はじめに
LIGブログの読者のみなさん、おはようございます。朝から満員電車の中で通勤ご苦労さまです。それとも、お仕事を終えてご帰宅の最中でしょうか? くたくたの中、LIGブログにアクセスいただきありがとうございます。
みなさまは今お住まいのところから会社まで、何分かかりますか? 通勤の方法は電車でしょうか? 車でしょうか? 自転車でしょうか?
私は今、会社から徒歩1分未満のところに住んでいます。鬼チカです。
申し遅れました。私、Webディレクターのてらみです。LIG入社とともに上京し、ちょうど半年がたちました。
これまで「電車通勤」とは無縁の人生を歩んできましたが、上京、家探しとなったとき。ええ、東京の友人たちから「満員電車」の通勤ストレスは相当なものと聞かされておりました。住むなら絶対に会社に近いほうが良い、と。なるほどと思っていたところ、会社にあまりにも近すぎる物件を見つけることができ、即決しました。
入社時には、親切な人事のれいこさんにも家探しをサポートしてもらったのですが、
あまりにも仕事とプライベートの距離が近すぎるけど、本当に即決して大丈夫ですか!?????
と心配いただいたのもいい思い出です。
実際、日々の通勤にストレスを感じ「会社から徒歩圏内に住みたい」と思いつつも、果たしてそのような職住近接(しょくじゅうきんせつ)はいかがなものだろう、とお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで、私が実際に半年間、あまりにも会社と近い距離に住んでみてわかった、リアルなメリット・デメリットとそこから気づいたことをみなさまにお伝えしようと思います。
職住近接のメリット
通勤という概念がなくなる
徒歩1分未満というレベルで、職住近接を極めると、出発時間やその日の天候を頭で考えて気にする「通勤」という概念すらなくなります。思い立ったが吉日なタイミングとテンションで出勤します。
遅刻することがない
おかげさまで、目覚ましをかけることもなくなりました。
でも、一度だけ寝坊しました。勤怠チャットに報告したとき、「あんなに家近いのに遅刻するのかよ」と思われているんだろうかと、ひどく恥ずかしい気持ちになりました。
台風や地震の影響を受けない
大変なときに大変な思いをすることなく平常運転でいられます。
先日の台風では、全社員にリモートワークが許可されましたが、「これ、わたしもリモートワークしていいんですか?」と聞くに聞けませんでした。デメリットかもしれません。
ほぼ手ぶらで出社できる
毎日リュックを担いで出社していましたが、特に中身を触る用事がないことに気が付き、今では、財布と鍵とスマホだけ入れたサコッシュで、コンビニ気分で出社しています。冬ならぜんぶポケットに入りますね。
忘れ物しても大丈夫
会社に鍵とか忘れても絶望することはありません。ただ、「忘れ物をしないようにする」という気持ちや、準備をちゃんとする意識が薄くなってしまったのは反省すべき点だと思いました。
昼休みに家に帰ることができる
自室のベットで1時間近く昼寝ができます。これは徒歩1分未満の特権です。毎日優勝。会社のデスクで昼寝するのと、圧倒的私的空間で完全に脱力してする昼寝、20倍くらい効力に差があります。
退勤して本当に秒で帰れる
仕事でクタクタになって「今すぐ家に帰って寝たい」と思った気持ち、言葉のままに実現できます。仕事で疲れている上に、帰るために疲れを重ねないでいいのは、とてもストレスフリーでした。
何があっても寝不足にならない
仕事のトラブルで、たとえ24時に会社を出るようなことがあったとしても、24時5分就寝、たっぷり8時間の睡眠保証。朝シャワー付き。そうならないように事前に仕事を処理すべきというのはありますが、いざそうなってしまったときのセーフティネット感は、大変頼もしいものでした。
帰りを気にせず飲める・遊べる
大学生みたいでたのしい✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
職住近接のデメリット
昼も夜も休日も食事が似てきた
昼も夜も休日も、ずーっとおんなじ街にいるため、平日のランチも、退勤後の晩ごはんも、休日の食事も、いつも同じ飲食店の選択肢に迫られ、どの店もついこの前行った感があり、正直なところ、かなり飽きつつあります。決して御徒町に魅力がないということではございません。
どこへ行くのも「わざわざ行く」になった
引きこもり精神が強い私には、秒で帰れてしまう家の引力が強すぎるため、たかだか徒歩数分のコンビニやスーパーさえも、それを乗り越えて「行く」という気持ちになかなかなれずに、引きこもりが促進されてしまいました。
家と会社の往復を極めすぎた
「通勤路」「帰り道」「寄り道」という概念が消失してしまった結果、家! 会社! 家! 会社! 家! 会社! と日常の風景に家と会社しかない感がとても強くなりました。
行動範囲が狭くなり、井の中の蛙になっていた
ある往訪帰り、夜の港区をタクシーで走ることがあり、大きなビル群や輝く夜景に「こういう景色を見るのは初めてだな」と、上京してもう半年が立つにもかかわらず、素朴に感動してしまいました。台東区に暮らす女、港区を知らず。いかに自分が日頃狭い範囲で生活しているのかが身に染みました。
帰りを気にせず働いてしまうことがあった
会社の徒歩圏内に住んでいることを人に話すと「遅くまで働いちゃいそうだね」とよく言われます。「いや帰るっすw」と思いつつ、正直なところちょっとオーバーワークしすぎてしまうときも、ときどきありました。
有給休暇で家にいるとさすがにソワソワした
仕事とプライベートが近くてもまったく気にならない派の私でしたが、仕事のチャットグループがガンガン稼働しているのを見ると、「すぐそこでみんな働いている感」をみしみしと感じ取ってしまい、やや気持ちが休まらない有給休暇となってしまいました。職住近接の場合、平日に自宅で休暇を取ることに少々向いていない説があります。
こういうメリットを夢見てた
仮説:朝の時間を有効活用できる
朝に洗濯したり、読書したり、散歩したり、近所の喫茶店でモーニングしたり、悠々自適な朝活ライフをかつては期待していました。
結果:9時まで寝るようになった
住みだした当初は「なにもしなくても7時に目が冷めちゃうから暇なんだよね〜」と宣(のたま)っていたものですが、やはり慣れだすとどんどん起床時間が遅くなっていきました。正直寝ていたいという気持ちに勝てませんでした。
仮説:帰宅後の時間を有効活用できる
毎日自炊に励んだり、趣味の活動を行ったり、仕事のスキルを磨いたり、新しいことを勉強してみたり、そういう充実した夜の時間をかつては期待していました。
結果:だらだらTwitterを眺める時間がふえた
秒で帰れる家の引力と、仕事で疲れたしだらだらしていたいという気持ちに勝てませんでした。
環境を活かすも殺すも結局本人次第
家が近いことで預かった恩恵はたくさんあるわけですが、書き出してみると、「あれ……、なんか、あまり、いい感じじゃないな……」と気がついてしまいました。めんどくさがりな性格とだらしなさが加速しただけ説を唱えざるを得ない、そう感じております。
職住近接をキラキラライフにできていないのは、ひとえに私の意志の弱さと自己管理能力の低さゆえ。ディレクターとして自責の念にかられます。
それでも職住近接はきっといい
私の体験談より申し上げられるのは、職住近接は、通勤のストレスによる消耗を極限まで減らしてくれるということ。
そして、仕事とプライベートのオンオフにメリハリをつけて活動できる自己管理能力がある人には、やりたいことをやるために時間を最大限使えたり、今まで持つことができなかったゆとりや余裕のある時間を日々の中につくりだせるなど、(私には得られなかった)すばらしい恩恵を預かることができるだろうということです。
それなりな住宅街の新御徒町にオフィスを構えるLIGではともに働く仲間を募集しています。キラキラ職住近接ライフを実現したいあなたからのご応募をお待ちしております。日々を生きるLIGブログ読者のみなさまの「働き方」に、光あらんことを。
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