こんにちは、システム開発事業 マネージャーのセイト(@seito_horiguchi)です。
わたしたちLIGはセブにいる100名超のエンジニアとともに、お客様のサービス開発を支援しています。
今回は実際にLIGのサービス開発事業を導入いただいている株式会社四月一日企画(ワタヌキキカク) 代表・森中さんに、開発パートナーとしてLIGを選んでいただいたきっかけや、リモート環境下で開発を成功させるポイントについてお聞きしました!
株式会社 四月一日企画 代表取締役 森中亮さんWebサービスやスマホアプリを活用した新規事業立ち上げの支援を行う。納品して終わりの受託型を嫌い、チームビルドから運用フェーズまで伴走するスタイルで、大手・ベンチャーなど事業主体の規模に関わらず面白いと思ったプロジェクトにコミットする。著書に「ウェブ動画力 〜ROIを最大化する動画マーケティングの実践的ノウハウ96」 |
きっかけは「うちと同じことが書いてある!」
セイト:森中さんとはもう数年来のお付き合いですが、最初はLIGブログ経由でお問い合わせいただきましたよね。弊社のオフショア開発事業は立ち上げ当初「ギルド開発」という名前だったので、そこから着想を得て作ったドラクエ風の記事がきっかけだったかと思います。 エンジニア不足を解決するLIGのサービス「ギルド開発」って?そのメリットと中身をご紹介します。
森中:そうです。実は僕たちのコーポレートサイト内にもドラクエ風のページがあってですね(笑)。弊社にはディレクターしかいないため「エンジニアやいろんな人たちを呼んできてパーティを組みクエストをクリアしてみせます!」というメッセージを込めて、こんなビジュアルを取り入れていました。
▲四月一日企画様のコーポレートサイトより
森中:「森中さん! うちと同じこと書いてあります!」ってメンバーがLIGさんの記事を見つけてきたときは、めちゃめちゃシンパシーを感じましたね。ちょうどそのときオフショア開発先を探していたので、そのままお問い合わせしました。
セイト:すごいシンクロですよね。この件あって僕は「ギルド開発って言ったらお客様に刺さるんだ!」とすっかり思い込んでいたんですが、残念ながらその後はあまりお問い合わせが続かず……事業名変更に至ります(笑)。でも、森中さんたちの目に留まることができたのでよかったです!
お問い合わせいただいたあと、実際に発注いただいた決め手はなんでしたか?
森中:僕は遊ぶように働いていたい人間なので、LIGという会社のスタンスが大好きなんですよ。真剣に仕事をしているんだけどその一面はあまり見せず、おもしろおかしく見せる感じなんかも含めて。そんな会社が提供しているオフショア開発だから選んだ、っていうのは大きいですね。同じ成果物を出すんだったら、打ち合わせや日々のやり取りがちょっと楽しいほうがみんなハッピーじゃないですか。
セイト:ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです! その後もさらに複数の開発案件をご発注いただいていますが、リピートしてくださっている理由をぜひ教えていただけますか?
森中:最初にお願いしたプロジェクトで、とてもいいエンジニアチームが作れたんですよね。ただし仕事がないとせっかくのいいチームでも解散せざるを得ない。このチームを手放すわけにはいかないと思い、継続してお仕事を依頼するようにしました。
iOSアプリならいける、CMSは経験があるのでおそらく大丈夫……というように、チームメンバーがなにができてなにができないのかも把握していたので、「この案件ならLIGさんにお願いしよう」という判断基準も明確でしたね。
セイト:最初に成功体験があったこと、メンバーのスキルセットを把握されていたことで、次の案件も依頼いただきやすかったんですね。光栄です!
エンジニアの顔が見えるところまで踏み込ませてくれる
セイト:森中さんは他の開発パートナーさんともお仕事をご一緒されていますが、LIGの特徴はどんなところでしょうか?
森中:エンジニアの顔が見えるところまで踏み込んで、直接やり取りさせてもらえることですね。他の会社さんだとわりとその手前でブロックされちゃってエンジニアと直接やり取りできないケースも多いんですよ。そうするとチームの雰囲気も、誰がなにをやっているのかもわからないので、僕としては非常にやりにくいんですよね。
もちろんエンジニアと直接やり取りするのは避けたいという方もいらっしゃると思いますが、僕としてはプロジェクトを上手く進めるためにエンジニアと直接コミュニケーションをとりたいので、非常にありがたいですね。
セイト:たしかに、そのあたりはお客様のご希望にあわせて柔軟に対応していますね。森中さんのような方であれば直接エンジニアと顔を合わせる機会を設けることもありますし、「成果物がきちんとできあがればOK」というスタンスのお客様であれば報告中心にプロジェクトを進めていくこともあります。
森中:そうですよね。僕もWebサイト作る程度の短いプロジェクトであれば顔を合わせなくても問題ないんですが、一緒にサービスを作り運営していくとなると、しっかりコミュニケーションをとらないと厳しいなと感じています。
オフショア開発って、コミュニケーションの壁をどれだけ超えられるかにかかっていると思っているんですよ。やっぱり直接顔を見ながら、一緒に資料を見ながら話す時間ってとても大事です。なのでたとえオフショア開発であっても、僕自身、あるいは僕の血が通った誰かを現地にいかせないとダメだと思っていますね。実際最初のプロジェクトは僕もセブに長期滞在しました。
オンラインであってもいかに「ぶっちゃけ話」ができるか
セイト:いまはコロナ禍でリモートでプロジェクトを進めざるをえない状況ですが、森中さん的にはやはりやりづらさを感じられていますか?
森中:過去に一緒に仕事したことがあるエンジニアならリモートでも問題ありませんが、言語の壁や国民性の違いがある新メンバーとフルリモートでプロジェクトを進めるのはやはり難しいと感じますね。週に1回定例ミーティングをやっても、なかなか伝えたいことが伝わらないんですよ。
セイト:そんな課題感に対し、現在はどのような対策をとられていますか?
森中:世の中の状況を見つつではありますが、可能な範囲で主要メンバー数名での会食をはさむ、みたいなことはやっていますね。当たり前のことではりますが、やっぱり顔をあわせてしっかり話したあとのほうがプロジェクトの進みがいいんですよ。
あとは、LIGさんの案件ではありませんが、なかなかうまくいっていないプロジェクトで「お互いのダメだと思うところを、一回全部ぶっちゃけて話そう」という1対1のオンラインミーティングをセットしたこともあります。もうケンカになってもいいや、という気持ちでやりましたね。結果そのあとの動きはかなりよくなりました。
一緒に飲みにいったら吐き出せることでもリモートの定例ミーティングでは言えないじゃないですか。このときオンラインであろうとぶっちゃけ話ができる場を意図的に設けなきゃいけないな、と痛感しましたね。
セイト:「しっかり話す場を設ける」っていうシンプルなことをどれだけ徹底できるかが大事ですよね。さまざまな開発プロジェクトを主導する森中さんの言葉だからこそ重みがあります。貴重なお話、ありがとうございました!
さいごに
「オフショア開発はコミュニケーションが肝である」というお話でしたが、まさに我々もお客様にサービスを提供するうえで、コミュニケーションの質を上げられるよう試行錯誤しています。
たとえば現在だと、テクニカルディレクターやブリッジエンジニアなど、お客様と現地のエンジニアの間に入る日本人メンバーの層が厚くなるよう組織を強化中です。お客様と一緒のチームになって伴走できるよう引き続き努めていきます!
サービス開発のパートナーをお探しの方は、ぜひLIGへ気軽にご相談くださいね。