エディター兼ディレクターのケイ(@yutorination)です。LIGではクライアントのWebメディア/サイトの編集・運営サポート、コピーライティング、それとLIGのYouTubeチャンネル「LIGちゃんねる」の制作を担当……
しているかと思いきや、社内ではしばしば「何の仕事をしているかわからない」と指(ゆび)さされています。毎週、謎の長文をLIGブログにUPしていますし……。
何もしていないオーラを昼から放っているため、Web事業部マネージャーのJackさんには顔を合わせるたびに「サボってんすか!?」と言われたりします。そう、私のモットーは「悠々自適」なのです――。
……と言いつつ、ときおり『特命係長 只野仁』的に密命を帯びて行動しており、そんな隠密行動の一環として、LIG社の重要な任務の一環である地方創生プロジェクトにもアサインされています。
昨年は、社長・吉原ゴウそしてエンジニアの高遠づやの故郷であり、LIGの運営するゲストハウス「LAMP野尻湖」のある長野県・信濃町で、地域の魅力を発信する地元のライターを育成する講座を、エディターの先輩であるきょうこさんと共におこないました。
それが好評につき、2020年度も開催の運びとなりました! というお知らせです。
昨年度の「信濃町ライター講座」について
昨年度の信濃町ライター講座は告知から各回講座のレポート記事まで、すべてこのLIGブログ上で公開してきました。
▼昨年の「信濃町ライター講座」関連記事はこちら
信濃町ライター養成講座 | 株式会社LIG
地域のライターのみなさんが書いた記事は、信濃町の移住促進サイト「ありえない、いなかまち。」内のWebマガジン「ありえない信濃町通信」で順次公開していっております。
ありえない信濃町通信|ありえない、いなかまち。長野県信濃町の移住者支援サイト
ライター講座の当初の申込者は40人ほどでスタートしましたが、全7回の講座をクリアし、自ら立案した企画が我ら編集者の審査に合格し、そこから多数のハードルを乗り越えて、無事に記事公開となったライターさんの数は4人、のべ6記事となりました。第287期ハンター試験の合格者数(7名)よりもちょっと少ないです。
記事を企画する、取材する、公開するというのは、一見簡単に思えるものの、フィニッシュまでたどり着くのはなかなか難しいのかもしれません。
そこで、今年度はもっともっと短い期間で、記事公開まで行けるライターさんをたくさん育成したい! と考えています。
2020年の信濃町ライター講座では何をやるのか
ということで本年度のプログラムは「初心者でもライターとして記事が書けるような仕組みづくり」に注力していきたいと思います。
具体的には、
- 信濃町役場、受講生ライターともに、誰が関わっても、初心者でも記事作成できるようなフォーマットとマニュアルを受講生全員に共有。
- 4回の講座内容を動画で記録し、アーカイブ動画を作成。YouTubeにアップして(限定公開)、講座を受講できなかった人もその動画を見て学習できるようにする。
などをやっていきます。
加えて、
- 昨年度に受講した町民ライター2年生の継続的育成
- 今年度、初受講する町民ライター1年生の新規育成
を通じて、町民ライターによるコミュニティ形成に取り組んでいきたいと考えています。
そのためにも、「ありえない、いなかまち。」運営元である信濃町役場の皆さんを巻き込みつつ、徐々に編集部体制を整備し、企画から編集→公開へのスムーズなフローの確立をおこなっていく予定です。
今年度の講座概要
今年はコロナの影響もあり、できるかぎりリモートで開催できる座組を考えました。2020年11月下旬〜2020年12月初旬までに、計4回の講座を予定しております。
開催会場 | 第1〜3回はZOOMウェビナーで行います。申込みいただいた方に、詳しい参加方法をアナウンスします。 最終第4回のみ信濃町で開催いたします。開催場所は後日、お知らせします。 |
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受講定員 | 20名(先着順) |
受講料 | 信濃町在住・在勤の方は無料。 信濃町以外の方は、受講料として1万円をいただきます。 |
持ちもの |
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備考 |
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日程について
第1〜3回はオンラインZoomウェビナーで、 11/21(土)、11/22(日)の2日間で集中して行い、12/5(土)の最終回のみ信濃町での開催を予定しています。
講義概要 | 内容 | |
第1回 11月21日(土) 12:00-14:00 |
「ライター・編集者の仕事」 「企画のつくり方」 「メディアとは、ブログとは、概論」 |
ライターと編集者、それぞれの役割、共通点・相違点、編集部の役割、メディアの役割について概論を学ぶ。 |
第2回 11月21日(土) 15:00-17:00 |
「ブログ記事の書き方」「取材/インタビューのやり方」 「SNS活用と写真撮影について」 |
実際の記事制作に必要な技術を具体的に学ぶ。 |
第3回 11月22日(日) 12:00-14:00 |
【ワークショップ】 「ありえない、いなかまち。」の企画を考えてみよう |
自分のやりたい企画を考え、発表し、講評を受ける。 課題:オリジナル企画をつくる。 |
第4回 12月5日(土) 15:00-17:00 |
【フィードバック】 オリジナル企画の講評 |
第3回で立てた企画をこの第4回までに進行して提出。第4回ではフィードバックをおこなう。 |
講師紹介
講師は引き続き、私と、LIGエディターユニットリーダーのきょうこさんが務めます。
平林 享子(きょうこ) エディター大阪府生まれ。編集者、ライター。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。出版社に3年勤めた後、フリーランスに。「ブルータス」「太陽」などの雑誌で編集者、ライターとして活動。2008年より、アニメーション映画制作会社のスタジオジブリに入社し、インハウスエディターとして広報誌「熱風」の編集と執筆、スタジオジブリ関連書籍の編集などを担当。ジブリ退職後の2015年よりWebメディアに移行し、いろいろなWebメディアの立ち上げ、編集と執筆を経験。2018年よりLIGに入社し、クライアント企業のオウンドメディア支援、コンテンツ制作を担当している。 編集を担当した本に『折り返し点 1997〜2008』(宮崎駿著、岩波書店)、編集・構成を担当した本に『グラフィック・デザイナーの仕事』(平凡社)、『縄文聖地巡礼』(木楽舎)、『日本の文脈』(角川書店)、『エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)などがある。 |
中野 慧(ケイ) エディター1986年、横浜市生まれ。ライター、編集者、ディレクター。一橋大学社会学部卒業後、2013年からカルチャーメディア「PLANETS」にて書籍、Webマガジン、動画コンテンツ、イベント、インターネット生放送番組の企画運営を経験。2018年よりLIGに入社しオウンドメディア「LIGブログ」運営や広報業務を務め、現在はWeb事業部にて他社Webサイトの企画・運用サポートに加え、自社YouTubeチャンネル「LIGちゃんねる」の企画・運営を担当している。 これまでの主な担当書籍に『絶望の時代の希望の恋愛学』(宮台真司著、KADOKAWA/中経出版)、『現役官僚の滞英日記』(橘宏樹著、PLANETS)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(宇野常寛著、朝日新聞出版)など。ライターとしては、5年間塩漬けにしていた単著の企画がようやく動き始めた、という噂がある。 |
参加申し込み/お問い合わせはこちらから(事前予約制)
「誰もが『発信』の担い手になる時代」と言われていますが、Webの力を活用し、「東京一極集中」を是正し、地域を元気にするために、微力ながら本プロジェクトを通じて貢献できればと考えております。
信濃町町内/町外を問わず、「Webライターになって地域の魅力を取材・発信してみたい!」という方、ぜひお気軽にご参加/お問い合わせください! みなさんのご参加、お待ちしております! お申し込みは下記Peatixページからどうぞ!