どうも、けんてぃです。
今年の梅雨はもう始まっているのでしょうか。雨が降ったり、寒くなったり、暑くなったり。天気が安定しなくて嫌になっちゃいますね。そんな不安定な天気に嫌気がさす今日このごろ。今回はWebデザインだけでなくVIデザイン、グラフィックデザインにも光をあて、特に感動したものを集めてみました。良いデザインを見て鬱々とした気持ちを吹き飛ばしましょう。
目次
CHORUS(コーラス) | 飛騨の家具・インテリア 日進木工株式会社
https://www.nissin-mokkou.co.jp/chorus/
こちらは飛騨にある家具・インテリア会社さんの特設サイトです。家具の特徴を見ると、機能性と合理性を追求したモダニズムの文脈から生まれた椅子のように思います。座面と肘掛の柔らかい曲線も美しく、ハンス・J・ウェグナーの椅子のような、暖かさのあるオーガニックなデザインです。
Webサイトはそんな美しい家具を一切邪魔せず、椅子そのものの魅力を引き立たせる設計・デザインになっています。不自然に長いページにするのではなく、ユーザーが自分が見たいページに飛べる設計。写真の雰囲気とWebデザインの雰囲気、アニメーション、ライティング、そしてサウンドデザインがなされていることによって、視覚、聴覚を通して「手触り」「空気感」まで感じられる。すべてがこの商品のためにデザインされています。非常にクリエイティブなデザインです。めっちゃ素敵。
個人的になのですが、制作過程のどのタイミングで、サウンドを入れることを採用したのかがすごい気になりました。
エッグフォワード | 世界唯一の人材開発カンパニー
こちらは、戦略・組織コンサルティングから人材育成、個人向け転職支援サービスを行う会社さんのコーポレートサイトです。
ヘッダー、MV(メインビジュアル)の設計が斬新です。従来のサイトのスライダーは、サイトの雰囲気を伝えるために、MV内で多くの画像見せることが多いです。一方こちらのサイトの場合は、スライダーが画面遷移の役割を果たしています。新しいUI作れるのって、すごい尊敬します。
また、https://eggforward.co.jp/solution/?type=businessのページのように、ページ数を増やさずに詳細を伝えられる設計が理にかなっていて、参考にしたいなあと思いました。ページ数が増えすぎると、どこに何の情報が載っているのかわからなくなりますよね。
MACAO CLASSIC BRAND
https://www.behance.net/gallery/81646353/MACAO-CLASSIC-BRAND
こちらはマカオで行われたイベントのグラフィックです。すみません。マカオのデザイン史はあまり知らないのでどんな文脈でこのデザインになったのかわかりませんが、香港・マカオの友人に聞いたところ、「ポルトガルのデザインじゃね?」と言われました(ほんとかな)。この作品に関しては完全に好みだけであげてしまいました。参照できそうな文献も調べてみる限りほぼなく……デザインに載っている文章はポルトガル語と中国語で読めず……。
Untitled macaoという制作会社さんの作品で、こちらの会社さんの特徴は色がとにかく綺麗。繊細な色から大胆な色使いまで本当に綺麗です。調べて見たところ、2019年1月号のブレーンの表紙も担当されていました。マカオすごい。
TAJFUNY
こちらはアジアの文学作品を扱うポーランドの出版社・書店のVI(ビジュアル・アイデンティティ)です。
海外の人にも伝わりやすい「日本らしさ」を彷彿とさせる、葛飾北斎の波と紋様があしらわれています。展開するデザインでの波と句読点「、」を組み合わせたグラフィックが素敵です。日本語バージョンも、英字の持つ雰囲気を崩さず、幾何学感のあるタイポグラフィが素敵ですね。こちらの記事に詳細が書かれています。
https://www.behance.net/gallery/80103071/TAJFUNY-Branding
東京武蔵野美術学院
さいごに、今年のJAGDA新人賞を受賞した小林一毅さんの作品を紹介します。
こちらの作品は、小林さんが当時通われていた「東京武蔵野美術学院」という美大受験生のための受験予備校のものだそうです。矢印のモチーフは東京武蔵野美術学院に通いながらも、試行錯誤、紆余曲折する学生さんを表しているそうです。いろいろな形かつ不規則に矢印を曲げるだけではなく、パースもいれる斜め上の発想に感動しました。
まとめ
いろいろなデザインに触れると知見が増えて生活がちょっと楽しくなるような気がしますね。これからも注目し続けて行こうと思います。
それではまた!
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