。人には得手不得手というものがあります。かくいう自分も、タスクや時間の管理が大の苦手です。

何より、パニックになっている……。そう、パニクってるわけです。前頭葉がなんだかモワ〜っとしている、あの感じです。そんな状態の時に世間で言われているような方法がおこなえるのであれば、苦労はしません。

 

では、どうするか?

 

 

そうなった時に自分が一番大切にしていること。

 

 

それは冷静になることです。

できれば、今の自分を少し俯瞰に見られるぐらいまで、落ち着きを取り戻すのが理想です。

 

なんだ、そんなことかと思うかもしれません。しかし、前頭葉が熱くなり、頭が真っ白になっている状態で冷静さを取り戻すことは、意外と難しいのです。

とくに人間は自分が経験したことのない事態に直面すると、恐怖感を抱きます。そうなってしまうと、もう何にも手につきません。

そんな状態の時に、どうやって冷静になるか。

自分が心がけていた3つの方法をお伝えします。

パニックから冷静さを取り戻す3つテクニック

①パニクっている自分を受け入れる

まずは、パニクっている自分を受け入れること。もし上司や同僚と一緒にやっているのであれば、そういった方達に「すいません。今ちょっとパニクってます」と伝えるのものありです。周りからどう見られるか、という自分の外に気を向けるのではなく、まずは自分の状態を知るために内に気を向ける。そうすることで自分自身を客観的に見ることができるようになり、冷静さを取り戻すきっかけとなります。

自問自答をするのもおすすめです。「なぜテンパっているのか?」「仕事が多いからか? わからないからか?」 「本当に全部わからないか?」「いや、わかるものもある」といった具合に。我テンパる、ゆえに我あり、です。

②ネガティブワードではなくボジティブワードを言う

「終わらない」「辛い、どうしよう!」「絶対無理」と、ついついネガティブな言葉を発してしまいますが、嘘でもいいので、できるだけポジティブな言葉を発するようにしましょう。ネガティブワードは、自分を後ろ向きな気持ちにさせてしまいます。プラスの言葉を発していれば、自然とポジティブになり、気持ちも晴れやかになっていきます。

「盛り上がってきたー!」
「これできちゃったら、俺すごくねー?」
「すっげー、楽しそう!」
「ヒーーーハーーー!!」

鏡の中にいる自分に向かって笑いながら言うと、さらに効果ありです

③タスクを減らす

メールを返す、資料をまとめる、など、どんなことでもいいので、考えずに短時間(10〜15分ぐらいが理想)でできるタスクから片付け、少しでも仕事量を減らすようにしましょう。

無茶なスケジュールのときは、『作業をこなす方法』よりも『作業を減らす方法』を考える、という視点を持つことが重要。タスクが少し減るだけでも心が楽になるはずです。

そうして冷静さを取り戻して初めて、全体を俯瞰しながらタスクの優先順位をつけていくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

冷静さを取り戻す自分なりの方法をひとつでも見つけておくと、いざというときに本当に楽になります。

ここで挙げた例は、あくまでも僕なりの方法であって、万人に通用するものではありません。

皆さんも自分だけの方法を見つけてみてください!

 

鏡の中にいる自分に向かって笑いながら言う

は、結構効果アリです!

ぜひお試しを!

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Hiroyoshi Saito
Hiroyoshi Saito Digital Marketing / Media Director / 齊藤 弘祥

専門学校卒業後、フリーライターとして活動。その後、広告制作会社に就職し、十数年に渡り紙媒体の編集者として従事。2021年にLIGへ転職。WEB媒体の編集者として、オウンドメディア支援を担当。2022年より、LIGブログのPR記事制作ディレクターに。

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