【検証】CV率2.5倍!?エンジニアに頼らずEFOにチャレンジしてみた

【検証】CV率2.5倍!?エンジニアに頼らずEFOにチャレンジしてみた

Mako Saito

Mako Saito

みなさんこんにちは、LIGのマーケターのまこりーぬ(@makosaito214)です。

まこりーぬ①

※当記事はフォーム作成ツール「formrun」の提供でお送りします

ご覧のとおり、私はいま全事業部のお問い合わせ数を増やすのに必死です。入社して3年間で広告やSEOとさまざまな施策をやってきましたが、改めて初心にかえり全施策を見直しています。

仕事柄マーケティングのプロフェッショナルにインタビューすることが多いのですが、「WebサイトのCV率改善において大事なことはなんですか?」という問いに対する諸先輩方の答えはほぼ同じです。

それは「入口と出口に注力する」ということ。つまりは、ランディングページのファーストビューとフォームが大事だということです。

……そういえば、フォームの改善には手をつけていませんでした。うちの事業はBtoB中心ですし、ECほどフォームの影響は大きくないだろう……なんて思っていたんですよね。

どれどれ、弊社のフォームのCV率はいかほどか……

PC画面



まこりーぬ②

うわっ・・・
うちのフォーム、CV率低すぎ・・・?

 

もともと「お問い合わせの質を担保したい」という意図で作られていたフォームなのでCV率は高くはないと思っていましたが、いやぁ、それにしてもこの数字は。恥ずかしくてどこかに隠れたい。

これは早急に改善するしかありません。すでにコンスタントにお問い合わせをいただいているWebサイト制作事業はなおさらです。毎日の機会損失を考えるとハゲそう。

 

フォームbefore
▲Webサイト制作事業のもとのフォーム

 

いますぐEFO(エントリーフォーム最適化)するしかありません!!!

LIGのEFO物語(ほぼ実話)

まずはEFOの定石とも言える「入力項目を減らす」ことからチャレンジしてみましょう。

参考記事:EFOとは? 問い合わせ数を倍増させるための15ポイント+おすすめツール9選

しかしながら、BtoBのお問い合わせフォームにおいて「入力項目をひとつ減らす」ということは、お問い合わせ時点での確度が測りづらくなる、営業がヒアリングしなければならない項目が増えるなど、営業側の負担を増やすことになります。当然マーケティング側だけで判断することはできません。

「半分くらい項目を減らしたいですって言ったら渋られるだろうな……却下されたらどうしよう……」とドキドキしながら制作事業部マネージャーどんさんに相談したところ……

 
slack3

め、めちゃめちゃ協力的じゃないですか……!!!(涙)

もっと交渉に時間がかかると思っていましたが、ありがたいことに即効で合意形成できました。感激です! あとはフォームをいじるのみ。エンジニアのづやさんに相談しましょう!

 
まこりーぬ、づや①

まこりーぬ:づやさん、お忙しいところすみません! Webサイト制作のお問い合わせフォームの修正をお願いしたいのですが、ここを一気に削除してもらえませんか?

 
まこりーぬ、づや②

づや:あぁ、OK。空いてる時間に見ておきます(ちょっといまクライアント案件で手いっぱいなんだよな……いつやろうかな……)。

まこりーぬ:あの、できればなるべく早めにお願いしたいんですが……(涙)。

づや:あぁ、ちょっといまリリース前でパツパツで……来週にはなんとか時間とれると思います。

 
づやさん

まこりーぬ

まこりーぬ:…………(めちゃめちゃ嫌がっとるやんこの人……)。



大変です。ここで完全に失速しました。

自社サイト専属のエンジニアを抱えているわけではないので、「内製しているからWebサイト改修が早い」なんてことはないんですよね。制作を外注している企業様ならなおさら、時間とお金がかかってしまうことでしょう……。

他の事業部のフォームもどんどん最適化していきたいので、この調子では先が思いやられます。
 

自分でフォームをいじれないと、EFOのPDCAが回らないっ!!! (涙)

 

フォーム作成のオペレーションを変えなければ……



まこりーぬgif

そうです、こんなときこそ以前PRさせてもらった「formrun」を使いましょう!!!

 

formrunとは?
formrunとは
 
株式会社ベーシックが提供しているフォーム作成ツール。2019年に以下の記事で紹介しました!

 

さっそくformrunでWebサイト制作のお問い合わせフォームを作ってみましょう。

formrunはもちろんノーコード! 誰でも簡単にフォームを作成することができます。

編集画面

あいかわらず直感的に操作できるUIでサクサク進みます。(どれだけ簡単に作れるかはぜひ前回の記事もご覧ください!)

レイアウト

選べるレイアウトで誰でもいい感じのフォームに。
 

formrunのおすすめポイント
デザインのカスタマイズ性が高い!

リッチテキスト形式で編集できるため、フォーム内に画像を差し込んだり太字を使ったりとカスタマイズできます。また、フォームのカラー・レイアウト・フォントも1クリックで変更できたり、フォームを既存のWebページ内に埋め込んだりすることも可能です。カスタマイズで、もとのコーポレートサイトのデザインに限りなく近づけられますよ。

まずはもとのフォームをざっと再現してみました。条件分岐する質問も作れて便利です!(前回PRした際は条件分岐の質問は作れませんでしたが、バージョンアップしたようです! バージョンアップ最高!)

 
条件分岐

ここから思い切って項目を……
 
項目削除
 
それはもうバッサリ削除しました。

(formrunだと一瞬で項目を削除できました。もしこれをエンジニアがおこなう場合は自動返信メールやデータベース周りなど、影響範囲がわりと広くて神経を使う作業ですよね……!)

 
さいごに必須→任意を1クリックで切り替えて……
 
任意必須
 
2〜3分でフォームの完成です!!!
 

フォームafter
▲formrunで作った実際のお問い合わせフォーム

 
また、今回はGoogleアナリティクスと連携してしっかりCV率の計測をおこなっていきます。クロスドメイン設定など少々細かな作業が必要ですが、ヘルプページがわかりやすいため悩まず進められますよ。
 
クロスドメイントラッキング
 
Googleタグマネージャーに慣れている方であれば、30分程度ですべての設定が完了します!

formrunのおすすめポイント
Googleアナリティクスと連携可! 広告のCV計測も◎

formrunはGoogleアナリティクスと連携でき、今までどおりデータを計測することができます(無料のGoogleフォームだとこのあたりの融通が効きませんよね……!)。また、代表的な媒体であるGoogle広告、Yahoo!広告、Facebook広告のCV計測に対応しています。マーケティング活動と相性が抜群ですね!

いざ、EFO検証期間のスタートです。CV率が上がりますように!!!



〜 1週間後 〜

どれどれ……CV率は改善したでしょうか……。

Googleアナリティクスで数値を見ていきますよ……。

 
PC画面



 
驚くまこりーぬ

しょ、正直そんなに変わっていない……!!!

※ノンフィクションでお送りしています

うすうす気づいていましたが、多分この一文が効いているんですよね。

 
集中線

思い切って削除してみてもいいか、マネージャーと要相談です。

 
Slack2

あいかわらず協力的で神対応などんさんです。エンジニアに依頼する必要もないため、おかげさまで数時間のうちに次なる改善を加えることができました!



〜 さらに1週間後 〜

どれどれ……今度こそCV率は改善したでしょうか……

今日も今日とてGoogleアナリティクスで数値を見ていきますよ……

 
PC画面



 
まこりーぬ

CV率、上がりました!!! (涙)

もとの数字が低かったこともありますが、リアルに2.5倍くらいCV率が上がりました。嬉しいですね!!!

ただし今後、「単価の合わないお問い合わせが増えて営業が回らなくなった」といった声が挙がる可能性があります。ちょうどいいバランスを探るべくフォームの改善は続いていきそうですが……

私はもう自分自身でフォームを編集できるので、無敵です!
 

ico僕もクライアントワークに集中できて、無敵です!

 
<LIGのEFO物語 完>

EFOで成果を出すためのポイント

まこりーぬまとめ

実際にEFOをやってみて、もっとも印象に残ったのは「マーケティング側でフォームを編集できないとPDCAが回しにくい」という点でした。

今回は約2週間でチャレンジしましたが、仮にエンジニアに都度フォーム改修をお願いしていたら+1〜2週間かかっていたことでしょう。また、営業メンバーと連携をとりながら長期的に運用改善する必要があることを踏まえても、やっぱり自分で改修できる体制を整えることが必須だと感じました。

「EFOを進めたいけど自分でフォームを編集できない……(涙)」という全国のマーケティング担当のみなさん! ぜひformrun使ってみてはいかがでしょうか?

さっそくformrunを使ってみる!

気になる料金は? 他のEFOツールとの違いは?

……とはいえ、実際に利用するとなると料金や細かな仕様が気になりますよね。Q&Aスタイルで補足していきます!

Q. 獲得したリード情報はダウンロードできるの?

CSVで書き出せるのはもちろんのこと、Googleスプレッドシートへの自動出力も可能です! SalesforceやPardotとの連携にも対応しています。

また、formrun上でお問い合わせを管理できる機能もそろっています。まだCRMなどが整っていない企業様には俄然おすすめですよ。

お問い合わせ画面
▲formrun上のお問い合わせ管理機能。カンバン形式で使いやすい!

Q. いくらで利用できるの?

formrunの料金プランは以下のとおりです。無料でも使えますが、マーケティング業務においてはGoogleアナリティクスと連携ができるSTARTER以上のプランがおすすめします!

2週間の無料トライアルもできますので、ぜひ弊社のようにEFOにチャレンジしてみてくださいね。

料金

Q. 他のEFOツールとどう違うの?

formrunはEFOに特化していない分、機能で比較すると他のツールのほうがリッチなことが多いです。しかしベーシックな機能はすべてそろっているので、ご安心ください! 料金はほぼ変わらない、もしくはformrunのほうがリーズナブル。

フォーム作成の簡単さも加味して、比較検討いただくのがおすすめです!

formrun 他のEFOツール
入力支援機能 入力チェック(バリデーション)や住所の自動補完に対応 入力チェック(バリデーション)や住所の自動補完に対応、残りの回答数を表示してくれるツールもあり
レポート機能 Googleアナリティクスと連携すれば離脱率の確認が可能 管理画面から離脱率等を確認可能
料金 月額¥0〜¥25,800 月額¥5,000〜¥30,000程度
別途初期費用がかかるケースあり

まとめ:EFOのおともにformrunを

formrun

改めましてformrunは、お問い合わせフォームの改修を都度エンジニアに依頼しなければならないマーケティング担当のみなさまに、圧倒的におすすめです!

フォームが使いにくい、あるいはフォーム送信のハードルが高い状況では、どんなマーケティング施策も水の泡。ぜひみなさんも、改めてフォームまわりを見直してみてくださいね。

以上、まこりーぬがお届けしました!

formrunの無料トライアルはこちら

この記事のシェア数

Mako Saito
Mako Saito LIGブログ編集長 / 人事部長 / 齊藤 麻子

1992年生まれ。2014年九州大学芸術工学部卒業後に採用コンサルティング会社へ新卒入社。法人営業から新規事業推進、マーケティング業務に従事したのち、2018年にLIGへ。2023年にLIGブログ編集長、2024年に人事部長に就任し、現在は自社のマーケティング・人事業務を担う。副業ではライターとして活動中。あだ名は「まこりーぬ」。著書『デジタルマーケの成果を最大化するWebライティング』(日本実業出版社)

このメンバーの記事をもっと読む